LIFEBOOK SH(SH76/GN)のSSD換装

更新日:2012年06月13日

2012年6月13日 追記:
本記事は、旧モデルのLIFEBOOK SH76/GNにおいて、HDDからSSDへ換装する記事です。
ただし、最新モデルのLIFEBOOK SH76/HNでも、筐体は同じであるため、同様な手順で換装できると思います。
128GB SSDはハーフスリムでマウンタが異なり、2.5インチサイズのSSDは搭載できないためご注意下さい。
また、SSDへの換装は自己責任で行ってください

 

LIFEBOOK SHは、256GBのSSDを選択すると、わりと高額です。

そのため、HDDモデルを購入しSSDへ換装したいと考える方もいると思います。

そこで、今回はLIFEBOOK SH76/GNのHDDをSSDへ換装するテストを実施しました。SSDへの換装を考えている方は参考にして下さい。

SSD 換装方法概要

SSD換装方法の概要を説明します。

SSDへ換装する一般的な方法は次のステップ1~ステップ3の通りです。

ステップ1:SSDをPCへ外付け接続する

移行先のSSDを、現状のPCに外付け接続します。接続する際は、SATA-USB変換ケーブルや、HDDケースなどを使用します。変換ケーブルやHDDケース500~3,000円程度で購入可能です。

ステップ2:ディスクの内容をコピーする

ディスクコピーソフトを用いて、移行元HDDから移行先SSDへディスクの内容をコピーします。

ステップ3:SSDを交換

最後に、HDDとSSDを交換して終了です。

今回のテストする環境

今回、換装したSSDおよび変換ケーブルは次の通りです。SSDは2012年2月に発売されたばかりのIntel SSD 520(180GB)を使用します。SATA-USB変換ケーブルは前から所持していたものを使用します。


Intel SSD 520 180GB

IDE/SATA-USB変換ケーブル あばれ馬

 

移行元HDDのディスク状況は次の通りです。Dドライブもありましたが、削除して「未割り当て」となっています。移行元HDDの容量より、移行先SSDの容量のほうが小さくなっています。

 

今回試したディスクコピーソフト(ドライブ/HDD引越しソフト)は次の通りです。なお、他にもソフトはたくさんあります。

それでは、ステップ1~ステップ3の詳細を掲載します。

ステップ1:SSDをPCへ外付け接続する

移行先SSDをSATA-USB変換ケーブルでPCに接続します。

もし、過去にSSDを別の用途で使用していて、ディスクの中がパーティションで区切られている状態の場合、一度すべてのパーティションを削除したほうが良いです。

パーティションの削除は「コンピューターの管理」>「記憶域」>「ディスクの管理」画面で実行できます。削除できないパーティションがある場合、diskpartというコマンドを使えば削除可能です。コマンドプロンプトを起動し、diskpartと入力してください。下記の使い方を参考にして、パーティションを削除してください。ただし、消すパーティションを間違えないようにご注意下さい。

list disk(ディスク一覧の表示)
select disk <数字>(ディスクの選択)
list partition(パーティション一覧の表示)
select partition <数字>(パーティションへの選択)
delete partition override (選択しているパーティションの削除)

ステップ2:ディスクの内容をコピーする

ディスクコピーソフトを使用し、移行元HDDから移行先SSDへ内容をコピーします。

ここでは、4種類のディスクコピーソフトの簡単な使い方を紹介します。

ソフト1:Intel Data Migration Softwareによるディスクコピー

Intel Data Migration Softwareを使ったディスクコピー方法の紹介です。

下記ページから、Intel Data Migration Softwareをダウンロードします。
http://www.intel.com/jp/consumer/Shop/diy/features/ssd/migration/index.htm

ダウンロードしたソフトを起動し、下記のように選択します。

 

本ソフトは、移行元HDDより移行先SSDの容量が小さくても、パーティションサイズを変更することでディスクをコピーできます。

下記の画面で、「クローン作成ウィザードの実行」を選択すると、パーティションサイズを「手動」で変更することが可能です。

もし、パーティションが自動で調整されても構わなければ、「今すぐクローンを作成」を選択してもOKです。ただし、その場合、移行先SSDではDtoDで工場出荷状態へ復元することができなくなる可能性があるためご注意ください。

 

「クローン作成ウィザードの実行」を選択した場合、次の画面のように、ソースディスクとターゲットディスクを指定します。

 

パーティションの調整方法を指定します。

今回は、パーティションサイズを自分で調整したいので「手動」を選択します。

 

下記の画面は、「手動」を選択した場合の画像です。LIFEBOOK SH76/GNの場合、一番最初と二番目のパーティションの位置とサイズを、移行元HDDと全く同じにすると、DtoDで工場出荷状態へ復元できました。

 

上の画像のパーティションをダブルクリックすると、下の画面が表示されます。この画面においてスライダーを動かすか、サイズを直接入力することで、パーティションサイズを変更可能です。

 

手動で一番最初と二番目のパーティションを、ソースディスクと同じ容量にすることが難しい、または不安なら、Cドライブの容量をあらかじめ縮小し、SSDに入るような容量にしておくと良いです。そして、先の「移行方法」の画面で「現状のまま」を選択します。

Cドライブの縮小は、Windows 7 の「コンピューターの管理」>「記憶域」>「ディスクの管理」から変更できます。もしくは、EaseUS partition masterなどの専用のパーティション変更ソフトを使用すると良いでしょう。

 

または、初めてパソコンを起動したときに、ハードディスクサイズをどうするか聞かれると思うので、Cドライブを、SSDへ入るような容量にしておくのも良いと思います。

 

後は処理を実行すれば、SSDへディスク内容がコピーされます。

ソフト2:EaseUS Disk Copy 2.3.1によるディスクコピー

EaseUS Disk Copy 2.3.1によるディスクコピー方法を紹介します。このソフトはフリーソフトです。

ただし、このソフトはパーティションの変更ができないため、移行先SSDよりも移行元HDDの割り当て容量を小さくしておく必要があります。EaseUS partition masterなどの専用のパーティション変更ソフトで、Cドライブを縮小しておきましょう。

使用方法は、まず移行先SSDを、SATA-USB変換ケーブルなどでPCに接続します。

下記ページからソフトをダウンロードします。他のソフトと間違えないようにして下さい。
http://www.easeus.com/disk-copy/

ソフトを起動すると、下記のような画面が表示されます。USBメモリやCDから起動するブータブルディスクを作成します。

 

ブータブルディスクで起動すると、下のような画像が表示されます。「Disk Copy」を選択します。

 

移行元HDDと、移行先SSDを選択し、実行すればディスクのコピーが開始されます。

 

後は処理を実行して完了です。

ソフト3:Acronis True Image Home 2012 Plusによるディスクコピー

Acronis True Image Home 2012 Plusは元々、パソコンのイメージバックアップをとるソフトです。ただ、非常に多機能であり、"ディスクのクローン作成"ツールも用意されています。

使い方は、Intel Data Migration Softwareと同様です。Intel Data Migration SoftwareはAcronisのOEMであるためです。

移行元HDDより移行先SSDの容量が小さくてもコピーできますし、パーティションのサイズも手動で自由に設定できます。

ソフト4:Paragon Hard Disk Manager Suite 11によるディスクコピー

Paragon Hard Disk Manager Suite 11も、元々はパソコンのイメージバックアップソフトですが、"HDDコピー"機能も搭載しています。

 

移行元HDDより移行先SSDの容量が小さくてもコピーできます。ハードディスクのサイズに比例してパーティションのサイズが変更されます。ただし手動でのパーティションサイズの指定はできません。

ステップ3:SSDを交換

ディスクのコピーを終えたら、HDDとSSDを交換します。

まずはLIFEBOOK SH76/GNのバッテリを外します。

 

裏面の右下にHDDが内蔵されていますので、このフタのネジをとり、フタを取り外します。

 

HDDをとりだし、コネクタや、ディスクにかぶせてあるゴムを、SSDへ付け替えます。

 

SSDを内蔵し、フタをします。バッテリも装着し、作業完了です。

 

最後に、移行先SSDの一番最初と二番目のパーティションを、移行元HDDと全く同じサイズ/位置にした場合、DtoDでリカバリできるかを確認しましたが、問題はありませんでした。

逆に、ディスクコピーソフトでパーティションを自動調整し、一番最初と二番目のパーティションのサイズ/位置が変更された場合、DtoDでのリカバリはできませんでした。

換装前と後のベンチマーク結果など

HDD搭載時と、SSD換装後のベンチマークの結果を掲載します。

高速な部類に入るSSDであるため、ベンチマークのスコアは非常に良いです。

Windows エクスペリエンス インデックス

Windows エクスペリエンス インデックスは、SSD換装後、最高点の7.9となりました。

CrystalDiskMark 3.0.1

CrystalDiskMarkの値も非常に高いです。作業をしているときも体感で速さの違いが分かります。

PC起動・停止時間

PC起動・停止時間も、HDDとSSDとでは全く異なります。

起動・停止時間
テスト内容 換装前のHDD 換装後のSSD
通常の起動・停止
(停止時は、完全なシャットダウン)
起動 45秒~1分20秒 約20秒
停止 約16秒 約12秒
※インストールしたソフト、PCの使用年月などによって、起動・停止時間は変化します

重量

重量もやや軽くなりました。

LIFEBOOK SH76/GNを購入する際の注意点

LIFEBOOK SH76/GNは、128GBのSSDのみ、2.5インチハーフスリムになります。マウンターが異なるため、後々SSDへ換装したいと思っている方は、128GB SSD以外のディスクを選択すると良いです。

最後に

今回、LIFEBOOK SH76/GNのHDDモデルを、Intel SSD 520(180GB)へ換装するテストを実施しました。

HDDから最新のSSDへ換装することで、かなりアクセス速度は速くなりました。

流行のウルトラブックは、交換できないSSDを搭載している場合が多い中、LIFEBOOK SH76/GNなら標準サイズのSSDを搭載することができます。今すぐに換装しなくても、数年後にパソコンが重たくなったと感じてきたら、最新の高速SSDへ換装することも可能です。パーツを自分でいつでも交換できるというのは大きなメリットです。

ただし、メーカー保証は受けられなくなりますし、当サイトでも動作を保証することはできないため、積極的におすすめするものではありません。可能ならば、メーカー純正のSSDを搭載したほうが無難だとは思います。予算がない場合に、この方法を実施すると良いと思います。

なお、パソコン本体の詳細なレビューは、「富士通 LIFEBOOK SH76のレビュー」をご覧ください。

 

詳細はこちら
富士通WEBMARTLIFEBOOK SH76/HN icon