HP Pavilion Desktop 595の実機レビュー

更新日:2018年9月30日

【PR】【貸出機材提供:株式会社日本HP】

CPU Core i5-8400
Core i7-8700
GPU AMD Radeon RX550
GeForce GTX 1050Ti
メモリ 最大16GB
ストレージ M.2 SSD + HDD
サイズ 約172×295×342 mm
価格 8万円台(税別)~
万能に使えるミドルスペック・タワー型PC

HP Pavilion Desktop 595は、第8世代Core プロセッサーに、GeForce GTX 1050Tiを選択できるタワー型PCです。一般的な作業から、編集などのクリエイティブな作業まで、多くのことができるスペックです。

また、奥行きが短い点も特徴です。設置できる場所の自由度が上がりますし、テーブルの上に置いても、圧迫感が少ないです。

今回、HP ENVY 27s 27インチ 4Kディスプレイも一緒にお借りしたので、合わせてレビューします。

公式サイトはこちら

 

レビュー機は、メーカーからの貸出機です。今回は次の構成でレビューをしています。

レビュー機の構成

Core i7-8700、16GBメモリ、GeForce GTX 1050Ti(4GB)、256GB M.2 SSD + 2TB HDD、
HP ENVY 27s 27インチ 4Kディスプレイ

目次

お忙しい方は、「Pavilion Desktop 595の特徴」のみお読みください。

Pavilion Desktop 595の特徴

万能なスペック

Pavilion Desktop 595は、第8世代インテルCore i5またはCore i7を搭載し、グラフィックスにはGeForce GTX 1050Tiを選択することができる万能なスペックのPCです。Web閲覧やストリーミング動画鑑賞はもちろん、画像編集や動画編集もできます。

価格はすごく安いというわけではありませんが、比較的安いほうで、レノボなどに比べるとマニュアルやサポートもしっかりしています。

 

奥行きが短い!

Pavilion Desktop 595は、奥行きが短いのも特徴で、29.5cmしかありません。テーブルの上に置いたときに圧迫感が少ないですし、奥行きが長めのテーブルなら、PCの正面に何か物を置いたり、資料を広げたりすることができます。

また、質量が5.7kgと軽いので位置をずらしやすく、PCの裏面を掃除したり、配線をしたりするときに楽です。

奥行きが短い

 

パフォーマンスのチェック

Pavilion Desktop 595のパフォーマンスのチェックです。

CPU

本製品で搭載できるCore i7-8700とCore i5-8400の性能は次の図のようになります。一般的な用途なら、Core i5-8400でも十分です。エンコードや、大量の画像のRAW現像など、CPUに大きな負荷のかかる作業をする場合は、Core i7-8700を選択すると良いでしょう。

CPU性能の目安
(CINEBENCH R15 マルチコア)
※コメントは筆者の独自判断
※灰色のバーのパーツは選択できません

 

グラフィックス

Pavilion Desktop 595は、Radeon RX550またはGeForce GTX 1050Tiのグラフィックスを選択することができます。動画編集やゲームなどをしたいならGeForce GTX 1050Tiを選択すると良いでしょう。

Web閲覧やOffice、動画鑑賞程度の負荷なら、Radeon RX550で十分です。

グラフィックス性能の目安
(3DMark Time Spy)
※コメントは筆者の独自判断
※灰色のバーのパーツは選択できません

 

レビュー機で計測したベンチマーク

以下、Core i7-8700、16GBメモリ、GeForce GTX 1050Ti(4GB)、256GB M.2 SSDの構成で計測したベンチマークスコアを掲載します。

CINEBENCH R15
~ CPU性能の評価 ~
Core i7-8700
3DMark
~ グラフィックス(3Dゲーム向け)の評価 ~
GeForce GTX 1050Ti(4GB)
CrystalDiskMark 6(SSD)
~ 内蔵ストレージ性能の評価 ~
256GB PCIe M.2 SSD
CrystalDiskMark 6(SDカード)
~ SDカードスロット性能の評価 ~
最大95MB/sのUHS-Iのカードで測定
Adobe Lightroom Classic CCによるRAW現像時間
~ 写真現像ソフト ~

LightroomのRAW現像は、グラフィックスは使わずCPUで処理します。Core i7-8700を搭載すれば、非常に高速です。

Core i7-8700
16GBメモリ
77秒
Core i5-8400
8GBメモリ
147秒
※プロファイル補正を適用した100枚のRAWファイル(1枚あたり約45MB)を同じ書き出し設定でjpegに書き出し、所要時間を計測。
Adobe Premiere Pro CCによる書き出し時間
~ 動画編集ソフト ~

Premiere Proの書き出しは、CPUとGPUの両方を使いますが、今回、GeForce GTX 1050Tiを搭載することで、非常に高速でした。

Core i7-8700
GeForce GTX 1050Ti
93秒
Core i5-8400
Intel UHD 630
440秒
※ 4K動画(約2分)に、「テキスト(ブラー付)」+「RGBカーブ補正」+「シャープ」+「自然な彩度」のエフェクトおよびBGMとなるオーディオを加え、H.264形式、YouTube 1080p HDのプリセットで書き出したときの時間
TMPGEnc Video Mastering Works 6によるエンコード時間
~ 動画変換ソフト ~
  [本機]
Core i7-8700
GTX 1050Ti (4GB)
[参考]
Core i5-8400
Intel UHD 630
x265でエンコード (※1) 13分12秒 14分56秒
NVENCでエンコード (※2) 1分08秒
QSVでエンコード (※3) 3分48秒
XAVC Sの動画(約2分、4K)をH.265/HEVCへ変換したときの時間
※1 "4K"や"8K"にも対応したx264の後継のエンコーダー。エンコードは遅いが画質が綺麗
※2 NVIDIAのKeplerコア以降のGPUに搭載されるハードウェアエンコーダー
※3 CPU内蔵のハードウェアエンコーダー

 

ゲームベンチマーク

ゲームのベンチマークスコアを下の表に掲載します。目安として、おおよそ60 fpsを超えていれば、快適に動作すると思って下さい。

ノート用グラフィックス最上位の「GeForce RTX 2080」を搭載しているので、どれも高いスコアです。重い部類のゲームでも、FHD解像度ならほとんどのゲームが最高設定で60 fpsを超えています。

また、本製品は最大240Hzの高リフレッシュレート液晶を搭載していますが、最高設定でも100 fps以上を出せるゲームが多く、高リフレッシュレート液晶の恩恵を受けることができます。

重い部類のゲーム
シャドウオブザトゥームレイダー
1920x1080 最低 82 fps
53 fps
最高 43 fps
他のグラフィックスとの比較(1920×1080、最高)
RTX 2080 101 fps [レビュー機で計測]
RTX 2080 Max-Q 90 fps
RTX 2070 88 fps
RTX 2070 Max-Q 81 fps
RTX 2060 69 fps
GTX 1660Ti 69 fps
GTX 1060 46 fps
GTX 1650 46 fps
GTX 1050Ti 30 fps
※ノート用グラフィックスのみで比較
中程度の重さのゲーム
ファイナルファンタジー 14 漆黒のヴィランズ
1920x1080 標準(ノート) 16677 / 117 fps
高(ノート) 10405 / 69 fps
最高品質 9162 / 61 fps
他のグラフィックスとの比較(1920×1080、最高品質)
RTX 2080 124 fps [レビュー機で計測]
RTX 2080 Max-Q 117 fps
RTX 2070 110 fps
RTX 2070 Max-Q 101 fps
RTX 2060 95 fps
GTX 1660Ti 95 fps
GTX 1650 65 fps
※ノート用グラフィックスのみで比較
軽い部類のゲーム
PUBG LITE
1920x1080 非常に低い 298 fps
270 fps
ウルトラ 146 fps
※トレーニングモードで計測

 

上に掲載した以外のゲームのフレームレートについては、下を参考にしてください。

 

GPU-Zで確認した情報は次の通りです。

グラフィックカードのスペック

 

 


 

 

以下、静音性、パーツの温度、消費電力を計測していますが、搭載するパーツの種類によって結果は変わります。

静音性のチェック

動作音(静音性)のチェック結果です。

デスクトップPCとしては、普通の騒音値です。

騒音値
計測機器:リオン NL-42K
部屋を極力無音にしたときの騒音値:20.0dB
※無響室で測定したわけではないので、数値は不正確です
※CPU使用率およびGPU使用率は平均値です
【PCの状態】
左から1番目:アイドル時(何も操作していない状態)
左から2番目:TMPGEnc Video Mastering Works でエンコードした時(x265)
左から3番目:FF14 紅蓮ベンチマーク ループ(60fps制限)実行時(標準品質(デスク)、1920x1080)

 

参考までに、当サイトで使用している騒音計が表示する騒音値の目安を掲載します。

使用計器の騒音値の目安

 

パーツの温度のチェック

各パーツの温度のチェック結果です。もし、あまりにも温度が高いと、パーツの寿命や動作の安定性に影響します。

エンコード時のCPU温度がやや高めかなと思いますが、問題ない範囲だと思います。

各パーツの温度
測定環境:室内温度 約26℃、 測定ソフト:HWMonitor
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです
※FF14ベンチ実行時の温度は、温度が高めになる最後のシーン

 

消費電力のチェック

消費電力のチェック結果です。数値は変動しますが、確認できた最も高い数値を掲載しています。

高性能なCPUに、外部グラフィックスを搭載しているため、やや高めの消費電力です。

消費電力
測定機器:ワットチェッカー TAP-TST7
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです
※確認できた中で、最も高い消費電力を掲載しています

 

外観のチェック

Pavilion Desktop 595の外観写真を掲載します。

 

フロントパネルは、斜めのヘアラインが施されているのが特徴的です。光学ドライブはスリムタイプです。

 

フロント側には、よく使うポート類が搭載されています。

 

側面です。奥行きが非常に狭いです。

 

背面です。GeForce GTX 1050Tiを搭載した場合、DVI、HDMI、DisplayPortが搭載されています。

 

底面は、フロント側がゴムで、リア側が本体と同じ金属製です。

 

ケース内部のチェック

ケース内部の画像です。

 

サイド部分に3.5インチストレージ、光学ドライブが取り付けられています。

 

トップフロー型のノーマルなCPUファンです。メモリは2スロットです。

 

GeForce GTX 1050Tiのグラフィックカードの画像です。

 

電源は310Wとなっています。

 

HP ENVY 27s 27インチ 4Kディスプレイ

最後に、HP ENVY 27s 27インチ 4Kディスプレイをチェックします。

3辺が狭額縁デザインとなっています。

 

スタンドの足が非常に細いのも特徴的です。高さ調節はできませんが、チルトはできます。ただ、足が細いため、やや振動の影響を受けやすく、キーボードを強めに打つと、画面がやや揺れます。

 

映像出力ポートです。なお、スピーカーは搭載されていません。電源はACアダプターにつなぎます。

 

設定ボタンは背面側にあるので押しづらいです。ただ、慣れれば、背面側に回り込まなくても、正面側から4本の指をボタンに添えて操作できるようになります。

 

以下のようなプリセットが用意されています。モードによって色合いが変わります。

 

色域は、sRGBをすっぽりカバーする広さです。

ガモット図
※ i1 Display PROでICCプロファイルを作成後、MacのColorSyncユーティリティでグラフを作成

 

まとめ

以上が、Pavilion Desktop 595のレビューです。

第8世代Coreプロセッサーに、GeForce GTX 1050Tiを搭載可能な、ミドルスペックのデスクトップPCです。Web閲覧や動画鑑賞はもちろん、画像編集、動画編集、ゲームなど、多くのことができるでしょう。

また、奥行きが短い点も特徴です。圧迫感も少なく、PC正面側に資料を広げたりすることもできます。

タワー型PCの割に拡張性は少ないですが、最近は内蔵パーツを拡張する方は少なくなってきているので、多くの方には問題ないでしょう。拡張性を気にするのなら別の製品がいいです。

 

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