MSI、Ryzen 5000シリーズを搭載し、9万円台からと割と安い15.6型ノートPC

更新日：2021年7月15日

Ryzen 5000シリーズ搭載で結構安い

MSIから、AMD Ryzen 5000シリーズのプロセッサーを搭載したビジネス向けノートPCが発売されました。

メモリが16GB、ストレージが512GBと十分な容量がありながら、9万円台から購入でき、割とリーズナブルです。

質量は約1.6kgとなっており、15インチクラスのノートPCとしては軽く、ちょっとした移動も便利です。

製品の特徴

Modern 15 A5Mは、AMDの最新モバイル向けプロセッサー、Ryzen 5 5500UまたはRyzen 7 5700Uを搭載しており、高い処理性能のノートPCです。

ただし、Zen 3アーキテクチャのRyzenプロセッサーではなく、Zen 2 アーキテクチャです。Zen 3であれば、シングルコア性能もかなり伸びたので良かったかなと思いますが、ビジネス用途なら、このプロセッサーでも十分でしょう。ワード、エクセル、パワーポイントといったソフトが快適に動きます。

もちろん、オンライン会議も問題なくできるでしょう。

16GBメモリ、512GB PCIe SSDを搭載しており、少なくもなく、多すぎもしない十分な容量です。

Inspiron 15 5515やIdeaPad Slim 550 15など、Ryzen 5000シリーズを搭載したもっと安いノートPCでも、16GBメモリの構成にすると、9万円台になってしまいます。

本製品は、Ryzen 5 5500Uモデルではありますが、 16GBメモリ、512GB PCIe SSDで99,800円（税込）で販売予定で、メーカー保証が2年付いていることも考慮すると、比較的リーズナブルではないかと思います。

液晶の色域の広さは分かりませんが、インテルのModern 15の実機をレビューしたときは色域が狭かったので、この製品も狭いのではないかと思われます。

色域を気にするなら、Modernシリーズではなく、Prestige 15などのPrestigeシリーズがいいと思います。

本製品は、信頼性と耐久性に関するMIL-STD-810G軍用規格に適合しており、持ち歩く際にも安心です。堅牢性が求められるビジネスシーンでも、安心して使用できるのではないかと思います。

ビジネスノートだと、3～5年使いたいところですが、本製品は2年間のメーカー保証のみと決まっています。この辺りはやや残念です。

インターフェースには、USB3.2 Gen 2 Type-Cx1、USB3.2 Gen2 Type-A x3、HDMI、マイクヘッドホン端子が搭載されています。Thunderboltには対応していないようです。LANポートもありません。

また、バッテリー容量は52Whと標準的で、比較的多めです。Ryzen 5000シリーズはバッテリーのもちも結構いいので、バッテリー駆動時間は割と長いのではないかと思います。

Modern A5は、7月23日から販売開始。下のMSIストアで予約を受け付けています。