パナソニック レッツノート AX2の実機レビュー(2)

更新日:2012年11月3日
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  目次  

静音性のチェック

本機の動作音(静音性)のチェック結果です。

アイドル時は静かです。動画再生時は他のPCに比べるとやや騒音値が高いと思いますが、気になるほどではありません。エンコード時はややうるさいですが、他のPCもこのくらいの騒音です。


パーツの温度のチェック

各パーツの温度のチェック結果です。もし、あまりにも温度が高いと、パーツの寿命や動作の安定性に影響します。

普通のパーツ温度だと思います。


表面温度のチェック

本体の表面温度のチェック結果です。表面温度が高すぎると、作業時に手が不快になります。

高い負荷をかけると表面、裏面とも、上部中央の温度がやや高めです。ただし、ノートPCの形状でもタブレットの形状でも手が触れることは少ない場所であるため、気になることはありません。また低い負荷のときはどの部分も低い温度であるため、触っても熱く感じることは少ないです。


消費電力のチェック

消費電力のチェック結果です。

下記の3つの状態で計測した結果、消費電力は低めです。


外観のチェック

外観のチェックです。

マグネシウムとアルミの合金を採用したボディです。レッツノートらしいシルバーダイヤモンドのカラーです。直販店のマイレッツ倶楽部なら、ジェットブラックのカラーもあります。

 

天板はボンネット構造になっていますが、古いレッツノートのように大きな凸凹はありません。天板カラーはシルバーダイヤモンドですが、他にも、ジェットブラック、エナジーレッド、フラッシュピンクなどを選択可能です。

 

PCからタブレット形状へ変形させるときのヒンジの動きを下に掲載します。液晶が180度開いた状態(左上の図)までは、液晶側の軸が回転します。これ以上開くと、本体側の軸が回転し最終的にタブレットの形状(右下の図)となります。

 

Windows 8 では、右端からスワイプするとチャームが表示され、左端からスワイプすると起動中のアプリが表示されます。この2つの動作はよく使うので、タブレットの基本的な持ち方は図のようになると思います。

液晶は非光沢であるため、タッチしても指紋は目立ちにくいですが、完全に見えないわけではありません。

 

バッテリーパックは非常に薄いです。これならもう1つバッテリーを携帯しても、かさばらないと思います。

液晶の下部の両端を挟むと、パコパコ動きます。ノート形状時に両サイドを持ってタッチ操作するとき、パコっと鳴るので少し気になります。

 

側面です。LAN、VGA、HDMIポートなど付属しており、ポートの種類は充実しています。

まとめ

以上が、レッツノート AX2のレビューです。

重量とバッテリ駆動時間に関しては、他の変形可能なハイブリッド・タブレットPCより頭一つ抜きんでています。タブレット形状で使う場合、この2つは重要なポイントです。

他の製品は、重量:約1.5kg、バッテリ駆動時間:約6時間といったスペックが多いのに対し、レッツノート AX2は、重量:約1.14kg、バッテリ駆動時間:約9時間とずば抜けて高い数値です。

また、ポートの種類も充実しています。他社製品では、LANやVGAポートを搭載していない製品が多いですが、本機はこれらを搭載し、ビジネスでも使えるような構成になっています。

ただし、最も気になったのは液晶画面の視野角です。タブレットは画面を斜めから見ることが多いため、通常の製品は視野角の良いIPSパネルを使用しています。しかし、本製品は(おそらく)TNパネルを使用しており、斜めから見ると画面が見づらくなってしまいます。また、液晶のギラつきも多く、ギラつきに敏感な方は見にくいと感じると思います。

キーボードもそれほど打ちやすくはありません。キーピッチが狭いので、普通のキーボードを使ってから、本製品のキーボードを使うと、ブラインドタッチするときに押し間違えが多く発生します(筆者の場合)。ただし、長時間このキーボードのみ使っていれば次第に慣れてくるかもしれません。

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