iOS版セキュリティアプリの比較

更新日:2019年6月7日

ここでは、iOS向け(iPhone、iPadなど)のセキュリティアプリについて紹介します。

iOSは、Android OSやWindows OSに比べると、仕様上、ウイルスに感染しにくく比較的安全なOSです。

それでも、フィッシングサイトや詐欺サイトなどの詐欺被害の危険は、他のデバイスと同様に注意が必要です。iOSデバイスの場合、この不正なWebサイトのブロック機能が最重要なセキュリティアプリの機能となるので、この部分がしっかりしているセキュリティアプリを選ぶことをおすすめします。

また、ウイルスが存在しないわけではなく、2016年に流行った「ペガサス」というiOSに感染するウイルスは有名で、iOSも100%安全であるというわけではありません。そのため、iOSのバージョンを最新の状態にするなど、注意が必要です。

その他、子どもにiOSデバイスを使用させる場合、不適切なサイトのブロックや、ネットの利用時間を制限してくれるペアレンタルコントロール機能などを備えたアプリや、無料で使用できるアプリもあります。目的に応じて、組み合わせて使用することもアリだと思います。

 

目次

 

iOS版セキュリティアプリの比較表

下記に、iOS版セキュリティアプリの機能の比較表を掲載します。

iOSのバージョンによってもアプリの機能が異なる場合がありますので、ご了承ください。

会社名 Lookout シマンテック トレンドマイクロ カスペルスキー マカフィー F-Secure ソースネクスト
iOS版
セキュリティアプリ名
Lookout モバイルセキュリティ ノートン モバイルセキュリティ ウイルスバスターモバイル カスペルスキー セーフブラウザ マカフィー モバイル セキュリティ F-Secure SAFE ウイルスセキュリティ Mobile
マルチデバイス版
セキュリティソフト名
  ノートン セキュリティ ウイルスバスター クラウド カスペルスキー セキュリティ マカフィー リブセーフ F-Secure SAFE ZERO ウイルスセキュリティ
製品画像




不正サイトブロック 〇※1  
Webサイト安全評価        
バンキング保護            



端末場所の検索    
端末カメラで撮影            
警告音    


システムチェック      
パスワード管理ツール   別アプリ 別アプリ 別アプリ 別アプリ    
データの安全な保管            
保護者機能 別アプリ 別アプリ  
SNSの設定チェック          
広告ブロック            
バックアップ          
Wi-Fiセキュリティ 〇※1          
Apple Watch連携            
ダウンロード先 メーカーサイト メーカーサイト メーカーサイト メーカーサイト メーカーサイト メーカーサイト メーカーサイト

備考

  • ※1有料版のみ対応
  • ※2メーカーサイトや実際にインストールしたソフトを確認し、機能があると確認できたものを「○」にしています。ただし、見落としがある可能性もあります。 もし、機能があるのに「○」がついていない箇所がありましたら、こちらまでご連絡下さい。メーカー様からのご指摘もお待ちしております。
  • なお、△は機能があるものの、筆者の環境では期待した動作をしなかったことを表しています。

 

各セキュリティソフトの詳細

各セキュリティソフトについて、長所、短所は次のようになっています。

Lookout モバイルセキュリティ
無料版だと機能がかなり限定的

Lookout モバイルセキュリティには、無料版で使える標準版と、有料のプレミアム版があります。

プレミアム版であれば、悪質なサイトをブロックしてくれるセーフブラウジングという機能などがありますが、無料版では使用できる機能がかなり限られています。

無料版では、iOSの更新のチェックと、パスコード保護の有無をチェックする機能と、デバイスの位置検索ツールを使用することができます。以前使用できていた、アプリ監視の機能がなくなっており、目立った特徴が失われました。

無料なので、入れておいてもいいかなとは思いますが、その場合でも、不正なWebサイトをブロックしてくれるようなアプリやブラウザと併用するといいと思います。

なお、有料のプレミアム版は、他のセキュリティアプリと比較して、価格がやや高めです。

メイン画面・セキュリティ画面・端末検索画面
ノートン モバイルセキュリティ iOS版
Web保護機能に優れたアプリ

ノートン モバイルセキュリティ iOS版は、iOSデバイスのセキュリティアプリで一番重要なWeb保護機能に優れたアプリです。

Web保護機能を使用するためには、専用のブラウザを使用しないといけない場合が多いですが、ノートン モバイルセキュリティはローカルVPNを使用し、ブラウザに関係なく危険なサイトをブロックしてくれます。そのため、使い慣れたブラウザをそのまま使用できます。

さらに、Web保護機能は、Safari、Chrome、Firefoxといったブラウザだけでなく、LINEやSNSアプリのブラウザ機能でも動作します。また、ノートンはPC版でも不正サイトのブロック率が高いため、モバイルセキュリティでも同様の高い保護能力が期待でき、安心してWeb閲覧を行えます。

その他、危険なWi-Fiを警告してくれる「Wi-Fiセキュリティ」、iOSのバージョンが最新版かをチェックしてくれる「デバイスセキュリティ」といった機能もあります。

また、別アプリですがペアレンタルコントロール機能を提供する「ノートンファミリー」の性能も優秀で、子供にiPhoneを使わせる場合にも安心です。

ノートン モバイルセキュリティ単体の購入も可能ですが、マルチプラットフォームに対応したノートン セキュリティがお得でおすすめです。なお、当サイト経由でノートン セキュリティの3年版を購入すると、2,000円分のAmazonギフト券がもらえます。こちらも是非、ご活用下さい。

Web保護・Wi-Fiセキュリティ・デバイスセキュリティ
トレンドマイクロ ウイルスバスター モバイル
日本PTA全国協議会推薦のセキュリティアプリ

ウイルスバスターモバイルは、日本でのシェア率が非常に高いトレンドマイクロが提供するセキュリティアプリです。多機能で、サポートもしっかりしているので、安心感があります。

さらに、全国PTA全国協議会からの推薦や、全国子ども会連合会推奨を得ており、子どもが使うデバイスに導入するアプリとしても評価されているようです。

コンテンツシールドを使用すると、不正なWebサイトをブロックすることができます。また、コンテンツシールドには、ペアレンタルコントロール機能も含まれており、設定しておけば、子供がアダルトページなどの有害なWebサイトへアクセスしたときにブロックしてくれます。このコンテンツシールドは、ノートン モバイルセキュリティと同じく、ローカルVPNを使用しており、ブラウザの種類を問わず動作するため、使い慣れたブラウザやLINEなどのアプリのブラウザ機能でも動作します。

その他、SNSプライバシーチェック、Webサイトの閲覧追跡防止、広告ブロック、Wi-Fi安全性チェックなど、ネットを安心して使用するための機能が揃っています。

このアプリ一つでiOSデバイスをより安全に使えるようになるため、おすすめのセキュリティアプリです。

メイン画面・コンテンツシールド・ペアレンタルコントロール機能
カスペルスキー セーフブラウザ
無料で使えるセキュリティブラウザ

カスペルスキー セーフブラウザは、他のiOS版セキュリティアプリと異なり、ブラウザ機能のみのアプリで、無料で使用できます。

フィッシングサイトや詐欺サイト等の危険なサイトへの接続をブロックしてくれます。また、設定することで、不適切なサイトへのアクセスをブロックする、ペアレンタルコントロール機能も使用できます。

もともと、Windows版のカスペルスキー セキュリティは、ペアレンタルコントロールのフィルタリング機能も高いため、セーフブラウザでも同じく高い精度のフィルタリングが期待できると思います。

ただし、カスペルスキー セーフブラウザを使用しているときだけしか、これらの機能は使えません。Safariやその他のブラウザを使用しているときは、動作しないので注意が必要です。

カスペルスキーをWindowsやMacで使用していなくても、無料で使用できるアプリなので、入れておいて損はないでしょう。ネットショッピングやネットバンキングなど、重要な個人情報を入力するサイトを開くときだけでも使用することで、リスクを低減することができます。

また、不正サイトブロック機能のないマカフィー モバイル セキュリティのようなアプリと併用してもいいと思います。

危険サイトブロック・有害サイトフィルタリング・有害サイトブロック時の画面
マカフィー モバイル セキュリティ
写真とビデオをパスコードで保護するアプリ

マカフィー モバイル セキュリティは、写真とビデオへのアクセスを制限する機能に特化したセキュリティアプリです。

不正なWebサイトをブロックする等の、ネット上の危険から保護するような機能はありません。逆に、他のセキュリティアプリには、写真やビデオを第三者に見られないように保護する機能はないので、この機能が必要かどうかで、マカフィー モバイル セキュリティが必要かどうかを判断できます。

メディア金庫と呼ばれる、暗号化された場所に写真やビデオを保存すると、パスコードを入力しないと、メディア金庫内の写真とビデオにアクセスできなくなります。パスコードの代わりに、Face IDやタッチIDを使用することもできるため、使用は簡単です。

また、こっそり見ようとした人がパスコードを3回間違えると、操作している人の写真を撮って、メールで報告してくれる機能もあります。

その他、連絡先のバックアップや盗難対策機能も備えています。

メールアドレスとパスワードを設定することで、だれでも無料で使用できます。

ただし、Web保護機能がないため、無料で使用できるカスペルスキー セーフブラウザと併用するといいでしょう。

メイン画面・メディア金庫・連絡先のバックアップ
F-Secure SAFE
家族みんなを守るセキュリティアプリ

F-Secure SAFE iOS版は、高機能のセキュリティアプリです。iOS版のセキュリティアプリとしては珍しく、バンキング保護機能も備えています。

Web保護機能に加えて、ペアレンタルコントロール機能も備えているため、家族みんなを保護してくれます。

このペアレンタルコントロール機能を使用すると、不適切なサイトのブロック、ネットの使用時間の制限を行うことができます。 設定、操作も簡単です。

ただし、Web保護機能やペアレンタルコントロール機能を使用するためには、F-Secure SAFEのブラウザを使用する必要があります。ノートン モバイルセキュリティやトレンドマイクロ ウイルスバスターモバイルのように、ローカルVPNを使用しておらず、LINEなどのアプリのブラウザ機能を使用すると、ブロックはできません。

日本のコンシューマー向けではあまりメジャーではなく、価格も高めなのがネックになります。

メイン画面・ファミリールール設定画面・バンキング保護
ソースネクスト ウイルスセキュリティ MOBILE
更新料0円で使えるセキュリティアプリ

ソースネクストの販売しているウイルスセキュリティ MOBILEは、更新料0円で長く使えるアプリです。

ホーム画面はシンプルですが、Web保護機能、連絡先のバックアップ、SNSの設定チェックなど、意外と多機能です。

不正なWebサイトをブロックしてくれるWeb保護機能を使用するには、ウイルスセキュリティ MOBILEのセーフ・ブラウザを使用しなければなりません。このブラウザは、タブブラウザではなく、Safariなどの使い勝手に慣れていると、シンプル過ぎで物足りなく感じます。

また、機能は多くても、そのうちのいくつかは、実際に使うのかな?と思うような機能です。

iOS版は2016年12月に発売されており、まだ歴史が浅いためか、実際に使ってみると、盗難対策のデバイスの位置情報の取得がうまくいかなかったりと、全体的にもう一歩、と感じることが多かったです。

注意点:App Store経由の購入では1年ごとに料金がかかります。マルチデバイス版のZERO ウイルスセキュリティを購入することで、更新料0円で使用することができるので、間違えないようにしてください。

メイン画面・SNSプライバシーチェック・連絡先のバックアップ

 

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iOS版だけで使えるアプリを購入するより、Windows、Mac、Androidでも使用できるマルチデバイス版を購入したほうがお得なケースが多いです。パソコンを所持している方や、スマホを複数台所持している方は下のセキュリティソフトもご検討下さい。