SIMフリー/LTE対応 ノートパソコンの比較
ここでは、SIMフリー/LTEに対応したモバイルノートパソコンの比較をします。モバイルWiFiルーターを使用しなくてもデータ通信が出来るため便利です。また、格安SIMを使えば、通信量は1ヵ月当たり900円などで済みます。外出先で、パソコンでインターネットをしたい方には非常におすすめです。
目次
LTE対応パソコンの選び方
最初に、簡単にLTE対応のノートパソコンの選び方を解説します。
POINT 1対応バンドを調べる
LTE対応のパソコンを購入する場合、最低限、次のバンドに対応しているか確認しましょう。ほとんどの機種は全てのバンドに対応していますが、安い機種だと対応していないバンドもあります。特にPCによっては、au回線やソフトバンク回線のプラチナバンドに対応していないケースもあるので、au系やソフトバンク系のSIMを使う方は気を付けましょう。各ノートパソコンのバンド対応表はこちらをご覧ください。
ドコモ回線のSIMカード・・・バンド1(メイン)、バンド3(東名阪)、バンド19(プラチナ)
au回線のSIMカード・・・バンド1(メイン)、バンド18 or 26(プラチナ)
ソフトバンク回線のSIMカード・・・バンド1 and 3(メイン)、バンド8(プラチナ)
POINT 2当サイトのレビュー記事を見てトラブルが無いか確認
機種によっては、ドコモ系のSIMでは安定して動作するけど、au系のSIMだとすぐにLTE接続が切れたりなど、トラブルも結構あります。欲しい製品が見つかったら、当サイトの製品レビュー記事を確認し、トラブルがないかと確認するといいと思います。
あくまで個人的な見解ですが、国内で使う場合は、国内拠点メーカーのPC(VAIO、レッツノート、NECなど)、海外で使う場合、海外メーカーのPC(レノボ、デル等)のほうが検証は多く取られているような気がします。
また、VAIOやレッツノートは、メーカーがLTEサービスを提供しています。動作検証が取られており安心して使えるため、VAIOまたはレッツノート+同メーカーのLTEサービスの組み合わせはおすすめです。トラブル時も対応がスムーズだと思います。
POINT 3SIMカードはサイズを間違えないように
SIMカードには、nano SIM、micro SIM、標準SIMの3種類があり、それぞれサイズが異なります。SIMカードを購入する際は、ノートパソコンに合ったサイズのSIMカードを選ぶようにしましょう。一番小さいnano SIMを買っておいて、サイズ変換できるSIMアダプターを使うという方法もありますが、抜けなくなることもあるのでおすすめはしません。
POINT 4質量、バッテリー駆動時間などは要チェック
LTE対応ノートパソコンは、外出先で使うことが多いと思うので、質量やバッテリー駆動時間はよくチェックしておきましょう。また、液晶やキーボードの品質がいいと作業がしやすいです。持ち運べるノートパソコンの基本的な選び方については以下のリンク先をご覧ください。
モバイルノートの選び方
クラムシェル型ノートPC
まずは、クラムシェル型(タブレットには変形できない)モバイルノートパソコンを紹介します。

CPU | 第10世代Core (U)等 |
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メモリ | 最大16GB (オンボード) |
ストレージ | SATA / PCIe SSD |
液晶サイズ | 14型ワイド |
液晶種類 | FHD 広視野角 省電力 4K 広視野角 |
質量 | 999g~ |
バッテリー | 最大20.5時間 (35Wh) |
価格 | 11万円台(税別)~ |
VAIO SX14は、14型の大きめの液晶を搭載し、質量も軽く、堅牢性も高く、本格派モバイルノートです。
従来のモデルがバッテリー容量が、約35Whとやや少ない点がデメリットでしたが、2020年モデルは省電力液晶を搭載できるようになり、バッテリー駆動時間が改善されました。ただし、4K液晶については省電力液晶ではなく、解像度も高いため、バッテリー駆動時間は短めです。5V充電器や小容量のPD充電器で充電できるため、カバンに充電器を入れておくといいかもしれません。
最近は、海外PCメーカーの傘下に入ったメーカーが多くなってきましたが、VAIOは純国内メーカーです。日本を応援する意味でも、おすすめの製品です。
スリープ復帰からLTE接続までの時間が約12秒と比較的速く、速度も十分出ていました。特にVAIOオリジナルデータ通信SIMを使えば、混雑する昼間でも10Mbps前後の速度が出ていました(最近はやや速度が低下しています)。VAIOのノートPCを買うなら、VAIOオリジナルデータ通信SIMは非常におすすめです。VAIOオリジナルデータ通信SIMの レビュー記事はこちら。

CPU | 第10世代Core (U) 等 |
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メモリ | 最大16GB (オンボード) |
ストレージ | SATA / PCIe SSD |
液晶サイズ | 12.5型ワイド |
液晶種類 | FHD 広視野角 非光沢 |
質量 | 888~899g |
バッテリー | 約13.0~14.5時間 |
価格 | 11万円台(税別)~ |
VAIO SX12は、やや小型の12.5インチ液晶を搭載し、コンパクトで持ち歩きに便利なモバイルノートモバイルノートです。
小型なパソコンですが、フルキーピッチのキーボードを備え、タイピングのしやすさは犠牲になっていません。
また、VAIO SX14と同様に、5V充電器や小容量PD充電器にも対応しているのもメリットです。
上と同様にVAIOのノートPCを買うなら、VAIOオリジナルデータ通信SIMがおすすめです。VAIOオリジナルデータ通信SIMの レビュー記事はこちら。

CPU | 第10世代Core (U) |
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メモリ | 8GB / 16GB |
ストレージ | PCIe SSD |
液晶サイズ | 12.1型ワイド |
液晶種類 | 1920x1200、非光沢 |
質量 | バッテリー(S):1.034kg バッテリー(L):1.134kg ※光学ドライブ+LTE |
バッテリー | バッテリー(S):13時間 バッテリー(L):20時間 ※Core i5-10210U |
価格 | 約22万円台(税別)~ |
光学ドライブを搭載しながら、1.034kg(LTE搭載モデル)という軽量さを実現した12.1型モバイルノートPCです。
とても軽量なPCですが、写真のように、USB Type-C、HDMI、さらにVGAやLANポートと多くのインターフェイスを備えています。加えて、光学ドライブまで搭載可能です。フル装備で、ビジネス現場で役立ちます。
パナソニックは、Wnderlink LTEサービスを提供しているので、レッツノートを使うならこのLTEサービスを使うのが無難です。動作検証が取られているためトラブルが少ないです。
国内のビジネスパーソンをターゲットにしており、サポートも手厚いので、「LTEがつながらない」などのトラブルに遭っても、丁寧に対応してくれると思われます。
PC起動時やスリープ復帰後のLTE接続が速く、スリープ復帰後につながらないといったこともほぼなく、安定して動作していました。

CPU | 第10世代Core (U) |
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メモリ | 8GB / 16GB |
ストレージ | PCIe SSD |
液晶サイズ | 14.0型 |
液晶種類 | フルHD 非光沢 |
質量 | バッテリー(S):1.295kg バッテリー(L):1.395kg ※LTE搭載 |
バッテリー | バッテリー(S):12時間 バッテリー(L):18.5時間 ※Core i5-8365U |
価格 | 24万円台~(税別) |
レッツノート SVと同様に光学ドライブを搭載したモバイルノートPCです。画面のサイズは、レッツノート SVよりも大きい14型液晶を搭載しています。質量はやや重くなりますが、それでも約1.29kg(LTE搭載:約1.295kg)からと比較的軽量です。
写真のようにたくさんのインターフェイスを備えており、外出先でも、あのインターフェイスがあればよかったのに、と思うことはほとんどないでしょう。ビジネスシーンや現場などでも心強い1台です。
最近のノートPCは大きめのタッチパッドを備えていますが、レッツノートLVは小さめです。マウス操作がしにくく感じる場合もあるでしょう。
こちらもWonderlink LTEサービスの利用をおすすめします。

CPU | 第10,8世代Core (U) |
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メモリ | 最大16GB |
ストレージ | PCIe SSD |
液晶サイズ | 14.0型 |
液晶種類 | FHD IPS 省電力 FHD IPS タッチ FHD Privacy Guard WQHD IPS 4K DOLBY Vision |
質量 | 約1.09kg~ |
バッテリー | 最大 約18.9時間 |
価格 | 17万円台(税込)~ |
タイピングしやすいキーボードを搭載したLTE対応PCです。トラックポイントも搭載しており、マウスなしでも操作しやすいです。
液晶の種類も多く、好みのものを選ぶことができます。
さらに、バッテリー駆動時間も長く、堅牢性にも優れています。モバイルPCとしてのスペックは優れています。
ただし、SDカードスロットがありません。
UQ mobileのSIMを使った場合はトラブル無く、通信速度も速く快適でした。また、モダンスタンバイに対応しており、スリープ中も通信が切れません。ただし、APNの設定時、「インターネットおよびアタッチ」にしないと通信速度が遅くなるケースがあるためご注意下さい。

CPU | Core i5-10210U |
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メモリ | 8GB |
ストレージ | PCIe SSD |
液晶サイズ | 13.3型 |
液晶種類 | フルHD 非光沢 タッチ |
質量 | LTEモデルは約1.25kg |
バッテリー | 52 Whr |
価格 | 7万円台~(税別) |
鉄板構成(Core i5、8GBメモリ、256GB SSD)+LTEで7万円台からという価格になっており、LTE対応モデルとしては非常にコスパが高いです。
LTEを搭載し、そこそこ使えるスペックの製品が欲しいなら非常におすすめです。
また、GeForce MX250を搭載したモデルもありますが、2020年2月20日現在では、LTE搭載モデルは全てCPU内蔵グラフィックスとなっていました。
当初、SIMカードを挿入しAPNの設定後、何度再起動をしても「Configuring mobile broadband device -Fw updated failed!」という表示が出ましたが、デバイスのアンインストールなどを行うことで、LTE接続できるようになりました。少ししか試す時間がありませんでしたが、その間はドコモ系SIMもau系SIMも安定して動作していました。

CPU | 第10世代Core (U) |
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メモリ | 8GB / 16GB |
ストレージ | PCIe SSD |
液晶サイズ | 14.0型 |
液晶種類 | フルHD 広視野角 光沢 タッチあり |
質量 | 1.095kg~ |
バッテリー | 最大 約21時間 |
価格 | 8万円台~(税別) |
モバイルノートPCとしては大きめの14型ですが、質量は約1.095kg~(LTE搭載:1.21kg~)と比較的軽量です。しかも、約21時間(LTE搭載:19時間)とバッテリー駆動時間が長いです。
sRGB約100%の液晶を搭載し、外部グラフィックスにGeForce MX250を搭載したモデルもあります。
また、LTEモデルはタッチパネルおよびペンにも対応しています。
モバイルPCとしては高めのスペック+LTE搭載の特徴を活かして、外出先でのクリエイティブワーク(画像編集やライトな動画編集など)の作業に適しています。
UQ mobileのSIMを使った場合は安定して使えました。また、モダンスタンバイに対応しており、スリープ中も通信が切れません。ただしIIJmioやBiglobeのドコモ系SIMを使ったときはたまにLTEへの接続が切れることがありました。

CPU | 第10世代Core (U) |
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メモリ | 最大16GB |
ストレージ | SATA / PCIe SSD |
液晶サイズ | 13.3型 |
液晶種類 | フルHD IPS 非光沢 フルHD IPS 非光沢 PG |
質量 | 約842g~ |
バッテリー | 最大 約24時間 |
価格 | 16万円台(税別)~ |
質量が1kgを切っており、非常に軽いモバイルPCです。
33Whバッテリーのモデルと、49Whバッテリーのモデルがありますが、個人的にはバッテリー駆動時間が大きく伸びる49Whのほうがおすすめです。
インターフェイスも実用的で、一方のUSB Type-CはUSB Power Deliveryにも対応しており、18WのPD充電器でもチャージできました(動作の保証はいたしません)。
国内三大有名メーカー(NEC、富士通、Dynabook)の個人モデルでは数少ないLTE対応機種として、貴重なモデルです。
さらに、10月以降の対応となりますが、5G搭載モデルも発売される予定です。
IIJmio(ドコモ回線)、UQ mobile(au回線)のSIMカードで通信テストしてみましたが、PC起動時のLTE接続が速く、再起動して繋がらないといったこともなく、設定済みWi-Fiエリアに入ったときの自動切り替えも問題なく、トラブルは特にありませんでした。モダンスタンバイにも対応しています。

CPU | 第10世代Core (U) |
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液晶 | 13.3型 フルHD 非光沢など |
質量 | 約1.18kg~ |
バッテリー | 最大 約16時間 |
価格 | 10万円台(税別)~ |
上で紹介したThinkPad X1 Carbonよりも横幅が狭くコンパクトで収納に便利です(奥行きはほぼ同じ)。
さらに、X13のほうが価格が大分安くなっています。X1 Carbonを購入する予算が無ければ、こちらがいいと思います。
Ryzenモデルもありますが、こちらは現在、LTEモジュールが選択できません。
レビュー記事はこちら
CPU | 第10世代Core (U) |
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液晶 | 14.0型 FHD IPS 非光沢など |
質量 | 約1.46kg~ |
バッテリー | 最大 17.05時間 |
価格 | 10万円台(税別)~ |
14型ディスプレイで、LTE搭載モデルとして画面が大きく、タイピングもしやすく作業がしやすいPCです。
ただし、質量はそれほど軽くないため、長時間持ち歩くのには適していません。ただし、車移動が主なら、この質量でも特に苦ではないでしょう。
Ryzenモデルもありますが、こちらは現在、LTEモジュールが選択できません。
レビュー記事はこちら液晶 | 14型 FHD IPS 非光沢など |
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CPU | 第10世代Core (U) |
質量 | 約1.24kg~ |
バッテリー | 最大 約23.1時間 |
価格 | 11万円台(税別)~ |
ロングバッテリー
X1 Carbonほど軽くはない代わりに、57Whの大容量バッテリーを搭載し、価格も比較的安いLTE対応ノートPCです。
X1 Carbonと同様に、タイピングしやすく、液晶の選択さ選択肢も多いです。
こちらも、RyzenモデルはLTEモを選択できません。
レビュー記事はこちら
2 in 1型ノートPC
タブレットへも変形する2 in 1 パソコンの中でLTEに対応した製品を紹介します。

CPU | 第8世代Core (U) |
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メモリ | 最大16GB |
ストレージ | SATA SSD / PCIe SSD |
液晶サイズ | 13.3型 |
液晶種類 | FHD IPS FHD IPS Sure View |
質量 | 約999g~ |
バッテリー | 38Wh / 56Wh 最大約24.5時間 |
価格 | 11万円台(税抜)~ |
13.3型の2 in 1 PCでありながら、質量が約999gからと非常に軽量です(ただし、LTEモデルは約1.16kg~)。
バッテリーには38Whと56Whの2種類があります。56Whバッテリーを搭載しても、質量は約1,130gと軽量です。
アクティブペン(ワコムAES)にも対応しています。
搭載するCPUが第8世代Coreプロセッサーで、最新の第10世代Coreではないのが少し残念ですが、それ以外の面では完成度が高いです。
こちらは法人モデルですが、個人でも購入可能です。

CPU | 第10世代Core (U) 第8世代Core (U) |
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メモリ | 8GB / 16GB |
ストレージ | PCIe SSD |
液晶サイズ | 12.0型 |
液晶種類 | WQXGA+ 広視野角 |
質量 | 969g~ |
バッテリー | 約10時間 |
価格 | 25万円台(税別)~ |
コンパクトボディ & 1kg未満の質量で、カバンに入れて持ち運びしやすいビジネスノートPC。
コンバーチブル型の2 in 1 PCで、アクティブペンも使え、インターフェイスも豊富なため、様々なシーンで使用できるでしょう。
モダンスタンバイにも対応しており、どこでも必要なところで、すぐにインターネット接続を利用できます。
コンパクトなモバイルノートPCなので、キーボードはキーの縦方向の幅が狭く、少し窮屈に感じます。また、価格も他のモバイルノートPCに比べて高めです。
WonderlinkのLTEサービスを使ってみましたが、昼間の速度が速くおすすめです。モダンスタンバイにも対応しており、スリープ中もLTE接続が切れません。ただ、au回線のUQmobileのSIMを試したら、2分ぐらい経つと接続が切れる現象が発生しました。

CPU | 第10世代Core |
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メモリ | 最大16GB |
ストレージ | PCIe SSD PCIe SSD + Optane |
液晶サイズ | 13.3型 |
液晶種類 | FHD IPS 低反射 4K 有機EL 低反射 |
質量 | 約1.22kg ~ 1.25kg |
バッテリ | FHD:約22時間 4K:約10時間 |
価格 | 約13万円(税別)~ |
第10世代CoreプロセッサーのIce Lakeを搭載した、コンパクトボディの2 in 1 PCです。筐体のデザインにもこだわっており、高級感があります。
他のノートPCではあまりない、”色域変換機能”を備えた4K 有機ELディスプレイを選択できる点も特徴的です。作業内容に合わせて、ディスプレイの色域をワンクリックで変更することができます。
なお、LTEに対応しているのは、フルHD液晶搭載モデルのみです。バッテリー駆動時間が約22時間と非常に長いので、外出先でLTE対応のメリットを十分活かすことができます。
試用した限りでは、ドコモ系SIM、au系SIMのどちらも安定して使うことができました。モダンスタンバイにも対応しているので、スリープ復帰後すぐにネットを使うことができます。

CPU | Core i5-1035G1 |
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メモリ | 最大16GB |
ストレージ | PCIe SSD |
液晶サイズ | 14型 |
液晶種類 | FHD 光沢 タッチ |
質量 | 約1.65kg |
バッテリ | 約11.5時間 |
価格 | 約7万円(税別)~ |
価格が7万円台(税別)という安さの2 in 1 PCです。
LTE搭載モデルとしてはかなり価格が安いので、学生でも買いやすいと思います。
ペン(別売)にも対応しているので、イラストを描いたりすることもできます。
ネット回線などを引いていない単身者が、パソコンでもネットにつなぎたいケースに適していると思います。
OCNモバイルONEと、UQモバイルのSIMで試しましたが、特にトラブルなく使えました。モダンスタンバイにも対応しているので、スリープ解除後でもすぐにネットに接続できます。

CPU | 第8世代Core (Y) Celeron |
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メモリ | 最大16GB |
ストレージ | SATA / PCIe SSD |
液晶サイズ | 12.5型 |
液晶種類 | FHD 光沢 タッチ |
質量 | タ:607g~ タ+キ:1.099kg~ タ+キ(バ):1.209kg~ |
バッテリ | タ:最大8.5時間 タ+キ:最大8.1時間 タ+キ(バ):最大15.0時間 |
価格 | 約15万円(税別)~ |
Uシリーズには及ばないYシリーズではあるもののCoreプロセッサーを搭載し、質量は1.099kgと比較的軽量で、ビジネスパーソンにも使いやすい構成のモバイルPCです。
また、液晶を閉じたままタブレット部を外せたり、キーボードがワイヤレスで使えたり、スマホ用充電器で充電出来たりと、痒い所にも手が届くようになっています。
ただし、やはりUシリーズのCoreプロセッサーより、処理性能は劣ります。画像編集などのクリエイティブな作業をする場合は、スペック不足に感じるかもしれません。
スリープ復帰時の接続も約15秒とまずまず速く、速度も問題ありませんでした。特にトラブルもありませんでした。モダンスタンバイには対応していません。

CPU | 第8世代Core (Y) |
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メモリ | 8~16GB |
ストレージ | PCIe SSD |
液晶サイズ | 10.1型 |
液晶種類 | 1920x1200 IPS タッチ 非光沢保護フィルム |
質量 | 775g~ |
バッテリー | 最大 約11時間 |
価格 | 約24万円(税込)~ |
液晶部分が360°回転してタブレットスタイルになるコンバーチブル型の 2 in 1 モバイルノートパソコンです。775g(LTE搭載モデルは780g)と非常に軽量です。
USBやHDMIはもちろん、VGAやLANなどビジネスシーンで役立つポートも搭載しています。また、SDカードスロットも搭載しています。インターフェイスの種類の豊富さは特徴の一つです。
ただし、電磁誘導式やアクティブ静電結合方式のペンには対応していません。
10型サイズなので、キーボードのキーピッチがかなり狭いですが、逆に女性や手の小さい方には好評なようです。
小型で持ち運びしやすいLTE対応 2 in 1 PCが欲しい場合におすすめです。

CPU | Microsoft SQ1 |
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メモリ | 8GB / 16GB |
ストレージ | SSD |
液晶サイズ | 13型 |
液晶種類 | 2880x1920 光沢 |
質量 | 約774g |
バッテリー | 最大約13時間 |
価格 | 14万円台(税込)~ |
ARM系のSoCを搭載し、スマホのような接続性と、従来のSurfaceの良さが融合した2 in 1 PCです。
LTEの対応バンドが広いだけでなく、eSIMにも対応しているので、国内だけでなく、海外でもLTE接続環境を必要とする方にもおすすめです。
Surface Pro Xを使用するにあたり、別売りのタイプカバーと、4,096段階の筆圧感知性能のSurfaceスリムペンは必須アイテムです。Surfaceスリムペンは、タイプカバーに収納でき、収納すると自動的に充電されます。
なお、ARMベースのプロセッサーなので、x64(64bit)アプリは動作しません。 使用したいアプリがSurface Pro Xで動作するかを確認した方がよいでしょう。
試用した範囲では、ドコモ系SIM、au系SIMの双方とも、スムーズに使用できました。PC起動時や、再起動時の接続も速かったです。また、IIJmioのeSIMもテストしましたが、問題なく使用できました。また、eSIMにも対応しています。

CPU | Core m3-8100Y Pentium Gold 4425Y |
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メモリ | 4GB / 8GB |
ストレージ | 64GB eMMC 128GB SSD |
液晶サイズ | 10.5型 |
液晶種類 | 1920 x 1280 光沢 |
質量 | 本体:550gg 本体+キー:791g |
バッテリー | 最大10時間 |
価格 | 6万円台(税込)~ |
Surface Proのサイズ・性能・価格を引き下げた、廉価版Surfaceという感じの製品です。
本体+タイプカバーでも、質量は791gしかありません(当サイト計測値)。
傾き検知にも対応した、高性能なSurfaceペンにも対応しています。
ただし、スペックもそれほど高くないため、快適に使用するためには、負荷の低い作業用に用途を限定する必要があるでしょう。

CPU | 第10世代Core (U) |
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メモリ | 最大16GB |
ストレージ | 最大2TB PCIe SSD |
液晶サイズ | 14.0型 |
液晶種類 | FHD IPS タッチ 上記 + ePrivacy WQHD IPS タッチ 4K IPS タッチ |
質量 | 約1.36kg~ |
バッテリー | 最大 約19時間 |
価格 | 20万円台(税込)~ |
2 in 1 パソコンは、10~12インチクラスの画面が多いですが、本製品は14型と大画面です。
また、タイピングしやすいキーボードが特徴的です。トラックポイントも搭載しており、マウスなしでも操作しやすいです。 また、アクティブペンも使用でき、本体に収納可能なThinkPadペンを備えています。ワコムAESに対応した他のペンも使用できます。
FHDの他に、WQHD、4Kの液晶を選択できるのも、選択肢が多く魅力的です。
Netflixなどのストリーミング映像を観たり、外出先でクリエイティブな作業をしたい方におすすめのPCです。

CPU | Celeron N4100 |
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メモリ | 4GB |
ストレージ | 128GB eMMC |
液晶サイズ | 10.1型 |
液晶種類 | 1920x1200 IPS タッチ |
質量 | 本体:約653g キーボード:約536g |
バッテリー | 最大 約13.8時間 |
価格 | 6万円台(税別)~ |
番外編のような感じになりますが、小学生の子どもの使用を想定したLAVIE Direct FMも、LTEを搭載しています。
セパレート型の2 in 1 PCで、スペックは高くありませんが、頑丈さや使いやすさなど配慮が行き届いていて、子どもの初めてのPCとしてはちょうどいいと思います。
天板上部には、アクティブペンを収納することもできます。
なお、LTEに対応しているのは、ダイレクトモデルのLAVIE Direct FMとなります。カタログモデルのLAVIE First MobileはLTE非対応なので、ご注意ください。
1kg以下の軽いLTE対応ノート
LTE対応のノートパソコンを購入するからには、外出先へ持ちだすことが多いと思います。外出先へ持ちだすには、少しでも軽い製品が良いでしょう。そこで、ここでは1kg以下の軽量なLTE対応パソコンを紹介します。
モバイルノートPCにおけるメインストリームサイズの13.3型でありながら、約842gからと超軽量。約20時間の駆動が可能なバッテリー(L)を搭載しても、約888gとモバイルノートPCとしての完成度が高いです。
レビュー記事はこちら12.5型と小さい部類のパソコンで、質量も軽いです。6コアのCore i7を搭載可能で、高い処理性能を持っています。カラーラインナップも豊富です。
レビュー記事はこちら10.1型の非常に小さいノートPCです。液晶が360度回転し、タッチパネルにも対応し、様々なシーンで使うことができます。CPU性能はやや落ちます。
レビュー記事はこちら光学ドライブを搭載できるのが特徴のPCですが、光学ドライブを搭載しないことも可能で、このときのLTE対応モデルが944gからと軽量です。
価格が高くてもいいなら、おすすめです。
レビュー記事はこちら第8世代Core(U)搭載の2 in 1 PCとして、世界最小面積のコンパクトノートPC。
アクティブペンも使えるが、光学ドライブは非搭載。バッテリー駆動時間が、やや短め。
レビュー記事はこちらエントリー向けのSurfaceシリーズです。CPU性能が低いため、万能な機種ではありませんが、Web閲覧、Office作業、動画鑑賞くらいならこなせます。なお、Officeが標準で付属します。
レビュー記事はこちら
バッテリー駆動時間が長いLTEノート
客先やカフェ、電車、イベント会場などで使う場合、バッテリー駆動時間の長さが重要になってきます。そこで、ここでは、バッテリー駆動時間の長いLTE対応ノートを紹介します。
2種類のバッテリーが用意されており、大容量のバッテリーを搭載すると、68Whもの容量になります。メーカー仕様値では、JEITA2.0測定法で約20時間となっています。
レビュー記事はこちら57Whのバッテリーを搭載しています。省電力液晶であれば、JEITA2.0測定法で最大約23.1時間の駆動時間となっています。
レビュー記事はこちら56Whの大容量バッテリーを選択時、最大約24.5時間の駆動(Mobilemark2014)が可能。大容量バッテリーでも、約1.16kgと軽量です。
レビュー記事はこちら約60Whのバッテリーを搭載しています。FHD液晶であれば、MobileMark 2014測定法で約22時間の駆動時間となっています。
レビュー記事はこちら
安いおすすめLTEノート
LTE対応のノートパソコンは10万円以上するような高価なものばかりです。多少性能が落ちたり、重かったりしてもいいので、安い製品が欲しい方もいるでしょう。そこで、ここでは安くて入手しやすいLTE対応ノートパソコンを紹介します。
タブレット単体なら約6万円(税別)です。ただ、この製品はキーボードカバーを一緒に買う方がほとんどだと思いますが、両方合わせると約7万円(税別)からとなります。
レビュー記事はこちらとにかくコストパフォーマンスが高い点が特徴で、ミドルスペックの携帯しやすいノートPCをお探しなら、非常におすすめです。大分値下がりし、税込み7万円台から購入できます。
レビュー記事はこちら7万円台から買える2 in 1 PCです。タブレットにも変形でき、ペンにも対応し、利用の幅が広がります。質量はそこまで軽くはありません。
レビュー記事はこちら
LTEノートパソコンの必要性
ここでは、LTEノートパソコンは必要かどうなのかについて考えます。
外出先へノートパソコンを持ち運んで、インターネットへ接続したい場合、パソコンがLTEに対応していないくても、公衆Wi-Fiを利用したり、モバイルWi-Fiを利用したりなど、いくつか方法があります(詳しくは後述)。しかし、いずれも面倒だったり、セキュリティ面で不安があったりします。一方、LTEに対応したノートパソコンであれば、スマホのように画面を開けばすぐにインターネットにつながるので格段に便利ですし、公衆Wi-Fiのように覗き見される心配もないため安全です。
また、外出先に持ち出さない方でも、自宅内に光回線などを契約しないで、LTE対応パソコンで直接インターネットにつなぐという方法もあります。それほどインターネットをしない方であれば、こちらのほうが月々の費用は安くなるでしょう。
外出先へ持ち出さず、自宅内には光回線などを引いている場合、LTEに対応したノートパソコンを購入する必要性は無いでしょう。
LTE非対応のノートパソコンをLTE化する方法
LTEに対応していないノートパソコンをLTE化する(LTEで通信させる)方法として、次の3つが考えられます。それぞれメリット・デメリットがあるので紹介します。なお、ここでは格安SIMカードを使って、LTEに接続する方法を想定しています。
方法1格安SIM対応のUSB型ドングルを取り付ける
ピクセラのPIX-MT100など、格安SIMに対応したUSBドングルが発売されています。こちらをパソコンにUSB接続すれば、インターネットへ接続することが可能です。しかも、この製品は、AC接続してモバイルWi-Fiルーターのように使用することが可能です。
ただし、パソコンから出っ張るので、カバンにしまうときに、いちいちノートパソコンから取り外す必要があります。また見た目もスマートではありません。
方法2モバイルWi-Fiルーターを使用する
Aterm MR05LNなど、格安SIMに対応したモバイルWi-Fiルーターが発売されています。パソコンからこの機器にWi-Fiで接続すれば、インターネットへ接続することが可能になります。この機器の場合、複数台のパソコンやタブレットなどを同時にインターネットへ繋ぐことが可能ですし、デバイスにUSB端子がなくても大丈夫です。
ただし、パソコンとモバイルWi-Fiルーターの2台持ちになるので、片方を忘れたり、片方の充電が切れたりするとインターネットに接続できなくなります。
方法3スマホのテザリングを利用する
スマホのテザリングを使うのもよくある手法です。モバイルWi-Fiルーターと違い、スマホは常に持ち歩くことが多いので、持ち運ぶ機器は増えません。
ただし、スマホの充電切れが気になって、あまり長い時間使うことができません。万が一、スマホの充電が切れていた場合、パソコンもインターネット通信できません。
LTEノートパソコンのメリット・デメリット
LTEノートパソコンのメリット・デメリットをまとめました。
LTE対応ノートパソコンのメリット
LTE対応ノートパソコンのメリットは、パソコンを起動したら、すぐにインターネットにつながる点です。別途USBドングルを接続したり、モバイルWi-Fiルーターの電源を入れる手間が必要もありません。また、ノートパソコン以外の機器を一緒に持ち歩く必要がありませんし、ノートパソコン以外を充電する必要もありません。
LTE対応ノートパソコンのデメリット
デメリットは、対応しているノートパソコンが少ないため、選択肢が限られることです。また、LTEに対応しているノートパソコンは、対応していない製品に比べてやや高いケースが多いです。
主観ではありますが、たまにLTE接続できなくなったりすることがあり、通信トラブルはWi-Fiよりもやや多い気がします。今まで普通に使えていたのに、Windows Updateによって接続が遅くなったり、接続に失敗したりするケースもありました。ただ、パナソニックなどのしっかりしたメーカーなら、そういった心配は少ないでしょう。
LTEパソコンで通信する場合の料金
LTEパソコンを使う方は、MVNO(いわゆる格安SIMを提供する事業者)のSIMカードを契約する方が多いと思います。この場合、料金の相場としては、3GBの通信容量で月額900円、6GBで月額1,500円くらいです。かなり安い価格で契約可能です。
VAIOのパソコンで利用するなら、同社提供の「VAIOオリジナル LTEデータ通信SIM」、レッツノートのパソコンで利用するなら、同社提供の「Wonderlink LTE」がおすすめです。
それ以外のメーカーのパソコンなら、UQ mobile、OCNモバイルONEなどがおすすめです。昼間の速度が速く価格も良心的です。

高速データ通信量 | 3GB | 7GB |
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月額料金[税別] | 891円 | 1,962円 |
レッツノートのパソコンで使う場合におすすめです。
昼間の速度が速く、"接続できない"といったトラブルもなく、サポートも手厚いことでしょう。
メーカーサイトはこちら
期間 | 1年 | 2年 | 3年 |
---|---|---|---|
データ通信量 | 32GB | 64GB | 128GB |
月額料金[税別] | 14,200円 | 23,200円 | 32,200円 |
VAIOのノートパソコンで使う場合におすすめです。
こちらも、速度が速く、トラブルも少なく、ワンストップでのサポートを受けられるでしょう。
他とは違い、1年から3年単位の契約で、その期間内で使える高速データ通信量が決まっています。月ごとに使う通信量が大きく異なる方に特に最適です。
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高速データ通信量 | 3GB | 6GB | 他 |
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月額料金[税別] | 880円 | 1,380円 |
こちらも、昼間の速度が比較的速く、パソコンでの使用に適しています。
また、3GB、6GB、10GB、20GB、30GBのプランがあり、プランが多いのも特徴です。
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主なパソコンの対応バンド
主なパソコンが対応しているLTEバンドを掲載します。ドコモ回線を利用した格安SIMカードなら、下のどのパソコンでも使用できます。auやソフトバンク回線のSIMを利用したい方は、対応していないパソコンもあるので注意しましょう。なお、バンド26は18を含んでいるので、26に対応していれば、18に対応していなくても大丈夫です。
主なLTEバンド | ||||||
1 | 3 | 8 | 18 | 19 | 26 | |
ThinkPadシリーズ | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
レッツノート 2017年以降 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | |
Inspiron 13 5000 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
VAIO 2017年9月以降 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
Surface Pro | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | |
Yoga C630 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
ドコモ回線の重要なバンド・・・バンド1、3、19
au回線の重要なバンド・・・バンド1、18(26)
ソフトバンク回線の重要なバンド・・・バンド1、3、8
各PCに搭載されていたLTEモジュール
筆者が確認したことのある各PCに搭載されていたLTEモジュールを掲載します。ただし、必ずこのモジュールが搭載されているとは限りません。
LTEモジュール | |
ThinkPad 2019年発売モデル | Fibocom L850-GL |
ThinkPad 2020年発売モデル | Fibocom L860-GL |
Inspiron 14 7490 | Fibocom L860-GL |
Inspiron 13 5391 | DW5820e(Intel 7360 LTE-A) |
レッツノート | Sierra EM7430 |
VAIO SX14、SX12、A12 | Telit LN940 Mobile Broadband |
Surface Pro X | Snapdragon X24 LTE Modem |
Surface Pro | Surface Mobile Broadband |
HP Pavilion x360 14 | Fibocom L850-GL (インテル XMM 7360 LTE-a) |
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