デスクトップパソコン(タワー型)の比較

更新日:2021年4月13日

ここでは、セパレートタイプ(液晶と本体が分離したタイプ)のデスクトップパソコンの中で、拡張性の高いミニタワーおよびミドルタワー型PCについて紹介します。

ケースが比較的大きいため、高性能なグラフィックカードを搭載でき、ストレージもたくさん搭載できます。またこれらの増設・換装もやりやすいです。ノートPCや液晶一体型PCと比べるとCPUの性能も良いにも関わらず価格は安く、コストパフォーマンスは非常に高いです。液晶ディスプレイも好みの製品を選ぶことが可能です。

ここで紹介しているPCはゲームをプレイできる機種も多いですが、ゲームを主にする方は「ゲーム向けデスクトップPCの比較」もご覧ください。

製品の選び方

製品選択のポイントとしては、まず自分が搭載したいCPU&グラフィックスパーツが選択できるかを確認しましょう。

ざっくり言うと、CPUの選び方としては、標準的なCPUならCore i5、動画編集やエンコード等をするならCore i7、予算がないならCore i3が良いと思います。

ゲームをする場合は、GeForce RTX シリーズのグラフィックボードを搭載すると良いでしょう。予算に余裕があれば、GeForce RTX 30シリーズのグラフィックボードがおすすめです。トリプルディスプレイ以上にしたい場合も、グラフィックボードを搭載したほうがいいですが、GTX 1650あたりの安めのボードで大丈夫です。その場合、出力ポートをよく確認しておきましょう。

Web閲覧、Office作業、動画鑑賞程度の負荷であれば、CPU内蔵のグラフィックス(専用グラフィックボードを搭載しない)で良いと思います。

設置予定のスペースに、PCが入るかも確認しておきます。デルのパソコンは奥行きが短いものが多く設置しやすいです。

静音性も各レビュー記事を見てチェックしておいたほうがいいでしょう。あまりにもうるさいと気が散ります。サイコムのSilent-Masterシリーズは静音性が高いです。

DVDやブルーレイを視聴したり、コピーしたりする方は、5.25インチドライブかあるかも確認しましょう。最近のデスクトップPCは5.25インチが無かったり、スリムドライブしか搭載できなかったりするケースもありあます。

ケース内部にもこだわる人は、ドライブベイなどの拡張性、ファンの種類や数や径、裏面配線ができるかなども確認しておきましょう。

厳選! ミニタワー・デスクトップパソコンの比較

まずは、ミニタワーのデスクトップPCから紹介します。

比較的高性能なCPUおよびグラフィックスを搭載でき、拡張性も比較的高く、価格も安く、比較的コンパクトなデスクトップパソコンです。多くの方は、ミドルタワーではなく、こちらのミニタワーを購入されます。

なお、「主なCPU」および「主なGPU」は、変更されることがよくありますので、詳細はメーカーサイトをご確認下さい。

マウス mouse DTシリーズ
CPU ~Core i9-10900K
~Ryzen 7 3700X
GPU ~GeForce GTX 1660 SUPER
価格 4万円台(税込)~
安い割にはデザインが良い

マウス LUV MACHINESは、コストパフォーマンスの高いミニタワーPCです。

マットブラックのボディに、シルバーのボタン類と、ブルーLEDのアクセスランプを組み合わせたデザインになっており、安価でも地味ではないデザインになっています。

カスタマイズにより、水冷CPUクーラーを選択することもできます。

標準状態では、光学ドライブもカードリーダーも「無し」となっています。必要な場合は、カスタマイズで追加しないといけないので、注意が必要です。

24時間365日の電話対応で初心者にも安心です。さらにサポートが充実した専用ダイヤルの提供などを実施している「安心パックサービス」も魅力的です。

それほどパソコンは詳しくないという方にも、安心して購入していただけるでしょう。

 

ドスパラ Magnateシリーズ(ミニタワー)
CPU ~Core i7-11700
~Ryzen 7 5800X
GPU ~GeForce RTX 3060
価格 6万円台(税込)~
低価格&短納期

他社と比較して、価格が安いことが多いミニタワーPCです(構成にもよります)。

特に低価格帯のモデルが安いことが多いです。

納期も早く、カスタマイズしても最短翌日出荷となっており、すぐに手元に届きます。

静音CPUクーラーや、高熱伝導率 ダイヤモンドグリス、静音ケースファンなどを選択することも可能です。

(個人的意見ですが)ケースデザインはやや地味です。

下記の「メーカーサイト」へのリンクをご覧いただくと、CPUとGPUでご希望の構成を絞りやすくなっています。また、パソコン診断もあり、必要なPCを簡単に選べます。

なお、同じケースにRyzenを搭載したモデルは、Lightningシリーズとなります。詳細はこちらをご覧ください。

 

サイコム Silent Master NEO Mini
CPU ~Core i9-11900
~Ryzen 9 5900X
GPU ~GeForce RTX 3070
~RADEON RX6700XT
~Quadro P2200
価格 11万円台(税込)~
超静音パソコン

動作音が非常に静かな"超静音"パソコンです。パソコンの動作音が気にならず、作業に集中できます。

回転音が静かで評判の高いNoctua製のファンを搭載し、静音性を高めています。

PCケースのフロント部分には吸音材が貼られており、電源も静音です。また、ケースの両サイドパネルは、二層構造の遮音パネルとなっており、PC本体内のノイズを極力減らし、かつ外に漏らさないような構造となっています。

各パーツの型番が明記されており安心です。信頼性も高い製品です。

ただ、他のミニタワーと比較するとサイズが大きめです。また、価格も高めです。

静かなPCが好みの筆者もメインPCとして使用しています。静かだけど、パフォーマンスが高めのPCを使用したい方におすすめです。

 

パソコン工房 Style∞ M-Class
CPU ~Core i9-10900K
~Ryzen 9 3900X
GPU ~GeForce GTX 1660 SUPER
価格 4万円台(税込)~
低価格

低価格なデスクトップPCです。よくセールをやっていますが、セール対象のモデルは特に安いです。

CPU、メモリ、ストレージなどで好みの構成を選択しやすいです。また、9cmではありますが、静音性の高い山洋製 SF9-S4のリアケースファンを選択することも可能です。

フロントパネルはマットブラックを基調としており、旧ケースよりもホコリが目立ちにくくなったように感じます。旧ケースから変わらない点としては、フロントパネルの中央に、開閉式のベイカバー内にUSBポートとヘッドフォン・マイク端子を搭載しています。

現時点で、選択できるグラフィックスカードは、最高でGeForce GTX 1660 SUPERです。リアのケースファンは径がやや小さめで、かつフロント側にはケースファンを搭載できません。他のPCに比べると、やや放熱性が心配なので、高性能なグラフィックカードは選択できないようです。

 

ツクモ AeroStreamシリーズ
CPU ~Core i7-11700
~Ryzen 5 5600X
GPU ~GeForce RTX 3060
価格 6万円台(税込)~
低価格で性能も良さそう

使ったことは無いのですが、メーカーサイト見る限りでは、低価格な割には冷却性、静音性の高そうな製品です。

低価格帯のPCとしては珍しく、フロントファンを搭載しており、しかも径が12cmと大きく、防塵フィルターも搭載しており、メンテナンス性もよさそうです。リア側も12cmの静音ファンが搭載されています。

サイドパネルにはあえて吸気口を設けず、前から後ろへのエアフローを作ることで、冷却効率を上げています。さらに吸気口がないため音漏れも少なさそうです。

 

HP Pavilion Desktop TP01
CPU ~Core i7 10700
GPU CPU内蔵
価格 5万円台(税込)~
安価でも安心の品質

安価でも安心して使えるデスクトップパソコンです。

世界シェアNo.1のパソコンメーカーと言うことで、安心感もあります。

一般的なミニタワーと比べて、本体の奥行きが非常に狭いため、設置しやすく、配置換えなどもしやすいです。

シンプルなデザインのフロントパネルには、USB、USB-C、SDカードリーダーを備え、機能的です。側面はブラックで、無難なデザインだと思います。

ワイヤレスのキーボードとマウスが標準で付属しているものポイントです。

ただし、CPUは一世代前の第10世代Coreですし、外部グラフィックスを搭載したモデルは完売となっています。販売中のモデルは、ストレージがHDDのみなのが少し残念です。また、光学ドライブは、 スリムタイプとなっているので、5.25インチドライブに比べて速度が遅いです。

 

HP ENVY Desktop TE01-1000
CPU ~Core i7-10700F
GPU ~GeForce RTX 3060Ti
価格 9万円台(税込)~
安心感のあるミドルスペックPC

最大で、第10世代Core i7にGeForce RTX 3060Tiを搭載可能なミドルスペックのPCです。

価格も比較的安く、世界シェアNo.1(レノボとNo.1を競っており順位はよく入れ替わります)のPCということで、安心感があります。

フロントパネルは、隙間から吸気できる、ルーバーのようになっており、ちょっと変わったデザインです。

かなりコンパクトなサイズで、設置場所を選ばない反面、M.2 SSDやメモリの交換等はややしにくいです。また、光学ドライブは、 スリムタイプとなっているので、5.25インチドライブに比べて速度が遅いです。

コンパクトだけど、外部グラフィックスを搭載したミドルスペックのPCを使いたい方に適しています。

 

EPSON Direct Endeavor MR8000シリーズ
CPU ~Core i9-10900K
GPU ~GeForce RTX 3090
~Quadro RTX 4000
価格 10万円台(税込)~
サポート重視ならこれ

サポートで選ぶならEPSON Directが良いでしょう。最大6年間の訪問修理や、水こぼし・地震などによる破損への保証などオプションサービスが充実していますし、各種メディアでのサポートの評価も高いです。

現時点では、第9世代CPUを選択できるMR8200と、第10世代CPUを選択できるMR8300とがあります。

最高で、CPUは第10世代Core i9-10900K、GPUはGeForce RTX 3090を選択でき、ハイスペック構成が可能です。 さらに、プロクリエイター向けのQuadroシリーズのグラフィックスも搭載でき、3D制作等を行う方にも最適です。

M.2 SSDを含めると、最大で6台のストレージを搭載可能です。拡張性にも優れています。

フロントドアからストレージにアクセスできるHDDフロントアクセスモデルもあります。

ただし、初期構成はそれほど高くないですが、少しでも構成を良くすると、急激に価格が上がります。同じ構成にした場合、他社よりも高くなると思います。

 

デル XPSデスクトップ
CPU ~Core i7-11700
GPU ~GeForce RTX 3070
価格 9万円台(税込)~
GPUカード搭載でも奥行きが短い

ハイスペックのグラフィックカードを搭載できるタワーPCとしては、奥行きがかなり短いのが特徴です。机の上のスペースを有効に活用できます。

ボディカラーに、ナイト スカイに加えて、ミネラル ホワイトを選択できるのも珍しいです。

ケースは、側面を取り外すと、内部に簡単にアクセスできるようになっており、パーツの交換なども容易に行えます。最大で、3.5インチドライブを1つ、2.5インチドライブを2つ、光学ドライブを1台搭載することができます。

筐体が比較的小型ながら、最新の高めのスペック構成を選択できるのがメリットですが、外部グラフィックカードに負荷がかかる作業が続く場合は、放熱の点がやや心配です。

 

デル Inspiron コンパクトデスクトップ
CPU ~Core i5-10400
GPU ~GeForce GTX 1650 SUPER
価格 3万円台(税込)~
奥行きが短い!

エントリー向けのミニタワー・デスクトップパソコンです。 かなり奥行きが短い(約293mm)ため、デスクの上に置いたときに圧迫感が無く、パソコンの前のスペースが広くとれるため、資料を広げたりすることも可能です。

また、ケースのフロント部分には、USB、SDカードスロットに加えて、USB-Cポートも備えており、使いやすそうです。

CPUには、第10世代Coreプロセッサーを搭載し、ストレージは、HDD搭載モデルとSSD+HDD搭載モデルがあります。例えば、Core 3-10100、8GBメモリ、1TB HDDの構成であれば、3万円台と価格が安いのも魅力です。

ただし、グラフィックスは最高でもGeForce GTX 1650 SUPERなので、ゲームなどの用途には不向きです。また、光学ドライブはスリムタイプのため、通常の光学ドライブと比べると、アクセス速度はそれほど速くありません。拡張性もそれほど高くないと思います。

急いでPCが必要という方は、即納モデルを選択するとよいでしょう。

 

厳選! ミドルタワー・デスクトップパソコンの比較

サイズは大きいですが、拡張性には優れたデスクトップパソコンです。また、高性能なCPU、高性能なグラフィックスを搭載でき、電源容量も多く、メンテナンスもしやすいPCケースです。

サイコム Silent-Master NEOシリーズ
CPU ~Core i9-11900K
~Ryzen 9 5900X
GPU ~Radeon RX6900XT
~GeForce RTX 3070
~Quadro RTX 5000
価格 11万円台(税込)~
超静音パソコン

動作音が非常に静かな"超静音"パソコンです。

パソコンの動作音が気にならず、作業に集中できます。

吸音材が貼られたPCケースに、動作音が非常に小さいNoctua製のファンを搭載し、静音性を高めています。

また、電源とグラフィックカードは、低負荷時はファンが停止し、高負荷時も回転音が小さい静音性の高いパーツを選択できます。

拡張性が高く、3.5インチシャドウベイを4つ、2.5インチシャドウベイを5つ備えています。エアフローもよさそうです。裏面配線もされており、ケース内のエアフローを妨げません。

CPUは高性能なパーツを選択できますし、GPUは、GeForceだけでなく、 RADEONシリーズや、Quadroシリーズも選択できます。高性能CPUと高性能GPUを必要とする、クリエイティブな仕事に使用される方にお勧めです。

なお、11万円台からの価格は、最小構成を選択した場合です。デフォルトでは、16万円台からとなっています。

 

ドスパラ Monarchシリーズ(ミドルタワー)
CPU ~Core i7-11700
GPU ~GeForce RTX 3060
価格 10万円台(税込)~
24時間国内サポート&最短翌日出荷

神奈川県綾瀬市で組み立てられ、BTOパソコンながら、最短翌日出荷と納期が早いです。また、国内拠点での電話サポートを、24時間・365日受けることができるので、始めてBTOパソコンを購入する方でも、安心です。

拡張性が高いです。フロントケースファンも備えており、エアフローもよさそうです。ケースファンには、デフォルトで静音ファンを搭載し、山洋の静音ファンも選択できます。 ただ、裏面配線ができないため、ケース内がごちゃごちゃして見えます。また、(個人的意見ですが)ケースデザインはやや地味です。

以前は、選択できるCPUの種類などが多く、価格を抑えたモデルもあったのですが、現時点では、CPUにCore i7-11700を搭載した高性能機種しか選べません。また、同じケースに、AMDプロセッサーを搭載した、Thunderstormというモデルも残念ながら現在はありません。

サポートのしっかりした、性能高めのデスクトップPCを、早く入手したい方に適した機種です。

 

EPSON Endeavor Proシリーズ
CPU ~Core i9-10980XE
GPU ~GeForce RTX 3090
~Quadro RTX 4000
価格 26万円台(税込)~
メンテナンス性抜群

HDDをフロントから取り外すことができ、ケースファンなども取り外しできるため、メンテナンスが非常に楽な製品です。

4つの3.5インチベイをフロント部分に備えています。 写真のようにフロントベイには簡単にアクセスすることができ、大容量データの受け渡しや、ストレージの交換が簡単にできます。

Quadroシリーズのグラフィックスを搭載することも可能ですし、1000Wの電源も搭載可能です。

また、サポートが大変良いメーカーです。最長6年の修理保証や、訪問修理サービスも安価で選択できます。家庭用PCとしては、かなり珍しいです。

ただし、価格が高いです。かなり本格的な業務用に適した機種だと思います。

 

パソコン工房 Style∞ R-Class
CPU ~Core i9-10850K
~Ryzen 7 5800X
GPU ~GeForce RTX 3060
価格 9万円台(税込)~
パーツの選択肢が広い

Core i5やRyzen 5を搭載したミドルクラスモデルから、Core i7-11700、Core i9-10950K、Ryzen 7 5800Xを搭載したハイエンドモデルまで選択することができます。ただし、グラフィックスは最大でRTX 3060と、やや控えめです。

よくセールをやっていますが、セール対象のモデルは特に安いです。少し高めの構成を、比較的安く入手することができます。

静音性の高い山洋製 SF12-S4のリアケースファンを選択することも可能です。

フロントパネルは光沢で見た目は良いですが、ホコリが付着しやすそうです。ケース自体には特に目立った特徴はなく、シンプルな作りとなっています。ストレージやPCI-Expressカードの増設などはしやすいでしょう。 後々、自分でパーツを増設してみたい方にもお勧めです。

後でCPUを交換するのは現実的でないので、予算に限りがあれば、CPUだけ高性能なものを購入しておいて、少しずつパーツを増設するというのもいいと思います。