ASUS ROG Zephyrus M GU502の実機レビュー

更新日:2019年11月1日
CPU Core i7-9750H
GPU GTX 1660Ti
メモリ 16GB
ストレージ 512GB PCIe SSD
液晶 15.6型 FHD 非光沢
240Hz
質量 約1.95kg
バッテリー 最大 約6.8時間
価格[税別] 25万円台~
薄型・軽量のゲーミングノート

ROG Zephyrus M GU502シリーズは、ボディが非常に薄くて、質量も2.0kgを切るゲーミングノートです。バッグに入れやすく、軽いので、持ち運びに便利です。

また、Core i7-9750H + GTX1660Tiのミドルスペック構成にしては勿体ないくらいの液晶を搭載しており、240Hz駆動で3msの応答速度に対応し、sRGBも100%あります(メーカー仕様値)。

また、ゲーミングノートにしては珍しく、USB PowerDeliveryに対応しています。カフェや新幹線などで軽作業をしながら充電したいときに便利でしょう。

公式サイトはこちら

 

レビュー機は、メーカーからの貸出機です。今回は以下の構成でレビューをしています。

レビュー機の構成

Core i7-9750H、GeForce GTX 1660Ti、16GBメモリ、512GB PCIe SSD

 

目次

お忙しい方は、「ROG Zephyrus M GU502シリーズの特徴」のみお読みください。

 

ROG Zephyrus M GU502シリーズの特徴

薄型・軽量ボディ

ROG Zephyrus M GU502シリーズは、ゲーミングノートとしては非常にボディが薄く、さらに質量も2kgを切っており、持ち運びに便利な製品です。出張先でゲームやクリエイティブワークを行う方に最適な一台だと思います。

非常に薄いボディ

 

240Hz対応 & sRGB100%

ROG Zephyrus M GU502は240Hzの液晶を搭載しており、滑らかな映像でゲームを楽しめます。グラフィックス性能がミドルクラスのGeForce GTX 1660Tiなので、240 fps前後のフレームレートを出すのは難しいですが、ゲームによってはグラフィック設定を下げれば、100 fps前後のフレームレートが出ます。また、応答速度も3msとゲーミングノートにしては非常に速く、残像も少ないです。

メーカー仕様ではsRGB100%となっており、RAW現像や画像編集、動画編集などをするWeb系クリエイターにも適しています。

240Hz & sRGB 100%

 

ゲーミングノートなのにUSB Type-C充電が可能

ROG Zephyrus M GU502は、ゲーミングノートとしては珍しく、USB Type-Cポートで充電することが可能です。最大65Wの充電であるため、ゲームをしながら充電をするのは難しいですが、Web閲覧しているだけとか、Officeで文書を作っているだけとかなら十分充電することができます。

カフェや新幹線などで充電したいときに、ゲーミングノートの大きいACアダプターを使うには邪魔になり、目立ってしまいますが、USB Type-C充電器なら小型であるため邪魔になりません。外出先では、ゲームではなく、一般的な作業をするような方には便利でしょう。

USB Type-Cで充電が可能

 

ハイレゾオーディオ認証取得のDAC搭載

ASUS ROG Zephyrus M GU502は、ハイレゾオーディオ認証を取得したDACを内蔵しており、ハイレゾ対応ヘッドフォンを接続すれば、クリアな音でゲームなどを楽しむことができます。

ハイレゾ対応DAC

 

ゲームベンチマーク

GeForce GTX 1660Tiを搭載した本製品でのゲームのベンチマークスコアを下の表に掲載します。

本製品は、通常は「パフォーマンス」というモードになっていますが、下図の画面から「Turbo」というモードに切り替えられます。Turboのモードにすると、騒音値が高くなる代わりにフレームレートがやや向上します。ここでは「パフォーマンス」と「Turbo」で計測したベンチマークスコアを掲載します。

モードの切り替えボタン

 

目安として、おおよそ60 fpsを超えていれば、快適に動作すると思って下さい。

本製品なら、重い部類のゲームでも高めのグラフィック設定でゲームができます。

ただし、GeForce GTX 1660Tiにしてはやや低めのフレームレートでした。これはメモリがデュアルチャンネルではなく、シングルチャンネルであるためだと思われます。

重い部類のゲーム
ファイナルファンタジー 15
1920x1080 軽量品質 73 fps (Turbo 78 fps)
標準品質 67 fps (Turbo 70 fps)
高品質 54 fps (Turbo 56 fps)
括弧なしはパフォーマンス、括弧内はTurboでの設定
他のグラフィックスとの比較(1920×1080、高品質)
RTX 2080 Max-Q 83 fps
RTX 2070 81 fps
RTX 2070 Max-Q 70 fps
RTX 2060 61 fps
GTX1660Ti
Turbo
56 fps [レビュー機で計測]
GTX1660Ti
パフォーマンス
54 fps [レビュー機で計測]
GTX1060 41 fps
GTX 1650 40 fps
GTX1050Ti 26 fps
※ノート用グラフィックスのみで比較
中程度の重さのゲーム
ファイナルファンタジー 14 漆黒のヴィランズ
1920x1080 標準(ノート) 106 fps (Turbo 107 fps)
高(ノート) 99 fps (Turbo 101 fps)
最高品質 83 fps (Turbo 85 fps)
括弧なしはパフォーマンス、括弧内はTurboでの設定
他のグラフィックスとの比較(1920×1080、最高品質)
RTX 2080 Max-Q 117 fps
RTX 2070 110 fps
RTX 2070 Max-Q 98 fps
GTX 1660Ti 95 fps
RTX 2060 92 fps
GTX1660Ti
Turbo
85 fps [レビュー機で計測]
GTX1660Ti
パフォーマンス
83 fps [レビュー機で計測]
GTX1650 63 fps
※ノート用グラフィックスのみで比較
中程度の重さのゲーム
ファークライ ニュードーン
1920x1080 低品質 70 fps (Turbo 71 fps)
高品質 63 fps (Turbo 64 fps)
最高品質 60 fps (Turbo 61 fps)
括弧なしはパフォーマンス、括弧内はTurboでの設定
他のグラフィックスとの比較(1920×1080、最高品質)
RTX 2080 Max-Q 91 fps
RTX 2070 84 fps
RTX 2070 Max-Q 83 fps
GTX 1660Ti 73 fps
RTX 2060 71 fps
GTX1660Ti
Turbo
61 fps [レビュー機で計測]
GTX1660Ti
パフォーマンス
60 fps [レビュー機で計測]
GTX 1650 51 fps
※ノート用グラフィックスのみで比較
軽い部類のゲーム
ドラゴンクエストX
1920x1080 最高品質 15206 (Turbo 15259)
括弧なしはパフォーマンス、括弧内はTurboでの設定
※約5500で60fps

 

他のゲームについては、下のリンク先を参照下さい。ただし、リンク先で掲載したフレームレートより、本製品はやや低めになると思われます。

 

液晶ディスプレイのチェック

液晶ディスプレイのチェックです。

240Hz駆動に対応し、応答速度も3msと速いです。色域もメーカー仕様値ではsRGB100%(当サイトの計測では個体差・計測誤差もありsRGBカバー率98.8%)となっておりWeb系のクリエイターでも十分使える品質の液晶だと思います。最大輝度は、当サイトの計測では257cd/m2と普通です。その他の特性については以下のタブをご覧ください。

  • 色域
  • RGB
    発色特性
  • 視野角
  • 画素・
    ギラつき
  • 映り込み
  • フリッカー

色域は比較的広いです。当サイトの計測ではsRGBカバー率は98.8%、Adobe RGBカバー率は104.9%でした。

ガモット図
※ i1 Display PROでICCプロファイルを作成後、MacのColorSyncユーティリティでグラフを作成

ガンマ補正曲線を確認すると、やや青みが強いですが、どの色もほぼ1:1の直線に近く、素直な発色であることが分かります。

ガンマ補正曲線
※ i1 Display Proで計測。目標値は輝度:120、白色点:CIEイルミナントD65、ガンマ値:2.2

視野角は広いです。

視野角(斜めから見たときの見やすさ)

画素形状です。ギラつきはそれほど感じません。

画面拡大

非光沢液晶ですので、映り込みは低減されています。

画面への映り込み

今回確認した限りでは、フリッカーは感じませんでした。

フリッカーのテスト
※カメラのシャッタースピードを1/2000秒にして撮影したときの画面

 

表示遅延

キーを押してから、メモ帳に文字が表示されるまでの時間(表示遅延)をハイスピードカメラで撮影し計測したところ、約28msでした(3回平均)。他の一般的なノートPCで計測したところ80ms前後が多かったので、遅延はかなり少ないと思います。なおこれは、液晶だけでなくPC全体の遅延となります。

 

残像

応答速度が3msとあるように、残像は非常に少ないです。

「UFO Test」のサイトの左から右へ移動するUFOを1/2000のシャッタースピードで撮影したところ、普通のノートPCは2フレーム前くらいまで残像が表示されているのに対し、本製品は240Hz駆動とフレームの切り替えが速いにも関わらず、1フレーム前がうっすら見える程度でした。

「UFO Test」のサイトのGhosting Testを実行( 画面のリフレッシュレートに合わせてUFOが左から右へ移動)し、速いシャッタースピード(1/2000)で撮影したときの画像。

 

キーボードおよびタッチパッドのチェック

ROG Zephyrus M GU502シリーズのキーボードのチェックです。

実測で、キーピッチは横:19x19mm、キーストロークは約1.2mmです。底付きの衝撃が少なく、比較的打ちやすいキーボードだと思います。また、Nキーロールオーバーにも対応しています。

ただし、英語キーボードのみとなっており、特殊キーの配置や、Enterキーの形状などがやや異なります。ここは好き嫌いが分かれると思います。

タッチパッドについては、クリックボタンのクリック音がやや大きいものの、操作は比較的しやすいです。

キーボード全体図
キーの拡大図

 

キーボードバックライトも搭載しています。

キーボードバックライト

 

パフォーマンスのチェック

パフォーマンスのチェックです。

 

本製品は、通常は「パフォーマンス」というモードになっていますが、下図の画面から「Turbo」というモードに切り替えられます。Turboのモードにすると、騒音値が高くなる代わりにパフォーマンスがやや向上します。ここでは「パフォーマンス」と「Turbo」で計測したベンチマークスコアを掲載します。

モードの切り替えボタン

 

CPU

ゲーミングノートによく採用されるCore i7-9750Hを搭載しています。ベンチマークスコアは「パフォーマンス」モードだと普通のスコアですが、「Turbo」にすると、10%ほどスコアが上昇しました。

CPU性能の目安
~ CINEBENCH R20 マルチコア ~
Core i7-9750H
他のCPUとの比較(マルチコア)
Core i9-9980HK
Turbo オン
3405
Core i7-8700 3043
Core i7-9750H
Turbo
2810 [レビュー機で計測]
Core i7-9750H
パフォーマンス
2520 [レビュー機で計測]
Core i5-9300H 1880
Core i7-8565U 1268
Core i5-8265U 1252
Core i3-8145U 952
Celeron 3867U 294
※緑色のバーが、本製品で選べるCPUです
※[レビュー機で計測]と書かれたCPU以外は、他のPCで計測した代表値です

 

グラフィックス

3DMarkも、「パフォーマンス」モードだと普通のスコアですが、「Turbo」にするとスコアがやや伸びます。

グラフィックス性能の目安
~ 3D Mark Time Spy - Graphics score ~

GeForce GTX 1660Ti
他のグラフィックスとの比較(Graphics score)
デスクトップ用RTX 2080Ti 12388
デスクトップ用RTX 2080 10674
デスクトップ用RTX 2070 8605
ノート用RTX 2080 Max-Q 8068
ノート用RTX 2070 7778
デスクトップ用RTX 2060 7417
ノート用RTX 2070 Max-Q 6600
デスクトップ用GTX 1660Ti 6064
ノート用GTX 1660Ti
Turbo
5832 [レビュー機で計測]
ノート用GTX 1660Ti
パフォーマンス
5596 [レビュー機で計測]
ノート用RTX 2060 5597
ノート用GTX 1650 3332
ノート用GTX 1050Ti 2201
ノート用GTX 1050 1689
※緑色のバーが、本製品で選べるグラフィックスです
※[レビュー機で計測]と書かれたグラフィックス以外は、他のPCで計測した代表値です

 

ストレージ

ストレージには、PCIe-NVMe SSDを搭載しており高速です。

ストレージ性能の目安
~ CrystalDiskMark Seq Q32T1 Read [MB/s] ~
512GB PCIe SSD
他のストレージとの比較(Seq Q32T1 Read [MB/s] )
PCIe-NVMe SSD 1652 [レビュー機で計測]
SATA-AHCI SSD 550
HDD 140
※緑色のバーが、本製品で選べるストレージです
※[レビュー機で計測]と書かれたストレージ以外は、他のPCで計測した代表値です

 

実際のソフトで計測した処理時間

以下、実際のソフトウェアで計測した各種処理時間です。

Adobe Lightroom Classic CCによるRAW現像時間

ゲームベンチマークと同様に速度が遅いです。これも、メモリがシングルチャンネルであるためだと思われます。

Core i7-8700
32GBメモリ
71秒
Core i7-9750H
16GBメモリ
82秒
Core i7-9750H
16GBメモリ
Turbo
125秒 [レビュー機で計測]
Core i7-9750H
16GBメモリ
パフォーマンス
126秒 [レビュー機で計測]
Core i7-8565U
16GBメモリ
130秒
※プロファイル補正を適用した100枚のRAWファイル(1枚あたり約45MB)を同じ書き出し設定でjpegに書き出し、所要時間を計測。
※「Lightroomにおすすめノートパソコン」の記事も興味があればご覧ください。
Adobe Premiere Pro CCによる書き出し時間

Premiere Proも同様に遅いです。

Core i7-9750H/16GB
RTX 2070 Max-Q
42秒
Core i7-9750H/16GB
GTX 1660Ti
47秒
Core i7-9750H/16GB
GTX 1660Ti
Turbo
74秒 [レビュー機で計測]
Core i7-9750H/16GB
GTX 1660Ti
パフォーマンス
76秒 [レビュー機で計測]
Core i5-9300H/8GB
GTX 1650
103秒
Core i7-8565U/16GB
GeForce MX250
147秒
Core i7-8650U/16GB
Intel UHD 620
473秒
※ 4K動画(約2分)に、「テキスト(ブラー付)」+「RGBカーブ補正」+「シャープ」+「自然な彩度」のエフェクトおよびBGMとなるオーディオを加え、H.264形式、YouTube 1080p HDのプリセットで書き出したときの時間
※ グラフィックスは全てノートPC用
TMPGEnc Video Mastering Works 7 によるエンコード時間

TMPGEnc Video Mastering Works 7によるエンコード時間は速いです。Turboモードにするとさらに速くなります。

  パフォーマンス Turbo
x265でエンコード (※1) 15分48秒 14分25秒
NVENCでエンコード (※2) 1分17秒 1分17秒
QSVでエンコード (※3) 3分21秒
XAVC Sの動画(約2分、4K)をH.265/HEVCへ変換したときの時間
※1 "4K"や"8K"にも対応したx264の後継のエンコーダー。エンコードは遅いが画質が綺麗
※2 NVIDIAのKeplerコア以降のGPUに搭載されるハードウェアエンコーダー
※3 CPU内蔵のハードウェアエンコーダー
x265でのエンコード時間
Core i9-9980HK 12分25秒
Core i7-8700 12分27秒
Core i7-9750H
Turbo
15分25秒 [レビュー機で計測]
Core i7-9750H
パフォーマンス
15分48秒 [レビュー機で計測]
Core i7-8565U 31分50秒
Core i5-8265U 32分07秒
Core i3-8130U 45分24秒
※[レビュー機で計測]と書かれたCPU以外は、他のPCで計測した代表値です
x265でエンコード時間中のCPUクロック

パフォーマンスのモードにしたときのCPUクロックです。普通のクロックだと思います。

モード:パフォーマンス

 

質量のチェック

質量のチェックです。

メーカーサイトには「約1.95kg」とあり普通です。当サイトの計測値は下表の通りです。ゲーミングノートおよびクリエイターノートとしては軽量です。

質量の計測結果(当サイトによる実測値)
  質量
PC本体 1.916kg
ACアダプター 780kg

 

バッテリー駆動時間のチェック

バッテリー駆動時間のチェックです。

バッテリー容量をフリーソフトで確認すると約76Whです。

バッテリー駆動時間は下の通りで普通の駆動時間です。前述した通り、USB Typ-C充電器で充電できるため、外出先のカフェなどで充電するときは、このような充電器をうまく活用しましょう。

バッテリー駆動時間の計測結果(当サイトによる実測値)
  バッテリー駆動時間
(1) JEITA2.0測定方法 約6.8時間
(2) 動画再生時 5時間43分
(3) PCMark 8 Work テスト 4時間26分
(4) PCMark 10 Battery (Gaming)
※画面輝度は約120cd/m2、電源モードは高パフォーマンス
(1) メーカー公表値
(2) ローカルディスクに保存した動画(解像度:720x480)を連続再生
(3) ブラウザでのショッピング/大量の画像閲覧、文書作成、表計算、ビデオチャットなどを実行
(4) PCMark 10 Battery内のゲームを実行。NVIDIAの設定で最大30fpsに制限

 

 


 

 

以下、静音性、パーツの温度、表面温度、消費電力を計測していますが、搭載するパーツの種類によって結果は大きく変わります。

静音性のチェック

動作音(静音性)のチェック結果です。

「パフォーマンス」のモードにしたときは、アイドル時は普通の騒音値ですが、他の状態はやや高めの騒音値です。「Turbo」モードにすると、さらに騒音値は上がります。

  • パフォーマンス
  • Turbo
騒音値
騒音値
計測機器:リオン NL-42K
部屋を極力無音にしたときの騒音値:20.0dB
※無響室で測定したわけではないので、数値は不正確です
※CPU使用率およびGPU使用率は平均値です
【PCの状態】
左から1番目:アイドル時(何も操作していない状態)
左から2番目:TMPGEnc Video Mastering Works でエンコードした時(x265)
左から3番目:FF14 紅蓮ベンチマーク ループ実行 60fpsに制限(標準品質(デスク)、1920x1080)
左から4番目:FF14 紅蓮ベンチマーク ループ実行 60fps制限なし(最高品質、1920x1080)

 

参考までに、当サイトで使用している騒音計が表示する騒音値の目安を掲載します。

使用計器の騒音値の目安

 

パーツの温度のチェック

各パーツの温度のチェック結果です。もし、あまりにも温度が高いと、パーツの寿命や動作の安定性に影響します。

薄型ボディですが、温度は普通です。「パフォーマンス」モードと「Turbo」モードで計測しましたが、「Turbo」モードのほうがやや低めの温度でした。

  • パフォーマンス
  • Turbo
各パーツの温度
各パーツの温度
測定環境:室内温度 約26℃、 測定ソフト:HWMonitor
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです
※FF14ベンチ実行時の温度は、温度が高めになる最後のシーン

 

エンコード時の温度の詳細

下図は、CPU使用率がほぼ100%になるエンコード時のCPU温度の詳細です。「パフォーマンス」モードで計測した数値です。70℃台で推移しており、普通の温度だと思います。

CPU温度
x265でエンコード中のCPU温度

 

FF XIVベンチ(fps制限なし)実行時の温度の詳細

下図は、FF XIVベンチマーク(fps制限なし)実行時のGPU温度の詳細です。「パフォーマンス」モードで計測した数値です。こちらも70℃台で推移しており、普通の温度だと思います。

GPU(グラフィックス)温度
FF XIVベンチ(最高品質、fps制限なし)実行中のGPU温度

 

表面温度のチェック

本体の表面温度のチェック結果です。こちらは「パフォーマンス」モードで計測した数値です。

キーボード中央部分は熱いですが、パームレストおよびWASDキーはそれほど熱くありません。

PC本体の表面温度
サーモグラフィー:FLIR ONE PRO
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです

 

消費電力のチェック

消費電力のチェック結果です。数値は変動しますが、確認できた最も高い数値を掲載しています。

ゲーミングノートなので、一般的なノートPCよりも消費電力は高いです。

消費電力
測定機器:ワットチェッカー TAP-TST7
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです
※確認できた中で、最も高い消費電力を掲載しています

 

外観のチェック

ROG Zephyrus M GU502の外観のチェックです。

ボディには、マグネシウム-アルミニウム合金が採用されています。3辺狭額ベゼルで、見た目もモダンです。

 

天板です。ロゴはうっすらと赤く光ります。

 

液晶が開く最大の角度です。

 

側面のインターフェースです。ポートの種類は豊富です。

 

底面です。

スピーカーは底面にあります。音質は悪くありませんがややこもった感じがあります。ノートPC基準で、10点満点で採点すると5~6点くらいです(普通が5点。あくまで筆者独自の判断です)。

 

ACアダプターは、230W(19.5V、11.8A)と大容量です。

 

まとめ

ROG Zephyrus M GU502シリーズは、非常に薄型で、ボディも軽いゲーミングノートです。

スペックは、Core i7-9750H、GeForce GTX 1660Tiのミドルスペックとなっています。液晶については、240Hz対応、3msの応答時間で遅延も少なく、sRGB100%となっており優秀です。

外出や出張時に、ノートPCを持ち運びたいゲーマー、クリエイターに最適な一台です。

また、USB Type-CによるPowerDeliveryに対応しており、小型のPD充電器が使えるため、カフェなど軽作業を行うとき、サイズが大きい230WものACアダプターを繋げなくてもいいので便利です。

 

非常に薄くて軽いゲーミングノート

ROG Zephyrus M GU502シリーズ

特徴

  • 薄型・軽量で持ち運びに便利
  • 240Hz対応、3msの応答速度で液晶の品質が高い
  • USB Type-Cによる充電が可能

こんなあなたに

  • 外出先にノートを持ち出したいゲーマー
  • 外出先にノートを持ち出したいクリエイター
  • 価格25万円台[税別]~
公式サイトはこちら

 

 

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