ASUS ROG Strix SCAR 15の実機レビュー
CPU | Core i9-10980HK Core i7-10875H |
---|---|
GPU | RTX 2070 SUPER |
メモリ | 最大32GB |
ストレージ | PCIe SSD |
液晶サイズ | 15.6インチ |
液晶種類 | FHD IPS 300Hz |
質量 | 約2.35kg |
バッテリー | 約8.0時間 |
価格[税込] | 29万円台~ |
ASUS ROG Strix SCAR 15は、最大でCore i9-10980HKおよびRTX 2070 SUPERを搭載し、300Hzの高リフレッシュレート液晶に対応したゲーミングノートPCです。
特にCore i9-10980HKの処理時間が、他のPCで計測したときよりも速かったです。
表面温度も低めであったことから、長時間ゲームをする方にも最適でしょう。
sRGBカバー率が約100%あり、Web掲載用の動画編集などをするクリエイターにもおすすめです。
レビュー機は、メーカーからの貸出機です。今回は次の構成でレビューをしています。
レビュー機の構成
Core i9-10980HK、 32GBメモリ、GeForce RTX 2070 SUPER、2TB RAID 0 SSD
目次
お忙しい方は、「 ASUS ROG Strix SCAR 15の特徴」のみお読みください。
ASUS ROG Strix SCAR 15の特徴
8コア高性能CPU「Core i9-10980HK」を搭載可能
ROG Strix SCAR 15は、8コア/16スレッドの「Core i9-10980HK」もしくは「Core i7-10875H」を搭載しています。かなり高い性能のCPUで、負荷の高いクリエイティブ作業も快適にできるスペックです。
Core i9-10980HK | Core i7-10875H | Core i7-10750H | |
開発コード名 | Comet Lake | ||
製造プロセス | 14nm | ||
コア / スレッド数 | 8 / 16 | 8 / 16 | 6 / 12 |
ベース動作周波数 | 2.4 GHz | 2.3 GHz | 2.6 GHz |
ターボ・ブースト利用時の最大周波数 | 5.3 GHz | 5.1 GHz | 5.0 GHz |
インテル ターボ・ブースト・マックス・テクノロジー 3.0 の動作周波数 | 5.10 GHz | 4.90 GHz | 4.8 GHz |
キャッシュ | 16MB | 16MB | 12MB |
TDP | 45W | 45W | 45W |
メモリ | DDR4-2933 | ||
内蔵GPU | UHD Graphics |
特に本製品は、高いクロックで推移し、同CPUを搭載した他のPCで計測したときよりも、速い処理時間でした。CINEBENCH R20ではRyzen 4800Hなどより劣るスコアであるものの、Adobe Lightroom ClassicやTMPGEnc Video Mastering Works 7などの実際のソフトを使った処理時間を計測すると、Ryzen 4800Hなどより速い処理時間でした。クリエイター向けソフトも使うようであれば、おすすめの製品です。
超高性能グラフィックス「RTX 2070 SUPER」を搭載
ASUS ROG Strix SCAR 15は、RTXシリーズの中でも高性能な「RTX 2070 SUPER」を搭載しています。
ノート用グラフィックスではトップクラスの性能を持ち、デスクトップ用グラフィックスと比較するとRTX 2060 SUPERと同等性能であり、負荷の高いゲームでも最高設定でプレイできるほどのパワーを持ちます。詳しくはゲームベンチマークをご覧ください。
300Hzの高リフレッシュレートパネルを搭載
昨今のゲーミングノートPC界では、120Hz駆動、144Hz駆動、240Hz駆動のような高リフレッシュレート液晶を搭載した機種がもはや当たり前となりつつありますが、ROG Strix SCAR 15ではそれらを超える300Hz駆動の超・高リフレッシュレート液晶を搭載できる点が大きな特徴です。
VALORANTをプレイしてみましたが、通常の60Hzの液晶と比べると、動き出しの速さ、滑らかさ、視認性などまるで違います。次のフレームがより早く見え、ターゲットの追跡が簡単になり、エイムもしやすくなり、ゲームを優位に進めることができます。
sRGBカバー率 100%の色域
ゲーミングノートPCは、高額な製品でも液晶の色域(色を表現できる広さ)が狭いものも存在します。一方、ASUS ROG Strix SCAR 15の色域は、sRGBカバー率100%となっており、とても見やすいです。Web系のクリエイターも使える液晶です。
幻想的なイルミネーション
ASUS ROG Strix SCAR 15は、幻想的なLEDのイルミネーションで飾られたゲーミングPCらしいデザインです。好みが分かれるかもしれませんが、部屋を暗くしたときに光るアイテムが好きな方には、最適な1台でしょう。
keystone(NFC)キーが付属
Key Stoneとは、下図のようなキーを指し、PC本体に挿すと、シャドウドライブ(暗号化ドライブ)を開いたり、自分のプロファイルを読み込んで選択したゲームやアプリを起動したりすることができます。また、keystoneを外すと、Windowsアカウントからすばやくログアウトしたりすることも可能です。
英語配列キーボードである点は好みが分かれる
ROG Strix SCAR 15のキーボードはUS配列の英語キーボードのみとなっています。日本語キーボードは選べないためご注意下さい。
日本語キーボードと違って、[Enter]キーが横長であったり、特殊キーの位置が異なっていたりします。US配列に慣れていない方は、キー入力に関しては、慣れるまで時間がかかると思います。
ただ、PCゲームはUS配列キーボードを想定して作られているので、ゲームをプレイする上では問題なく、むしろプレイしやすいでしょう。
ASUSのあんしん保証
ASUSでは最近、「ASUSのあんしん保証」というサービスを展開しています。この保証の特徴は、どんな理由の故障であれ部品代の20%のみで製品を修理してくれるという点です。もちろん、メーカー責任の自然故障については、保証期間内であれば、無償で修理してくれます。
メモリやストレージなどを増設し故障しても、他のメーカーであれば保証対象外となるケースもありますが、ASUSなら故障した部品代の20%で修理してくれます。加入料は0円なので、是非登録をおすすめします。
なお、有効期限は1年ですが、有償で保証期限を3年に伸ばす「ASUSのあんしん保証 Premium 3年パック」 も用意されています。詳細はメーカーサイトをご確認下さい。
各用途の快適度
ASUS ROG Strix SCAR 15の各用途の快適度は次のように考えます。もちろん、細かい用途や、ソフトによっても快適具合は変わってきますので、参考程度にご覧下さい。
用途 | 快適度 | コメント |
Web閲覧 Office作業 |
◎ | 色域が広く視野角も広く見やすい液晶です。ただし、英語キーボードで配列が日本語キーボードと異なるのでご注意下さい。 |
---|---|---|
動画鑑賞 | ◎ | 見やすい画面で、スピーカー音も比較的良く、快適に動画鑑賞できます。 |
RAW現像 画像編集 |
○/◎ | CPU性能が非常に高く作業は快適です。液晶の色域もsRGBカバー率100%となっているので、Web系のクリエイターに最適です。ただし、DTP系のクリエイターの場合は、もっと広い色域の製品がいいでしょう。 |
動画編集 | ○/◎ | CPUおよびグラフィックス性能が高く、快適に動画編集ができます。色域も十分広いです。ただし、DCI-P3ほどの色域はないため、プロの映像クリエイターはここが不満に思うかもしれません。 |
ゲーム | ◎ | 高い性能のグラフィックスに300Hz駆動のディスプレイを搭載し、快適にゲームができるでしょう。 |
ゲームベンチマーク&フレームレート
動作モード
ゲームに付属のベンチマーク機能のスコア、または実際にゲームをプレイし、Frapsで計測したフレームレートを掲載します。
なお、本製品は、いくつか動作モードを選択できますが、ここでは「Turbo」モードにして計測しています。動作モードを変更するには、Fn+F5を押すか、「ARMOURY CRATE」のソフトを起動し、ここから変更します。
eスポーツタイトルのフレームレート
国内で人気の高いeスポーツタイトルのフレームレートを掲載します。実際にゲームをプレイし、Frapsでフレームレートを計測しています。すべて同じ状況で計測しているわけではないので、あくまで参考値としてご覧ください。
VALORANTなら高設定でも、平均フレームレートが300fpsを超えています。他のゲームはそこまでのフレームレートは出ませんが、高設定でも150 fps前後は出ており、快適にゲームができます。
軽い部類のゲーム
Apex Legends
|
||
---|---|---|
1920x1080 | 低設定 | 276 fps |
高設定 | 163 fps |
軽い部類のゲーム
VALORANT
|
||
---|---|---|
1920x1080 | 低設定 | 376 fps |
高設定 | 307 fps |
軽い部類のゲーム
フォートナイト
|
||
---|---|---|
1920x1080 | 低設定 | 239 fps |
高設定 | 182 fps | |
最高設定 | 151 fps |
その他のゲームタイトルのフレームレート
その他のゲームのベンチマークスコアを下の表に掲載します。重いゲームでも、最も高いグラフィック設定で60fpsを超えてきます。少しグラフィック設定を落とせば、100fps以上のフレームレートでゲームが出来るものが多いです。
重い部類のゲーム
ファイナルファンタジー 15
|
||
---|---|---|
1920x1080 | 軽量品質 | 14112 / 141 fps |
標準品質 | 11498 / 115 fps | |
高品質 | 8793 / 88 fps |
重い部類のゲーム
シャドウオブザトゥームレイダー
|
||
---|---|---|
1920x1080 | 最低 | 136 fps |
中 | 115 fps | |
最高 | 104 fps |
重い部類のゲーム
モンスターハンターワールド:アイスボーン
|
||
---|---|---|
1920x1080 | 低 | 116 fps |
高 | 97 fps(118 fps) | |
最高 | 73 fps(94 fps) |
重い部類のゲーム
ボーダーランズ3
|
||
---|---|---|
1920x1080 | 低 | 154 fps |
高 | 85 fps | |
ウルトラ | 77 fps |
中程度の重さのゲーム
ファイナルファンタジー 14 漆黒のヴィランズ
|
||
---|---|---|
1920x1080 | 標準(ノート) | 21521 / 183 fps |
高(ノート) | 19467 / 155 fps | |
最高品質 | 17502 / 127 fps |
中程度の重さのゲーム
ファークライ ニュードーン
|
||
---|---|---|
1920x1080 | 低品質 | 122 fps |
高品質 | 106 fps | |
最高品質 | 95 fps |
中程度の重さのゲーム
PLAYERUNKNOWN'S BATTLEGROUNDS
|
||
---|---|---|
1920x1080 | 非常に低い | 193 fps |
中 | 182 fps | |
ウルトラ | 167 fps |
軽い部類のゲーム
ドラゴンクエストX
|
||
---|---|---|
1920x1080 | 最高品質 | 10331(すごく快適) |
上に掲載した以外のゲームのフレームレートについては、下を参考にしてください。
ディスプレイのチェック
ディスプレイの詳細なチェックです。
300Hz駆動に対応し、遅延も残像も少なく、優秀なディスプレイです。その他の特性については以下のタブをクリックしてご覧ください。なお、最大輝度は、当サイトの計測では292cd/m2と普通です。
- 色域
- RGB
発色特性 - 視野角
- 画素・
ギラつき - 映り込み
- フリッカー
遅延
キーを押してから、メモ帳に文字が表示されるまでの時間(表示遅延)をハイスピードカメラで撮影し計測したところ、約22msでした。他の一般的なノートPCで計測したところ80ms前後が多かったので、遅延はかなり少ないと思います。なおこれは、液晶だけでなくPC全体の遅延となります。
残像
「UFO Test」のサイトの左から右へ移動するUFOを十分速い1/2000のシャッタースピードで撮影したところ、2フレーム目くらいまで残像がありました。普通のノートPCは、60Hzで2フレーム前くらいまでの残像ですが、本製品は300Hzと単位時間当たり5倍のフレームが表示されているにも関わらず2フレーム前までしか映っていなかったので、残像は非常に少ないです。
キーボードおよびタッチパッドのチェック
キーボードとタッチパッドのチェックです。
Nキーロールオーバーとアンチゴーストテクノロジーに対応し、2,000万回以上のキープレスに耐えるように設計されキーボードを搭載しています。
実測で、キーピッチは横:約19mm、縦:約18.5mm、キーストロークは約1.9mmです。キートップは湾曲しており、底付きの衝撃も少なく、応答も速く、タイピングしやすいキーボードです。
また、パームレストの表面温度が上がりにくく、肌触りも良いです。
ファンクションキーは、F4とF5の間や、F8とF9の間など隙間がありキーを探しやすいです。また、矢印キーが一段下がっているため、見なくても押しやすいです。
音量ボタン、ミュート、動作モードを変更するボタンなど、5つの専用ゲーミングホットキーが、キーボードの上に隔離されて配置されています。
タッチパッドの操作性は普通で、クリックボタンは軽めの力で押すことができます。また、タッチパッド上の「NumLK」キーを長押しすると、テンキーが表示されます。物理キーではないため、ブラインドタッチはやりにくいですが、たまにしか使わない方であれば、いざというとき便利です。
パフォーマンスのチェック
パフォーマンスのチェックです。ここでは、いくつかある動作モードのうち、デフォルトの「パフォーマンス」と最も高いパフォーマンスが出る「Turbo」でベンチマークなどを計測しました。
CPU
8コア16スレッドの非常に高い性能のCPUを搭載しています。多くのソフトが快適に動きます。また、他のPCで計測したときよりも、高めのベンチマークスコアが出ていました。
~ CINEBENCH R20 ~
※[Turbo]、[パフォーマンス]と書かれていないCPUは、他のPCで計測した代表値です
グラフィックス
内蔵グラフィックスには以下のものを選択できます。今回、GeForce RTX 2070 SUPERを搭載していますが、非常に高いスコアです。
~ グラフィックス性能の評価 ~
※[Turbo]、[パフォーマンス]と書かれていないCPUは、他のPCで計測した代表値です
GPU-Zで確認したRTX 2070 SUPERの情報は次の通りです。グラフィックスメモリ容量は8GBです。
ストレージ
ストレージには、PCIe SSDを搭載しており高速です。特に今回、RAID 0の構成です。ただ、RAID 0 の割には、単体のPCIe SSDとそこまで変わらないベンチマークスコアでした。
~ ストレージ性能の評価 ~
その他のベンチマークスコア
以下、その他のベンチマーク結果を掲載します。
クリエイターソフトの処理時間
各クリエイターソフトの処理時間を掲載します。以下のグラフでは、レビュー機で計測したグラフのみ緑色にしています。
ここでは、「Turbo」の設定にしたときのみ掲載します。非常に速い現像時間でした。
※「Lightroomにおすすめノートパソコン」の記事も興味があればご覧ください。
※[Turbo]と書かれたCPU以外は、他のPCで計測した代表値です
Adobe Premiere Proの書き出し時間も非常に速いです。
※ 4K/30p動画(約10分)に、「テキスト」+「露光量」+「自然な彩度」+「トランジション」のエフェクトおよびBGMとなるオーディオを加え、H.264形式、YouTube 2160p 4K Ultra HDのプリセットで書き出したときの時間
※ グラフィックスは全てノートPC用
※[Turbo]と書かれていないものは、他のPCで計測した代表値です
エンコード時間についても、Ryzen 9 4900HSなどよりも高速でした。
Turbo | パフォーマンス | |
x265でエンコード (※1) | 10分45秒 | 11分00秒 |
NVENCでエンコード (※2) | 53秒 | 56秒 |
QSVでエンコード (※3) | 2分38秒 | 2分39秒 |
※1 "4K"や"8K"にも対応したx264の後継のエンコーダー。エンコードは遅いが画質が綺麗
※2 NVIDIAのKeplerコア以降のGPUに搭載されるハードウェアエンコーダー
※3 CPU内蔵のハードウェアエンコーダー
質量のチェック
質量のチェックです。
メーカーサイトには「約2.35kg」と記載されています。ゲーミングノートとしては普通の質量です。
質量 | |
PC本体 | 2.342kg |
ACアダプター | 1.003kg |
以下、静音性、パーツの温度、表面温度、消費電力を計測していますが、搭載するパーツの種類によって結果は変わります。
静音性のチェック
動作音(静音性)のチェック結果です。
「Turbo」時の騒音値はかなり高めでうるさく感じます。「パフォーマンス」にすれば、大分騒音値が下がります。
参考までに、当サイトで使用している騒音計が表示する騒音値の目安を掲載します。
パーツの温度のチェック
各パーツの温度のチェック結果です。ここでは、エンコード時とFF14ベンチマーク実行時の温度についてのみ掲載します。
エンコード時のCPU温度の詳細
下図は、CPU使用率がほぼ100%になるエンコード時のCPU温度の詳細です。80~90℃前後で推移しており高めの温度ですが、Core i9-10980HKの高性能CPUの割には、温度は抑えられているのではないかと思います。なお、「Turbo」時も「パフォーマンス」時も温度はそれほど変わりませんでした。
ゲーム時のGPU温度の詳細
下図は、ゲーム時のGPU温度の詳細です。約80℃で推移しており、やや高めの温度です。こちらも、「Turbo」時も「パフォーマンス」時も温度はそれほど変わりませんでした。
表面温度のチェック
本体の表面温度のチェック結果です。ここでは、Turbo時の表面温度のみ掲載します。
表面温度は優秀で、かなり高い性能のパーツを搭載しているのに、低めの温度です。特にパームレストの温度がほとんど上昇せず、長時間のゲームも快適にプレイできるでしょう。
消費電力のチェック
消費電力のチェック結果です。確認できた最も高い数値を掲載していますが、数値は変動するため参考程度にご確認下さい。こちらも、Turbo時の表面温度のみ掲載します。
高性能CPUおよび高性能グラフィックスを搭載しており、ゲーミングノートPCの中でも高めの消費電力です。
外観のチェック
外観のチェックです。
BMW Designworks Groupとのコラボレーションから発想を得て生み出されたデザインです。左右非対称になっている点など独創的ですが、素材は樹脂だと思うので高級感はありません。
天板です。
電源ボタンです。
液晶を閉じると筐体に吸い込まれるような構造で、液晶を閉じたときにヒンジが見えなくなるようになっています。
スピーカーは、2Wx2で、左右側面に配置されています。音質は、ノートPC基準で10点満点で採点すると6点くらいです(普通が5点。あくまで筆者独自の判断です)。
ボディは比較的薄く出来ています。
排気口部分は出っ張っており、排熱性能を高めています。
インターフェースは次の通りです。SDカードスロットがありません。
液晶が開く最大の角度です。
底面の画像です。
底面カバーを外したときの画像です。冷却ファンは2つで、ヒートパイプは6本もあります。左側のファンについては2方向から排気を行っています。また、CPUにはThermal Grizzly社の液体金属グリスを採用しており、仕様ではCPU温度を最高12度下げられるそうです。
ライティング用のケーブルがあるので気を付けましょう。
メモリは2スロットです。
M.2 SSDは合計3つあります。今回は、2つ搭載しており、RAID 0構成になっています。
ACアダプターは薄型ですが重量はあります。
ACアダプターの詳細は以下の通りです。
まとめ
以上が、ASUS ROG Strix SCAR 15のレビューです。
最大で、Core i9-10980HK、GeForce RTX 2070 SUPERを搭載できる非常にスペックの高いゲーミングノートPCです。特に本製品で計測したエンコード時間などは、Ryzen 4000 Hシリーズのプロセッサーよりも速かったです。
また、300Hzの高リフレッシュレート液晶を搭載しており、さらに応答速度や遅延も少なく、ゲームを優位に進められます。
ゲームをしていても、パームレストの温度がほとんど上昇しない点も優秀で、長時間のゲームも快適です。
sRGBカバー率100%の液晶で、CPU性能も高いことから、動画編集などにもおすすめです。
「Turbo」時の騒音値が高い点がやや気になりますが、総じて優れた機種ではないかと思います。
300Hz対応高性能ゲーミングノート
ASUS ROG Strix SCAR 15
特徴
- 最大Core i9-10980HK搭載
- 最大GeForce RTX 2070 SUPER搭載
- 300Hzの高リフレッシュレート液晶搭載
- 表面温度が低め
こんなあなたに
- 高性能なゲーミングノートPCが欲しい方
- 動画編集もしたい方
- 価格29万円台[税込]~
関連ページ
ASUSのノートパソコンの一覧。TransBook、Zenbookなどのブランドごとやサイズごとに掲載。
ゲーミングノートパソコンの比較ページ。ALIENWAREやGALLERIA、NEXTGEAR-NOTE、OMENといったゲームブランドノートPCの比較。
パソコンに必須のセキュリティソフトの比較ページ。セキュリティソフトの選び方や、比較一覧表、用途ごとのおすすめ製品などを掲載。