デル Inspiron 14 5000 2-in-1(5406) の実機レビュー

更新日:2020年11月11日
CPU Core i7-1165G7
Core i5-1135G7
Core i3-1115G4
メモリ 4GB ~ 16GB
ストレージ PCIe SSD
液晶サイズ 14インチ
液晶種類 FHD 広視野角 光沢 タッチ
質量 1.55kg / 1.62kg
バッテリー 40Wh
価格[税込] 6万円台~
ペンが使えるPCが6万円台~

Inspiron 14 5000 2-in-1(5406)は、ペンが使えるノートパソコンです。ペンで文字を入力したり、お絵かきをしたりすることができます。

価格も、税別6万円台からという安さです。

また、第11世代Coreプロセッサーを搭載し処理性能も高いです。

翌営業日に出荷される短納期モデルもあるため、すぐにパソコンが欲しい方にもおすすめです。

公式サイトはこちら

 

レビュー機は、当サイトの購入品です。今回は以下の構成でレビューをしています。

レビュー機の構成

Core i3-1115G4、4GBメモリ、256GB PCIe SSD

 

目次

お忙しい方は、「Inspiron 14 5000 2-in-1(5406) の特徴」のみお読みください。

 

Inspiron 14 5000 2-in-1(5406) の特徴

ペン対応で6万円台からと安い

Inspiron 14 5000 2-in-1(5406)は、ペンに対応した製品で、手書きでメモをとったり、お絵かきをしたりすることができます。しかも、ペン対応の製品としては比較的安く、Core i3モデルなら6万円台から購入することが可能です。

ペン対応

 

なお、ペンはオプションです。構成のカスタマイズ画面で、Dell アクティブペン(PN350M)を選択することができます。なお、このペンは筆圧検知が1024段階となっており、そこまで性能の良いペンではありません。本格的なイラストには適さないでしょう。手書きでメモをとったり、図を描いたり、簡単なイラストを描いたりする分には十分だとは思います。

ペンはオプション

 

なお、今回、PN350Mは持っていないので、Dellプレミアムアクティブペン(PN579X)およびSurface Penを試しましたが、傾きは検知しませんでした。

 

変形して使える2 in 1 PC

Inspiron 14 5000 2-in-1(5406)は、下図のように変形して使うことができます。子供と一緒に画面を見るときなど、キーボードを触らせたくない場合、L字型にするといいと思います。ペンで描くときは、タブレット形状にすると描きやすいです。

変形して使えるノートパソコン

 

即納モデルあり

Inspiron 14 5000 2-in-1(5406)は、カスタマイズしても2~7日程度の比較的短い納期ですが、さらに翌日出荷の即納モデルも取りそろえています。すぐにパソコンが欲しい方におすすめです。

即納モデルあり

 

最新の第11世代Coreプロセッサー搭載

Inspiron 14 5000 2-in-1(5406)は、最新の第11世代Coreプロセッサーを搭載しています。特にCore i5とCore i7は性能が大きく向上しています。軽いゲームや、簡単なFHD動画の編集などもできることでしょう。事務作業のみのようなケースならCore i3でも大丈夫です。

第11世代インテルCoreプロセッサー

 

Core i7モデルはアルミ製タイタングレー

Core i3およびCore i5モデルは、「プラチナシルバー」または「デューン」というカラーですが、Core i7モデルのみアルミを採用した「タイタングレー」というカラーになっています。

また、アルミボディにすることで、Core i7モデルは、他のモデルよりも約70g軽くなっているようです。

Core i7のみアルミ製ボディで質量も軽い

 

指紋認証装置はオプション

Inspiron 14 5000 2-in-1(5406)は、指紋認証装置を搭載できますが、オプションとなっているの注意しましょう。1,000円の差額なので、是非搭載しておきたいところです。

指紋認証装置はオプション

 

残念なポイント

Inspiron 14 5000 2-in-1(5406)の残念なポイントですが、まず液晶の色域(色を表現できる幅)が狭いです。ペンに対応し、性能が上がった第11世代Coreプロセッサーを搭載しているので、色域が広ければ、画像編集などにも適しているので残念です。

また、USB-CポートがThunderboltに対応していません。

液晶が光沢である点も、好き嫌いが分かれるのではないかと思います。

 

各用途の快適度

各用途の快適度は次のように考えます。もちろん、細かい用途や、ソフトによっても快適具合は変わってきますので、参考程度にご覧下さい。

各用途の快適度
用途 快適度 コメント
Web閲覧
Office作業
Core i3モデルでも快適に作業できますが、Core i3モデルはメモリが4GBなので、出来れば8GBメモリのモデルがいいと思います。
動画鑑賞 液晶の色鮮やかさが物足りないですが、普通に鑑賞できると思います。スピーカー音は普通です。
RAW現像
画像編集
Core i5以上、16GBメモリの構成なら、RAW現像なども快適ですが、色域が狭いのでこういった用途にはあまり適していません。外部モニターに繋げるなら使えます。
動画編集 Core i5またはCore i7を搭載すれば、FHD動画なら割と快適に編集できます。ただし、色域が狭いため、色調整までする方には適しません。
ゲーム メモリがデュアルチャネル(2枚挿し)のモデルであれば、軽いゲームなら、高めのフレームレートが出るケースもあります。ただし、グラフィック設定は最低ランクまで落とす必要があります。

 

ディスプレイのチェック

Inspiron 14 5000 2-in-1(5406)のパネルは、「Chi Mei CMN14D4, 140HCA」でした。

色域は狭いものの、視野角は広く、普通の品質の液晶です。最大輝度は、当サイトの計測では216cd/m2とやや低めです。その他の特性については以下のタブをクリックしてご覧ください。

  • 色域
  • RGB
    発色特性
  • 視野角
  • 画素・
    ギラつき
  • 映り込み
  • フリッカー

色域は狭いです。当サイトの計測ではsRGBカバー率は63.9%でした。

ガモット図
※ i1 Display PROでICCプロファイルを作成後、MacのColorSyncユーティリティでグラフを作成

ガンマ補正曲線を確認すると、比較的素直な発色であることが分かります。

ガンマ補正曲線
※ i1 Display Proで計測。目標値は輝度:120、白色点:CIEイルミナントD65、ガンマ値:2.2

視野角は広いです。

視野角(斜めから見たときの見やすさ)

画素形状です。ギラつきはありませんが、背景を白くすると、タッチパネル特有の電極線が見えます。

画面拡大

光沢液晶であるため、画面への映り込みがあります。背後の天井にライトがあると、映り込んで気になる可能性があります。

画面への映り込み

PWM調光によるフリッカー(ちらつき)の有無の確認結果です。輝度設定約24%より低くすると、フリッカーが確認できました。ただし、約25kHzの高い周波数なので、それほど眼に害はないと思います。また、輝度設定55%で約120cd/m2だったので、かなり暗くしないとフリッカーは発生しません。

PWM調光の有無の確認
※フォトディテクターにオシロスコープを繋げて計測

 

キーボードおよびタッチパッドのチェック

Inspiron 14 5000 2-in-1(5406)のキーボードは、普通の打ちやすさです。

実測で、キーピッチは横:19mm、縦:18mmです。キーストロークは約1.5mmです。キー配列は標準的ですが、backspaceキー、[\]マークキー、enterキーの下側がやや小さので、このあたりのキーは慣れないとタイプミスしやすいです。

また、デルのPCでよくある、一つの枠に複数のキーが配置される部分があり、見た目が良くないです。

タッチパッドはクリックボタンがやや固めです。

キーボード全体図
キーの拡大図

 

キーボードバックライトも搭載しています。

キーボードバックライト

 

パフォーマンスのチェック

Inspiron 14 5000 2-in-1(5406)のパフォーマンスをチェックします。

 

Core i3-1115G4の詳細

まず、今回搭載されているCore i3-1115G4 の設定内容を確認すると、ご覧のようになっています。

HWiNFOによる表示内容

 

また、本製品は、DELL独自のサーマル管理で熱設定を変更でき、PL1(Power Limit 1:継続可能な電力上限値)の値が下表のように変わってきます。デフォルトの「最適化」ではPL1が22Wですが、「超高パフォーマンス」にすると28Wとなります。

DELL独自のサーマル管理によるCPU電力違い
Dell Power Mangerのサーマル管理
  最適化
(デフォルト)
低温 静音 超高
パフォーマンス
PL1 22W 15W 15W 28W
各熱設定のPL1(Power Limit 1)の設定

 

CPU

サーマル管理を「最適化」にしたときと「超高パフォーマンス」にしたときのベンチマークスコアを下に掲載します。Core i3は、Core i5やCore i7と比べると、半分程度までスコアが下がってしまいます。Webページの閲覧、SNSの利用、Officeの使用、年賀状作成といた用途であれば、Core i3でも十分ですが、長く使おうと思っているのであれば、Core i5のほうがいいかと思います。

CINEBENCH R20
~ CPU性能の評価 ~
Core i3-1115G4
他のCPUとの比較(マルチコア)
Ryzen 9 4900HS 4250
Ryzen 7 4800H 3944
Core i9-10980HK 3860
Core i7-10875H 3557
Ryzen 5 4600H 3260
Core i7-10750H 2965
Ryzen 7 4700U 2908
Core i7-10710U 2211
Ryzen 5 4500U 2180
Core i5-10300H 2113
Core i7-1165G7 1923
Core i5-1135G7 1922
Ryzen 3 4300U 1637
Core i7-1065G7 1632
Core i5-1035G1 1424
Core i3-1115G4 1131 [PL1:22W]
1098 [PL1:28W]
Core i3-1005G1 948
Pentium Gold 5405U 516
Celeron N4100 459
Core m3-8100Y 434
Celeron 4205U 304
 :本製品で選択できるプロセッサー
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)

 

次に、Prime95で全CPUコアの使用率が100%になる高い負荷をかけたときのCPUの電力など推移を確認します。

「超高パフォーマンス」にしたときは、20W前後からそれほど落ちることが無いものの、CPU温度も100℃前後で推移しており、あまりいい状態とは言えません。基本的には「最適化」で動かすことをおすすめします。

  • CPU電力
  • CPUクロック
  • CPU温度
Prime95で負荷をかけたときのCPU電力
最適化(PL1:22W)
超高パフォーマンス(PL1:28W)
※Small FFTs (tests L1/L2/L3 caches, maximum power/heat/CPU strss)を実行
Prime95で負荷をかけたときのCPUクロック
最適化(PL1:22W)
超高パフォーマンス(PL1:28W)
※Small FFTs (tests L1/L2/L3 caches, maximum power/heat/CPU strss)を実行
Prime95で負荷をかけたときのCPU温度
最適化(PL1:22W)
超高パフォーマンス(PL1:28W)
※Small FFTs (tests L1/L2/L3 caches, maximum power/heat/CPU strss)を実行

 

グラフィックス

グラフィックスの性能を評価する3DMark Night Raidのスコアを以下に掲載します。なお、今回は4GBx1のシングルチャネルメモリを搭載していますが、シングルチャネルだと極端にスコアが下がるため、8GBx2のデュアルチャネルメモリへ換装したときのスコアも掲載します。デュアルチャネルにした場合、旧世代のCore i7-1065G7と同じくらいのスコアが出ています。一般的なユーザーが行うような用途なら、この性能でも十分かと思います。

3DMark Night Raid
~ グラフィックス性能の評価 ~
Intel UHD (Core i3-1115G4)、4GBメモリ
他のグラフィックスとの比較(Graphics score)
GeForce GTX 1050 25325
GeForce MX330 16714
AMD Radeon
(Ryzen 9 4900HS)
16322
Intel Iris Xe
(Core i7-1165G7)
15677
GeForce MX250 15406
GeForce MX350 14874
Intel Iris Xe
(Core i5-1135G7)
14551
AMD Radeon
(Ryzen 7 Pro 4750U)
14302
AMD Radeon
(Ryzen 7 4700U)
13861
AMD Radeon
(Ryzen 5 4500U)
11999
Intel UHD
(Core i3-1115G4)
11492 [8GBx2メモリ、PL1:28W]
11487 [8GBx2メモリ、PL1:22W]
Intel Iris Plus
(Core i7-1065G7)
11084
Radeon Vega 8
(Ryzen 5 3500U)
10014
AMD Radeon
(Ryzen 3 4300U)
9800
Intel Iris Plus
(Core i5-1035G4)
9188
Intel UHD
(Core i3-1115G4)
7304 [4GBメモリ、PL1:22W]
7176 [4GBメモリ、PL1:28W]
Intel UHD
(Core i5-10210U)
5800
Intel UHD 620
(Core i5-8265U)
5274
 :本製品で選択できるグラフィックス
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)

 

ストレージ

ストレージには、PCIe-NVMe SSDを搭載しており高速です。

CrystalDiskMark
~ ストレージ性能の評価 ~
256GB PCIe SSD
他のストレージとの比較(シーケンシャルリード [MB/s] )
PCIe-NVMe SSD 1500 ~ 3600
2432
SATA-AHCI SSD 550
HDD 140
 :本製品で選択できるストレージ
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)

 

SDカードスロット

Inspiron 14 5000 2-in-1(5406)はフルサイズのSDカードを使えますが、挿すと出っ張りがあります。このままカバンにしまうと折れる危険があります。アクセス速度は遅いです。

CrystalDiskMark
~ SDカードスロット性能 ~
最大300MB/sのUHS-Ⅱのカードで測定

 

その他のベンチマーク

他の機種で計測した数値ではありますが、その他のベンチマーク、フォートナイトやApexなどのゲームのフレームレートなどについては、下のリンク先をご覧ください。機種によってスコアにバラつきはありますが、傾向は分かると思います。

 

USB Type-C / HDMIの動作テスト

USB Type-Cの動作チェック

USB Type-Cポートの動作チェック結果です。

Thunderboltには対応していません。PowerDelivery、映像出力には対応しています。

USB Type-C充電器/ドックの動作テスト
  充電 モニター
出力
有線LAN
ドック ThinkPad USB Type-C ドック
ThinkPad Thunderbolt 3 ドック × ×
PD充電器
※1
61W RAVPower GaN充電器
45W Lenovoウルトラポータブル
30W RAVPower GaN充電器
18W cheero充電器 ×
5V充電器 ※2 5V/2.4A ANKER充電器 ×
5V/2.4A AUKEY充電器 ×
モニター
※3
EIZO ColorEdge CS2740
Philips 258B6QUEB/11
※1 Power Delivery対応の充電器
※2 スマホやタブレット向けの5Vの充電器
※3Type-Cケーブルで接続し、PCへの給電も出来るモニター
※4 低速充電であるとの警告が表示されるが充電は可能

 

HDMIの動作チェック

4KテレビへHDMIで接続したときの詳細です。60Hz、8ビット、RGBで出力できているようでした。HDMI1.4bの仕様で、なぜ60Hz、8ビット、RGB出力できるのか不思議ですが、何かがHDMI2.0の要求を満たしていないのかもしれません。

4Kテレビ(ビエラ TH-55CX800)へ接続したときの詳細

 

質量のチェック

Inspiron 14 5000 2-in-1(5406)の質量のチェックです。

14インチのノートパソコンとしては、普通の質量です。

質量の計測結果(当サイトによる実測値)
  質量
PC本体 1.617kg
ACアダプター+電源ケーブル 274g

 

バッテリー駆動時間のチェック

Inspiron 14 5000 2-in-1(5406)のバッテリー駆動時間のチェックです。

バッテリー容量は40Whと普通の容量です。

バッテリー容量

 

バッテリー駆動時間はご覧の通りで、普通の駆動時間かと思います。

バッテリー駆動時間
  バッテリー駆動時間
(1) JEITA2.0
(2) PCMark 10 Modern Office 8時間54分
(3) 動画再生時 6時間57分
(4) PCMark 8 Work 2時間57分
※画面輝度は約120cd/m2、電源モードは高パフォーマンス
(1) メーカー公表値
(2) 文書作成、ブラウジング、ビデオ会議といった事務作業。アイドル時も多く軽めの処理
(3) ローカルディスクに保存した動画(解像度:720x480)を連続再生
(4) ブラウザでのショッピング/画像閲覧、文書作成、表計算、ビデオチャット等。やや重めの作業

 

バッテリー駆動時の各種ベンチマークスコアです。スコアはやや下がりますが、重いアプリを使用しなければ、特に問題ないです。

バッテリー駆動時のベンチマークスコア
バッテリー駆動時のCINEBENCH R20(マルチコア)
Core i7-1165G7 1098
986
 :電源接続時のスコア
 :バッテリー駆動時のスコア

 

当サイトで計測した1時間あたりの充電容量は次の通りです。それほど速い充電速度ではないです。

1時間あたりの充電容量
純正ACアダプター
アイドル時
47%(約18Wh)
※PCの充電残量が10%から充電を開始し、1時間でどのくらい充電残量が増えたかを計測

 

 


 

 

以下、静音性、パーツの温度、表面温度、消費電力を計測していますが、搭載するパーツの種類によって結果は大きく変わります。なお、以下では、サーマル管理を「最適化」にして計測しています。

静音性のチェック

Inspiron 14 5000 2-in-1(5406)の動作音(静音性)のチェック結果です。

騒音値は低めです。ただし、Core i5やCore i7を搭載したときは、もう少し騒音値は大きくなると思われます。

騒音値
計測機器:リオン NL-42K
部屋を極力無音にしたときの騒音値:20.0dB
※無響室で測定したわけではないので、数値は不正確です
※CPU使用率およびGPU使用率は平均値です
※約10分経過後に計測しています
【PCの状態】
左から1番目:アイドル時(何も操作していない状態)
左から2番目:Filmora 9 の動画編集ソフトでプレビュー再生
左から3番目:TMPGEnc Video Mastering Works でエンコードした時(x265)

 

参考までに、当サイトで使用している騒音計が表示する騒音値の目安を掲載します。

使用計器の騒音値の目安

 

パーツの温度のチェック

ここでは、CPU使用率がほぼ100%になるエンコード時の温度のみを掲載します。もし、あまりにも温度が高いと、パーツの寿命や動作の安定性に影響します。

最初は100℃前後で推移しており高めの温度です。CPUクロックが落ち着いてからは、70~90℃の間を上下して推移しています。

x265でエンコード中のCPU温度

 

表面温度のチェック

本体の表面温度のチェック結果です。もし、表面温度が高すぎると、作業中に手のひらが熱くなり、不快になります。特にパームレストの温度変化は重要です。

今回、Core i3モデルということもあり、表面温度はそれほど高くありません。

PC本体の表面温度
サーモグラフィー:FLIR ONE PRO
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです
※約10分経過後に計測しています

 

消費電力のチェック

消費電力のチェック結果です。数値は変動しますが、約10分経過後から確認できた最も高い数値を掲載しています。

モバイル向けプロセッサーなので低めの消費電力です。

消費電力
測定機器:ワットチェッカー TAP-TST7
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです
※約10分経過後から確認できた中で最も高い消費電力を掲載しています

 

外観のチェック

Inspiron 14 5000 2-in-1(5406)の外観のチェックです。

シルバーのボディに、ブラックの液晶フレームで、普通の見た目です。

 

天板の画像です。

 

スピーカーは底面にあります。音質は、ノートPC基準で10点満点で5点といったところです(普通が5点。あくまで筆者独自の判断です)。

 

Webカメラは1280x720の解像度で、画質は普通です。Webカメラを物理的に隠すことができるシャッターも搭載しています。顔認証には対応していません。

 

ボディは薄くなっています。

 

タブレット形状にしたときの画像です。

 

排気口です。

 

インターフェースはご覧のようになっています。

 

底面の画像です。

 

底面カバーを外したときの画像です。冷却ファンおよびヒートパイプは1つです。

 

メモリスロットは2つあります。今回、4GBx1から8GBx2のメモリへ換装してみましたが、問題なく認識されました。

 

M.2 SSDは交換できると思います。ただし、交換は自己責任でお願いします。

 

ACアダプターは普通のサイズです。容量は45Wです。電源ケーブルは太いです。

 

まとめ

以上が、Inspiron 14 5000 2-in-1(5406)のレビューです。

ペンに対応した2 in 1 PCとしては価格が安く、6万円台から購入することができます。

第11世代Coreプロセッサーを搭載し、処理性能も十分高いです。

短納期モデルもあるので、すぐにPCが欲しい方にもおすすめです。

ただし、上位機種と比べると、液晶の色域が狭く、Thunderbolt 4にも対応していません。また、筆者が試した限りでは、ペンの傾きも検知しませんでした。画像編集やイラスト制作といったクリエイティブな作業にはあまり向かないかなと思います。

競合製品としては、レノボ IdeaPad Flex 550があり、ペンが付属したRyzen 5モデルが税別5万円台(税込6万円台)となっています。コスパの高さなら、IdeaPad Flex 550のほうがいいかと思います。ただし、IdeaPad Flex 550は納期が長く、在庫が切れていることが多いので、早く欲しい方は、Inspiron 14 5000 2-in-1(5406)のほうがいいと思います。

 

ペンが使えるPCが6万円台~

Inspiron 14 5000 2-in-1(5406)

特徴

  • ペン対応(ペンは別売り)
  • 最新の第11世代Coreプロセッサー搭載
  • 即納モデルあり

こんなあなたに

  • ペンやタッチパネルで操作したい方
  • 早くパソコンが欲しい方
  • 価格6万円台[税込]~
公式サイトはこちら

 

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