※当サイトはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています。
ドスパラ Magnateの実機レビュー
OS | Windows 11 Home |
---|---|
CPU | Core i7-12700 Core i5-12400 Core i3-12100 |
GPU | CPU内蔵GPU ~ GeForce RTX 3050 |
メモリ | 8~64GB |
ストレージ | SSD / HDD |
価格 | 6万円台(税込)~ |
ドスパラ Magnateは、安価でコストパフォーマンスの高いミニタワーのデスクトップPCです。
最新の第12世代インテルCPUを搭載し、エントリークラスからミドルクラスのグラフィックスを搭載可能。さらに他社PCと比較して価格が安いです。
納期も早く、カスタマイズしても2日で出荷されるので、早急にパソコンが必要な方にもおすすめです。
レビュー機は、メーカー(サードウェーブ)からの貸出機です。今回は次の構成でレビューをしています。
Magnate MH
Core i5-12400、GeForce GTX 1650、メモリ16GB
目次
お忙しい方は、「Magnateの特徴」のみお読みください。
Magnateの特徴
エントリークラスの安価なデスクトップPC
ドスパラのMagnateは、ミニタワーの中でも価格が安い製品です。
グラフィックスにはGT 1030からRTX 3050のエントリーモデルからミドルレンジGPUを搭載し、いずれのモデルも、同等構成の他社PCと比べると、価格が非常に安くなっています。
ゲーム・動画編集・画像編集・プログラミング・DTMなど、様々なことを始めてみたい方などにおすすめです。
ミニタワーでも高性能パーツを選択可能
Magnateは、ミニタワーケースを採用しており、サイズがコンパクトです。ミドルタワーケースのMonarchと比較すると、一回り小さいことがわかります。
このようにコンパクトなボディですが、最大で、Core i7-12700、GeForce RTX 3050のミドルスペック構成にすることが可能で、フルHDで負荷が重めのゲームも快適に動作するほど、十分なパフォーマンスが出ます。
パフォーマンスのチェック
パフォーマンスのチェックです。
CPU
本製品で選択できる代表的なCPUは次表の通りです。同タイプのLightningシリーズではAMD Ryzenプロセッサーを搭載していますが、Magnateではインテルプロセッサーを搭載しています。
今回、Core i5-12400を搭載していますが、PL1は65Wに設定されていました。
~ CPU性能の評価 ~
:レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
グラフィックス
本製品で選択できる代表的な外部グラフィックスは次の通りです。エントリークラスからミドルクラスのグラフィックスが選択できます。軽めのゲームをしたり、FHD動画の簡易的な編集をしたりするならGeForce GTX 1650、やや重いゲームをしたり、やや凝った動画編集をしたりするならGeForce RTX 3050あたりがおすすめです。
GeForce GT 1030のグラフィック性能は非常に低く、ゲームや動画編集には向きません。CPU内蔵グラフィックスの負荷を減らす程度になら使えると思います。
~ グラフィックス(ゲーム向け)性能の評価 ~
:レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
メモリ
メモリはDDR4-3200を搭載しています。速度は標準です。
~メモリ性能の評価 ~
:レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
※実際のデスクトップPCで計測した実測値で、理論的な最大値ではありません
ストレージ
メインストレージはNVMe SSDで、追加でSATA SSDまたはHDDが選択できます。
~ CrystalDiskMark ~
:レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
ゲームベンチマーク
ゲームのベンチマークスコアを下の表に掲載します。目安として、おおよそ60 fpsを超えていれば、快適に動作すると思って下さい。
GTX 1650なら1920×1080のフルHD解像度で、APEXやフォートナイト、PUBGやMHR、FF14などのeスポーツタイトルや人気の軽いゲームなら最高設定で快適に動作します。軽いゲームだけならGTX 1650で十分ですが、負荷が重めのゲームもプレイするなら、RTX 3050搭載モデルをおすすめします。
重い部類のゲーム
サイバーパンク2077(DX12)
|
||
---|---|---|
解像度 | 品質 | 平均 fps |
1920x1080 | 低 | 55 fps |
高 | 33 fps | |
ウルトラ | 26 fps |
重い部類のゲーム
ファイナルファンタジー 15(DX11)
|
||
---|---|---|
品質 | 解像度 | 平均 fps |
1920x1080 | 軽量品質 | 75 fps |
標準品質 | 57 fps | |
高品質 | 41 fps |
中程度の重さのゲーム
PSO2 ニュージェネシス(DX11)
|
||
---|---|---|
品質 | 解像度 | 平均 fps |
1920x1080 | 低 | 115 fps |
高 | 57 fps | |
ウルトラ | 48 fps |
中程度の重さのゲーム
シャドウオブザトゥームレイダー(DX12)
|
||
---|---|---|
品質 | 解像度 | 平均 fps |
1920x1080 | 最低 | 102 fps |
中 | 65 fps | |
最高 | 50 fps |
中程度の重さのゲーム
ファイナルファンタジーXIV: 暁月のフィナーレ(DX11)
|
||
---|---|---|
品質 | 解像度 | 平均 fps |
1920x1080 | 標準 | 139 fps |
高 | 85 fps | |
最高 | 73 fps |
中程度の重さのゲーム
エルデンリング
|
||
---|---|---|
解像度 | 品質 | 平均 fps |
1920x1080 | 低 | 60 fps(最大) |
高 | 44 fps | |
最高 | 37 fps |
中程度の重さのゲーム
フォートナイト
|
||
---|---|---|
解像度 | 品質 | 平均 fps |
1920x1080 | 低 | 264 fps |
高 | 88 fps | |
最高 | 47 fps |
軽い部類のゲーム
Apex Legends(DX11)
|
|||
---|---|---|---|
品質 | 解像度 | 平均 fps | |
1920x1080 | 低設定 | 144 fps | |
高設定 | 79 fps |
軽い部類のゲーム
PUBG: BATTLEGROUNDS
|
|||
---|---|---|---|
品質 | 解像度 | 平均 fps | |
1920x1080 | 非常に低い | 269 fps | |
中設定 | 180 fps | ||
最高設定 | 93 fps |
軽い部類のゲーム
モンスターハンターライズ(DX12)
|
|||
---|---|---|---|
品質 | 解像度 | 平均 fps | |
1920x1080 | 非常に低い | 228 fps | |
中設定 | 171 fps | ||
最高設定 | 70 fps |
その他のゲームのベンチマーク
上に掲載した以外のゲームのフレームレートについては、下を参考にしてください。
クリエイターソフトの処理時間&ベンチマーク
クリエイターソフトの処理時間の計測結果を下に掲載します。なお、特に何も記載していない場合は、CPUのPL1値はデフォルトのままです。
:レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
「Lightroomにおすすめノートパソコン」の記事も興味があればご覧ください
※ グラフィックスは全てデスクトップPC用
:レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
※1 "4K"や"8K"にも対応したx264の後継のエンコーダー。エンコードは遅いが画質が綺麗
※2 NVIDIAのKeplerコア以降のGPUに搭載されるハードウェアエンコーダー
※3 CPU内蔵のハードウェアエンコーダー
パーツの温度のチェック
各パーツの温度のチェック結果です。もし、あまりにも温度が高いと、パーツの寿命や動作の安定性に影響します。なお、CPUのPL1は、デフォルトの65Wで計測しています。
Prime95実行時のCPU温度
Prime95で全CPUコアの使用率が100%になる高い負荷をかけたときのCPU電力およびCPU温度の推移を確認します。
PL1=65Wなので、CPU電力は65Wで推移し、CPU温度は70℃付近で推移しており、問題ない温度です。
ゲーム時のCPU、GPU温度
ファイナルファンタジー15のゲームベンチマーク実行中のCPUおよびGPU温度は下図の通りです。
CPU温度は最大で60℃台後半、GPU温度も72℃付近で推移しており、こちらも問題ない温度です。
静音性のチェック
本機の動作音(静音性)のチェックです。
今回、ミドルクラスのCore i5-12400なので、やや低めの動作音です。Core i7以上を搭載したり、高性能なグラフィックスを搭載したりすると、騒音値はもっと高くなる可能性があります。
アイドル時 | エンコード時 | FF15実行時 | |
Core i5-12400 GeForce GTX 1650 |
約33dB | 約36dB | 約38dB |
部屋を極力無音にしたときの騒音値:20.0dB
※無響室で測定したわけではないので、数値は不正確です
※CPU使用率およびGPU使用率は平均値です
参考までに、当サイトで使用している騒音計が表示する騒音値の目安を掲載します。
消費電力のチェック
消費電力のチェック結果です。数値は変動しますが、確認できた最も高い数値を掲載しています。
グラフィックスを搭載したデスクトップPCとしては、低めの消費電力です。
アイドル時 | エンコード時 | FF15実行時 | |
Core i5-10400 GeForce GT 1030 |
約45W | 約128W | 約172W |
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです
※確認できた中で、最も高い消費電力を掲載しています
外観のチェック
外観のチェックです。
シンプルなデザインのPCケースです。
天面はフラットです。
右側面の画像です。通気口はありません。
左側面には通気口があります。
正面と背面の画像です。なお、ポート類は、モデルによって変わってくるので、仕様表をよくご確認ください。
フロント面には電源スイッチ、USB3.0が2ポートあります。
底面です。
固めの足はゴムではなくプラスチックです。
ケース内部のチェック
ケース内部の画像
ケース内部です。
なお、以下、搭載されていたパーツを紹介しますが、毎回同じ型番のパーツが搭載されるわけではありませんので、ご注意下さい。基本的にはパーツの型名を指定することはできません。
マザーボードの全体画像です。今回はASUSの「PRIME H610M-A D4」が搭載されていました。
NVMe SSDには「INTEL 670p」シリーズが搭載されていました。ヒートシンクは貼り付けられていません。
グラフィックカードにはZotac製が搭載されていました。
ドライブベイは、5インチベイが2つ、3.5インチオープンベイが2つ、3.5インチシャドウベイが2つです。また、モデルによっては12cmのフロントケースファンが搭載されます。
今回搭載されていた電源は、AcBelの450W電源です。
斜めから見た画像
斜めから見たケース内部の画像です。
反対側の斜めから見た画像です。
まとめ
以上が、ドスパラ ミニタワー Magnate のレビューです。
PCケースデザインや内部構造はシンプルなので、そういったところまで気にする方には適しませんが、その代り、十分なスペックでありながら、価格は非常に安く、コストパフォーマンスは高い製品です。ゲームや動画編集をしたいけれど、パソコンにあまりお金はかけたくないといったような方におすすめです。
デスクトップPCの割には重量も軽くて、設置が楽です。
また、納期も早く、カスタマイズしても2日で出荷されます。急遽パソコンが必要になった時やはじめてのゲーミングPCにもおすすめの製品です。
第12世代Core搭載でも安い
ドスパラ Magnate
三度の飯よりゲームが好き。 面白ければどんなゲームもプレイするが、中でも好きなジャンルは2D格闘ゲーム。2009年からSteamでPCゲーム漁りを始めてからゲーミングPCに興味を持ち、ライター業を経てレビュアーへ。これまで300台以上のゲーミングPCを実機でテストし、レビュー記事を執筆。おじいちゃんになってもPCゲーマーでありたい。
1975年生まれ。電子・情報系の大学院を修了。
2000年にシステムインテグレーターの企業へ就職し、主にサーバーの設計・構築を担当。2006年に「the比較」のサイトを立ち上げて運営を開始し、2010年に独立。
毎年、50台前後のパソコンを購入して検証。メーカーさんからお借りしているパソコンを合わせると、毎年合計約150台のパソコンの実機をテストしレビュー記事を執筆。
関連ページ