ドスパラ GALLERIA GWL250YFの実機レビュー

更新日:2019年8月17日
CPU Core i5-8265U
GPU GeForce MX250
メモリ 8GB
ストレージ 256GB NVMe SSD
液晶サイズ 14.1型
液晶種類 FHD 広視野角 非光沢
質量 約1.2kg
バッテリー 約10.2時間
価格[税別] 10万円台~

ゲームもできるモバイルノートPC

GALLERIA GWL250YFは、GeForce MX250のグラフィックスを搭載し、ライトにゲームもできる14.1型のモバイルノートです。

外部グラフィックスを搭載している割には、約1.2kgととても軽いので、持ち運びもしやすいです。

また、液晶の色域も比較的広いため、クリエイティブワークにも使えます。

なお、本製品は、MSIのPS42ベースのベアボーンを使用していると思われます。

公式サイトはこちら

 

レビュー機は、メーカーからの貸出機です。今回は次の構成でレビューをしています。

レビュー機の構成

Core i5-8265U、8GBメモリ、GeForce MX250、256GB NVMe SSD

目次

お忙しい方は、「GALLERIA GWL250YFの特徴」のみお読みください。

GALLERIA GWL250YFの特徴

薄型軽量のスマート設計で持ち運びも可能

GALLERIA GWL250YFは、GeForce MX250の外部グラフィックスを搭載しているにも関わらず、厚さ約15.59mm、質量約1.2kgの薄型軽量設計で、持ち運びが可能です。狭額ベゼルを採用することでボディもコンパクトで、カバンにも入れやすいでしょう。

 

外部グラフィックスGeForce MX250を搭載

GALLERIA GWL250YFは、グラフィックスにGeForce MX250が搭載されています。本来であればゲーム向きのグラフィックスではありませんが、軽い3Dゲームなら動作しなくもないです。各ゲームのフレームレートは「ゲームベンチマーク」の見出しをご覧ください。

GeForce MX250を搭載

 

液晶の色域はsRGBカバー率99.8%

当サイトの計測では、液晶のsRGBカバー率が99.8%ありました。比較的広い色域であるため画面が見やすいですし、画像編集などのクリエイティブワークにも活用できます。

 

メモリは8GBのみ

メモリは8GBと固定されています。

本製品は色域も比較的広く、動画編集や画像編集などにも使用できますが、メモリが少ないので、書き出しなど時間のかかる処理もあります。16GB搭載できれば良かったのですが、残念です。

なお、Officeソフトの使用など、一般ユーザーが行う作業の場合は、8GBあれば十分だと思います。

 

ライバル機種との比較

GeForce MX250を搭載し、軽量で色域も広いモバイルノートと言えば、マウスコンピューターのDAIV-NG4300が思いつきます。この機種と比較すると、本製品はSDカードスロットを搭載している点と、価格が安い点が主なメリットかなと思います。一方、DAIV-NG4300はメモリが16GBまで選択できるのと質量がより軽い点が主なメリットです。

ライバル機種の比較
  GALLERIA
GWL250YF
マウス DAIV-NG4300
画像
CPU Core i5-8265U Core i7-8565U
GPU GeForce MX250
メモリ 8GB 8GB / 16GB
液晶 14.1型FHD 広視野角 14型FHD 広視野角
sRGBカバー率 99.8% 99.6%
主な
インター
フェース
USB-C x 2
USB x 2
HDMI
SDカード
USB-C
USB x3 
HDMI
LAN
質量 1.2kg 1.13kg
バッテリー 50Wh 46.74Wh
サイズ[mm] [幅] 322
[奥行] 222
[高さ] 15.95
[幅] 320.2
[奥行] 214.5
[高さ] 17.5
価格[税別] 10万円台~ 12万円台~

 

各用途の快適度

GALLERIA GWL250YFの各用途の快適度は次のように考えます。もちろん、細かい用途や、ソフトによっても快適具合は変わってきますので、参考程度にご覧下さい。

各用途の快適度
用途 快適度 コメント
Web閲覧、Office 快適です。
動画鑑賞 こちらも快適ですが、欲を言えばもう少しスピーカー音が良ければ良かったです。
RAW現像・画像編集 色域が99.8%あるため、Web掲載用等の画像編集にはちょうどいいです。ただし、CPU性能はそれほど高くなく、メモリが8GBしか搭載できないので、書き出しなど、時間のかかる処理もあります。本格的にするならもう少し処理性能の高いPCがいいと思います。
動画編集 液晶の色域は十分です。スペックは低めですが、軽いソフトを使用する場合や、簡易的な編集ならなんとか大丈夫だと思います。ただ、少し本格的に編集作業をする場合は、CPU、メモリ容量、グラフィックスのいずれもスペック不足です。
ゲーム 外部グラフィックスの性能が高くないため、本来ゲーム向きではありませんが、軽い3Dゲームや2Dゲームならできると思います。画質は悪くても構わないので、ライトにゲームが出来ればいいという方であれば大丈夫です。

 

ゲームベンチマーク

GeForce MX250を搭載した本製品でのゲームのベンチマークスコアを下の表に掲載します。目安として、おおよそ60 fpsを超えていれば、快適に動作すると思って下さい。

FF14やPUBGあたりは、グラフィック品質を最低の設定にしたり、解像度を下げたりすれば、画質は悪いですが、なんとかプレイできそうなゲームもあります。

オーバーウォッチやフォートナイトなどのゲームなら、中~高めのグラフィック設定でもプレイできるでしょう。

今回計測していませんが、FF15などの重いゲームをするのは難しいです。

中程度の重さのゲーム
ファイナルファンタジー 14 漆黒のヴィランズ
1920x1080 標準(ノート) 8693 / 60 fps
高(ノート) 5887 / 40 fps
最高品質 4063 / 27 fps
他のグラフィックスとの比較(1920×1080、最高品質)
GTX 1660Ti 95 fps
GTX1650 63 fps
GeForce MX250 27 fps [レビュー機で計測]
※ノート用グラフィックスのみで比較
中程度の重さのゲーム
ファークライ ニュードーン
1920x1080 低品質 28 fps
高品質 22 fps
最高品質 18 fps
他のグラフィックスとの比較(1920×1080、最高品質)
GTX 1660Ti 73 fps
GTX 1650 51 fps
GeForce MX250 18 fps [レビュー機で計測]
※ノート用グラフィックスのみで比較
軽い部類のゲーム
PLAYERUNKNOWN'S BATTLEGROUNDS(PUBG)
1920x1080 非常jに低い 55 fps
38 fps
ウルトラ 25 fps
軽い部類のゲーム
オーバーウォッチ
1920x1080 低設定 100 fps
高設定 80 fps
エピック 62 fps
軽い部類のゲーム
フォートナイト
1920x1080 低設定 110 fps
中設定 75 fps
高設定 40 fps
軽い部類のゲーム
ドラゴンクエストX
1920x1080 最高品質 11900(すごく快適)
※約5500で60fps

 

液晶ディスプレイのチェック

液晶ディスプレイの詳細なチェックです。

比較的見やすい液晶です。特に色域が広めであるため、クリエイティブワークにも使えると思います。詳細は以下のタブをクリックしてください。最大輝度は268cd/m2です。

  • 視野角
  • RGB
    発色特性
  • 色域
  • 画素・
    ギラつき
  • 映り込み
  • フリッカー

視野角は良いです。

視野角(斜めから見たときの見やすさ)

カラーマネージメントツールによるガンマ補正曲線を確認すると、やや寒色系の画面であることが分かりますが、それほど気にはなりません。

ガンマ補正曲線
※ i1 Display Proで計測。目標値は輝度:120、白色点:CIEイルミナントD65、ガンマ値:2.2

色域はノートPCとしては比較的広いです。当サイトの計測ではsRGBカバー率は99.8%、sRGB比は102.8%でした。

ガモット図
※ i1 Display PROでICCプロファイルを作成後、MacのColorSyncユーティリティでグラフを作成

画素形状です。ギラつきはほぼ感じません。

画面拡大

非光沢液晶ですので、映り込みは低減されています。

画面への映り込み

少し輝度を下げて(正確には覚えておらず申し訳ないですが輝度設定60%くらい)撮影した限りでは、フリッカーはありませんでした。

フリッカーのテスト
※カメラのシャッタースピードを1/800秒にして撮影したときの画面

 

表示遅延

キーを押してから、メモ帳に文字が表示されるまでの時間(表示遅延)をハイスピードカメラで撮影し計測したところ、約68msでした。他の一般的なノートPCで計測したところ80ms前後が多かったので、遅延はやや少ないほうだと思います。なおこれは、液晶だけでなくPC全体の遅延となります。

 

残像

残像感は普通です。

普通のノートPCは2フレーム前くらいまで残像が表示されているのに対し、本製品の液晶も2フレーム前まで残像が表示されており、普通のノートPCとほぼ同等程度の残像かなと思います。

「UFO Test」のサイトのGhosting Testを実行( 画面のリフレッシュレートに合わせてUFOが左から右へ移動)し、速いシャッタースピード(1/2000)で撮影したときの画像。

 

キーボードおよびタッチパッドのチェック

キーボードとタッチパッドのチェックです。

キーピッチは実測で19x19mmと十分です、キーストロークは実測で約1.2mmとやや浅めです。キートップはほぼフラットではありますが、押し始めは適度な抵抗感があり、そこからストンと落ちるキーは比較的押しやすいと思います。

キー配列で気になるのは、HomeやPgUpキーなどが端にあり、Enterキーが端に無い点です。ただし、Enterキーの横幅がかなり広いので、Enterキーのタイプミスはそれほど起きません。

タッチパッドについては、クリックボタンが硬い(押すときに力が必要)です。モバイルPCはタッチパッドを使う機会が多いので、ここは残念です。

キーボード全体図
キーの拡大図

 

キーボードにはLEDバックライトも搭載しています。

LEDキーボードバックライト

 

パフォーマンスのチェック

パフォーマンスのチェックです。

CPU

本製品は、Core i5-8265UのCPUを搭載しています。一般向けノートとしては標準的な性能です。クリエイティブな作業をするにはやや低スペックですが、ライトな編集作業であればできると思います。

CPU性能の目安
~ CINEBENCH R20 マルチコア ~
Core i5-8265U
他のCPUとの比較(マルチコア)
Core i7-9750H 2640
Core i5-9300H 1880
Core i7-8565U 1268
Core i5-8265U 1252 [他のPCで計測]
Core i5-8265U 1194 [レビュー機で計測]
Core i3-8145U 952
Celeron 3867U 294
※緑色のバーが、本製品で選べるCPUです
※[レビュー機で計測]と書かれたCPU以外は、他のPCで計測した代表値です

 

グラフィックス

グラフィックスには、ローエンドクラスのGeForce MX250を搭載しています。"ライト"にゲームや動画編集を行う方におすすめのグラフィックスです。ただし、本格的にゲームや動画編集を行う場合にはスペック不足です。

グラフィックス性能の目安
~ 3DMark Fire Strike - Graphics score ~
GeForce MX250
他のグラフィックスとの比較(Graphics score)
デスク用RTX 2080Ti 33778
デスク用RTX 2080 27828
ノート用RTX 2080 24348
デスク用RTX 2070 22766
ノート用RTX 2070 19440
デスク用RTX 2060 18799
デスク用GTX 1660Ti 15656
ノート用RTX 2060 15104
ノート用GTX 1660Ti 14401
ノート用GTX 1060 11452
ノート用GTX 1650 8983
ノート用GTX 1050Ti 7898
ノート用GTX 1050 6042
ノート用GeForce MX250 3855 [レビュー機で計測]
ノート用GeForce MX250 3680 [他のPCで計測]
Intel UHD 620 1199
※緑色のバーが、本製品で選べるグラフィックスです
※[レビュー機で計測]と書かれたグラフィックス以外は、他のPCで計測した代表値です

 

GPU-Zで確認したGeForce MX250の情報は次の通りです。他の機種に搭載されているGeForce MX250と比べてほぼ同等の仕様です。

本製品のグラフィックカードのスペック

 

ストレージ

ストレージは、PCIe SSDを搭載しており、高速です。

ストレージ性能の目安
~ CrystalDiskMark Seq Q32T1 Read [MB/s] ~
256GB M.2 NVMe SSD
他のストレージとの比較(Seq Q32T1 Read [MB/s] )
PCIe-NVMe SSD 1528 [レビュー機で計測]
SATA-AHCI SSD 550
HDD 140
※緑色のバーが、本製品で選べるストレージです
※[レビュー機で計測]と書かれたストレージ以外は、他のPCで計測した代表値です

 

その他のベンチマークスコア

以下、その他のベンチマーク結果を掲載します。

  • SPECviewperf 13
  • Passmark
  • その他 3D Mark
  • SDカード
SPECviewperf 13
~ グラフィック(プロフェッショナル向け)性能の評価 ~
GeForce MX250
PassMark Performance Test 9.0
~ CPU性能の評価 ~
Core i5-8265U
3DMark
~ グラフィック性能の評価 ~
GeForce MX250
CrystalDiskMark 6(SDカード)
~ SDカードスロット性能の評価 ~
最大95MB/sのUHS-Iのカードで測定

 

実際のソフトで計測した処理時間

以下、ベンチマークソフトではなく、実際のソフトで計測した各種計測時間です。メモリが8GBしかないことで、LightroomやPremiere Proの書き出しは遅いです。

Adobe Lightroom Classic CCによるRAW現像時間

今回、メモリが少ないため、書き出し時間は遅かったです。

Core i7-8700
16GBメモリ
76秒
Core i7-9750H
16GBメモリ
86秒
Core i7-8565U
16GBメモリ
136秒
Core i5-8265U
8GBメモリ
222秒 [レビュー機で計測]
※プロファイル補正を適用した100枚のRAWファイル(1枚あたり約45MB)を同じ書き出し設定でjpegに書き出し、所要時間を計測。
※「Lightroomにおすすめノートパソコン」の記事も興味があればご覧ください。
Adobe Premiere Pro CCによる書き出し時間

CPU性能およびグラフィック性能が高くないため、書き出し時間はやや遅いです。ただし、外部グラフィックスを搭載していない製品と比べると、3分の1程度の時間で終わっています。

Core i7-9750H/16GB
RTX 2070 Max-Q
42秒
Core i7-9750H/16GB
GTX 1660Ti
47秒
Core i5-9300H/8GB
GTX 1650
103秒
Core i7-8565U/16GB
GeForce MX250
147秒
Core i5-8265U/8GB
GeForce MX250
151秒 [レビュー機で計測]
Core i7-8650U/16GB
Intel UHD 620
473秒
※ 4K動画(約2分)に、「テキスト(ブラー付)」+「RGBカーブ補正」+「シャープ」+「自然な彩度」のエフェクトおよびBGMとなるオーディオを加え、H.264形式、YouTube 1080p HDのプリセットで書き出したときの時間
※ グラフィックスは全てノートPC用
TMPGEnc Video Mastering Works 7 によるエンコード時間

一般的なゲーミングPCやクリエイター向けPCに搭載されているCore i7-9750Hと比べると遅いです。

  エンコード時間
x265でエンコード (※1) 33分00秒
NVENCでエンコード (※2)
QSVでエンコード (※3) 3分44秒
XAVC Sの動画(約2分、4K)をH.265/HEVCへ変換したときの時間
※1 "4K"や"8K"にも対応したx264の後継のエンコーダー。エンコードは遅いが画質が綺麗
※2 NVIDIAのKeplerコア以降のGPUに搭載されるハードウェアエンコーダー
※3 CPU内蔵のハードウェアエンコーダー
x265でのエンコード時間
Core i7-8700 12分27秒
Core i7-9750H 15分37秒
Core i7-8565U 31分50秒
Core i5-8265U 33分00秒 [レビュー機で計測]
Core i3-8130U 45分24秒
※[レビュー機で計測]と書かれたCPU以外は、他のPCで計測した代表値です
x265でエンコード時間中のCPUクロック

 

質量のチェック

GALLERIA GWL250YFの質量は、メーカーサイトには約1.2kgと記載されています(ページによっては1.19kgとも書かれています)。14型のモバイルノートの中では割と軽く、しかも外部グラフィックスを搭載していながら、この質量です。

14型モバイルノートの質量(メーカー仕様値)
VAIO SX14 約0.999kg
ThinkPad X1 Carbon 約1.09kg~
m-Book X400 約1.13kg
DAIV-NG4300 約1.13kg
GALLERIA GWL250YF 約1.2kg
ThinkPad T490s 約1.24kg~
レッツノート LV 約1.27kg
Yoga C930 約1.38kg
ThinkPad T490 約1.44kg~
ideapad 530S 約1.49kg
m-Book B401H 約1.50kg
Inspiron 14 7000 約1.54kg
構成によって質量が大きく変わる製品もあります

 

当サイトでの計測値は下表の通りで、ほぼメーカー仕様値通りです。ACアダプターはやや重いかなと思います。

質量の計測結果(当サイトによる実測値)
  質量
PC本体 1.210kg
ACアダプター 318g

 

バッテリー駆動時間のチェック

GALLERIA GWL250YFのバッテリー容量は50Whです。大きめの容量です。

13.3型クラムシェル型モバイルノートの「搭載バッテリー」の比較
XPS 13 (9380) 52Wh
ZenBook S UX391UA 50Wh
LIFEBOOK WU2/C3 50Wh
ZenBook 13 UX333FA 50Wh
GALLERIA GWL250YF 50Wh
ThinkPad X390 48Wh
Inspiron 13 5000 45Wh
ThinkBook 13s 45Wh
HP Spectre 13 43.7Wh
LAVIE Direct HZ 42Wh
dynabook GZ 42Wh
Yoga S730 42Wh
Inspiron 13 7000 38Wh
HP Pavilion 13-an0000 37Wh
LIFEBOOK WU2/C3 25Wh
dynabook GZ 21Wh

 

バッテリー駆動時間は次の通りです。長めの動作時間です。

バッテリー駆動時間の計測結果(当サイトによる実測値)
  駆動時間
(1) JEITA2.0測定方法 約10.2時間
(2) 動画再生時 8時間21分
(3) PCMark 8 Work テスト 6時間01分
(4) PCMark 10 Battery (Gaming) 1時間30分
※画面輝度は約120cd/m2、電源モードは高パフォーマンス
(1) メーカー公表値
(2) ローカルディスクに保存した動画(解像度:720x480)を連続再生
(3) ブラウザでのショッピング/大量の画像閲覧、文書作成、表計算、ビデオチャットなどを実行
(4) PCMark 10 Battery内のゲームを実行。NVIDIAの設定で最大30fpsに制限

 

 


 

 

以下、静音性、パーツの温度、表面温度、消費電力を計測していますが、搭載するパーツの種類によって結果は変わります。

静音性のチェック

動作音(静音性)のチェック結果です。

普通の動作音です。

騒音値
計測機器:リオン NL-42K
部屋を極力無音にしたときの騒音値:20.0dB
※無響室で測定したわけではないので、数値は不正確です
※CPU使用率およびGPU使用率は平均値です
【PCの状態】
左から1番目:アイドル時(何も操作していない状態)
左から2番目:動画再生時(解像度:720x480で実行)
左から3番目:TMPGEnc Video Mastering Works でエンコードした時(x265)
左から4番目:FF14 紅蓮ベンチマーク ループ実行 60fpsに制限(標準品質(デスク)、1920x1080)

 

参考までに、当サイトで使用している騒音計が表示する騒音値の目安を掲載します。

使用計器の騒音値の目安

 

パーツの温度のチェック

各パーツの温度のチェック結果です。もし、あまりにも温度が高いと、パーツの寿命や動作の安定性に影響します。

GPUがやや高めですが、問題ない範囲の温度かなと思います。

各パーツの温度
測定環境:室内温度 約26℃、 測定ソフト:HWMonitor
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです
※FF14ベンチ実行時の温度は、温度が高めになる最後のシーン

 

エンコード時の温度の詳細

下図は、CPU使用率がほぼ100%になるエンコード時のCPU温度の詳細です。70℃台後半から80℃の温度で推移しており、問題ない範囲だと思います。

CPU温度
x265でエンコード中のCPU温度

 

FF XIVベンチ(fps制限あり)実行時の温度の詳細

下図は、FF XIVベンチマーク(fps制限あり)実行時のGPU温度の詳細です。80℃を超えてきますが、ギリギリ問題ない範囲かなと思います。

GPU(グラフィックス)温度
FF XIVベンチ(最高品質、fps制限なし)実行中のGPU温度

 

表面温度のチェック

本体の表面温度のチェック結果です。

キーボード周りはそれほど熱くなりませんが、ゲームなど高い負荷をかけるとGPUに近い底面は熱くなります。

PC本体の表面温度
サーモグラフィー:FLIR ONE PRO
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです

消費電力のチェック

消費電力のチェック結果です。数値は変動しますが、確認できた最も高い数値を掲載しています。

アイドル時は低めです。高めの負荷をかけたときは、外部グラフィックスを搭載しているためやや高めの消費電力になります。

消費電力
測定機器:ワットチェッカー TAP-TST7
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです
※確認できた中で、最も高い消費電力を掲載しています

 

外観のチェック

GALLERIA GWL250YFの外観のチェックです。

天板とパームレストにはアルミ合金を採用しており、高級感のある質感です。ボディも薄く、狭額ベゼルを採用し、モダンな見た目のPCです。


 

天板にはヘアライン加工が施されています。ガンメタリックカラーを採用しており、スタイリッシュです。

 

電源ボタンは中央にあります。

 

スピーカーは底面にあり、音質はそれほど良いとは感じません。ノートPC基準で、10点満点で採点すると4点くらいです(普通が5点。あくまで筆者独自の判断です)。


ポート類は、USB3.1ポート、USB Type-C、SDカードスロットなど揃っています。映像出力はHDMIを装備しています。有線LANポートはありません。

 

液晶が開く最大の角度です。

 

底面です。

 

ACアダプターは薄型です。

 

ACアダプターの容量は、65Wです。

 

まとめ

以上が、GALLERIA GWL250YFのレビューです。

Core i5-8265Uに、GeForce MX250を搭載したモバイルノートです。ゲーミングノートとしては低めのスペックですが、その代わり、質量が約1.2kgと非常に軽く、携帯しやすいです。出張時などにホテルでちょっとゲームをしたい場合や、軽めのゲームのみ行うような場合に適しているでしょう。

液晶の色域も広く見やすく、クリエイティブワークにも使えます。ただし、CPU性能はそれほど高くなく、メモリも8GBしか搭載していないため、書き出しなど遅く感じる処理もあります。ライトに編集できればよく、携帯性を重視する方には適していると思います。

ライトにゲームもできるモバイルノート

ドスパラ GALLERIA GWL250YF

特徴

  • GeForce MX250を搭載
  • 外部グラフィックスを搭載してる割に軽量
  • 液晶の色域が比較的高い

こんなあなたに

  • 携帯できるPCで、ライトにゲームをしたい方
  • 携帯できるPCで、ライトに編集系作業をしたい方
  • 価格10万円台[税別]~
公式サイトはこちら

 

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