ドスパラ GALLERIA GCR1660TNF-Eの実機レビュー

更新日:2020年3月2日
CPU Core i7-9750H
GPU GeForce GTX 1660Ti
メモリ 8~32GB
ストレージ SSD / HDD
液晶サイズ 17.3インチ
液晶種類 FHD 144Hz 非光沢
質量 約2.7kg
バッテリー 約4.4時間
価格[税込] 17万円台~
コスパに優れたミドルレンジゲーミングノート

GALLERIA GCR1660TNF-Eは、ミドルクラスのグラフィックス「GeForce GTX 1660Ti」を搭載した、17.3型のゲーミングノートPCです。

144Hz駆動の高リフレッシュレート液晶に対応し、PUBGやAPEX、フォートナイトなどの激しい動きのゲームも、滑らかな映像で快適にプレイすることができます。

ミドルクラスの中でも高性能なCPUとGPUを搭載しているので、ほとんどのゲームが高設定以上で快適に動作します。

価格も16万円台からと、性能と価格のバランスの良いゲーミングPCだと思います。

公式サイトはこちら

 

レビュー機は、メーカーからの貸出機です。今回は次の構成でレビューをしています。

レビュー機の構成

Core i7-9750H、16GBメモリ、 GeForce GTX 1660Ti、512GB NVMe SSD

 

目次

お忙しい方は、「GALLERIA GCR1660TNF-Eの特徴」のみお読みください。

 

GALLERIA GCR1660TNF-Eの特徴

人気の「GeForce GTX 1660Ti」を搭載

17インチのGALLERIAゲーミングノートは、執筆時点で、次のようなラインナップになっています。GALLERIA GCR1660TNF-Eは、ノート用グラフィックスの中でもミドルクラスに当たる「GeForce GTX 1660Ti」を搭載しています。ミドルクラスと言っても性能は比較的高く、重いゲームでも高設定以上で快適に動作するほどです。また他製品と比べても比較的フレームレートが高く、その割にはPC本体価格が抑えられています。

GCR2080RNF-E GCR2070RNF-E
2020年2月12日現在
※時期によってラインナップや価格は異なります

 

144Hz駆動と17.3型の大画面液晶搭載

GALLERIA GCR1660TNF-Eは、144Hz駆動の高リフレッシュレート液晶に対応しています。144駆動を最大限発揮するには、144 fps近くの高いリフレッシュレートが出ることが望ましいです。「GeForce GTX 1660Ti」を搭載した本機は、144 fpsを出すのは難しいものの、グラフィックス設定を下げることで100 fps以上を出すことが可能で、比較的滑らかな映像でゲームができます。特にバトルフィールドVやPUBG、APEX、フォートナイトなどのシューティングにおいて発揮できると思います。

また、17.3型の大画面液晶を搭載しているので、画面が見やすく、迫力のある映像でゲームをプレイできます。

144Hz駆動の高リフレッシュレートと17.3型の大画面でゲームが快適

 

SteelSeries製キーボードを搭載

GALLERIA GCR1660TNF-Eは、有名なゲーミングデバイスのメーカーでも知られるSteelSeries製のキーボードを採用しています。実際にこのキーボードでゲームをいくつかプレイしてみましたが、変なクセがなく操作のしやすいキーボードだと思います。

SteelSeries製のキーボード

 

内部はたくさんのヒートパイプ&ダブルストレージ構成が可能

GALLERIA GCR1660TNF-Eは、合計7本のヒートパイプを搭載しており、発熱の高いCPUおよびGPUを強力に冷却します。

また、ストレージについては、カスタマイズ画面では1台しか搭載できませんが、空きスロットが2つあります。自己責任となりますが、SSDを増設してみるのもいいでしょう。

マルチストレージ構成が可能

 

各用途の快適度

GALLERIA GCR1660TNF-Eの各用途の快適度は次のように考えます。もちろん、細かい用途や、ソフトによっても快適具合は変わってきますので、参考程度にご覧下さい。

各用途の快適度
用途 快適度 コメント
Web閲覧
Office作業
高いスペックで画面も見やすく快適です。
動画鑑賞 こちらも快適です。
RAW現像
画像編集
CPU性能は十分です。当サイトの計測では液晶のsRGBカバー率が約99%あるので、Web掲載用のRAW現像などに最適でしょう。ただし、Adobe RGBをカバーするような色域はないので、DTPなどの用途には向きません。
動画編集 高性能CPU&グラフィックスを搭載し編集作業も快適です。液晶の色域も、YouTubeなどのWeb掲載用の動画編集なら問題ありません。
ゲーム ミドルスペックグラフィックスに、144Hz液晶を搭載しているので、ゲームも快適です。

 

ゲームベンチマーク

ゲームのベンチマークスコアを下の表に掲載します。目安として、おおよそ60 fpsを超えていれば、快適に動作すると思って下さい。

ミドルクラスの中でも高性能なグラフィックス「GeForce GTX 1660Ti」を搭載しているので、重いゲームでも最高設定で60fpsを超えることが多いです。動作しないゲームはまずありません。また、 本機種ではGTX 1660Tiを搭載した他の機種よりも平均フレームレートが少し高かったです。

ただ、高リフレッシュレート液晶144Hz駆動を得るために144fpsを安定して出すには、グラフィック設定を下げる必要があります。

重い部類のゲーム
ファイナルファンタジー 15
1920x1080 軽量品質 10651 / 106 fps
標準品質 8394 / 84 fps
高品質 6345 / 63 fps
他のグラフィックスとの比較(1920×1080、高品質)
RTX 2080 95 fps
RTX 2070 81 fps
GTX1660Ti 63 fps [レビュー機で計測]
RTX 2060 61 fps
GTX 1060 41 fps
GTX 1650 39 fps
GTX 1050Ti 26 fps
※ノート用グラフィックスのみで比較
重い部類のゲーム
シャドウオブザトゥームレイダー
1920x1080 最低 111 fps
86 fps
最高 72 fps
他のグラフィックスとの比較(1920×1080、最高)
RTX 2080 101 fps
RTX 2080 Max-Q 90 fps
RTX 2070 88 fps
RTX 2070 Max-Q 81 fps
GTX 1660Ti 72 fps [レビュー機で計測]
RTX 2060 69 fps
GTX 1060 46 fps
GTX 1650 46 fps
GTX 1050Ti 30 fps
※ノート用グラフィックスのみで比較
重い部類のゲーム
モンスターハンターワールド:アイスボーン
1920x1080 92 fps
63 fps(88 fps)
最高 46 fps(62 fps)
※括弧内は「FidelityFX CAS + Upscaling」有効時
中程度の重さのゲーム
バトルフィールドV
1920x1080 140 fps
96 fps
最高 86 fps
他のグラフィックスとの比較(1920×1080、最高品質)
RTX 2080 126 fps
RTX 2080 Max-Q 108 fps
RTX 2070 107 fps
GTX 1660Ti 86 fps [レビュー機で計測]
RTX 2060 78 fps
GTX 1650 54 fps
※ノート用グラフィックスのみで比較
中程度の重さのゲーム
ファイナルファンタジー 14 漆黒のヴィランズ
1920x1080 標準(ノート) 16487 / 138 fps
高(ノート) 15128 / 119 fps
最高品質 13533 / 96 fps
他のグラフィックスとの比較(1920×1080、最高品質)
RTX 2080 124 fps
RTX 2080 Max-Q 117 fps
RTX 2070 110 fps
RTX 2070 Max-Q 101 fps
GTX 1660Ti 96 fps [レビュー機で計測]
RTX 2060 95 fps
GTX 1650 65 fps
※ノート用グラフィックスのみで比較
中程度の重さのゲーム
ファークライ ニュードーン
1920x1080 低品質 102 fps
高品質 88 fps
最高品質 80 fps
他のグラフィックスとの比較(1920×1080、最高品質)
RTX 2080 91 fps
RTX 2080 Max-Q 91 fps
RTX 2070 84 fps
RTX 2070 Max-Q 83 fps
GTX 1660Ti 80 fps [レビュー機で計測]
RTX 2060 78 fps
GTX 1650 56 fps
※ノート用グラフィックスのみで比較
中程度の重さのゲーム
PLAYERUNKNOWN'S BATTLEGROUNDS
1920x1080 非常に低い 170 fps
153 fps
ウルトラ 110 fps
ウルトラでのグラフ比較(解像度:1920×1080)
RTX 2080 160 fps
RTX 2080 Max-Q 145 fps
RTX 2070 134 fps
GTX 1660Ti 110 fps [レビュー機で計測]
RTX 2070 Max-Q 107 fps
GTX 1650 68 fps
※トレーニングモードで計測
軽い部類のゲーム
Apex Legends
1920x1080 高設定 113 fps
高設定でのグラフ比較(解像度:1920×1080)
RTX 2080 190 fps
RTX 2080 Max-Q 148 fps
RTX 2070 138 fps
RTX 2070 Max-Q 120 fps
GTX 1660Ti 113 fps [レビュー機で計測]
RTX 2060 105 fps
GTX 1650 73 fps
※トレーニングモードで計測
軽い部類のゲーム
ドラゴンクエストX
1920x1080 最高品質 20745(快適)
※約5500で60fps

 

上に掲載した以外のゲームのフレームレートについては、下を参考にしてください。

 

液晶ディスプレイのチェック

液晶ディスプレイの詳細なチェックです。

144Hz駆動の液晶に対応し、大画面で色域も広く、見やすい液晶です。最大輝度は、当サイトの計測では335cd/m2と明るめです。その他の特性については以下のタブをクリックしてご覧ください。

  • 色域
  • RGB
    発色特性
  • 視野角
  • 画素・
    ギラつき
  • 映り込み
  • フリッカー

色域は比較的広いです。当サイトの計測ではsRGBカバー率:99.0%、sRGB比:100.3%でした。

ガモット図
※ i1 Display PROでICCプロファイルを作成後、MacのColorSyncユーティリティでグラフを作成

ガンマ補正曲線を確認すると、やや青色が強く発色していますが、どの色もほぼ1:1の直線に近く、素直な発色であることが分かります。

ガンマ補正曲線
※ i1 Display Proで計測。目標値は輝度:120、白色点:CIEイルミナントD65、ガンマ値:2.2

視野角は広いです。

視野角(斜めから見たときの見やすさ)

画素形状です。ギラつきは特に感じません。

画面拡大

非光沢液晶ですので、映り込みは低減されています。

画面への映り込み

正確な確認方法ではありませんが、フリッカーは確認できませんでした。

フリッカーのテスト
※カメラのシャッタースピードを1/2000秒にして撮影したときの画面

 

表示遅延

キーを押してから、メモ帳に文字が表示されるまでの時間(表示遅延)をハイスピードカメラで撮影し計測したところ、約36msでした。他の一般的なノートPCで計測したところ80ms前後が多かったので、遅延は少ないと思います。なおこれは、液晶だけでなくPC全体の遅延となります。

 

残像

「UFO Test」のサイトの左から右へ移動するUFOを1/2000のシャッタースピードで撮影したところ、普通のノートPCは2フレーム前くらいまで残像が表示されているのに対し、本製品は144Hz駆動と、普通の液晶よりも2倍以上もフレームの切り替えが速いにも関わらず、2フレーム目までしか残像がありませんでした。そのため、残像は普通の液晶よりは少ないと言えます。

「UFO Test」のサイトのGhosting Testを実行( 画面のリフレッシュレートに合わせてUFOが左から右へ移動)し、速いシャッタースピード(1/2000)で撮影したときの画像。

 

キーボードおよびタッチパッドのチェック

キーボードとタッチパッドのチェックです。

十分なキーピッチとキーストロークがあり、底付きの衝撃も少なく、指の負担も少ないキーボードです。Enterキーも大きく、押しやすいです。ただし、テンキーのキーピッチはやや狭くなっています。

キーボード全体図
キーの拡大図

 

タッチパッドの指の動かしやすさ、およびクリックボタンは普通の押しやすさです。

タッチパッド

 

キーボードにはLEDバックライトも搭載しています。


LEDキーボードバックライト

 

バックライトのカラー調整は、SteelSeriesの専用ソフトウェア 「SteelSeries Engine」から行います。明るさは4段階で調整ができ、発光パターンは8種類あります。キーマクロも組むことができます。また、ゲーミングヘッドセットなどの、その他のSteelSeriesの製品を使用する場合は、このソフトウェアから一括管理することができます。

SteelSeries Engine

 

パフォーマンスのチェック

パフォーマンスのチェックです。

CPU

CPUには「Core i7-9750H」を搭載しており、ゲーミングノートしては標準的なCPUです。

CPU性能の目安
~ CINEBENCH R20 マルチコア ~
Core i7-9750H
他のCPUとの比較(マルチコア)
Core i9-9980HK 3552
Core i7-9750H 2700 [レビュー機で計測]
2640 [他のPCで計測]
Core i7-10710U 2211
Core i5-9300H 1880
Core i7-10510U 1459
Core i5-10210U 1418
Core i7-8565U 1268
Core i5-8265U 1252
Core i3-8145U 952
Celeron 3867U 294
※緑色のバーが、本製品で選べるCPUです
※[レビュー機で計測]と書かれたCPU以外は、他のPCで計測した代表値です

 

グラフィックス

グラフィックスにはミドルスペックのGeForce GTX 1660Tiを搭載しています。

グラフィックス性能の目安
~ 3DMark Time Spy - Graphics score ~

GeForce GTX 1660Ti
他のグラフィックスとの比較(Graphics score)
デスクトップ用RTX 2080Ti 12388
デスクトップ用RTX 2080 10674
ノート用RTX 2080 9450
デスクトップ用RTX 2070 8605
ノート用RTX 2080 Max-Q 8068
ノート用RTX 2070 7778
デスクトップ用RTX 2060 7417
ノート用RTX 2070 Max-Q 7216
ノート用GTX 1660Ti 5728 [レビュー機で計測]
ノート用RTX 2060 5686
Radeon RX 5500M 4129
ノート用GTX 1650 3494
Radeon RX Vega M GH 2927
ノート用GTX 1050Ti 2201
ノート用GTX 1050 1689
※緑色のバーが、本製品で選べるグラフィックスです
※[レビュー機で計測]と書かれたグラフィックス以外は、他のPCで計測した代表値です

 

GPU-Zで確認したGeForce GTX 1660Tiの情報は次の通りです。GPU Clockやメモリ等、普通の仕様だと思います。

本製品のグラフィックカードのスペック

 

ストレージ

ストレージには、512GBのNVMe SSDを搭載しています。高速で大容量なのでストレスはありません。

ストレージ性能
~ CrystalDiskMark ~
512GB NVMe SSD
他のストレージとの比較(Seq Q32T1 Read [MB/s] )
PCIe-NVMe SSD 3385 [レビュー機で計測]
SATA-AHCI SSD 550
HDD 170
※緑色のバーが、本製品で選べるストレージです
※[レビュー機で計測]と書かれたストレージ以外は、他のPCで計測した代表値です

 

その他のベンチマークスコア

以下、その他のベンチマーク結果を掲載します。

  • SPECviewperf 13
  • その他 3DMark
  • SDカード
SPECviewperf 13
~ グラフィック(プロフェッショナル向け)性能の評価 ~
GeForce GTX 1660Ti
3DMark
~ グラフィック(ゲーム向け)性能の評価 ~
GeForce GTX 1660Ti
SDカードリーダー/ライターの性能
~ CrystalDiskMark ~

SDカードスロットの速度は遅いです。

最大300MB/sのUHS-Ⅱのカードで測定

 

実際のソフトで計測した処理時間

Adobe Lightroom Classic CCによるRAW現像時間

高速です。

Core i7-9700
16GBメモリ
69秒
Core i9-9980HK
16GBメモリ
79秒
Core i7-9750H
16GBメモリ
81秒 [レビュー機で計測]
Core i7-8709G
16GBメモリ
99秒
Core i7-10510U
16GBメモリ
109秒
Core i7-8565U
16GBメモリ
136秒
※プロファイル補正を適用した100枚のRAWファイル(1枚あたり約45MB)を同じ書き出し設定でjpegに書き出し、所要時間を計測。
※「Lightroomにおすすめノートパソコン」の記事も興味があればご覧ください。
Adobe Premiere Pro CCによる書き出し時間

こちらも高速です。

Core i7-9750H/16GB
RTX 2070 Max-Q
42秒
Core i7-9750H/16GB
GTX 1660Ti
43秒 [レビュー機で計測]
Core i5-9300H/8GB
GTX 1650
103秒
Core i7-8709G/16GB
Radeon RX Vega M GH
106秒
Core i7-8565U/16GB
GeForce MX250
147秒
Core i7-8650U/16GB
Intel UHD 620
473秒
※ 4K動画(約2分)に、「テキスト(ブラー付)」+「RGBカーブ補正」+「シャープ」+「自然な彩度」のエフェクトおよびBGMとなるオーディオを加え、H.264形式、YouTube 1080p HDのプリセットで書き出したときの時間
※ グラフィックスは全てノートPC用
TMPGEnc Video Mastering Works 7 によるエンコード時間
  エンコード時間
x265でエンコード (※1) 14分48秒
NVENCでエンコード (※2) 1分00秒
QSVでエンコード (※3) 2分46秒
XAVC Sの動画(約2分、4K)をH.265/HEVCへ変換したときの時間
※1 "4K"や"8K"にも対応したx264の後継のエンコーダー。エンコードは遅いが画質が綺麗
※2 NVIDIAのKeplerコア以降のGPUに搭載されるハードウェアエンコーダー
※3 Intel CPU内蔵のハードウェアエンコーダー(Intel Media SDK)
x265でのエンコード時間
Core i9-9980HK 11分37秒
Core i7-8700 12分27秒
Core i9-9980HK 13分30秒
Core i7-9750H 14分36秒
14分48秒 [レビュー機で計測]
Core i5-9300H 20分46秒
Core i7-8709G 21分13秒
Core i7-8565U 31分50秒
Core i5-8265U 32分07秒
Core i3-8130U 45分24秒
※[レビュー機で計測]と書かれたCPU以外は、他のPCで計測した代表値です
x265でエンコード時間中のCPUクロック

 

質量のチェック

質量のチェックです。

メーカーサイトには「約2.70kg」と記載されています。当サイトで計測した質量は次の通りで、メーカー仕様値よりもやや軽かったです。ただし、17.3型とサイズが大きく、質量も割とあるので、持ち運びには不向きです。

質量の計測結果(当サイトによる実測値)
  質量
PC本体 2.486kg
ACアダプター 691g

 

バッテリー駆動時間のチェック

バッテリー駆動時間のチェックです。

ソフトを使ってバッテリー容量を確認したところ、約50Whでした。普通の容量です。

この製品をバッテリー状態で使う方は少ないと思いますが、バッテリー駆動時間を計測してみました。長い駆動時間ではありません。

バッテリー駆動時間の計測結果(当サイトによる実測値)
  バッテリー駆動時間
(1) JEITA2.0測定方法 約4.4時間
(2) 動画再生時 3時間32分
(3) PCMark 8 Work テスト
(4) PCMark 10 Battery (Gaming) 1時間07分
※画面輝度は約120cd/m2、電源モードは高パフォーマンス
(1) メーカー公表値
(2) ローカルディスクに保存した動画(解像度:720x480)を連続再生
(3) ブラウザでのショッピング/大量の画像閲覧、文書作成、表計算、ビデオチャットなどを実行
(4) PCMark 10 Battery内のゲームを実行。NVIDIAの設定で最大30fpsに制限

 

 


 

 

以下、静音性、パーツの温度、表面温度、消費電力を計測していますが、搭載するパーツの種類によって結果は変わります。

静音性のチェック

動作音(静音性)のチェック結果です。

アイドル時はほぼ動作音はしませんが、ゲームをすると高めの騒音値になります。ヘッドホンの着用をおすすめします。

騒音値
計測機器:リオン NL-42K
部屋を極力無音にしたときの騒音値:20.0dB
※無響室で測定したわけではないので、数値は不正確です
※CPU使用率およびGPU使用率は平均値です
【PCの状態】
左から1番目:アイドル時(何も操作していない状態)
左から2番目:TMPGEnc Video Mastering Works でエンコードした時(x265)
左から3番目:FF14 紅蓮ベンチマーク ループ実行 60fpsに制限(標準品質(デスク)、1920x1080)
左から4番目:FF14 紅蓮ベンチマーク ループ実行 60fps制限なし(最高品質、1920x1080)

 

参考までに、当サイトで使用している騒音計が表示する騒音値の目安を掲載します。

使用計器の騒音値の目安

 

パーツの温度のチェック

各パーツの温度のチェック結果です。もし、あまりにも温度が高いと、パーツの寿命や動作の安定性に影響します。

エンコード時のCPU温度が高めです。ゲーム時のGPU温度は問題ない温度です。

各パーツの温度
測定環境:室内温度 約26℃、 測定ソフト:HWMonitor
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです
※FF14ベンチ実行時の温度は、温度が高めになる最後のシーン

 

エンコード時の温度の詳細

下図は、CPU使用率がほぼ100%になるエンコード時のCPU温度の詳細です。90℃前後で推移しており高めの温度です。

CPU温度
x265でエンコード中のCPU温度

 

FF XIVベンチ(fps制限なし)実行時の温度の詳細

下図は、FF XIVベンチマーク(fps制限なし)実行時のGPU温度の詳細です。70℃後半で推移しており、問題ない温度だと思います。

GPU(グラフィックス)温度
FF XIVベンチ(最高品質、fps制限なし)実行中のGPU温度

 

表面温度のチェック

本体の表面温度のチェック結果です。もし、表面温度が高すぎると、作業中に手のひらが熱くなり、不快になります。

普通の表面温度です。

PC本体の表面温度
サーモグラフィー:FLIR ONE PRO
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです

 

消費電力のチェック

消費電力のチェック結果です。数値は変動しますが、確認できた最も高い数値を掲載しています。

アイドル時は、Optimus対応の製品であるため、低めの消費電力です。ゲーム時は、高性能パーツを搭載していることにより、消費電力はそれなりにあります。

消費電力
測定機器:ワットチェッカー TAP-TST7
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです
※確認できた中で、最も高い消費電力を掲載しています

 

外観のチェック

GALLERIA GCR1660TNF-Eの外観のチェックです。

派手さはなくシンプルな外観です。ベゼル枠も薄く、画面が大きく見えます。キーボードのLEDを光らせることで、ゲーミングPCっぽい見た目になります。


 

天板です。

 

電源ボタンとファンブーストボタン、タッチパッド無効ボタンです。

 

液晶を閉じたときの画像です。

 

スピーカーは背面にあるため、ややこもった感じの音がします。ノートPC基準で、10点満点で採点すると5~6点くらいです(普通が5点。あくまで筆者独自の判断です)。


USB3.1ポート、USB Type-C、SDカードスロットなど主要なポートは揃っています。

 

液晶が開く最大の角度です。

 

底面です。

 

底面カバーを開けたときの画像です。2つのファンでCPUとGPUを冷却しています。

 

今回搭載されていたメモリとM.2 SSDです。また、空きのM.2スロットも1つあります。

 

今回搭載されていませんが、2.5インチベイもあります。

 

ACアダプターは薄型です。

 

ACアダプターの詳細は以下の通りです。

 

まとめ

以上が、GALLERIA GCR1660TNF-Eのレビューです。

17.3型大画面に、144Hz駆動の高リフレッシュレート液晶、ミドルクラスグラフィックスの「GeForce GTX 1660Ti」を搭載したゲーミングノートPCです。

重いゲームでも最高設定で60fpsは出ているので、プレイをしていて困るゲームはまずありません。100 fps以上で安定させるためにはグラフィック設定を下げる必要があるタイトルが多いですが、PUBGやAPEX、フォートナイトなら、十分高いフレームレートが出ると思います。

価格と性能のバランスも良いので、幅広いゲームを高性能で快適にプレイするのであれば、本機がおすすめです。最高設定で100fps以上で安定させたい場合は、RTX 2080を搭載した「GALLERIA GCR2080RNF-E」がおすすめです。

コスパに優れたミドルレンジゲーミングノート

ドスパラ GALLERIA GCR1660TNF-E

特徴

  • 17.3型大画面液晶
  • GeForce GTX 1660Tiのミドルスペック
  • 144Hz駆動の高リフレッシュレート液晶対応

こんなあなたに

  • ノートでも大きく見やすい画面でゲームをしたい方
  • ミドルレンジ帯の性能・価格の製品が欲しい方
  • 価格17万円台[税込]~
公式サイトはこちら

 

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