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GALLERIA RL7C-R35-5Nの実機レビュー

更新日:
CPU Core i7-13620H
GPU GeForce RTX 3050
メモリ 16GB ~ 64GB
ストレージ 500GB~ 2TB SSD
液晶サイズ 15.6型 16:9
液晶種類 1920x1080 非光沢 165Hz
質量 約2.1kg
バッテリー 46.74Wh
価格[税込] 12万円台~
ゲームも動画編集もできるエントリー機

GALLERIA RL7C-R35-5Nは、安いエントリーモデルのゲーミングノートPCです。

価格が安いゲーミングノートPCとしては珍しくディスプレイの色域が広めであるため、画像や動画編集の用途にも適しています。仕事も、ゲームも、クリティブワークも色々やってみたい方の入門機としておすすめです。

また、大容量メモリおよび大容量SSDを搭載することが可能で、自己責任となりますがSSDをもう1つ増設することもできます。

大決算特別モデルはこちら 公式販売サイト(ドスパラ)はこちら

 

レビュー機は、株式会社サードウェーブ様からの貸出機です。レビュー機の構成は次のようになっています。

レビュー機の構成

Core i7-13620H、GeForce RTX 3050、16GBメモリ、500GB SSD

 

目次

お忙しい方は、「GALLERIA RL7C-R35-5Nの特徴」のみお読みください。

 

GALLERIA RL7C-R35-5Nの特徴

低価格ゲーミングノートとしては珍しく広めの色域

GALLERIA RL7C-R35-5Nは、執筆時点での価格が「12万円台~」と安いゲーミングノートPCです。

この位の価格帯のゲーミングノートPCは、ディスプレイの色域がsRGBカバー率60%程度であることがほとんどですが、本製品は(当サイトの計測で)95%ありました。低価格帯のゲーミングノートPCとしては珍しく、広めの色域です。

画像や動画も綺麗に表示することができますし、それらの編集作業をを行うような方にも適しています。できるだけ安い価格で動画編集ができるノートPCが欲しいという方にも最適でしょう。

動画編集にも適したディスプレイの色域

 

外部グラフィックスを搭載しAI処理などが高速

最近では、「AI PC」という言葉が流行っており、AI処理専用プロセッサーのNPUを搭載したノートPCが多く発売されています。ただ、現状ではNPUよりもGeForce RTXシリーズのGPUで処理させたほうが高速ですし、そもそも、AI処理時にNPUを使わないアプリがまだ多いです。

例えば、Adobe Photoshopも、まだNPUには対応しておらず、AIを使った処理はCPUとGPUで処理しています。下表のように、AIを使ったニューラルフィルター(スーパーズーム)も、Core Ultra 7 155H搭載PCより、GeForce RTX 3050を搭載した本製品のほうが、処理が大分速いです。

Adobe Photoshop ニューラルフィルター(スーパーズーム(x2))
Core i7-13620H
RTX 3050
58秒
Core Ultra 7 155H
Intel Arc
4分06秒

 

また、最大グラフィックスパワーが95Wと、GeForce RTX 3050としては高かったので、最大グラフィックスパワーが60WのRTX 3050 Tiよりも高いベンチマークスコアが出ていました。

重いゲームはグラフィック品質設定を低めにする必要がありますが、そうでなければ中程度のグラフィック品質設定でプレイできます。

3DMark Time Spy(グラフィックススコア)
RTX 4050 105W 8469
RTX 3060 95W 7519
RTX 3050 Ti 95W 6063
RTX 3050 95W 5698
RTX 3050Ti 60W 5292
RTX 3050 65W 4560
Intel Arc Graphics
(Core Ultra 7 155H)
  3600
高めの最大グラフィックスパワーでゲームも十分快適

 

大容量メモリが搭載可能

本製品は、オプションで大容量のメモリを搭載することも可能です。このPCの性能でゲームをするなら、16GBでも大丈夫なケースがほとんどですが、もしクリエイター向けソフトを使う場合、メモリを多く消費するので、32GBのメモリにしておいてもいいと思います。

また、スロットメモリなので、後から自分で交換することもできます(ただし、パーツ交換は自己責任でお願いします)。

最大64GBメモリが搭載可能

 

大容量SSDも搭載可能

標準では500GBのSSDですが、オプションで1TBや2TBの大容量SSDを搭載することが可能です。ゲームを1つか2つインストールして遊ぶなら500GBでもいいと思いますが、複数のゲームをインストールするのであれば1TBのほうが安心です。また動画編集をしたり、ホームビデオをたくさん保存するような方であれば、1TB以上あったほうがいいでしょう。

選択可能なストレージ

 

SSDをもう1つ増設することも可能

空いているSSD用スロットがあるのも特徴です。自己責任となりますが、自分でSSDを増設するのもいいでしょう。なお、SSDは、Amazonなどで1TBなら1万円程度で購入することができます。

この製品は、底面カバーの爪の引っ掛かりが弱いので、初めての方も比較的簡単に外すことができるでしょう。

空いているM.2スロット

 

試しにKIOXIAのPCIe Gen4 1TB SSDを増設してみましたが、問題なく認識され、速度も十分出ていました。なお、パーツの増設は自己責任でお願いします。

増設したSSDのベンチマーク

 

ディスプレイのチェック

GALLERIA RL7C-R35-5Nのディスプレイは、15.6型の画面サイズで、1920x1080(画面比16:9)の解像度、165Hzのリフレッシュレートです。前述したように色域も広めなので、画像や動画をより正確な色で表示することができますし、ゲーム映像も綺麗です。

詳細は、以下のタブをクリックしてご覧ください。

  • 色域・輝度
  • RGB
    発色特性
  • 視野角
  • 映り込み・
    ギラつき
  • フリッカー

色域は、当サイトの測定ではご覧の通りでした。また、最大輝度は、当サイトの計測では294cd/m2と普通です。

  カバー率
sRGBカバー率 95%
DCI-P3カバー率 71%
Adobe RGBカバー率 70%
ガモット図
※ i1 Display PROでICCプロファイルを作成後、MacのColorSyncユーティリティでグラフを作成

ガンマ補正曲線を確認すると、どの色も1:1の直線に近く揃っており、自然な発色であることが分かります。

ガンマ補正曲線
※ i1 Display Proで計測。目標値は輝度:120、白色点:CIEイルミナントD65、ガンマ値:2.2

視野角は広いです。

視野角(斜めから見たときの見やすさ)

非光沢液晶なので、映り込みは抑えられています。ギラつきもほとんど感じません。

画面への映り込み

フリッカー(ちらつき)もありません。

PWM調光の有無の確認
※フォトディテクターにオシロスコープを繋げて計測

 

遅延

1つのキーを押してから、画面に表示されるまでの時間(表示遅延)をハイスピードカメラで撮影し計測したところ、約36msでした。一般的なノートPCは80ms前後が多かったので、本製品の表示遅延は少ないです。なおこれは、ディスプレイだけでなくPC全体の遅延となります。

 

残像

「UFO Test」のサイトにて、左から右へ移動するUFOを撮影したところ、本製品は1秒間に165フレーム更新するディスプレイで5フレームくらい前まで残像がありました。なお、普通のノートPCは、1秒間に60フレームの更新で、2フレーム位前まで残像がありました。以上を踏まえると、残像感は普通のノートPCと変わりません。ゲーミングノートPCとしては多めの残像です。

「UFO Test」のサイトのGhosting Testを実行( 画面のリフレッシュレートに合わせてUFOが左から右へ移動)し、速いシャッタースピード(1/2000)で撮影したときの画像。

 

キーボードおよびタッチパッドのチェック

キーボードは、キーピッチおよびキーストロークが十分あり、特別小さいキーもありませんが、キートップはほぼフラットです。実際にタイピングしてみた感想としては、普通の打ちやすさかなと思います。

テンキーは搭載されていますが、3列なので、「+」や「-」の位置が通常とは異なります。

タッチパッドの使いやすさは普通です。

キーボード全体図
※画像をクリックすると拡大できます
キーの拡大図

 

キーボードバックライトも搭載しています。

キーボードバックライト

 

パフォーマンスのチェック

本製品は、「Control Center」のソフトから、以下のようにモードを変更することができます。ここではデフォルトの「スタンダード」モードおよび高いパフォーマンスが出る「ターボ」モードで、各種ベンチマークを計測しました。

電源スマート設定

 

CPU

12万円台くらいのゲーミングノートPCの場合、Ryzen 5 7535HSくらいの性能のCPUを搭載していることが多いですが、GALLERIA RL7C-R35-5NのCPUは、Core i7-13620Hが搭載されており、Ryzen 5 7535HSより約1.4倍は性能が高いです。エントリー向けのゲーミングノートPCとしては十分な性能でしょう。

CINEBENCH R23
~ CPU性能の評価 ~
Core i7-13620H
他のCPUとの比較(マルチコア)
Ryzen 9 7945HX 33229
Core i9-14900HX 29314
Core i9-13900HX 24314
Core i7-14700HX 21893
Core i9-13900H 19299
Core i7-13700HX 18283
Ryzen 7 7840HS 17922
Core i7-13700H 17622
Ryzen 7 8845HS 16387
Core i7-13620H 15807 [ターボ]
14804 [スタンダード]
Core i5-13500H 15302
Core Ultra 7 155H 14073
Ryzen 7 7735HS 14068
Ryzen 7 8840HS 13668
Ryzen 7 8840U 12575
Core Ultra 5 125H 12239
Ryzen 5 7535HS 10356
Core i7-1360P 9720
Core Ultra 5 125U 9553
Ryzen 5 8540U 9378
Core 5 120U 9317
他のCPUとの比較(シングルコア)
Core i9-14900HX 2196
Core i7-14700HX 2113
Core i9-13900H 2016
Core i9-13900HX 1968
Ryzen 9 7945HX 1951
Core i7-13700H 1898
Core 5 120U 1879
Core i7-13700HX 1868
Core i7-13700HX 1868
Core i7-1360P 1826
Core i7-13620H 1816 [ターボ]
1810 [スタンダード]
Core Ultra 7 155H 1810
Core i5-13500H 1785
Ryzen 7 7840HS 1764
Ryzen 7 8840U 1763
Core Ultra 5 125H 1712
Ryzen 5 8540U 1701
Ryzen 7 8840HS 1686
Ryzen 7 8845HS 1682
Core Ultra 5 125U 1581
Ryzen 7 7735HS 1538
Ryzen 5 7535HS 1463
 :本製品で選択できるプロセッサー
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
CINEBENCH 2024
~ CPU性能の評価 ~
Core i7-13620H
他のCPUとの比較(マルチコア)
Core i9-14900HX 1748
Core i9-13900HX 1512
Core i7-14700HX 1313
Ryzen 9 8945HS 919
Ryzen 7 8845HS 919
Core i7-13620H 903 [ターボ]
864 [スタンダード]
Core i7-13700H 855
Core Ultra 7 155H 825
Ryzen 7 8840HS 785
Core i5-13500H 778
Core Ultra 5 125H 669
Core i7-1360P 664
Ryzen 7 8840U 618
Core i5-1340P 599
Ryzen 7 7730U 575
Core Ultra 5 125U 572
Core 5 120U 558
Ryzen 5 8540U 500
Ryzen 5 7530U 477
Core i5-1335U 435
他のCPUとの比較(シングルコア)
Core i9-14900HX 128
Core i7-14700HX 126
Core i9-13900HX 119
Core i7-13700H 114
Core i7-13620H 110 [ターボ]
110 [スタンダード]
Core 5 120U 110
Core i5-1335U 109
Ryzen 9 8945HS 106
Core i5-13500H 105
Ryzen 7 8840U 104
Core Ultra 7 155H 103
Ryzen 7 8845HS 101
Core Ultra 5 125H 101
Ryzen 5 8540U 100
Ryzen 7 7730U 99
Core i7-1360P 99
Core i5-1340P 99
Ryzen 7 8840HS 98
Core Ultra 5 125U 94
Ryzen 5 7530U 84

 

なお、高負荷時のCPU電力、CPUクロック、CPU温度は「パーツの温度のチェック」で記載しています。

 

グラフィックス

GALLERIA RL7C-R35-5Nのグラフィックスは、GeForce RTX 3050 Laptop GPUが搭載されています。最大グラフィックスパワーは95Wとなっており、このグラフィックスとしては高めの性能です。

GeForce RTX 3050 Laptop GPUの最大グラフィックパワー

 

3DMarkのベンチマークスコアはご覧の通りです。最大グラフィックスパワーが高いので、65WのRTX 3050 Tiよりも高いスコアが出ています。

3DMark Time Spy
~ グラフィックス性能の評価 ~
GeForce RTX 3050 Laptop
他のグラフィックスとの比較(Graphics score)
RTX 4090 175W 21897
RTX 4080 175W 18822
RTX 4070 140W 12254
RTX 4060 140W 10665
RTX 4050 140W 8860
RTX 4060 65W 8829
RTX 4050 105W 8469
RTX 3060 130W 8302
RTX 3060 95W 7519
RTX 3050 Ti 95W 6063
RTX 3050 95W 5698 [ターボ]
5496 [スタンダード]
RTX 3050Ti 60W 5292
RTX 3050 75W 5102
RTX 3050 65W 4560
Intel Arc Graphics
(Core Ultra 7 155H)
  3600
 :本製品で選択できるグラフィックス
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
W(ワット):最大グラフィックスパワー

 

GPU-Zで確認したGeForce RTX 3050の情報は次の通りです。

GeForce RTX 3050 Laptop GPU

 

ストレージ

ストレージは、PCIe Gen 4のSSDですが、PCIe Gen 4の割には書き込みがそこまで速くなかったです。

CrystalDiskMark
~ ストレージ性能の評価 ~
500GB SSD
他のストレージとの比較(シーケンシャルリード [MB/s] )
PCIe Gen4 SSD 7300
3523
PCIe Gen3 SSD 3500
SATA SSD 550
2.5インチHDD 150
 :本製品で選択できるストレージ
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)

 

SDカードスロット

フルサイズのSDカードスロットを搭載しています。アクセス速度は速くありません。

CrystalDiskMark
~ SDカードスロット性能 ~
最大300MB/sのUHS-Ⅱのカードで測定

 

ゲームベンチマーク&フレームレート

当サイトで計測した各ゲームの平均フレームレートは下表の通りです。

重いゲームは、グラフィック品質設定をやや低めにすれば十分なフレームレートが出ています。中程度の重さのゲームであれば、高めのグラフィック品質設定でも割と60 fpsを超えてきます。

Apex、VALORANT、フォートナイトなどの競技性の高いゲームも、グラフィック品質設定を低めにすれば、200 fps以上が出ており、カジュアルゲーマーであれば十分快適にゲームができます。

ちなみに、フォートナイトは「Direct X12」だとカクつくので、レンダリングモードは「パフォーマンス- 低グラフィック忠実度」にしたほうがいいです。

劇的に重い部類のゲーム
ARK: Survival Ascended
解像度 品質 平均 fps
1920x1080 58 fps
ノーマル 38 fps
最高 9 fps
重い部類のゲーム
Starfield(スターフィールド)
解像度 品質 平均 fps
1920x1080 60 fps
36 fps
ウルトラ 27 fps
重い部類のゲーム
パルワールド
解像度 品質 平均 fps
1920x1080 98 fps(114 fps)
61 fps(80 fps)
最高 44 fps(62 fps)
※括弧内は、DLSS:パフォーマンスの時
重い部類のゲーム
Forza Motorsport
解像度 品質 平均 fps
1920x1080 73 fps
65 fps
ウルトラ 39 fps
重い部類のゲーム
サイバーパンク2077
解像度 品質 平均 fps
1920x1080 99 fps
68 fps
ウルトラ 55 fps
重い部類のゲーム
ファイナルファンタジー 15
解像度 品質 平均 fps
1920x1080 軽量品質 110 fps
標準品質 84 fps
高品質 61 fps
中程度の重さのゲーム
ブループロトコル
解像度 品質 平均 fps
1920x1080 204 fps
103 fps
最高 78 fps
中程度の重さのゲーム
PSO2 ニュージェネシス
解像度 品質 平均 fps
1920x1080 最低 146 fps
110 fps
ウルトラ 68 fps
中程度の重さのゲーム
シャドウオブザトゥームレイダー
解像度 品質 平均 fps
1920x1080 最低 142 fps
92 fps
最高 77 fps
中程度の重さのゲーム
ファイナルファンタジー 14 黄金のレガシー
解像度 品質 平均 fps
1920x1080 標準(ノート) 114 fps
高(ノート) 104 fps
最高品質 67 fps
中程度の重さのゲーム
フォートナイト [チャプター5 シーズン3]
DirectX 12
解像度 品質 平均 fps
1920x1080 低設定 117  fps
中設定 98  fps
最高設定 51 fps
※アンチエイリアス&スーパー解像度:TSR低
※テンポラルスーパー解像度:ネイティブ
※バトルロワイヤル ソロで計測
パフォーマンス - 低グラフィック忠実度
解像度 その他設定 平均 fps
1920x1080 3D解像度:100%
メッシュ:高
描画距離:最高
235 fps
※バトルロワイヤル ソロで計測
軽い部類のゲーム
Apex Legends(DX11)
解像度 品質 平均 fps
1920x1080 低設定 203 fps
高設定 124 fps
※トレーニングモードで計測
軽い部類のゲーム
VALORANT
解像度 品質 平均 fps
1920x1080 高設定 336 fps
※プラクティスモードで計測
軽い部類のゲーム
PLAYERUNKNOWN'S BATTLEGROUNDS
解像度 品質 平均 fps
1920x1080 非常に低い 252 fps
中型 181 fps
ウルトラ 127 fps

 

その他のゲーム

上に掲載していない他のゲームのフレームレートについては、下を参考にしてください。

 

クリエイターソフトの処理時間

以下、各クリエイターソフトの処理時間を掲載します。ここでは「ターボ」モードで実行した結果を掲載しています。

Adobe Lightroom ClassicによるRAW現像時間

RAW現像時間は比較的速いです。現像処理自体もサクサク動いて快適です。

Core i9-13900H
RTX 4090 (150W)
38秒 [書き出しにGPUを使用をON]
Core i7-14700HX 47秒
Core i7-13700H
RTX 4060 (140W)
63秒 [書き出しにGPUを使用をON]
Core i7-13620H 66秒
Core i7-13700H 68秒
Core Ultra 7 155H 72秒
Ryzen 7 8845HS 77秒
Ryzen 7 8840HS 81秒
Ryzen 7 8840U 87秒
Core i7-1360P 88秒
Ryzen 5 8540U 102秒
Core Ultra 5 125U 103秒
Core 5 120U 106秒
Ryzen 7 7735U 108秒
Core Ultra 7 155U 110秒
Ryzen 7 7730U 115秒
Core i5-1335U 128秒
※2022年6月より、GPUを使用した書き出しも出来るようになったので、この機能が使えるPCは、機能をONにしたときの書き出し時間も掲載しています。
※プロファイル補正、露光量+1、シャドウ+10、自然な彩度+10、ノイズ軽減+10を適用した100枚のRAWファイル(1枚あたり約45MB)を同じ書き出し設定でjpegに書き出し、所要時間を計測
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
Adobe Photoshopによる各種処理時間

外部グラフィックスを搭載しているので、ニューラルフィルターのスーパーズームのような処理も高速です。快適にPhotoshopが使えるでしょう。

CPU性能が高めなので、ニューラルフィルターの「JPEGのノイズを削除」も速かったです。

ニューラルフィルター(スーパーズーム(x2))
Core i7-13620H
RTX 3050 (95W)
58秒
Ryzen 7 8845HS
Radeon 780M
1分18秒
Ryzen 7 8840U
Radeon 780M
1分19秒
Snapdragon X Elite X1E-78-100 2分21秒
Core Ultra 7 155H
Intel Arc
4分06秒
Core Ultra 5 125U
Intel Graphics
5分34秒
ニューラルフィルター(JPEGのノイズを削除)
Snapdragon X Elite X1E-78-100 1分40秒
Core i7-13620H 1分48秒
Core Ultra 7 155H 3分13秒
Ryzen 7 8845HS 4分08秒
Core Ultra 5 125U 4分31秒
Ryzen 7 8840U 4分44秒
※ 6000x4000のRAWデータを編集
Adobe Premiere Pro CCによる書き出し時間

4Kの書き出し時間はご覧のとおりです。処理の最後にSSDへ書き込むフェーズがありますが、SSDの書き込み速度がそこまで速くないため、思ったよりも時間がかかっていました。動画編集をするなら、自分で高速SSDを増設するといいと思います。

4K動画の書き出し
Core i9-14900HX
RTX 4090 (175W)
2分53秒
Core i9-13900HX
RTX 4080 (175W)
3分01秒
Core i7-13700H
RTX 4070 (140W)
3分08秒
Core i9-14900HX
RTX 4060 (140W)
3分29秒
Ryzen 9 8945HS
RTX 4070 (90W)
3分42秒
Core i7-14700HX
RTX 4070 (140W)
3分55秒
Core i7-13620H
RTX 4050 (105W)
4分11秒
Core i7-11800H
RTX 3050Ti (60W)
5分08秒
Core i5-11400H
RTX 3050 (65W)
5分59秒
Core i7-12700H
GTX 1650
6分21秒
Core i7-13620H
RTX 3050 (95W)
6分25秒
Core Ultra 7 155H
Intel Arc
9分15秒
※ 4K/30p動画(約10分)に、「テキスト」+「露光量」+「自然な彩度」+「トランジション」のエフェクトおよびBGMとなるオーディオを加え、H.264形式、YouTube 2160p 4K Ultra HDのプリセットで書き出したときの時間
※ グラフィックスは全てノートPC用
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
TMPGEnc Video Mastering Works 7 によるx265エンコード時間

CPUのみで実行するx265エンコードを実行しましたが、こちらは比較的速かったです。

Ryzen 9 7945HX 3分48秒
Core i9-14900HX 4分22秒
Core i9-13980HX 4分34秒
Core i9-13900H 6分13秒
Core i7-13700H 6分39秒
Ryzen 7 8845HS 7分03秒
Core i7-13620H 7分21秒
Core Ultra 7 155H 8分32秒
Core Ultra 5 125H 8分56秒
Ryzen 7 8840U 10分57秒
Ryzen 7 7735U 11分43秒
Core i5-1340P 12分03秒
Core i7-1360P 12分03秒
Core 5 120U 12分08秒
Ryzen 5 8540U 13分10秒
Core i5-1335U 13分31秒
XAVC Sの動画(約2分、4K)をH.265/HEVCへ変換したときの時間
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
Blender Benchmarkによるレンダリング時間
GeForce RTX 4050 Laptopで実行
SPECviewperf 2020

 

USB Type-C / HDMIの動作テスト

USB Type-Cの動作チェック

GALLERIA RL7C-R35-5NのUSB-Cポートは、データ転送のみに対応しています。PowerDeliveryやDisplayPort出力には対応していません。

Thunderbolt 4
  充電 モニター
出力
有線LAN
ドック ThinkPad USB Type-C ドック × ×
ThinkPad Thunderbolt 3 ドック × × ×
PD充電器
※1
100W Anker PowerPort III ×
65W Lenovo GaN充電器 ×
45W Lenovoウルトラポータブル ×
モニター
※2
EIZO ColorEdge CS2740
(4Kモニター)
× ×
※1 Power Delivery対応の充電器
※2 Type-Cケーブルで接続し、PCへの給電も出来るモニター

 

HDMIの動作チェック

HDMIポートはHDMI2.1に対応しており、4K/120Hzでの表示が可能です。GeForce RTX 3050から出力されていたので、NVIDIAコントロールパネルから設定を変更すれば、10ビット表示も可能です。ただし、ケーブルおよびモニターも、HDMI2.1に対応している必要があります。

4Kモニター(BenQ EX3210U)へ接続したときの詳細

 

質量のチェック

GALLERIA RL7C-R35-5Nの質量は、メーカー仕様値では「約2.1kg」となっており、当サイトでの計測値もほぼ同じです。外へ持ち運ぶにはやや重いですが、部屋間の移動であれば、楽に持ち運べる質量です。

質量の計測結果(当サイトによる実測値)
  質量
PC本体 2.102kg
ACアダプター 584g

 

バッテリー駆動時間のチェック

GALLERIA RL7C-R35-5Nのバッテリー容量は46.74Whと普通です。

バッテリー容量

 

バッテリー駆動時間はご覧の通りです。性能が高いので、一般向けのノートPCのように長い駆動時間ではありません。

バッテリー駆動時間
  バッテリー駆動時間
(1) JEITA3.0(アイドル時) 5.7時間
(2) JEITA3.0(動画再生時) 3.8時間
(3) 動画編集ソフトでプレビュー再生 1時間57分
(1)、(2) メーカー公表値
(3) Premiere Proで480x320の動画をプレビュー再生させたとき。画面輝度は約120cd/m2

 

Webカメラ・スピーカーのチェック

Webカメラ

Webカメラは720pのHDの解像度で、画質はやや暗く、彩度も低めです。

Webカメラを隠すシャッターなどはありません。

Webカメラ
本製品のカメラで撮影
※クリックすると拡大できます。
※Webカメラの前にマネキンを置いて、約40cm離し、Windows標準のカメラアプリで撮影

 

スピーカー

スピーカーは、最大音量は大きめですが、音質は普通です。勝手に採点すると、ノートPC基準で10点満点で5~6点といったところです(5点が普通です。音質についての評価はあくまで主観です。ご了承下さい)。ただ、クリエイター向けノートPCとして見た場合、そこまで音質がいいわけではありません。

スピーカー

 

パーツの温度のチェック

Prime95実行時のCPU温度

Prime95で全CPUコアの使用率が100%になる高い負荷をかけたときのCPU電力およびCPU温度およびの推移を確認します。

CPU電力については、プロセッサーベースパワー(PBP)が45WのCPUにしては高めの数値が出ています。

CPU温度については、「スタンダード」モードの場合は、80℃台で推移しており、やや高めですが問題ない範囲だと思います。「ターボ」モードの場合は、90℃台と高めです。

  • スタンダード
  • ターボ
CPU電力&CPU温度
CPU電力&CPU温度

 

ゲーム時のCPU、GPU温度の詳細

ファイナルファンタジー15のゲームベンチマークを実行したときのCPU/GPU温度を計測した結果は下図の通りです。

どちらのモードもそれほど違いはなく、CPU温度、GPU温度ともに、概ね80℃以下で推移しているので、問題ありません。

  • スタンダード
  • ターボ
CPU温度&GPU温度
CPU温度&GPU温度

 

静音性のチェック

静音性のチェックです。「スタンダード」モードでの計測結果を掲載しています。

アイドル時はほぼ無音です。ゲーム時の動作音はやや高めで、ややうるさく感じます。

騒音値
アイドル時 FF15ベンチ時
(スタンダード)
FF15ベンチ時
(ターボ)
約20dB 約49dB 約52dB
計測機器:リオン NL-42K
部屋を極力無音にしたときの騒音値:20dB
※無響室で測定したわけではないので、数値は不正確です
【PCの状態】
アイドル時:アイドル時
FF15ベンチ時:FF15 ベンチマーク実行(高品質、1920x1080、ウィンドウ)

 

参考までに、当サイトで使用している騒音計が表示する騒音値の目安を掲載します。

使用計器の騒音値の目安

 

表面温度のチェック

本体の表面温度のチェック結果です。もし、表面温度が高すぎると、作業中に手のひらが熱くなり、不快になります。特に、手のひらを置くパームレストの温度変化は重要です。

ゲームをすると、キーボードの中央付近が熱くなってきますが、WASDキー及びパームレスの温度はそこまで上がらないので、特に熱く感じずゲームをすることができました。

PC本体の表面温度
サーモグラフィー:FLIR ONE PRO
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです
※約10分経過後に計測しています

 

消費電力のチェック

消費電力のチェック結果です。数値は変動しますが、約10分経過後から確認できた最も高い数値を掲載しています。

エントリー向けのゲーミングノートPCとは言え、一般的なノートPCと比較すると消費電力は高いです。

消費電力
アイドル時 FF15ベンチ時
(スタンダード)
FF15ベンチ時
(ターボ)
約11W 約186W 約190W
測定機器:ワットチェッカー TAP-TST8
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです
※確認できた中で、最も高い消費電力を掲載しています

 

外観のチェック

GALLERIA RL7C-R35-5Nの外観のチェックです。

ゲーミングPCらしい派手な装飾はありませんが、シルバーのカラーで、どんな用途にも使えるデザインです。指紋なども目立ちにくいので実用的です。

 

天板には、GALLERIAのロゴが入っています。

 

ボディの高さは24mmで、そこまで薄くありませんが、その分放熱面では有利です。

 

側面のポート類はご覧のようになっており、フルサイズSDカードスロット、フルサイズUSB、Mini DisplayPort、USB-C、HDMI、LANなどがあります。

 

ディスプレイは、下図の角度まで開きます。

 

CPUファンは2つ、ヒートパイプは4本あり、合計4方向から放熱しており、冷却性能は高いです。

 

メモリは交換可能です。

 

ストレージには、Type 2280 M.2 SSDが搭載されていました。また、その下に空いているスロットがあり、自己責任となりますが、もう1台SSDを増設することができます。

 

天板側に、SSDを冷却するサーマルパッドと熱伝導シートも搭載されており安心です。

 

ACアダプターは、薄型ですが、サイズはそれなりにあります。容量は180Wです。

 

まとめ

以上が、GALLERIA RL7C-R35-5Nのレビューです。

(執筆時点で)12万円台からと価格の安いエントリー向けゲーミングノートPCです。

低価格のゲーミングノートPCとしては珍しく、sRGBカバー率95%の色域のディスプレイを搭載しており、ゲーム映像が綺麗ですし、画像編集や動画編集用途にも使用することができます。クリエイティブワークの入門機としてもおすすめです。

ゲーミングノートPCとしては残像感をやや感じますが、一般的なノートPCと比較した場合は同等程度なので、ゲームエンジョイ勢であれば、ほぼ気にならないでしょう。

グラフィックスにはエントリーモデルのGeForce RTX 3050 Laptop を搭載していますが、最大グラフィックスパワーが高めだったこともあり、割と高いベンチマークスコアが出ていました。FHD環境なら、グラフィック品質設定次第で、ほとんどのゲームを楽しむことができます。

大容量メモリやSSDが搭載できるのも嬉しいです。さらに、SSDを1つ増設することもできます。(自己責任となりますが)容量不足になったときに、後からストレージ容量を増やすことができます。

パソコンで、ゲームや動画編集、画像編集など、色々なことにチャレンジしてみたい方におすすめです。

または、一般的なノートパソコンでは物足りないので、全体的にスペックが高めのノートパソコンを欲しい方にもおすすめです。

 

ゲームも動画編集もできるエントリー機

GALLERIA RL7C-R35-5N

特徴

  • 低価格のエントリーゲーミングノートPC
  • 色域が広め
  • 大容量メモリ、大容量SSDが搭載可能

こんなあなたに

  • ゲームも動画編集もしてみたい方
  • 普通のノートPCより性能が高い製品が欲しい方
  • 価格12万円台[税込]~
公式販売サイト(ドスパラ)はこちら

 

 

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