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富士通 LIFEBOOK CHシリーズの実機レビュー
CPU | Core i5-1135G7 |
---|---|
メモリ | 8GB |
ストレージ | 最大 1TB PCIe SSD |
液晶サイズ | 13.3型 |
液晶種類 | FHD IGZO / 有機EL |
質量 | IGZO:約988g 有機EL:約1.11g |
バッテリー | IGZO:約16.8時間 有機EL:約13.4時間 |
価格[税込] | 12万円台~ |
LIFEBOOK CHシリーズは、性能、価格のバランスが良く、高い知名度のメーカーであるため安心感もあるモバイルノートです。
大容量バッテリーを搭載しながら、比較的軽く、第11世代Core i5により快適に動作します。キーボードも打ちやすく、レポートの作成や仕事がはかどるでしょう。
通常はIGZO液晶モデルで十分ですが、用途によっては、広色域の有機ELディスプレイ搭載モデルも選択できます。
この十分な性能の富士通パソコンが、下のクーポンを利用することで12万円台で購入できます。
レビュー機は、メーカーからの貸出機です。今回は以下の2台の構成でレビューをしています。
レビュー機の構成
Core i5-1135G7、8GBメモリ、256GB SSD、FHD液晶
Core i5-1135G7、8GBメモリ、512GB SSD、FHD有機EL
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目次
お忙しい方は、「LIFEBOOK CHシリーズの特徴」のみお読みください。
LIFEBOOK CHシリーズ の特徴
バランスがいいホームモバイルノートPC
LIFEBOOK CHシリーズは、軽さ、バッテリー容量、処理性能などのバランスがいい、ホームモバイルノートPCです。
下のグラフでは、メジャーなモバイルノートPCの質量を比較しています。その中で、LIFEBOOK CHシリーズは、トップクラスの容量のバッテリーを搭載しながらも、1kgを切る軽さとなっています。各社の名だたるモバイルノートPCと比較しても、見劣りしない質量です。(有機ELディスプレイモデルは、約1.11kgからともう少し重くなります。)
さらに、多くの作業を快適にこなすのに十分な第11世代Core i5を搭載し、価格は12万円台(税込)からと、モバイルノートPCとしてはそれほど高くありません。とてもバランスのいい機種です。
色鮮やかな表示ができるディスプレイ
LIFEBOOK CHシリーズは、色鮮やかな表示ができるディスプレイを搭載しています。
2つのモデルがあり、フルHDのIGZO液晶と、フルHDの有機ELディスプレイのモデルがあります。
IGZO液晶は、当サイト計測でsRGBカバー率97.2%と色域が広めで、見やすいです。ウェブ閲覧や、動画の視聴を含め、多くの一般的な用途にちょうどいいです。
一方、有機ELディスプレイは、当サイト計測でAdobe RGBカバー率97.3%とさらに色域が広く、高精細な写真の編集などにも使うことができます。フルHDの有機ELディスプレイは珍しいですが、このサイズにはちょうどいい解像度だと思います。ただし、一般的なユーザーには扱いが難しディスプレイで、場合によっては色が鮮やかに見えすぎるときがあります。なんとなく奇麗そうだから、というだけの理由であれば、有機ELディスプレイモデルではなく、IGZO液晶モデルで十分だと思います。
お手本のような配列の打ちやすいキーボード
LIFEBOOK CHシリーズは、打ちやすいキーボードを搭載しています。
キーピッチが約19mmのフルサイズキーボードで、特別サイズが小さくなっているキーもなく、お手本のようなキーの配置です。キーストロークは約1.7mmとモバイルノートとしてはやや深めで、しっかりとした打鍵感があります。また、キートップが適度に湾曲し、指馴染みがいい、球面シリンドリカルキートップ、軽いタッチや高速タイピングでも正確に入力を感知できる高レスポンスキーボードという特徴も、キー入力のしやすさにつながっています。さらに、矢印キーは一段下がって配置されていて、こちらも使いやすいです。
HDMI端子は入出力に対応
LIFEBOOK CHシリーズの面白い特徴として、入出力に対応したHDMIがあります。
一般的なモバイルノートPCでも、HDMI出力を備えていることは多いですが、入力にも対応しているのは珍しいです。
HDMI出力を使用して、外部ディスプレイやテレビなどに接続できるだけでなく、HDMI入力に切り替えることで、本機器をゲーム機などのディスプレイとしても使用することができます。
リビングではなく自室でテレビゲームをプレイしたい、といったケースにいいでしょう。
モデルによって異なるボディカラー
LIFEBOOK CHシリーズでは、下の画像のように珍しいボディカラーがあります。
カーキは「カタログモデル」の有機ELを搭載したCH90/E3、モカブラウンは「カタログモデル」のIGZO液晶を搭載したCH75/E3で選択できるようになっており、モデルによってボディカラーが異なります。
なお、この2色の他に、有機EL搭載モデルにはダークシルバー、FHD液晶(IGZO)搭載モデルにはベージュゴールドのボディカラーがあります。
また、シンプルながら、上質なデザインも魅力的です。
モバイルバッテリーからの充電も可能
LIFEBOOK CHシリーズは、Power Deliveryに対応したUSB-Cポートを備えています。
PCを使用していないときは、7.5W(5V/1.5A)の出力があれば充電ができるので、小型のUSB-C充電器も使用できますし、条件を満たせばモバイルバッテリーでの充電も可能です。
CHシリーズのラインナップの紹介
LIFEBOOK CHシリーズには、今回レビューをしている店頭販売向けの「カタログモデル」と、カスタマイズが可能なメーカー直販サイト用の「カスタムメイドモデル」があります。下表では、LIFEBOOK CHシリーズのラインナップを簡単に整理して、紹介しています。
基本的には、「カタログモデル」と、「カスタムメイドモデル」に機能の差はありません。主な違いは、以下の4点です。
「カタログモデル」と「カスタムメイドモデル」の違い
・「カタログモデル」では、カーキとモカブラウンのボディカラーも選択できる
・「カスタムメイドモデル」では、ストレージ容量を選択できる
・「カスタムメイドモデル」では、Officeソフトの有無を選択できる
・「カスタムメイドモデル」には、3年間のメーカー保証が付いている
参考までに、富士通WEB MARTでの両モデルの販売価格も比較してみましたが、同じ構成であれば、「カスタムメイドモデル」の方が安かったです。サブスプリクションで契約している場合や、学校でOfficeが無償で使える場合など、Officeソフトを選択しなければさらに安くなります。しかも、3年のメーカー保証が付いてくるので、ボディカラーにこだわるのでなければ、「カスタムメイドモデル」がおすすめです。当サイト限定のクーポンを使用すれば、さらに安く購入できます。
[カタログモデル] CH90/E3 |
[カタログモデル] CH75/E3 |
[カスタムメイド] WC2/E3 |
[カスタムメイド] WC1/E3 |
|
CPU | Core i5-1135G7 | |||
ストレージ | 512GB SSD | 256GB SSD | 256GB / 512GB / 1TB SSD | |
メモリ | 8GB | |||
ディスプレイ | FHD 有機EL | FHD IGZO | FHD 有機EL | FHD IGZO |
質量 | 約1.11kg | 約988g | 約1.11kg | 約988g |
ボディカラー | ダークシルバー カーキ |
ベージュゴールド モカブラウン |
ダークシルバー | ベージュゴールド |
Office | あり | あり | あり / なし |
[カタログモデル] CH90/E3 |
[カタログモデル] CH75/E3 |
[カスタムメイド] WC2/E3 |
[カスタムメイド] WC1/E3 |
|
ストレージ | 512GB SSD | 256GB SSD | 512GB SSD | 256GB SSD |
ディスプレイ | FHD 有機EL | FHD IGZO | FHD 有機EL | FHD IGZO |
価格1[税込]※ | 170,280円 | 153,780円 | 166,721円 | 146,576円 |
価格2[税込]※ | ― | ― | 149,973円 | 129,828円 |
価格3[税込]※ | 126,421円 | 121,611円 |
価格2:Officeなし
価格3:Officeなし、当サイト限定クーポン使用時
2021年3月16日時点の富士通 WEB MARTでの価格
残念なところ
LIFEBOOK CHシリーズは、パーソナルユースにおいてはバランスのいい機種ですが、いくつか気になる部分もあります。
まず、キーボードは打ちやすいのですが、バックライトは搭載していません。そのため、薄暗い場所でのタイピングはしにくいです。
また、指紋認証に対応していない点や、ウェブカメラのカバー(シャッター)が付いていない点なども少し残念です。
その他に、Core i5、8GBメモリの構成は固定なので、用途によってはややスペックが不足することがあると思います。
ビジネス用途等であれば、富士通であればLIFEBOOK WU2/E3といった機種を選択する方がいいでしょう。
各用途の快適度
各用途の快適度は次のように考えます。もちろん、細かい用途や、ソフトによっても快適具合は変わってきますので、参考程度にご覧下さい。
用途 | 快適度 | コメント |
Web閲覧 Office作業 |
◎ | 十分なスペックで、快適に動作します。 |
---|---|---|
オンライン会議 | ◎ | 音響補正技術Diracにより、人の声を認識しやすい音質にする「ボイス」モードを選択できます。また、広範囲に音声を拾えるクアッドマイクを搭載しており、オンライン会議も快適です。 |
動画鑑賞 | ◎ | 画面サイズは大きくはないものの、色鮮やかな表示ができるディスプレイを搭載しています。スピーカー音は、普通ですが、Dirac Audioで、動画視聴に適した「エンタメ」モードを選択することができ、快適な動画視聴が可能です。 |
RAW現像 画像編集 |
○ | FHD(IGZO)液晶でも、当サイトの計測でsRGBカバー率97.2%と広めの色域です。有機ELディスプレイモデルであれば、Adobe RGBカバー率97.3%とさらに広色域です。ただ、メモリが8GBしかないので、書き出しなどは遅く、趣味レベルでの使用にとどまると思います。 |
動画編集 | △ | 簡易的な動画編集ならできますが、外部グラフィックスを搭載していないため、本格的な動画編集は難しいです。 |
ゲーム | △ | 外部グラフィックスを搭載していないため、ゲーム向きではありません。ただし、軽いゲームなら、グラフィック品質などを下げることで出来るものもあります。 |
ディスプレイのチェック
LIFEBOOK CHシリーズのディスプレイのチェックです。
フルHD液晶
広い視野角、広めの色域で見やすいディスプレイです。一般ユーザーであれば、こちらのディスプレイで十分です。ただし、周囲の物が映り込みやすい光沢液晶です。ここは好みが分かれるところだと思います。仕事やレポート作成メインで使うなら非光沢液晶のほうがおすすめです。最大輝度は、当サイトの計測では372cd/m2とやや高めです。その他の特性については以下のタブをクリックしてご覧ください。
- 色域
- RGB
発色特性 - 視野角
- 映り込み・
ギラつき - フリッカー
フルHD有機ELディスプレイ
非常に色域が広く色鮮やかなディスプレイです。広い色域が必要な画像編集をするような方に適しています。ただし、画像(カラープロファイルが無い場合)やアプリによっては、色が鮮やかに見えすぎてしまうケースもあり、一般ユーザー向きのディスプレイではありません。個人的には一般ユーザーは、上の液晶で十分だと思います。なお、最大輝度は、当サイトの計測では375cd/m2とやや高めです。その他の特性については以下のタブをクリックしてご覧ください。
- 色域
- RGB
発色特性 - 視野角
- 映り込み・
ギラつき - フリッカー
色域は広いです。DTP用にも使用できる色域の広さです。
sRGBカバー率 | 100% |
---|---|
DCI-P3カバー率 | 100% |
Adobe RGBカバー率 | 97.3% |
キーボードおよびタッチパッドのチェック
LIFEBOOK CHシリーズのキーボードのチェックです。
当サイトの計測で、キーピッチは約19mm、キーストロークは約1.7mmでした。最近のモバイルノートPCとしては、少し深めのキーストロークで、打ちやすいです。
特徴の部分でも書きましたが、小さくなっているキーもなく、クセがなく、お手本のような配列のキーボードです。また、Fラインと呼ばれる、矢印キーが一段下がった配置により、矢印キーも使いやすいです。
下の画像から分かるように、キートップには「かな」の表記がない、スッキリとしたデザインです。カタログモデル、カスタマイズモデルに関わりなく、かな表記のキーボードは選べません。
パフォーマンスのチェック
LIFEBOOK CHシリーズのパフォーマンスのチェックです。
Core i5-1135G7を搭載しています。Windowsの電源モードを、高パフォーマンスにしたときのHWiNFOの情報を下に掲載します。
CPU
LIFEBOOK CHシリーズの搭載するCPUは、第11世代Core i5-1135G7です。一般的なユーザーが使用するのにちょうどいいです。
コンパクトな機種ではありますが、マルチコアのベンチマークスコアは、他のPCで計測した時とほぼ同じでした。シングルコアのスコアは他機種よりも高めですし、Core i5-1135G7の性能を十分に引き出せているようです。
~ CPU性能の評価 ~
:レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
メモリ
LPDDR4X-4266のデュアルチャネルメモリを搭載しています。速度は非常に速いです。
~メモリ性能の評価 ~
:レビュー機で計測したスコア
グラフィックス
グラフィックス性能は、下図の通りで、比較的高いスコアです。
~ グラフィックス性能の評価 ~
:レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
ストレージ
ストレージには、PCIe SSDを搭載しており、十分な速度です。
~ ストレージ性能の評価 ~
:レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
その他のベンチマーク
他の機種で計測した数値ではありますが、実際のソフトの処理時間、ゲームのフレームレートなどについては、下のリンク先をご覧ください。機種によってスコアにバラつきはありますが、傾向は分かると思います。
USB Type-C / HDMIの動作テスト
USB Type-Cの動作チェック
USB Type-Cポートの動作チェックの結果です。
Thunderbolt 4、DisplayPort、Power Deliveryに対応しており、今回試した機器は全て使用できました。18Wの小型充電器も使用できたので、外に持ち出すときは小型の充電器をカバンに入れておくと安心です。
なお、7.5W (5V/1.5A)以上の出力が可能なUSB Power Delivery対応機器であれば本体への充電が可能なので、条件を満たしていれば、モバイルバッテリーからの充電も可能です。ただし、PCを使用しながら給電する場合は、65W (20V/3.25A)以上の出力が推奨されています。
充電 | モニター 出力 |
有線LAN | ||
ドック | ThinkPad USB Type-C ドック | ○ | ○ | ○ |
ThinkPad Thunderbolt 3 ドック | ○ | ○ | ○ | |
PD充電器 ※1 |
61W RAVPower GaN充電器 | ○ | ― | ― |
45W Lenovoウルトラポータブル | ○ | ― | ― | |
30W RAVPower GaN充電器 | ○ | ― | ― | |
18W cheero充電器 | ○ | ― | ― | |
モニター ※2 |
EIZO ColorEdge CS2740 | ○ | ○ | ― |
Philips 258B6QUEB/11 | ○ | ○ | ○ |
※2 Type-Cケーブルで接続し、PCへの給電も出来るモニター
HDMIの動作チェック
4KテレビへHDMIで接続したときの詳細です。4K、60Hz、8ビット、RGBで出力出来ていました。
質量のチェック
LIFEBOOK CHシリーズの質量のチェックです。
メーカー仕様表では、FHD液晶モデルが約988g、有機ELモデルが約1.11kgとなっています。
実際の計測値もメーカー仕様値とほぼ同じでした。
ACアダプターの重さは普通です。
FHD液晶モデル | 有機ELモデル | |
PC本体 | 985g | 1.107kg |
ACアダプター+電源ケーブル | 246g |
バッテリー駆動時間のチェック
LIFEBOOK CHシリーズのバッテリー駆動時間のチェックです。
バッテリー容量は、仕様値で53Whとなっています。ソフトで確認しても約53Whでした。
バッテリー駆動時間は下の通りです。軽めの作業であれば十分長めの駆動時間です。ただし、(第11世代Coreプロセッサー搭載PC共通ですが)重めの作業をすると、駆動時間は短くなります。
FHD液晶モデルと、有機ELモデルの間では、仕様値ほどの差は出ませんでした。
FHD液晶モデル | 有機ELモデル | |
(1) JEITA2.0 | 16.8時間 | 13.4時間 |
(2) PCMark 10 Modern Office | 10時間27分 | 10時間8分 |
(3) 動画再生時 | ― | ― |
(4) PCMark 8 Work | 3時間32分 | 3時間0分 |
(1) メーカー公表値
(2) 文書作成、ブラウジング、ビデオ会議といった事務作業。アイドル時も多く軽めの処理
(3) ローカルディスクに保存した動画(解像度:720x480)を連続再生
(4) ブラウザでのショッピング/画像閲覧、文書作成、表計算、ビデオチャット等。やや重めの作業
当サイトで計測した1時間あたりの充電容量は次の通りで、普通の充電速度です。
パーツの温度のチェック
Prime95で全CPUコアの使用率が100%になる高い負荷をかけたときのCPU電力およびCPU温度の推移を確認します。
処理を開始してから間もなく、CPU電力が約15Wで推移し、その後12~15W前後で変動しています。UP3のTiger Lakeプロセッサーにしては、低めのCPU電力だと思います。CPU温度は主に60°台後半でキープされており、問題のない温度です。
静音性のチェック
動作音(静音性)のチェック結果です。FHD液晶搭載モデルでテストしています。
アイドル時はほぼ無音です。高負荷時はやや高めの騒音値です。
参考までに、当サイトで使用している騒音計が表示する騒音値の目安を掲載します。
表面温度のチェック
本体の表面温度のチェック結果です。FHD液晶搭載モデルでテストしています。
排気口周りは熱くなりますが、パームレスト部分はそれほど熱くならないので、不快感はありません。ただし、裏面はかなり熱くなっている部分があります。
消費電力のチェック
消費電力のチェック結果です。数値は変動しますが、約10分経過後から確認できた最も高い数値を掲載しています。
今回は、FHD液晶搭載モデルでテストしています。モバイル向けのTiger Lakeプロセッサーとしては、高負荷時でも消費電力は低めです。
外観のチェック
LIFEBOOK CHシリーズの外観のチェックです。
カーキのボディカラー
カタログモデルの有機ELディスプレイ搭載機であるLIFEBOOK CH90/E3でのみ選択できるカーキのボディカラーです。
天板はシンプルです。端の目立たない場所に富士通のロゴが入っています。
スピーカーは底面の左右に配置されています。音質は普通です。ノートPC基準で採点すると、10点満点で5点くらいです(普通が5点。あくまで筆者独自の判断です)。
液晶上部に配置されているウェブカメラは、画素数が約92万画素の標準的なウェブカメラです。IRカメラも搭載しており、Windows Helloの顔認証に対応しています。
液晶上部には、4つのマイクを搭載しており、広範囲に音声を拾うことができます。
また、強化ガラスは画面エッジ部分までをカバーしており、見た目もきれいです。
ボディの厚みは、約15.8mmと薄型です。
インターフェイスには、USB3.2、USB-C (Thunderbolt 4、Power Delivery、DisplayPort対応)、HDMI (入力・出力対応)を備えています。種類は多くありませんが、モバイルノートPCとしては十分です。
液晶が開く最大の角度です。
底面です。
ACアダプターは、65Wと比較的大きい容量です。角が丸みを帯びており、薄型で持ちやすいです。
モカブラウンのボディカラー
カタログモデルのFHD液晶搭載機、CH75/E3で選択できる、モカブラウンのボディカラーです。
天板です。
液晶のエッジ部分は、有機EL搭載機とはやや異なっています。IRカメラ付きのウェブカメラ、クアッドマイクの構成は同じです。
まとめ
以上が、LIFEBOOK CHシリーズのレビューです。
LIFEBOOK CHシリーズは、バランスのいいモバイルノートPCです。
53Whの大容量バッテリーを搭載しつつ、約988gからと軽く、モビリティが高いので、いつでも持ち運ぶことができ、宅内でも、外でも使いやすいです。
ディスプレイの種類で、FHD(IGZO)液晶搭載モデルと、有機EL搭載モデルの2つがありますが、FHD (IGZO)液晶モデルでも色域が広めで、見やすかったので、通常はこちらを選ぶといいでしょう。
スペック構成は、第11世代Core i5、8GBメモリの鉄板構成に固定されています。日常遣いであれば、多くの方が快適に使用することができます。
価格も、富士通のパソコンとしては手頃なので、学生用としても買いやすいと思います。
キーボードにバックライトが付いていない、光沢液晶であるなど、少し気になる部分もありはしますが、パーソナルユースで考えると、それほど気にならないと思います。
一方、もう少しメモリ容量が欲しい、もう少し高い性能が必要、ビジネスで使いたいというような方は、同じ富士通であればLIFEBOOK WU2/E3の方がおすすめです。
なお、下のクーポンを使うと、メーカーサイトに掲載されている通常のクーポンよりも安く購入できるので、是非ご活用下さい。
1975年生まれ。電子・情報系の大学院を修了。
2000年にシステムインテグレーターの企業へ就職し、主にサーバーの設計・構築を担当。2006年に「the比較」のサイトを立ち上げて運営を開始し、2010年に独立。
毎年、50台前後のパソコンを購入して検証。メーカーさんからお借りしているパソコンを合わせると、毎年合計約150台のパソコンの実機をテストしレビュー記事を執筆。
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非常に完成度が高く、個人的には2020年のベストバイと言っていいモバイルノート。軽くて、ロングバッテリーで、5G対応モデルもあり、インターフェースも豊富。
約634g~と、13.3型ノートPCの中では世界最軽量の機種。毎日のようにモバイルPCを持ち歩く必要がある方におすすめ。最新の第11世代Coreプロセッサーを搭載し、タイピングもしやすい。
最近流行りつつある16:10の画面比で、しかも2560x1600と高い解像度のディスプレイを搭載したモバイルノートPC。色域も広めなので、画像編集などにも使用可能。
パソコン初心者でも安心して使える富士通パソコンの評価。各パソコンの評価コメントも掲載。
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