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ウィッチャー3 のフレームレートとおすすめPC
2016.07.23 GeForce GTX 1060のフレームレートを追記
2016.11.01 ノートPC用GeForce GTX 1070のフレームレートを追記
2017.3.04 ノートPC用GTX 1080のベンチマークを追記
2017.3.16 ノートPC用GTX 1050のベンチマークを追記
ウィッチャー3 ワイルドハントがついに発売!
5月21日に国内でもついに発売となった「ウィッチャー3 ワイルドハント」。PC版は海外と同じ5月18日にはプレイ可能となってましたが、日本語版は21日解禁とのことだったので、実質ではPC版も家庭用版と同じ21日発売となります。
家庭用版とPC版の違いですが、基本的な内容は同じなものの、PC版の方がグラフィック性能は高く、規制表現もないので、個人的にはPC版がおすすめです。PC版は、STEAM、Originでダウンロード販売されています。
「ウィッチャー3 ワイルドハント」の世界
下記の写真は全てPC版の製品となります。まずはメインメニューのオプション画面から。設定項目は、オーディオ、操作設定、操作方法、キーバインド、ゲームプレイ、ビデオ、言語と並んでおり、キーボードマウス操作、コントローラーでの操作に対応しています。筆者はXBOX360用コントローラー、いわゆる箱コンでプレイしています。
ビデオ項目の後処理設定では、モーションブラーやアンチエイリアス処理、被写界深度やライトシャフトの設定ができ、低、中、高というプレイセットも用意されています。グラフィック設定では、垂直同期のオン/オフ、画面解像度、画面モード、NVIDIA HairWorksのオン/オフや、モブキャラクターの数などの設定が可能となってます。
さらに下にスクロールしていくと、テクスチや影の品質、草の密度や木葉視野範囲など、細かいグラフィック設定も可能です。またフレームレートは無制限、60fps制限、30fps制限で選択できるようになっています。グラフィック設定では低、中、高、最高の4つのプリセットが用意されており、ベンチマーク機能はありません。
メインメニューのオプション画面
後処理設定画面
グラフィック設定画面
グラフィック設定画面
早速プレイし始めると、ムービーが流れ、ゲラルトさんのセクシーな入浴シーンから始まります。最初は基本的な操作や戦闘のチュートリアルがあり、それらを終えると、馬に乗り本格的なウィッチャーとしての冒険に旅立つことになります。このゲームには時間という概念があり、朝、昼、夜で環境が変わり、馬で走っている最中でも、道中では人々がリアルタイムで生活をしています。
グラフィックの方は、最高設定でも草の表現などやや粗いなと感じる部分はありますが、全体としては非常に綺麗です。特に夕日のシーンは美しかったです。オープンワールドのファンタジーRPGの中では現状最高の画質だと思います。この美しい世界観は是非とも最高設定で快適にプレイしたいところですが、ハイエンドなGPUを持ってしても非常に重いです。GeForce GTX 970などの最新グラフィックカードでのスコア結果は下の方に掲載しています。
ゲラルトさんのセクシーな入浴シーンから始まる
基本操作や戦闘の操作方法を学び・・・
いざ冒険へ!
ウィッチャー3 ワイルドハントとは?
“ウィッチャー”とは?
怪物退治を生業とする“ウィッチャー”ことゲラルトさんが、オープンワールドの広大な世界で冒険をくり広げるRPG「ウィッチャー」シリーズの第三作目。第一作目と二作目をプレイ済みというPC版ゲーマーの方はすんなりと入りやすいですが、本作から「ウィッチャー」をプレイするのは初めてという人の方が多いと思うので、ウィッチャーの世界を簡単にご紹介。
まず“ウィッチャー”とは、魔法と驚異的な身体能力を持った怪物退治を生業とした職業のようなもので、人々に危険を及ぼす怪物を退治することで、報酬を得て生活してきました。聞こえはヒーローのようでかっこいいですが、実際にはその脅威的な力から、ウィッチャーに対する社会の目は冷たく、恐れられ、迫害されることも。
そんな主人公ゲラルトは、ウィッチャーの中でも伝説と謳われ、白狼とも呼ばれた男。シリーズを通して旅先ではあらゆる女性を抱き、ジェームズ・ボンドのようなプレイボーイでもあります。
フィールドはとても広いので、馬での移動が基本
グラフィック、アクション、世界観、ボリューム、全て申し分なし!
ウィッチャーのグラフィックはオープンワールドとして常に最先端を走っており、特に三作目である本作は、ファンタジーの世界感をこれでもかと表現した、美しいグラフィックが無造作に広がります。ただ非常に精細で綺麗なものの、唯一不満点を上げるとするならば、草木の表現の粗さでしょうか。
アクション面ではファンタジーらしい、剣と印(魔法)によるアクションが基本ですが、錬金術で作った薬を使ったりすることで、戦闘を有利に進めることができます。戦闘はこれまたシビアで、回避やローリングで的の攻撃を避けたり、弱点を突いた魔法を使ったりと、ボタン連打でゴリ押しはできず、アクション性の強い、手に汗握る戦闘を楽しむことができます。特に巨大なモンスターとの戦闘は迫力と緊張感で圧倒されること間違いなしです。
世界観は中世の時代と、モンスターが蔓延るダークな世界を表現したファンタジーRPGであり、すべてがオープンワールド。ファンタジーが好きなら見たことや聞いたことがあるモンスターもたくさん登場します。クエストではモンスターを退治していくというだけではなく、人々の家庭の問題から、政治の問題まで発展することもあり、その都度の選択肢によってもストーリーが変化していくというのも本作の面白いところ。
本作には50時間以上のボリュームがあるメインクエストに加え、サイドクエスト、そしてDLCというコンテンツがプレイヤーを待っているそうですが、果たして遊びきれるんでしょうか・・・。是非ともゲラルトさんを通じて、ウィッチャーの世界観を堪能し、自分なりのストーリーを追っていってみてください。
戦闘は印(魔法)や薬を使った戦略性も求められる
大人ならプレイしないと損をする!今年のRPGを代表する作品!
ゲラルトが養子として迎えた少女 “シリ”
そんなウィッチャーシリーズですが、第一作目から数々のメディアやゲーマーから高い評価を受け、第三作目にしてやっと、国内でも吹き替えされ、家庭用版として発売されることとなりました。国内版のパブリッシャーはスパイク・チュンソフト。
今年のRPGを代表する一本と言えるほど、おすすめする作品なのですが、過激な表現も多いことから、残念ながら18歳以上しかプレイすることができません。正に大人に向けたファンタジーRPGですね。またPC版とは違い、家庭用版の場合だとさらに一部の性描写の表現や、グロテスクな表現の規制もあるので、規制表現のないウィッチャー3を体験したいという方はPC版でのプレイをオススメします。
ウィッチャー3 ワイルドハント ローンチトレーラー 【spikechunsofチャンネルよりt】
前作、前々作もプレイしよう!
ウィッチャーを語るなら是非とも前作、前々作もプレイするべきです。本作では髭の濃いダンディなゲラルトさんですが、前作、前々作では若くて猛々しいゲラルトさんを見ることができます。
また前作の「The Witcher 2」をプレイ済みの場合、本作の序盤にプレイヤーの決断を選択することによって、前作で歩んだ歴史を本作に反映させることもできる、ファンのための機能も搭載しています。
両作品ともSTEAMの方でダウンロード購入できます。セールになると非常に安く手に入るので、気になる人はウィッシュリストに入れておきましょう。本作のウィッチャー3とのセット販売もあります。
ただ前作の「The Witcher 2: Assassins of Kings Enhanced Edition」は日本語字幕に対応していますが、前々作である「The Witcher」は日本語に対応していないので注意。ただし、有志が作ってくれた日本語MODを導入することにより、日本語でプレイすることもできます。
第一作目「The Witcher」
第二作目「The Witcher 2」
ウィッチャー3 ワイルドハント ベンチマーク
最小/推奨動作要件
PC版『The Witcher 3: Wild Hunt』の最小及び推奨スペックは次の通りです。
Intel CPU:Core i5-2500K 3.3GHz
AMD CPU:Phenom II X4 940
Nvidia GPU:GeForce GTX 660
AMD GPU:Radeon HD 7870
メモリ:6GB
OS:64bit版Windows 7 もしくは 64bit版Windows 8 (8.1)
DirectX 11
HDD:40GBの空き容量
■ 推奨動作要件
Intel CPU:Core i7 3770 3.4GHz
AMD CPU:AMD FX-8350 4GHz
Nvidia GPU:GeForce GTX 770
AMD GPU:Radeon R9 290
メモリ:8GB
OS:64bit版Windows 7 もしくは 64bit版Windows 8 (8.1)
DirectX 11
HDD:40GBの空き容量
ウィッチャー3 ワイルドハントのベンチマーク結果
次に、各グラフィックスカードで、「ウィッチャー3 ワイルドハント」のベンチマークを計測した結果を掲載します。グラフィック設定は、低、中、高、最高の4つのプリセットで、後処理のプリセットは全て高設定です。測定方法は、ゲーム開始から最初に訪れる、ウーソン村周辺のフィールドを馬で走り、「Fraps Version 3.5.99」を使って平均fpsを計測しました。画面はいずれもフルスクリーン表示、垂直同期はオフ、フレームレート制限は無制限です。60fps以上はピンクにしています。1920x1080の解像度でテストしていますが、一部の高性能グラフィックスは3840x2160の解像度でもテストしています。
まずは、デスクトップパソコンでのスコアです。下記の通り、非常に負荷の高いゲームとなってます。今回試したグラフィックカードでは最高設定にすると、GeForce GTX 1080のみ60fpsを超えました。最高設定で快適にプレイするならこのグラフィックカードが良いでしょう。
4K(3840x2160)の解像度は、どのグラフィックカードも苦しいと思います。SLI構成でなければ快適にプレイするのは難しいでしょう。
ちなみに中と高の間がHAIRWORKS効果のかかる境界線でもあります。中だとHAIRWORKS効果はオフ、高だとゲラルトさんにのみHAIRWORKS効果がかかっています。
グラフィックス | TITAN X | GeForce GTX1080 |
GeForce GTX1070 |
GeForce GTX1060 6GB |
GeForce GTX1060 3GB |
GeForce GTX1050Ti |
GeForce GTX1050 |
GeForce GTX750Ti |
|
1920x1080 | 低 |
198 fps | 178 fps | 136 fps | 106 fps | 90 fps | 55 fps | 50 fps | 38 fps |
中 |
- | 150 fps | 120 fps | 94 fps | 80 fps | - | - | 34 fps | |
高 | 120 fps | 103 fps | 80 fps | 64 fps | 54 fps | 34 fps | 31 fps | 21 fps | |
最高 | 86 fps | 74 fps | 59 fps | 47 fps | 40 fps | 25 fps | 22 fps | 14 fps | |
3840x2160 | 低 |
72 fps | 57 fps | 42 fps | 30 fps | - | - | - | - |
中 |
- | 50 fps | 40 fps | 29 fps | - | - | - | - | |
高 | 53 fps | 42 fps | 31 fps | 23 fps | - | - | - | - | |
最高 | 44 fps | 36 fps | 27 fps | 20 fps | - | - | - | - |
ノートパソコンでのスコアです。GeForce GTX980Mですら、高設定だと48 fpsしかありません。ノートパソコンで高いグラフィック設定でプレイするのは難しいです。
グラフィックス | GeForce GTX1080 |
GeForce GTX1070 |
GeForce GTX1060 |
GeForce GTX 1050Ti |
GeForce GTX1050 |
GeForce GTX960M |
|
1920x1080 | 低 |
166 fps | 126 fps | 94 fps | 55 fps | 47 fps | 37 fps |
中 |
145 fps | 114 fps | 84 fps | 50 fps | 42 fps | 33 fps | |
高 | 92 fps | 78 fps | 56 fps | 34 fps | 29 fps | 22 fps | |
最高 | 68 fps | 57 fps | 41 fps | 25 fps | 20 fps | 15 fps |
ウィッチャー3 ワイルドハントをプレイするためのおすすめのPC
おすすめのゲーミングPCはこちらです。
非常にコストパフォーマンスの高いゲーミングPCです。
ユーザーの声を取り入れた個性的なデザインのケースに、ガラスサイドパネルと内部のLEDファンが点灯し、安い割にはデザインも良いです。
レビュー記事はこちら人気のBTOパソコンです。
エントリーモデルからハイエンドモデルまでラインナップが広く、目的に応じたスペックのPCを選びやすいです。また、いずれのモデルも比較的安いです。
レビュー記事はこちら
NVIDIA GameWorks グラフィック参考動画
下の動画はNVIDIA公式による PC版最高設定でのプレイ映像。またNVIDIA独自のPhysX Clothing効果、DESTRUCTION効果やHAIRWORKSの効果のデモンストレーション。特に負荷の高いHAIRWORKS効果はその名の通り、人物の髪の毛、動物の毛、モンスターの毛などをのっぺりしたものからサラサラに表現するもの。動画で見ても分かる通り、これが非常にリアルで臨場感があり、より世界感を際立たせる重要な効果となっています。サラサラ感はなくなるものの、HAIRWORKSは切ってもいいという場合は、少しfpsが向上します。
PC版最高設定でのプレイ映像【Nvidia公式チャンネルより】
三度の飯よりゲームが好き。 面白ければどんなゲームもプレイするが、中でも好きなジャンルは2D格闘ゲーム。2009年からSteamでPCゲーム漁りを始めてからゲーミングPCに興味を持ち、ライター業を経てレビュアーへ。これまで300台以上のゲーミングPCを実機でテストし、レビュー記事を執筆。おじいちゃんになってもPCゲーマーでありたい。
1975年生まれ。電子・情報系の大学院を修了。
2000年にシステムインテグレーターの企業へ就職し、主にサーバーの設計・構築を担当。2006年に「the比較」のサイトを立ち上げて運営を開始し、2010年に独立。
毎年、50台前後のパソコンを購入して検証。メーカーさんからお借りしているパソコンを合わせると、毎年合計約150台のパソコンの実機をテストしレビュー記事を執筆。
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