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GeForce GTX 1660 SUPER のベンチマーク

更新日:2019年11月06日

NVIDIAから発表された新しいミドルクラスグラフィックス「GeForce GTX 1660 SUPER」が2019年10月29日より発売となりました。ここでは、ZOTAC製の「GAMING GeForce GTX 1660 SUPER Twin Fan」のグラフィックカードを用いて、ゲームのベンチマーク(フレームレート)などを計測した結果を掲載します。

2019.11.6 初稿

目次

GeForce GTX 1660 SUPERのスコア結果【概要】

GTX 1660TiとGTX 1660の中間の性能

お忙しい方のために、GeForce GTX 1660 SUPERのベンチマークスコア結果を、いくつか先に掲載します。

GeForce GTX 1660 SUPERは、GTX 1660TiとGTX 1660の中間の性能です。ベンチマークや設定内容にもよりますが、GeForce GTX 1660 SUPERは、通常モデルのGTX 1660と比較した場合、スコアは微増といったところです。

3DMark Time Spy - Graphics score
RTX 2080Ti 12388
RTX 2080 SUPER 10674
RTX 2080 10602
RTX 2070 SUPER 9583
GTX 1080Ti 8958
RTX 2070 8605
RTX 2060 SUPER 8475
RTX 2060 7302
GTX 1080 6957
GTX 1070Ti 6794
GTX 1660Ti 6105
GTX 1660 SUPER 6000
GTX 1070 5824
GTX 1660 5431
GTX 1060 6GB 4119
GTX 1060 3GB 3678
GTX 1650 3336
GTX 1050Ti 2173
GTX 1050 1787
※当サイトの計測値

 

GeForce GTX 1660 SUPER の仕様

メモリが高速化された新ミドルレンジGPU

10月29日に、NVIDIAから新たなミドルレンジGPUとなる「GeForce GTX 1650 SUPER」と
「GeForce GTX 1660 SUPER」の2モデルが発表されました。「GeForce GTX 1660 SUPER」は同日の発売ですが、「GeForce GTX 1650 SUPER」は、11月22日より発売されます。

RTXシリーズに続いての「SUPER」の名の付いた新グラフィックスですが、無印のGTX 1660と比べてどれほどスペックアップしたのか比較していきます。

まず性能ではGTX 1660TiとGTX 1660の中間に位置します。CUDAコアやクロックは無印のGTX 1660と同等ですが、メモリタイプはGDDR6を採用しており、特にメモリ速度とメモリ帯域が大きく強化されているのが特徴です。

メモリ速度とメモリ帯域に関してはGTX 1660Tiをも上回り、RTX 2060と並ぶ数値です。そのせいか、TDP(消費電力)も125Wに若干引き上げられています。

グラフィックカードの仕様の比較
  GeForce
GTX 1660Ti
GeForce
GTX 1660 SUPER
GeForce
GTX 1660
コードネーム TU116
GPUアーキテクチャ Turing
CUDAコア 1536 基 1408 基 1408 基
RTコア※
Tensorコア※
定格クロック 1500 MHz 1530 MHz 1530 MHz
ブーストクロック 1770 MHz 1785 MHz 1785 MHz
メモリ容量 6GB 6GB 6GB
メモリタイプ GDDR6 GDDR6 GDDR5
メモリ速度 12Gbps 14Gbps 8Gbps
メモリ帯域 288GB/s 336GB/s 192GB/s
TDP 120W 125W 120W
価格(税込)※ 約 29,000円台~ 約 30,000円台~ 約 25,000円台~
※RTコア・・・レイトレーシングに最適なコア
※Tensorコア・・・AIで用いられるディープラーニングに最適なコア
※価格・・・11月5日現在の価格.comの最安置を参照

 

GeForce GTX 1660 SUPER

テストに使用したGeForce GTX 1660 SUPER

今回使用したグラフィックカードはZOTAC製の「GAMING GeForce GTX 1660 SUPER Twin Fan 」です。デュアルファン仕様のコンパクトモデルとなっており、グラフィックカードの全長は約173.4mm、高さは約35.3mmと、小柄です。GTX 1660TiとGTX 1660モデルと同じサイズです。また、「FireStorm」というソフトを使えば、オーバークロックやファンコントロールも可能となっています。

詳しくは下記をご覧ください。

使用したグラフィックカード

「ZOTAC GAMING GeForce GTX 1660 SUPER Twin Fan」

 

グラフィックカードの正面と背面です。デュアルファンの外装はおそらく樹脂製、背面の基板はメタルプレートで保護されています。

 

映像出力端子はDisplayPort x 3 (v1.4) 、 HDMI 2.0b x 1 となっています。USB Type-Cはありません。

補助電源には8ピンコネクタを1本使用します。

 

コンパクト設計なので、小柄で軽量です。

 

GPU-Zの結果は、次のようになっています。動作クロックは基本スペック通りです。

 

ゲームベンチマークスコア

GeForce GTX 1660 SUPERのゲームのベンチマークスコアを掲載します。
テストに使用したPCの環境は以下の通りです。

テスト機の構成

サイコム「G-Master Spear Z370」
Core i7-8700K、16GBメモリ、GeForce GTX 1660 SUPER (6GB)、500GB SATA SSD

重い部類のゲーム

重い部類のゲームでは、1920x1080の解像度の場合、60 fps以上がほとんどのベンチマークスコアです。フルHD/60Hzの液晶でプレイするなら、ほとんどのゲームが、最高のグラフィック設定でプレイできると思います。

スコアは、GTX 1660より高く、GTX 1660Tiと比較すると、少し低い程度ですが、それほど差はありません。

重い部類のゲーム
ファイナルファンタジー 15
1920x1080 軽量品質 11610 / 116 fps
標準品質 8883 / 88 fps
高品質 6625 / 66 fps
2560x1440 軽量品質 8078 / 80 fps
標準品質 5907 / 59 fps
高品質 4742 / 47 fps
他のグラフィックスとの比較(1920×1080、高品質)
RTX 2080Ti 120 fps
RTX 2080 SUPER 111 fps
RTX 2080 109 fps
RTX 2070 SUPER 102 fps
RTX 2070 94 fps
RTX 2060 SUPER 89 fps
RTX 2060 79 fps
GTX 1660Ti 68 fps
GTX 1660 SUPER 66 fps
GTX 1660 59 fps
重い部類のゲーム
シャドウオブザトゥームレイダー
1920x1080 最低 130 fps
97 fps
最高 82 fps
2560x1440 最低 117 fps
69 fps
最高 56 fps
他のグラフィックスとの比較(1920×1080、最高)
RTX 2080Ti 120 fps
RTX 2080 SUPER 119 fps
RTX 2080 113 fps
RTX 2070 SUPER 112 fps
RTX 2060 SUPER 102 fps
RTX 2070 95 fps
RTX 2060 85 fps
GTX 1660Ti 84 fps
GTX 1660 SUPER 82 fps
GTX 1660 76 fps
重い部類のゲーム
モンスターハンター ワールド
1920x1080 125 fps
80 fps
最高 56 fps
2560x1440 123 fps
54 fps
最高 38 fps
他のグラフィックスとの比較(1920×1080、最高)
RTX 2080Ti 115 fps
RTX 2080 SUPER 100 fps
RTX 2080 100 fps
RTX 2070 SUPER 91 fps
RTX 2070 82 fps
RTX 2060 SUPER 81 fps
RTX 2060 69 fps
GTX 1660Ti 57 fps
GTX 1660 SUPER 54 fps
GTX 1660 51 fps

 

中程度~軽いのゲーム

中程度の重さのゲームでは、2560x1440の解像度でも、60 fpsを超えるゲームが多いです。フルHD/高リフレッシュレートの液晶でも、やや高めのグラフィック設定でプレイできると思います。

軽いゲームなら、よりリフレッシュレートの高い液晶ディスプレイでも、高めの設定でプレイできると思います。

中程度の重さのゲーム
バトルフィールドV
1920x1080 152 fps
101 fps
最高 91 fps
2560x1440 104 fps
75 fps
最高 69 fps
他のグラフィックスとの比較(1920x1080、最高)
RTX 2080Ti 165 fps
RTX 2080 SUPER 147 fps
RTX 2080 140 fps
RTX 2070 SUPER 133 fps
RTX 2070 117 fps
RTX 2060 SUPER 117 fps
RTX 2060 100 fps
GTX 1660Ti 94 fps
GTX 1660 SUPER 91 fps
GTX 1660 83 fps
中程度の重さのゲーム
ファイナルファンタジー 14 漆黒のヴィランズ
1920x1080 標準(デスク) 19297 / 162 fps
高(デスク) 15803 / 113 fps
最高品質 15057 / 104 fps
2560x1440 標準(デスク) 17021 / 127 fps
高(デスク) 12155 / 81 fps
最高品質 10447 / 70 fps
他のグラフィックスとの比較(1920x1080、最高品質)
RTX 2080Ti 156 fps
RTX 2080 SUPER 141 fps
RTX 2080 138 fps
RTX 2070 SUPER 132 fps
RTX 2070 126 fps
RTX 2060 SUPER 121 fps
RTX 2060 116 fps
GTX 1660Ti 105 fps
GTX 1660 SUPER 104 fps
GTX 1660 93 fps
中程度の重さのゲーム
ファークライ ニュードーン
1920x1080 116 fps
99 fps
最高 90 fps
2560x1440 86 fps
74 fps
最高 69 fps
他のグラフィックスとの比較(1920x1080、最高)
RTX 2080Ti 100 fps
RTX 2080 SUPER 100 fps
RTX 2080 100 fps
RTX 2070 SUPER 99 fps
RTX 2070 98 fps
RTX 2060 SUPER 98 fps
RTX 2060 94 fps
GTX 1660 SUPER 90 fps
GTX 1660Ti 87 fps
GTX 1660 81 fps
中程度の重さのゲーム
PLAYERUNKNOWN'S BATTLEGROUNDS
1920x1080 非常に低い 204 fps
166 fps
ウルトラ 108 fps
2560x1440 非常に低い 189 fps
113 fps
ウルトラ 72 fps
他のグラフィックスとの比較(1920x1080、ウルトラ)
RTX 2080Ti 207 fps
RTX 2080 186 fps
RTX 2070 160 fps
RTX 2060 135 fps
GTX 1660Ti 114 fps
GTX 1660 SUPER 108 fps
GTX 1660 100 fps
軽い部類のゲーム
Apex Legends
1920x1080 高設定 144 fps
2560x1440 高設定 96 fps

3D Markのスコア

3DMarkのスコアです。Graphics scoreのみを記載しています。GTX 1660と比較すると差はそれなりにありますが、GTX 1660Tiとではそれほど差はありません。

3D MarkのGraphicsスコア
  GeForce
GTX 1660Ti
GeForce
GTX 1660 SUPER
GeForce
GTX 1660

DX12を使用するゲーム用
6105 6000 5431

DX11を使用する4Kゲーム用
3279 3124 2878

マルチGPUとOCシステム用
7117 7023 6403

DX11を使用するゲーム用
15816 15664 14020
他のグラフィックスとの比較(Time Spy - Graphics score )
RTX 2080Ti 12388
RTX 2080 SUPER 10674
RTX 2080 10602
RTX 2070 SUPER 9583
RTX 2070 8605
RTX 2060 SUPER 8475
RTX 2060 7302
GTX 1660Ti 6105
GTX 1660 SUPER 6000
GTX 1660 5431
GTX 1650 3336

 

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