HP OMEN 15(2019/2020モデル)の実機レビュー

更新日:2020年7月24日

【PR】【貸出機材提供:株式会社日本HP】

CPU Core i7-10750H
Core i5-10300H
Core i7-9750H
Core i5-9300H
GPU RTX 2080 S Max-Q
RTX 2070 S Max-Q
RTX 2070 Max-Q
RTX 2060
GTX 1660Ti
メモリ 最大32GB
ストレージ PCIe SSD + HDD
液晶 15.6型 FHD IPS非光沢
液晶種類 300Hz (G-SYNC有)
144Hz
質量 約2.48kg
バッテリー 最大約5時間30分
価格[税別] 13万円台~
売れ筋ゲーミングノート

OMEN 15は、コスパが高く売れ筋のゲーミングノートです。

性能は高めですが、価格が比較的安く、下に記載してあるクーポンを用いることでさらに7%OFFになることから、非常によく売れています。

グラフィックスは、ミドルクラスからハイスクラスのものまで、3つのラインナップがあり、予算や目的に応じて選ぶことができます。

最新の第10世代インテルCPUモデルでは、300Hz駆動の高リフレッシュレート液晶を搭載しており、ゲームを優位に進められることでしょう。

公式サイトはこちら

 

今回は、第9世代インテルCPUモデルの次の構成でレビューをしています。

レビュー機の構成

Core i7-9750HGeForce RTX 2070 Max-Q Design、16GBメモリ

 

 

当サイト向け特別クーポンで安く購入可能

当サイト向けの特別クーポンを利用することで、日本HPパソコンを、通常よりも安く購入することが可能です(132,000円以上の製品が対象)。

HPパソコンが安くなるクーポン

 

 

目次

お忙しい方は、「OMEN 15の特徴」のみお読みください。

 

OMEN 15の特徴

従来よりも薄くなったのに、エアフローは6%強化

OMEN 15(OMEN by HP 15-dh0000)は、売れ筋だったOMEN by HP 15の後継機種で、旧モデルよりも20%薄型化しているにも関わらず、エアフローは6%強化され、順当にブラッシュアップされた製品です。
背面だけでなく右側面からも排気し、合計5方向のエアフローを実現。また、12Vファンモジュール、三相モーター、流体動圧軸受ベアリングによりエアフローを改善しています。また、ボディはプラスチックからメタルシャーシに改良されています。

薄型化&背面だけでなく右側面からも排気
OMEN Tempest クーリングテクノロジー

 

最大でRTX 2080 SUPER Max-Qを搭載

OMEN 15は、次のグラフィックスを搭載したモデルがラインナップされており、予算などに応じてグラフィックスが選べるようになっています。

搭載可能なグラフィックス

GeForce RTX 2080 SUPER Max-Q

GeForce RTX 2070 SUPER Max-Q

GeForce RTX 2060

GeForce GTX 1660Ti

 

60 fps前後で良ければGeForce GTX 1660Tiを、リアルタイムレイトレーシング&DLSSを使いたいならRTX 2060を、高リフレッシュレートの液晶を活かすために高いフレームレートを出したいならRTX 2070 SUPER Max-Qを、30万円以上の予算を出せるなら、RTX 2080 SUPER Max-Qのモデルがいいでしょう。ゲーム中のフレームレートは「ゲームベンチマーク」をご覧ください。

 

144Hz駆動 + G-SYNC対応の液晶を搭載

OMEN 15は、第10世代インテルCPU搭載モデルなら、300Hz駆動の液晶に対応しており、滑らかな映像でゲームを楽しめます。例えば、FPS、TPSだと素早い動作や視点移動でもとてもヌルヌル動き、照準を細かい動作で素早く狙うことができます。さらに、RTX 2070 Max-Qを搭載したモデルのみG-SYNCに対応しており、カク付きやティアリングを抑えることが可能です。

144Hz駆動とは?

144Hz駆動とは、1秒間にフレームを144回描画して映像を流すこと。通常の液晶は60Hzのリフレッシュ―レートですが、144Hz駆動の液晶は、2倍以上のフレームを描画することができ、とても滑らかな映像を出力することが可能です。

G-SYNCとは?

G-SYNCとは、GPU側の可変フレームレートに合わせて、ディスプレイ側のリフレッシュレートも動的に変更する技術で、ティアリングやカク付き(スタッター)を抑えることが可能です。ティアリングとは横に線が入り上下の映像が少しズレる現象で、カク付きとは、映像フレームの表示が遅れ、カク付いて見える現象です。

 

26キーロールオーバー対応

OMEN 15は、全部のキーとはいかないまでも、26キーロールオーバー(最大26個まで同時にキーを押しても認識される機能)とアンチゴースト機能(同時に押したときに誤認識するのを防ぐ機能)も搭載しており、ゲームに没頭することが可能です。

また、4ZONE LEDライティングに対応したキーボードバックライトも搭載しています。

26キーロールオーバー、4ZONE LED

 

圧倒的に高いコストパフォーマンス!!

性能の高いグラフィックス、高品質の液晶、キーボードを搭載していながら、OMEN 15は他社ライバル製品よりも価格が安くなっています。

高いコスパ

 

下表はGeForce RTX 2070 Max-Qを搭載したモデルの価格比較表です。こちらのクーポンを使用すれば、7%OFFで購入することができ、ライバル機種の中で最も安くなっています。

ライバル機種との比較(RTX 2070搭載15.6型液晶モデル)
  HP
OMEN 15
レノボ
Legion 550Pi
ドスパラ
GALLERIA
GCL2060RGF-T
画像
CPU Core i7-10750H
メモリ 16GB
GPU RTX 2060
液晶 300Hz 144Hz 144Hz
ストレージ 512GB SSD
+1TB HDD
1TB SSD 512GB SSD
質量 約 2.48kg 約2.3kg 約1.85kg
価格[税別] 153,000円 143,841円 159,980円
クーポン適用後[税別] 142,290円  
※2020年7月23日現在の価格です。価格は変動します

 

残念なポイント

HP OMEN 15の残念なポイントとしては、やや重い点が挙げられます。外出先へ持ち運ぶ用途にはあまり向いていません。また、後述しますが、やや表面温度が高めかなと思います。

 

各用途の快適度

OMEN 15の各用途の快適度は次のように考えます。もちろん、細かい用途や、ソフトによっても快適具合は変わってきますので、参考程度にご覧下さい。

各用途の快適度
用途 快適度 コメント
Web閲覧
Office作業
十分なスペックでサクサク動きます。
動画鑑賞 こちらも十分なスペックで、液晶も見やすく、スピーカー音も比較的良いです。
RAW現像
画像編集
CPU性能が高いので快適に動きます。色域は当サイトの計測で約97.2%ありWeb掲載用のRAW現像、画像編集には使えるでしょう。DTP用には色域が不足していると思います。
動画編集 高性能CPU&グラフィックスを搭載し編集作業は快適です。ただし、第9世代インテルモデルはOptimusに対応していませんでした(第10世代インテルモデルは未テスト)。Premiere Proなどは、Optimusに対応しているとiGPUとeGPUの両方を同時に使えるので残念です。書き出しなどに少し時間のかかるケースもあります。
ゲーム 高性能なグラフィックスに、144Hzで大画面の液晶を搭載しているので、ゲームは快適です。

 

ゲームベンチマーク

HP OMEN 15は、「快適モード」、「スタンダードモード」、「パフォーマンス」という3つのモードが用意されています。ここでは、「スタンダードモード」、「パフォーマンス」の2つのモードでゲームベンチマークを計測しました。

パフォーマンスのモード

 

今回は、既に販売停止となりましたが、GeForce RTX 2070 Max-Qでテストしています。今回、確認したゲームについては、最高設定でも60 fpsを超えていました。グラフィック設定を下げれば、100 fps以上を出すことも可能で、144Hz液晶の効果を発揮することができるでしょう。

重い部類のゲーム
ファイナルファンタジー 15
  スタンダード パフォーマンス
1920x1080 軽量品質 11296 / 112 fps 11588 / 115 fps
標準品質 8993 / 89 fps 9006 / 90 fps
高品質 6889 / 68 fps 6944 / 69 fps
他のグラフィックスとの比較(1920×1080、高品質)
RTX 2080 103 fps
RTX 2080 Max-Q 83 fps
RTX 2070 81 fps
RTX 2070 Max-Q 74 fps [他のPCで計測]
69 fps [パフォーマンス]
68 fps [スタンダード]
GTX1660Ti 63 fps
RTX 2060 61 fps
GTX1060 41 fps
GTX 1650 40 fps
GTX1050Ti 26 fps
※ノート用グラフィックスでの比較
重い部類のゲーム
シャドウオブザトゥームレイダー
  スタンダード パフォーマンス
1920x1080 最低 106 fps 118 fps
87 fps 91 fps
最高 77 fps 78 fps
他のグラフィックスとの比較(1920×1080、最高)
RTX 2080 117 fps
RTX 2080 108 fps
RTX 2080 Max-Q 90 fps
RTX 2070 88 fps
RTX 2070 Max-Q 81 fps [他のPCで計測]
78 fps [パフォーマンス]
77 fps [スタンダード]
RTX 2060 69 fps
GTX 1660Ti 69 fps
GTX 1060 46 fps
GTX 1650 46 fps
GTX 1050Ti 30 fps
※ノート用グラフィックスでの比較
中程度の重さのゲーム
ファイナルファンタジー 14 漆黒のヴィランズ
  スタンダード パフォーマンス
1920x1080 標準(ノート) 145 fps 150 fps
高(ノート) 124 fps 124 fps
最高品質 101 fps 101 fps
他のグラフィックスとの比較(1920×1080、最高品質)
RTX 2080 136 fps
RTX 2080 Max-Q 117 fps
RTX 2070 110 fps
RTX 2070 Max-Q 101 fps [他のPCで計測]
101 fps [パフォーマンス]
101 fps [スタンダード]
RTX 2060 95 fps
GTX 1660Ti 95 fps
GTX1650 64 fps
※ノート用グラフィックスでの比較
中程度の重さのゲーム
ファークライ ニュードーン
  スタンダード パフォーマンス
1920x1080 低品質 97 fps 104 fps
高品質 85 fps 90 fps
最高品質 77 fps 82 fps
他のグラフィックスとの比較(1920×1080、最高品質)
RTX 2080 99 fps
RTX 2080 Max-Q 91 fps
RTX 2070 84 fps
RTX 2070 Max-Q 83 fps [他のPCで計測]
82 fps [パフォーマンス]
77 fps [スタンダード]
RTX 2060 78 fps
GTX 1660Ti 73 fps
GTX 1650 56 fps
※ノート用グラフィックスでの比較
軽い部類のゲーム
ドラゴンクエストX
  スタンダード パフォーマンス
1920x1080 最高品質 20204 20308
※約5500で60fps

 

上に掲載した以外のゲームのフレームレートについては、下を参考にしてください。

 

液晶ディスプレイのチェック

液晶ディスプレイのチェックです。

ない、以下は144Hz液晶の特性です。

144Hz駆動に対応し、遅延や残像も少なめで、色域もまずまずで、ゲームがしやすい液晶です。最大輝度は、当サイトの計測では330cd/m2とやや高めです。その他の特性については以下のタブをクリックしてご覧ください。

  • 色域
  • RGB
    発色特性
  • 視野角
  • 画素・
    ギラつき
  • 映り込み
  • フリッカー

色域は比較的広いです。当サイトの計測ではsRGBカバー率は97.2%、sRGB比は98.8%でした。

ガモット図
※ i1 Display PROでICCプロファイルを作成後、MacのColorSyncユーティリティでグラフを作成

カラーマネージメントツールによるガンマ補正曲線を確認すると、やや青みが強く出ていますが、ゲーム目的なら、これくらいのほうがいいかもしれません。

ガンマ補正曲線
※ i1 Display Proで計測。目標値は輝度:120、白色点:CIEイルミナントD65、ガンマ値:2.2

視野角は広いです。

視野角(斜めから見たときの見やすさ)

画素形状です。ギラつきはほぼ感じません。

画面拡大

非光沢液晶ですので、映り込みは低減されています。

画面への映り込み

正確な確認方法ではありませんが、フリッカーは感じませんでした。

フリッカーのテスト
※カメラのシャッタースピードを1/2000秒にして撮影したときの画面

 

表示遅延

キーを押してから、メモ帳に文字が表示されるまでの時間(表示遅延)をハイスピードカメラで撮影し計測したところ、約55msでした。計測毎にばらつきがあるので、3回計測した平均値を求めています。

他の一般的なノートPCで計測したところ80ms前後が多かったので、本製品の遅延はやや少ないと思います。なおこれは、液晶だけでなくPC全体の遅延となります。

 

残像

「UFO Test」のサイトの左から右へ移動するUFOを1/2000のシャッタースピードで撮影したところ、普通のノートPCは2フレーム前くらいまで残像が表示されているのに対し、本製品の液晶は144Hzの高リフレッシュレート液晶であるにも関わらず2フレーム前までしか残像が表示されていませんでした。残像は少ないと思います。

「UFO Test」のサイトのGhosting Testを実行( 画面のリフレッシュレートに合わせてUFOが左から右へ移動)し、速いシャッタースピード(1/2000)で撮影したときの画像。

 

キーボードおよびタッチパッドのチェック

キーボードとタッチパッドのチェックです。キーピッチは 約18.6 × 18.6 mm、キーストロークは約1.8mmとなっており、標準的な数値です。

キー配列も標準的です。左端の「Ctrl」キーと「半角/全角」がやや小さいものの、他は特に小さいキーもありません。問題なく打てるキーボードです。

タッチパッド用クリックボタンも独立しており押しやすいです。

キーボード全体図
キーの拡大図

 

4つのゾーンで色を変えられるキーボードバックライトも搭載しています。

LEDライティング
LEDライティング設定

 

パフォーマンスのチェック

パフォーマンスのチェックです。

こちらも「ゲームベンチマーク」と同じく、「スタンダード」と「パフォーマンス」のモードで計測しています。

CPU

CPUは、最大でCore i9-10885Hを搭載できますが、ゲームをするだけなら、放熱性も考慮するとCore i7-10750Hでいいと思います。

CINEBENCH R20
~ CPU性能の評価 ~
他のCPUとの比較(マルチコア)
Ryzen 9 4900HS 4250
Ryzen 7 4800H 3944
Core i9-10980HK 3713
Core i7-10875H 3557
Core i9-10885H 3516
Ryzen 5 4600H 3260
Ryzen 7 Pro 4750U 3197
Core i7-10750H 2965
Core i7-9750H 2640
2436 [パフォーマンス]
2254 [スタンダード]
Ryzen 7 4700U 2585
Core i7-10710U 2211
Ryzen 5 4500U 2180
Core i5-10300H 2113
Core i5-9300H 1863
Ryzen 3 4300U 1637
Core i7-10510U 1459
Core i5-10210U 1418
※緑色のバーが、本製品で選べるCPUです
※[パフォーマンス]、[スタンダード]と書かれたCPU以外は、他のPCで計測した代表値です

 

グラフィックス

グラフィックスは、ミドルスペックのGTX 1660Ti、リアルタイムレイトレーシングおよびDLSSに対応したRTX 2060、さらに上の性能のRTX 2070 Max-Qを搭載したモデルがあります。

3DMark Time Spy
~ グラフィックス性能の目安 ~
他のグラフィックスとの比較(Graphics score)
デスクトップ用
RTX 2080Ti
12388
デスクトップ用
RTX 2080 SUPER
10674
デスクトップ用
RTX 2070 SUPER
9583
RTX 2080 9456
RTX 2080
Max-Q
8068
RTX 2070
SUPER
8023
RTX 2070 7778
RTX 2070 SUPER Max-Q 7425
RTX 2080
SUPER Max-Q
7363
RTX 2070
Max-Q
6489 [パフォーマンス]
6404 [スタンダード]
RTX 2060 6004
RTX 2060 Max-Q 5676
GTX 1660Ti 5667
Radeon RX 5500M 4342
GTX 1650Ti 3700
GTX 1650 3494
GTX 1050Ti 2201
GTX 1050 1689
※緑色のバーが、本製品で選べるグラフィックスです
[パフォーマンス]または [スタンダード]と書かれたグラフィックス以外は、他のPCで計測した代表値です

 

ストレージ

ストレージには、PCIe-NVMe SSD+HDDを搭載しています。

ストレージ性能の目安
~ CrystalDiskMark Seq Q32T1 Read [MB/s] ~
512GB NVMe SSD
他のストレージとの比較(Seq Q32T1 Read [MB/s] )
PCIe-NVMe SSD 3199 [レビュー機で計測]
SATA-AHCI SSD 550
HDD 140
※緑色のバーが、本製品で選べるストレージです
※[レビュー機で計測]と書かれたストレージ以外は、他のPCで計測した代表値です

 

SDカード

SDカードスロットの速度は普通です。

CrystalDiskMark 7(SDカード)
最大300MB/sのUHS-Ⅱのカードで測定

 

その他のベンチマークスコア

以下、その他のベンチマーク結果を掲載します。

SPECviewperf 13
~ グラフィック(プロフェッショナル向け)性能の評価 ~
GeForce RTX 2070 Max-Q

 

実際のソフトで計測した処理時間

次に、実際のソフトウェアで計測した各種処理時間を掲載します。

Adobe Lightroom Classic CCによるRAW現像時間

モードは「スタンダード」で計測しています。速い処理時間です。

Core i7-8700
32GBメモリ
71秒
Core i9-9980HK
16GBメモリ
79秒
Core i7-9750H
16GBメモリ
79秒 [レビュー機で計測]
85秒 [他のPCで計測]
Core i7-8565U
16GBメモリ
130秒
Core i5-9300H
8GBメモリ
134秒
※プロファイル補正を適用した100枚のRAWファイル(1枚あたり約45MB)を同じ書き出し設定でjpegに書き出し、所要時間を計測。
※「Lightroomにおすすめノートパソコン」の記事も興味があればご覧ください。
Adobe Premiere Pro CCによる書き出し時間

モードは「スタンダード」で計測しています。スペックの割に書き出しは遅かったです。Premiere Proは、Optimusに対応していると、外部グラフィックスとCPU内蔵グラフィックスを同時に使えるため高速です。しかし、今回は、Optimusに非対応であったため時間がかかっています。ノートPCでPremiere Proを使うなら、Optimus対応の製品がおすすめです。

Core i7-9750H/16GB
GTX 1660Ti
43秒
Core i7-9750H/16GB
RTX 2070
45秒
Core i7-9750H/16GB
GTX 1650
90秒
Core i7-9750H/16GB
RTX 2070 Max-Q
119秒 [レビュー機で計測]
Core i7-8565U/16GB
GeForce MX250
147秒
Core i5-9300H/8GB
GTX 1650
158秒
Core i7-8650U/16GB
Intel UHD 620
473秒
※ 4K動画(約2分)に、「テキスト(ブラー付)」+「RGBカーブ補正」+「シャープ」+「自然な彩度」のエフェクトおよびBGMとなるオーディオを加え、H.264形式、YouTube 1080p HDのプリセットで書き出したときの時間
※ グラフィックスは全てノートPC用
TMPGEnc Video Mastering Works 7 によるエンコード時間

「スタンダード」と「パフォーマンス」のモードで計測しています。スタンダードでも速いですが、パフォーマンスにするとさらに速いです。

  スタンダード パフォーマンス
x265でエンコード (※1) 16分40秒 14分15秒
NVENCでエンコード (※2) 1分5秒 1分00秒
QSVでエンコード (※3)
XAVC Sの動画(約2分、4K)をH.265/HEVCへ変換したときの時間
※1 "4K"や"8K"にも対応したx264の後継のエンコーダー。エンコードは遅いが画質が綺麗
※2 NVIDIAのKeplerコア以降のGPUに搭載されるハードウェアエンコーダー
※3 CPU内蔵のハードウェアエンコーダー
x265でのエンコード時間
Core i7-8700 12分27秒
Core i7-9750H 14分15秒 [パフォーマンス]
15分37秒 [他のPCで計測]
16分40秒 [スタンダード]
Core i7-8565U 31分50秒
Core i5-8265U 32分07秒
Core i3-8130U 45分24秒
※[パフォーマンス]、[スタンダード]と書かれたCPU以外は、他のPCで計測した代表値です

 

質量のチェック

質量のチェックです。

メーカーサイトを確認すると、約2.48kgです。当サイトの計測値は下表の通りで、メーカー仕様値とほぼ同じです。15.6型のゲーミングノートPCとしては、"普通~やや重い"質量だと思います。

質量の計測結果(当サイトによる実測値)
  質量
PC本体 2.482kg
ACアダプター(130W) 645g

 

バッテリー駆動時間のチェック

バッテリー駆動時間のチェックです。

当サイトにて計測したバッテリー駆動時間は次のようになります。バッテリー駆動時間はあまり長くありません。

バッテリー駆動時間の計測結果(当サイトによる実測値)
  駆動時間
(1) MobileMark 2014測定方法 5時間30分
(2) 動画再生時 2時間10分
(3) PCMark 8 Work テスト 2時間22分
(4) PCMark 10 Battery (Gaming)
※画面輝度は約120cd/m2、電源モードは高パフォーマンス
(1) メーカー公表値
(2) ローカルディスクに保存した動画(解像度:720x480)を連続再生
(3) ブラウザでのショッピング/大量の画像閲覧、文書作成、表計算、ビデオチャットなどを実行
(4) PCMark 10 Battery内のゲームを実行。NVIDIAの設定で最大30fpsに制限

 

 


 

 

以下、静音性、パーツの温度、表面温度、消費電力を計測していますが、搭載するパーツの種類によって結果は変わります。こちらも、「スタンダード」と「パフォーマンス」の2つのモードで計測しています。

静音性のチェック

動作音(静音性)のチェック結果です。

「スタンダード」モードの場合は普通の動作音です。「パフォーマンス」モードの場合、アイドル時の動作音は変わりませんが、負荷をかけるとややうるさいです。

  • スタンダード
  • パフォーマンス
騒音値
騒音値
計測機器:リオン NL-42K
部屋を極力無音にしたときの騒音値:20.0dB
※無響室で測定したわけではないので、数値は不正確です
※CPU使用率およびGPU使用率は平均値です
【PCの状態】
左から1番目:アイドル時(何も操作していない状態)
左から2番目:TMPGEnc Video Mastering Works でエンコードした時(x265)
左から3番目:FF14 紅蓮ベンチマーク ループ実行 60fpsに制限(標準品質(デスク)、1920x1080)
左から4番目:FF14 紅蓮ベンチマーク ループ実行 60fps制限なし(最高品質、1920x1080)

 

参考までに、当サイトで使用している騒音計が表示する騒音値の目安を掲載します。

使用計器の騒音値の目安

 

パーツの温度のチェック

各パーツの温度のチェック結果です。もし、あまりにも温度が高いと、パーツの寿命や動作の安定性に影響します。

「スタンダード」モードの場合は問題ない温度です。「パフォーマンス」モードの場合、エンコード時の温度が高めですが、ゲーム時の温度は問題ないと思います。

  • スタンダード
  • パフォーマンス
各パーツの温度
各パーツの温度
測定環境:室内温度 約26℃、 測定ソフト:HWMonitor
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです
※FF14ベンチ実行時の温度は、温度が高めになる最後のシーン

 

表面温度のチェック

本体の表面温度のチェック結果です。もし、表面温度が高すぎると、作業中に手のひらが熱くなり、不快になります。

どちらのモードも、ゲーム中は右パームレストの温度がやや高めになるのが気になります。ゲーム中にタイピングすると右手が熱くやや不快です。ただし、左のパームレスト部分の温度はそれほど高くないため、WADSキーは問題なく使えると思います。

  • スタンダード
  • パフォーマンス
PC本体の表面温度
PC本体の表面温度
サーモグラフィー:FLIR ONE PRO
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです

 

消費電力のチェック

消費電力のチェック結果です。数値は変動しますが、確認できた最も高い数値を掲載しています。

ゲーミングノートなので、一般的なノートパソコンより高い消費電力です。

  • スタンダード
  • パフォーマンス
消費電力
消費電力
測定機器:ワットチェッカー TAP-TST7
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです
※確認できた中で、最も高い消費電力を掲載しています

 

外観のチェック

OMEN 15の外観写真です。

ブラックのカラーのメタルシャーシでかっこいいです。

 

天板はやや落ち着きのあるデザインです。

 

スピーカーの音質は、勝手に点数をつけると、10点満点で6点といったところです(音質についての評価はあくまで主観です。ご了承下さい)。

 

割と薄いボディです。

 

液晶が開く最大の角度です。

 

右側面には、SDカードスロット、USBポート、排気口があります。左側面には、有線LAN、HDMI、USB、Mini DisplayPort、USB Type-C、ヘッドフォン/マイクコンボポートがあります。

 

OMEN 15は、旧モデルと同様に、底面カバーを外しただけではサポート対象外にはなりません。メモリやストレージの換装がしやすいです。ただし、パーツを交換したことで起こったすべての故障はサポート対象外となります。

 

ACアダプターの容量は200Wです。薄型で角が丸くなっているので持ちやすいです。

 

まとめ

以上が、HP OMEN 15のレビューです。

グラフィックスは最大でRTX 2080 SUPER Max-Qを搭載することができ性能が高く、液晶も300HzおよびG-SYNCに対応(一部のモデルは非対応)し、キーボードも26キーロールオーバーおよびアンチゴーストに対応し、高い品質です。それにも関わらず、価格が他社ライバル機種よりも安くなっています。

個人的には、RTX 2060もしくはRTX 2070 SUPER Max-Qのモデルがコスパが高くておすすめです。

以下に掲載している7%クーポンも使えることもあって、性能の割には価格が非常に安く、当サイト経由ではかなり人気の製品です。

ただし、ゲーム中は右パームレストがやや熱く感じます。また、第9世代インテルCPUモデルで試した限りでは、Optimusに対応していないため、iGPUとdGPUを同時に使えるアプリは、やや処理が遅いケースもあります。

 

売れ筋ゲーミングノート

HP OMEN 15

特徴

  • 高いコストパフォーマンス
  • 300Hz駆動の高リフレッシュレートの液晶
  • RTX 2070 Max-QモデルのみG-SYNC対応

こんなあなたに

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