HP Pavilion Aero 13-beの実機レビュー

更新日:
CPU Ryzen 5 5600U
Ryzen 7 5800U
メモリ 8GB / 16GB
ストレージ 最大 512GB PCIe SSD
液晶サイズ 13.3型
液晶種類 1920×1200 非光沢
質量 約957g
バッテリー 最大10時間30分
5G / LTE 非対応
価格[税別] 9万円台~
1kgを切るノートPCが9万円台~

HP Pavilion Aero 13-beは、1kgを切る軽さのモバイルノートPCです。

最近では、1kgを切るノートPCは割とありますが、その中でも、9万円台で買える安さが大きな特徴となっています。

安くても、Zen 3のRyzen 5000シリーズに、十分なメモリ、ストレージ容量でスペックは申し分ありません。

さらに、16:10の1920x1200ドットディスプレイを搭載し、画面も見やすいです。

2021.8.6 追記: 購入当時から発生していた無線LANが切断される問題について、その後の状況を追記しました。詳細はこちら

公式サイトはこちら

 

レビュー機は、当サイトの購入品です。今回は以下の構成でレビューをしています。

レビュー機の構成

Ryzen 7 5800U、16GBメモリ、512GB SSD

 

 

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目次

お忙しい方は、「HP Pavilion Aero 13-beの特徴」のみお読みください。

 

HP Pavilion Aero 13-beの特徴

1kg以下で非常に軽い

Pavilion Aero 13-beは、約957gという軽さが特徴のノートPCです。

1kgを切ると、片手でもったときのずっしり感が全然違い、ちょっとだけ空き時間が出来そうだなというときにでも、気軽に持ち運ぶことが出来ます。

また、最近、筆者は四十肩で、片手でノートPCを持つのがしんどかったりしますが、Pavilion Aero 13-beであれば、肩も痛くならずに片手で持てます。ご年配の方にこそ、軽いノートPCがいいのではないかと思います。

1kgを切る軽さで持ち運びやすい

 

コストパフォーマンスも高い

1kgを切るノートPCは、富士通 LIFEBOOK、NEC LAVIE、レノボ ThinkPadシリーズなど、割と多く発売されていますが、その中で、HP Pavilion Aero 13-beの大きな特徴は、価格が非常に安い点です。

他の製品は、安くても12万円台、高いと20万円近くしますが、HP Pavilion Aero 13-beは9万円台で購入することが出来ます(下表参照)。

しかも、安いからといって、スペック面で極端に劣っている部分はなく、 Ryzen 5 5600U、8GBメモリ、256GB SSDといった十分な構成で9万円台です。

他の1kgを切るモバイルノートと比較した場合、価格の安さはずば抜けており、非常にコストパフォーマンスの高いモバイルノートPCだと思います。

主要な1kg以下のノートPCの比較
  質量 価格 ※1
Pavilion Aero 13 約957g 93,000円
LIFEBOOK WU2/E3 約865g 141,079円
ThinkPad X1 Nano 約907g 183,700円
LAVIE Direct PM 約889g 180,840円
Yoga Slim 750i Carbon 約966g 125,369円
ZenBook 14 Ultralight 約995g 139,800円
※1 価格は、Core i5またはRyzen 5、8GBメモリ、256GB SSDの構成での2021/7/26日時点での価格

 

Zen 3のRyzen 5000シリーズを搭載

HP Pavilion Aero 13-beのプロセッサーには、最新のRyzen 5000シリーズが搭載されています。

Ryzen 5000シリーズは、Zen 2 とZen 3が混在しており、ややこしいですが、HP Pavilion Aero 13-beは、新しいアーキテクチャ「Zen 3」のプロセッサーが搭載されています。Zen 2よりも特にシングルコア性能がアップし、汎用的に使いやすくなっています。

ただし、今回の機種は、CPU電力があまり上がらないようになっており、シングルコア性能は高かったものの、マルチコア性能はそれほど高くありませんでした。その代わり、CPUの発熱は少なく、安心して使えるのではないかと思います。

CINEBENCH R23
マルチコア性能
Ryzen 7 5700U
(Zen 2)
8445
Ryzen 7 5800U
(Zen 3)
7792 [本機器で計測]
シングルコア性能
Ryzen 7 5800U
(Zen 3)
1431 [本機器で計測]
Ryzen 7 5700U
(Zen 2)
1265

 

16:10で仕事がしやすいディスプレイ

HP Pavilion Aero 13-beは、画面比16:9の1920x1080ドットの解像度ではなく、最近多くなってきてる16:10の1920x1200ドットのディスプレイを搭載しています。縦の解像度が高くなっているので、より下のほうまで画面を表示できるようになり、ウェブサイトや文書ファイルなど、縦長のコンテンツが見やすくなります。今後、ミドルレンジ以上のノートパソコンは、このような解像度が多くなってくると思われます。

16:10のディスプレイでより下まで表示できる

 

残念なポイント

HP Pavilion Aero 13-beのやや残念な点ですが、「Enter」キーや「Backspace」キーが端にないことが挙げられます。個人的にはそこまで気になりませんが、このキー配列を嫌う方も結構いるのは事実です。

Enterキーが端にない

 

また、毎日持ち歩きたくなるような軽いPCなので、外出先でもインターネットが使えるように、LTEに対応してくれたら嬉しかったです。

SDカードスロットがない点も、画像や動画を扱う方には残念に感じるでしょう。Thunderboltにも対応していません。

バッテリー容量もそこまで大きくありません。モバイルノート全体の中では普通の容量だと思いますが、上で比較した1kg以下のノートPCとバッテリー容量を比較してみるとやや小さいです。

主要な1kg以下のノートPCの比較
  質量 バッテリー
Pavilion Aero 13 約957g 約44Wh
LIFEBOOK WU2/E3 約865g 約50Wh
ThinkPad X1 Nano 約907g 約48Wh
LAVIE Direct PM 約889g 約49Wh
Yoga Slim 750i Carbon 約966g 約50Wh
ZenBook 14 Ultralight 約995g 約63Wh
※1 バッテリーが2種類あるモデルは、容量の大きいバッテリーを搭載しているモデルを掲載

 

また、この個体だけの不具合かもしれませんが、Wi-Fiが使えなくなることが、しばしばありました。下図のようにいくつかあるアクセスポイントが一切見えなくなる現象で、「Wi-Fiネットワークが見つかりません」と表示されます。後日、サポートに確認してみます。

2021.8.6 追記 :その後、確認した限りでは3DMark、PCmark10、CPU-Z、HWMonitorのいずれかアプリを起動すると、無線LANが切断される現象が発生することが確認できました。

サポートに連絡し、BIOSやドライバーなどのアップデートを試みるも解決しませんでした。また、今回、ハードウェアではなく、特定のアプリが引き起こす問題とのことで、この問い合わせはクローズとなりました。

いずれのアプリも、一般ユーザーが使うアプリではないので困ることは少ないかもしれませんが、ベンチマークや診断系のソフトを使うと無線LANが落ちる可能性があるため、ご注意下さい。

そのうちドライバーなどのアップデートで直るのを期待しています。 

「Wi-Fiネットワークが見つかりません」とのエラー

 

各用途の快適度

各用途の快適度は次のように考えます。もちろん、細かい用途や、ソフトによっても快適具合は変わってきますので、参考程度にご覧下さい。

各用途の快適度
用途 快適度 コメント
Web閲覧
Office作業
Ryzen 5000シリーズを搭載し性能面は問題なく、16:10のディスプレイを搭載することで、画面も見やすいです。
動画鑑賞 画面比は動画向きではありませんが、ディスプレイは色鮮やかで、スピーカー音も比較的良く、動画鑑賞も快適です。
RAW現像
画像編集
sRGB 100%クラスの液晶を搭載しており、画像編集などにも使えます。ただし、Adobe Lightroomを使う場合、モバイル向けRyzenプロセッサーは、そこまで処理が速くありません。また、Photoshopなんかは、AIを使った処理が増えてきているため、予算があれば、外部グラフィックスを搭載した製品がいいかと思います。なお、本製品でこのようなソフトを使うなら、メモリが16GBあるモデルをおすすめします。
動画編集 △~○ FHD/30pの10分くらいの動画を簡単に編集する程度なら、出来なくもありません。ただ、4K動画を編集したり、凝ったエフェクトを追加する場合などはスペック不足となるでしょう。
ゲーム VALORANTなどの軽めのゲームならできます。ただし、重いゲームは無理ですし、そこまで重くないゲームもグラフィック品質を落とす必要があるでしょう。

 

ディスプレイのチェック

HP Pavilion Aero 13-beのディスプレイをチェックします。

大きさは13.3型となっており、モバイルノートとして普通の画面サイズです。解像度は1920x1200となっており、縦の解像度が通常よりも高くなっています。最大輝度は、当サイトの計測では477cd/m2と高めです。その他の特性については以下のタブをクリックしてご覧ください。

  • 色域
  • RGB
    発色特性
  • 視野角
  • 映り込み・
    ギラつき
  • フリッカー

色域は比較的広いです。当サイトでsRGBカバー率を計測したところ、99.6%でした。

ガモット図
※ i1 Display PROでICCプロファイルを作成後、MacのColorSyncユーティリティでグラフを作成

ガンマ補正曲線を見てみると、どの色も直線的になっており、あまり補正されていないことが分かります。このことから、青白かったり、黄ばんで見えたりすることの無い、自然な発色であることが分かります。

ガンマ補正曲線
※ i1 Display Proで計測。目標値は輝度:120、白色点:CIEイルミナントD65、ガンマ値:2.2

IPSパネルを搭載し、視野角は広いです。

視野角(斜めから見たときの見やすさ)

非光沢液晶であるため、周りの物が画面に映り込まず、作業に集中できます。

画面への映り込み

フォトディテクターでフリッカーの有無を確認してみましたが、PWM調光によるフリッカー(ちらつき)はありませんでした。

PWM調光の有無の確認
※フォトディテクターにオシロスコープを繋げて計測

 

キーボードおよびタッチパッドのチェック

HP Pavilion Aero 13-beのキーボードのチェックです。

メーカーの仕様書を確認すると、キーピッチ:約18.7×18.4mm、キーストローク:約1.3mmとなっています。最近のノートPCとしては、標準的な仕様だとおもいます。ただ、前述しましたが、「Enter」キーや「Backspace」キーが端にありません。端を狙ってこれらのキーを打つ方は、タイプミスしやすかもしれません。ちなみに、電源ボタンが「Backspace」キーの上にありますが、電源ボタンは長押ししないと反応しないので、タイピング中に電源ボタンを押して、意図せずスリープ状態に移行することはありません。

タッチパッドは普通に使えます。面積が大きく、タイピング中は右手がタッチパッドの上にきてしまいますが、マウスポインタ―が勝手に動いてしまうようなことはありませんでした。また、HPのタッチパッドはクリックボタンが「カチカチッ」と2段階に押されるような感触があるときがありますが、HP Pavilion Aero 13-beはそのようなことはありませんでした。

キーボード全体図
※画像をクリックすると拡大できます
キーの拡大図

 

キーボードバックライトも搭載しており、暗い場所でタイピングすることもできます。なお、明るいところで、バックライトを付けても、印字が見にくくなることはありません。

キーボードバックライト

 

パフォーマンスのチェック

CPU

HP Pavilion Aero 13-beのプロセッサーは、Zen 3アーキテクチャのRyzen 5000シリーズです。

今回は、Ryzen 7 5800Uを搭載していますが、デフォルトTDP通りの15WのCPU電力で推移しており、ご覧のようなベンチマークスコアとなりました。非常に高い性能です。

Zen 2のRyzen 7 5700Uと比較すると、シングルコア性能が上がっており、インテルのCore i7-1165G7に近いシングルコア性能になっています。

マルチコアのスコアは思ったほどではありませんが、それでも十分高いスコアです。 

CINEBENCH R23
~ CPU性能の評価 ~
Ryzen 7 5800U
他のCPUとの比較(マルチコア)
Ryzen 9 5900HX 13382
Core i9-11900H 13266
Ryzen 7 5800H 12604
Core i7-11800H 10593
Core i7-10875H 10579
Core i7-10870H 10139
Core i9-11980HK 10083
Core i5-11400H 8514
Ryzen 7 5700U 8445
Ryzen 7 5800U 8086
7792 [最も高いパフォーマンス]
7432 [高パフォーマンス]
Core i7-11370H 7123
Core i7-10750H 6839
Core i5-10500H 6805
Ryzen 5 5500U 6250
Core i7-1185G7 6229
Core i7-1165G7 4720
Core i5-1135G7 4424
Core i3-1115G4 3149
他のCPUとの比較(シングルコア)
Core i9-11900H 1570
Core i7-11370H 1519
Core i7-1185G7 1517
Core i7-11800H 1507
Ryzen 9 5900HX 1463
Core i9-11980HK 1450
Core i7-1165G7 1447
Core i5-11400H 1442
Ryzen 7 5800H 1435
Ryzen 7 5800U 1431 [最も高いパフォーマンス]
1430 [高パフォーマンス]
1382
Core i7-10875H 1306
Core i5-1135G7 1294
Core i7-10750H 1277
Ryzen 7 5700U 1264
Core i3-1115G4 1217
Core i7-10870H 1212
Ryzen 5 5500U 1185
Core i5-10500H 1162
 :本製品で選択できるプロセッサー
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)

 

なお、高負荷時のCPU電力、CPUクロック、CPU温度は「パーツの温度のチェック」で記載しています。

 

メモリ

メモリは、DDR4-3200となっており普通の速度です。容量は8GBのモデルと16GBのモデルがあります。オンボードメモリなので換装はできません。

SiSoftware Sandra 2020
~メモリ性能の評価 ~
16GB(8GBx2)メモリ
他のメモリとの比較(帯域)
LPDDR4X-4266
デュアルチャネル
最大 約68.2GB/s (34.1GB/s x2)
DDR4-3200
デュアルチャネル
最大 約51.2GB/s (25.6GB/s x2)
25.65GB/s
DDR4-2666
デュアルチャネル
最大 約42.6GB/s (21.3GB/s x2)
DDR4-3200
シングルチャネル
最大 約25.6GB/s
 :本製品で選択できるメモリ
 :レビュー機で計測したスコア

 

グラフィックス

グラフィック性能は、DDR4-3200のメモリであるため、LPDDR4X-4266のメモリを搭載したノートPCほど高くありません。とは言っても、一般的な作業なら困ることのない性能です。ゲームなどをするのであれば、外部グラフィックスを搭載したモデルのほうがいいでしょう。

3DMark Night Raid
~ グラフィックス性能の評価 ~
Ryzen 7 5800U
他のグラフィックスとの比較(Graphics score)
GeForce GTX 1650 45149
GeForce MX450 30425
Core i7-1165G7
メモリLPDDR4X-4266
20052
Core i5-1135G7
メモリLPDDR4X-4266
18718
Ryzen 7 5800U
メモリLPDDR4X-4266
17020
GeForce MX330 16714
Ryzen 9 4900HS 16322
GeForce MX250 15406
Ryzen 7 5800U
メモリDDR4-3200
14816 [高パフォーマンス]
14741 [最も高いパフォーマンス]
Ryzen 7 5700U
メモリDDR4-3200
14368
Core i7-1165G7
メモリDDR4-3200
14247
Core i5-1135G7
メモリDDR4-3200
13316
Ryzen 5 5500U
メモリDDR4-3200
12154
Core i3-1115G4
メモリDDR4-3200
11487
Ryzen 3 5300U
メモリDDR4-3200
11321
 :本製品で選択できるグラフィックス
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)

 

ストレージ

ストレージには、PCIe-NVMe SSDを搭載しており高速です。容量は256GBまたは512GBとなっています。

CrystalDiskMark
~ ストレージ性能の評価 ~
512GB PCIe SSD
他のストレージとの比較(シーケンシャルリード [MB/s] )
PCIe Gen4 SSD 7000
PCIe Gen3 SSD 3500
1782
SATA SSD 550
2.5インチHDD 150
 :本製品で選択できるストレージ
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)

 

その他のベンチマーク

PassmarkやPCMark 10などのその他のベンチマーク、Adobe LightroomやPremiere Proの書き出し時間、Apexやフォートナイトなどのフレームレートなどについては、下のリンク先をご覧ください。他の機種で計測したスコアではありますが、ほぼ変わらないので参考になると思います。

 

クリエイターソフトの処理時間

以下、市販のクリエイターソフトで計測した各種処理時間を掲載します。

Adobe Lightroom Classic CCによるRAW現像時間

Adobe Lihgtroomの書き出し時間については、モバイル向けのRyzenプロセッサーはあまり処理が速くありません。Lightroomを使うなら、個人的にはインテルCPUのほうが無難だと思います。

Core i9-11900H
16GBメモリ
44秒
Core i9-11980HK
64GBメモリ
46秒
Core i7-11800H
16GBメモリ
53秒
Apple M1
16GBメモリ
66秒 (MacBook Pro 13 M1)
Core i7-11370H
16GBメモリ
72秒
Core i7-1185G7
16GBメモリ
74秒
Ryzen 9 5900HX
32GBメモリ
76秒
Core i7-1165G7
16GBメモリ
89秒
Ryzen 7 5800H
16GBメモリ
93秒
Core i7-10710U
16GBメモリ
96秒
Ryzen 7 5700U
16GBメモリ
100秒
Ryzen 7 5800U
16GBメモリ
104秒
Core i7-10510U
16GBメモリ
109秒
※プロファイル補正を適用した100枚のRAWファイル(1枚あたり約45MB)を同じ書き出し設定でjpegに書き出し、所要時間を計測
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
Lightroomにおすすめノートパソコン」の記事も興味があればご覧ください
Adobe Photoshop CCによる各種処理時間

ニューラルフィルターやスーパー解像度など、AIを使った処理はやや時間がかかっていますが、こういった処理を使わなければ、割とサクサク動きます。AIを使った処理を多く行うのであれば、GeForce RTXシリーズを搭載したノートPCがいいでしょう。

  処理時間
ニューラルフィルター(肌をスムーズに) 約3秒
ニューラルフィルター(JPEGのノイズを削除) 約1分51秒
ニューラルフィルター(スタイルの適用) 約7秒
スーパー解像度 約31秒
コンテンツに応じた塗りつぶし 約5秒
被写体を選択 約3秒
※ 6000x4000のRAWデータを編集
Adobe Premiere Pro CCによる書き出し時間

FHD動画であれば、書き出しもそれほど長くはかかりませんし、カット編集くらいの作業であれば割とサクサク動きます。ただし、4K動画の場合は、この約4倍の書き出し時間がかかり、一部区間のレンダリングや分析処理なども時間がかかります。

FHD動画の書き出し
Core i7-1165G7 4分6秒
Core i5-1135G7 4分41秒
Ryzen 7 4700U 5分05秒
Ryzen 7 5700U 5分18秒
Ryzen 5 5500U 5分36秒
Ryzen 7 5800U 5分45秒
Ryzen 5 4500U 5分57秒
Ryzen 3 4300U 6分44秒
Core i7-1065G7 7分41秒
※ FHD/30p動画(約10分)に、「テキスト」+「露光量」+「自然な彩度」+「トランジション」のエフェクトおよびBGMとなるオーディオを加え、H.264形式、YouTube 2160p 4K Ultra HDのプリセットで書き出したときの時間
※ グラフィックスは全てノートPC用
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
TMPGEnc Video Mastering Works 7 によるx265エンコード時間

CPUのみで実行するx265によるソフトウェアエンコードについては、Ryzenプロセッサーは速いです。インテルのCore i7-1165G7よりも半分近い時間で処理が終わっています。

Core i9-11900H 8分20秒
Ryzen 9 5900HX 8分26秒
Core i7-10875H 10分44秒
Ryzen 9 4900HS 10分55秒
Ryzen 5 4600H 13分10秒
Core i7-10750H 13分29秒
Ryzen 7 5800U 13分44秒
Ryzen 7 4700U 15分44秒
Core i7-10710U 19分05秒
Ryzen 5 4500U 19分49秒
Core i7-1165G7 24分17秒
Core i5-1135G7 26分03秒
Core i7-10510U 28分32秒
XAVC Sの動画(約2分、4K)をH.265/HEVCへ変換したときの時間
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)

 

USB Type-C / HDMIの動作テスト

USB Type-Cの動作チェック

USB Type-Cポートは、Thunderbolt 4に対応しておらず、GPU BOXなどが使えないのでやや残念です。ただ、Power DeliveryおよびDisplayPort出力には対応しているので、USB-C対応の液晶モニターやドックが使えるのは便利です。充電器は、今回試した機器では、30W以上であれば充電可能でした。

USB Type-C充電器/ドックの動作テスト
  充電 モニター
出力
有線LAN
ドック ThinkPad USB Type-C ドック
ThinkPad Thunderbolt 3 ドック × ×
PD充電器
※1
61W RAVPower GaN充電器
45W Lenovoウルトラポータブル
30W RAVPower GaN充電器
18W cheero充電器 ×
モニター
※2
EIZO ColorEdge CS2740
Philips 258B6QUEB/11
※1 Power Delivery対応の充電器
※2 Type-Cケーブルで接続し、PCへの給電も出来るモニター

 

HDMIの動作チェック

4KテレビへHDMIで接続したときのディスプレイ情報は下の通りです。4K、60Hz、8ビット、YCbCr444で出力できました。

4Kテレビ(ビエラ TH-55CX800)へ接続したときの詳細

 

質量のチェック

HP Pavilion Aero 13-beの質量のチェックです。

メーカーサイトには「約957g」と書かれています。当サイトによる実測値はこれよりもやや重かったですが、ほぼ仕様値通りです。ACアダプターはやや重いので、外出時は、別のPower Delivery対応の充電器を使うといいと思います。

質量の計測結果(当サイトによる実測値)
  質量
PC本体 962g
ACアダプター+電源ケーブル 306g

 

バッテリー駆動時間のチェック

HP Pavilion Aero 13-beのバッテリー駆動時間をチェックします。

まず、バッテリー容量ですが、約44Whとなっています。普通の容量かと思います。

バッテリー容量

 

バッテリー駆動時間は下の通りです。普通のバッテリー駆動時間です。「Web閲覧だけする」といったような軽めの作業であれば、1日(約8時間)くらいならもつと思います。

バッテリー駆動時間
  バッテリー駆動時間
(1) MobileMark 2018 10時間30分
(2) PCMark 10 Modern Office 8時間31分
(3) 動画再生時
(4) PCMark 8 Work
※画面輝度は約120cd/m2、電源モードは高パフォーマンス
(1) メーカー公表値
(2) 文書作成、ブラウジング、ビデオ会議といった事務作業。アイドル時も多く軽めの処理
(3) ローカルディスクに保存した動画(解像度:720x480)を連続再生
(4) ブラウザでのショッピング/画像閲覧、文書作成、表計算、ビデオチャット等。やや重めの作業

 

充電速度は普通です。

1時間あたりの充電容量
純正ACアダプター
アイドル時
55%(約24Wh)
※PCの充電残量が10%から充電を開始し、1時間でどのくらい充電残量が増えたかを計測

 

パーツの温度のチェック

Prime95実行時のCPU温度

Prime95で全CPUコアの使用率が100%になる高い負荷をかけたときのCPU温度およびCPU電力の推移を確認します。今回は、デフォルトの電源モードで計測しています。なお、電源モードを「最も高いパフォーマンス」にしたときも計測してみましたが、ほぼ変わらなかったので省略します。

今回搭載されているRyzen 7 5800UのデフォルトTDPは15W、cTDPは10-25Wとなっています。最大のcTDPは25Wなので、処理開始直後はこれに近いCPU電力になってもいいのですが、Pavilion Aero 13-beは最初からほぼ15Wで動作しています。

その代わり、CPU温度は60℃台で推移しており、低めの温度を保っています。安心して使えるでしょう。

CPU電力&CPUクロック
CPU温度

 

静音性のチェック

HP Pavilion Aero 13-beの動作音(静音性)のチェック結果です。

アイドル時はほぼ無音です。エンコードのような高い負荷をかけても、他のノートPCと比較してそこまで騒音値は上がりません。

騒音値
計測機器:リオン NL-42K
部屋を極力無音にしたときの騒音値:20.0dB
※無響室で測定したわけではないので、数値は不正確です
※CPU使用率およびGPU使用率は平均値です
※約10分経過後に計測しています
【PCの状態】
左から1番目:アイドル時(何も操作していない状態)
左から2番目:Filmora 9 の動画編集ソフトでプレビュー再生
左から3番目:TMPGEnc Video Mastering Works でエンコードした時(x265)

 

参考までに、当サイトで使用している騒音計が表示する騒音値の目安を掲載します。

使用計器の騒音値の目安

 

表面温度のチェック

本体の表面温度のチェック結果です。もし、表面温度が高すぎると、作業中に手のひらが熱くなり、不快になります。特に、手の平を置くパームレストの温度変化は重要です。

全体的に低めの表面温度です。それほど不快感なく使えると思います。

PC本体の表面温度
サーモグラフィー:FLIR ONE PRO
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです
※約10分経過後に計測しています

 

消費電力のチェック

消費電力のチェック結果です。数値は変動しますが、約10分経過後から確認できた最も高い数値を掲載しています。

モバイル向けのTDP15Wのプロセッサーなので低めの消費電力です。

消費電力
測定機器:ワットチェッカー TAP-TST7
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです
※約10分経過後から確認できた中で最も高い消費電力を掲載しています

 

外観のチェック

HP Pavilion Aero 13-beの外観の写真を掲載します。

ボディカラーは、ピンクベージュとセラミックホワイトの2種類ありますが、今回は、セラミックホワイトのカラーで、とても清潔感があります。指紋が付きにくく、ひっかき傷にも強いAED加工も施されています。

 

天板もホワイトで、真ん中のロゴは鏡のように反射します。

 

本体の最薄部は16.9mm、最厚部は18.9mmとなっており、薄いボディです。

 

B&O Playデュアルスピーカーを、底面と側面の間の斜めになっている部分に搭載しています。音質はまずまずで、10点満点で6点といったところです(5点が普通です。音質についての評価はあくまで主観です。ご了承下さい)。

 

Webカメラは720pで、画質は普通です。IRカメラは搭載されていません。また、カメラを物理的に隠すシャッターや、カメラキルスイッチのようなボタンは搭載されていません。

 

指紋認証装置は搭載されています。

 

インターフェースはご覧の通りで、HDMI2.0、USB3.0(5Gbps)x2、USB-C(10Gbps)などが搭載されています。SDカードスロットはありません。

 

底面もホワイトのカラーです。

 

ACアダプターの容量は65Wです。電源ケーブルが太いので持ち運ぶときや、配線するときにかさばります。

 

まとめ

以上が、HP Pavilion Aero 13-beのレビューです。

何と言っても、1kgを切る軽さのモバイルノートが、10万円以下で購入できるのが魅力です。

軽いだけでなく、Zen 3のRyzen 5000シリーズのプロセッサーに、十分なメモリ、ストレージ容量を搭載し、コストパフォーマンスは非常に高いです。

画面比が16:10なのも嬉しいです。Webページなどをより下まで表示できて、仕事がしやすいです。

ホワイトのカラーも清潔感があって、個人的には好きです。

低価格帯のモバイルノートPCの中では、非常に魅力的な製品です。

ただし、Enterキーが端にない点、SDカードスロットが無い点、Thunderboltに対応していない点は注意したいところです。

また、モバイルノートとしては、LTEに対応していない点、バッテリー容量がそこまで多くない点も、購入すべきかどうかの判断材料となるところです。

 

1kgのモバイルノートが9万円台

HP Pavilion Aero 13-be

特徴

  • 約957gと非常に軽い
  • 9万円台~と、価格が安い
  • 16:10のアスペクト比

こんなあなたに

  • 頻繁に外出先へ持ち出す方
  • 比較的安く、性能も十分なモバイルPCが欲しい方
公式サイトはこちら

 

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