レノボ Ideapad S130(11)の特徴

更新日:2019年2月2日
CPU Celeron N4000
メモリ 4GB
ストレージ 500GB HDD
128GB SSD
液晶サイズ 11.6型
液晶種類 HD TN 非光沢
質量 HDD:約1.27kg
SSD:約1.15kg
バッテリー HDD:約6.1時間
SSD:約8.0時間
価格[税込] 30,661円
安くて、軽くて、気軽に使える11型モバイルパソコン

Ideapad S130(11)は、Ideapadシリーズで最安だったIdeapad 120Sの後継機種です。特徴は変わらず、11型とコンパクトかつ軽量で、価格も安いので気軽に使うことができます。

CPU性能が少しアップしていますが、それでも処理能力は低めです。ストレージとして、HDDとSSDとを選択できますが、CPU性能の低さをカバーするために、SSDを搭載したモデルの方がおすすめです。

ディスプレイはHD(1366x768)で、TNパネルなので視野角も良くありません。

スペック的にビジネス用途にはおすすめしませんが、モバイルPCの入門機には向いています。価格が安いので、子ども用のPCとしても良いかもしれません。

公式サイトはこちら

Ideapad S130(11) の特徴

マイナーチェンジモデル

Ideapad S130(11)は、名前が少し変わっていますが、同じく格安モバイルPCだったIdeapad 120Sの後継機種と言えます。

簡単に比較してみると、液晶、インターフェイス、質量、サイズの点で、Ideapad 120SとIdeapad S130(11)に違いはありません。CPUに変更が加えられたマイナーチェンジモデルといった感じです。旧モデルと同じく、Ideapad S130(11)も、スペックはかなり低めです。液晶も小さいですし、1台目のPCとしては適していません。

構成としては、SSDの容量が半分になって、価格が安くなったモデルが登場しています。スペックからして128GBあれば十分な気がするので、価格が下がって、より入手しやすくなっています。

旧モデルとの比較
  [本製品]
Ideapad S130
[旧モデル]
Ideapad 120S
画像
CPU Celeron N4000 Celeron N3350
ストレージ 500GB HDD
128GB SSD
500GB HDD
256GB SSD
液晶サイズ 11.6型
液晶種類 HD 非光沢
インターフェイス USB Type-C
USB 3.0 x 2
HDMI
microSDカードリーダー
質量 HDD:約1.27kg
SSD:約1.15kg
サイズ[mm] [幅] 288
[奥行] 200.9
[高さ] HDD:20.9 / SSD:17.7
バッテリー HDD:約6.1時間
SSD:約8.0時間
HDD:約7.1時間
SSD:約9.2時間
価格[税込] HDD:30,661円
SSD:30,661円
HDD:33,199円
SSD:47,045円

 

購入しやすい低価格

Ideapad S130(11)の一番の利点は、レノボのノートPCの中でも最安級の価格で、購入しやすいことです。

メインPCは他に所有しているけど、サブPCとしてモバイルPCがあれば便利かも、という方がモバイルPCの入門機として買いやすい価格です。

SSDを搭載しているのに、3万円だという価格は本当に安いと思います。ただし、低価格PCなので、もちろん妥協しないといけない部分も少なくありません。

 

性能低めのCeleron搭載

Ideapad S130(11)の搭載するCPUは、Celeron N4000です。旧モデルのCeleron N3350よりは処理性能が向上しているものの、それでも処理性能は低めです。例えば、PassMarkのベンチマークスコアが2,000前後あれば、ある程度快適に使用できると考えていますが、筆者の考えるそのボーダーラインも下回っています。

ただし、動画視聴、ウェブ閲覧、簡単なデータ入力などの軽い作業であれば、そこそこ使えるでしょう。オールマイティーではありませんが、用途を限って使用すれば、意外と快適に使えるかもしれません。

PassMark Performance Test 9.0 CPU MARK
~ CPU性能の評価 ~
Core i7-8550U 8323
Core i5-8250U 7668
Core i3-8130U 5068
Celeron N4000 1460
Celeron N3350 1105
※スコアはPassMark社のサイトを参照

 

ストレージはSSDがおすすめ

Ideapad S130(11)のストレージには、500GB HDDと、128GB SSDの2種類があります。どちらのモデルを選択しても同じ価格です。ただ、HDD搭載モデルは少し重くなり、本体の厚みも増します。

SSDは読み書き速度が速く、非力なCPUの速度の遅さをカバーしてくれます。同じCPUでもHDDとSSDとでは、起動速度が驚くほど違うこともありますので、SSD搭載モデルがおすすめです。また、SSDはHDDよりも耐振動性に優れているので、Ideapad S130(11)のようなモバイルPCには、SSDを搭載するメリットが大きいです。ストレージの容量は少なくなりますが、不足する場合はmicroSDカードなどを併用するとよいでしょう。

 

HD TN液晶搭載

Ideapad S130(11)のディスプレイの解像度はHDです。最近主流のフルHDではありませんが、もともと液晶のサイズが小さめの11.6型であるため、極端に粒状感(カクカクしている感じ)は出ないと思います。

液晶はTN液晶であるため視野角は狭いです。それでも、ディスプレイは180度開くので、見やすい角度に調整しやすく、基本的に複数人で見るようなサイズの液晶ではないので、視野角の狭さは大きなデメリットとはならないでしょう。

主流のスペックからするとちょっと劣るディスプレイですが、価格を考えると妥協しないといけない部分です。

フラットになるディスプレイ

 

標準的なインターフェイス

Ideapad S130(11)のインターフェイスは、このサイズのモバイルPCとしては、標準的です。HDMI出力やUSB Type-Cポートも備えており、大きく欠けてはいません。

microSDカードリーダーを備えているので、容量の少なさをカバーするためにも使用することができます。

インターフェイス構成

 

持ち運びしやすいサイズと質量

Ideapad S130(11)は、狭額ベゼルの液晶を採用したりしているわけではありませんが、もともとが11.6型と小型のPCなので、持ち運びには適しています。

質量も、このサイズのPCとして特筆するほど軽量ではないものの、HDDモデルが約1.27kg、SSDモデルが1.15kgと、十分持ち運べる重さです。SSDモデルの方が、高さも少し薄くなります。

 

バッテリー駆動時間は短め

Ideapad S130(11)のバッテリー駆動時間は、HDDモデルで約6.1時間、SSDモデルで約8.0時間となっています。

モバイルPCとして、ちょっと短めですが、スペック的にも1日中使用するヘビーユーザー向けのPCではないので、十分な時間だとは思います。

バッテリー駆動時間の観点からも、SSDモデルの方が断然有利です。

 

ライバル機種との比較

最後に、ライバル機種との比較です。比較したのは、同じサイズで、購入しやすい価格であるデルのInspiron 11 3000です。

価格、質量、サイズ等に大きな差はありません。Ideapad S130は、ストレージがSSDという点で、Inspiron 11 3000のeMMCよりも優れています。具体的には、eMMCよりも、読み書き速度が速く、寿命も長いです。また、価格も安いです。

一方、Inspiron 11 3000は、AMD A9-9420eを搭載しており、処理能力はIdeapad S130のCeleron N4000よりも高いです。

ライバル機種との比較
  [本製品]
Ideapad S130
デル
Inspiron 11 3000
(3180)
画像
CPU Celeron N4000 AMD A9-9420e
ストレージ 128GB SSD 128GB eMMC
液晶サイズ 11.6型
液晶種類 HD 非光沢
インターフェイス USB Type-C
USB 3.0 x 2
HDMI
microSD
USB 3.1
USB 2.0
HDMI
microSD
質量 約1.15kg 約1.158kg
サイズ[mm] [幅] 288
[奥行] 200.9~
[高さ] 17.7
[幅] 292
[奥行] 196
[高さ] 20.8
バッテリー 約8.0時間 32Wh
価格[税別] 28,390円 31,021円
PassMark Performance Test 9.0 CPU MARK
~ CPU性能の評価 ~
AMD A9-9420e 1871
Celeron N4000 1460
※スコアはPassMark社のサイトを参照

 

まとめ

Ideapad S130(11)は、とにかく購入しやすい価格を優先した、小型のモバイルPCです。

CPUのスペックが低いため、使用目的を考えて、ある程度限定して使用した方がよいでしょう。

動作の快適さ、質量、厚み、バッテリー駆動時間といった部分でのメリットを考えると、断然SSDモデルがおすすめです。

モバイルPCを使ったことがなければ、Ideapad S130(11)からスタートしてみてもいいと思います。

 

詳細・購入はこちら

【公式サイトはこちら】
レノボ Ideapad S130(11)

 

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