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マウス m-Book W

更新日:2015年12月10日

17.3型液晶+GTX960M搭載

マウスコンピューター m-Book Wは、17.3型の大画面液晶を搭載したゲーミングノートパソコンです。

グラフィックスには人気の高いGeForce GTX 960Mを搭載。標準的なグラフィック設定なら、ノートパソコンでも快適にゲームをプレイすることが可能です。

CPUにはHQシリーズの第6世代Core i7 プロセッサー、ストレージにはPCIe x4 - NVMe接続のSSDを選択することができ、グラフィックス以外の処理性能も高いです。

また、キーボードも打ちやすく、文書作成など仕事をするときでも、文字入力が快適です。


※レビュー機はメーカーからの借用品です

目次

m-Book Wの基本スペック

m-Book Wの基本スペックをチェックします。特徴的な部分は赤字にしています。※2015年12月9日時点の情報です。時期が経つと選択できるパーツは異なる可能性があります。詳細はメーカーサイトでお確かめ下さい。

CPU
HQシリーズ第6世代インテルCPUを選択可能です。本機はCore i7-6700HQです。
グラフィックカード
NVIDIAの GeForce GTX 960M(2GB)を搭載しています。Optimus対応です。
液晶ディスプレイ
17.3型ワイドの非光沢液晶です。解像度はフルHD(1920×1080)です。
メモリ
8GB~16GBを搭載したモデルがあります。本機は16GBです。
2.5インチ HDD/SSD
HDDやSSDデュアルドライブを選択可能です。本機は1TB HDD です。
M.2 SSD
左の他にM.2 SSD (PCI Express x4接続)も選択可能です。本機は256GB M.2 SSDです。
光学ドライブ
DVDスーパーマルチまたはブルーレイドライブを選択可能です。
その他
バッテリー駆動時間は約4時間、重量は約3.0kgです。

特徴1 - 人気のGeForce GTX 960Mを搭載

本製品は、「GeForce GTX 960M」のグラフィックスを搭載しています。GeForce GTX 960Mは、性能がまずまず良いのに価格が安いため、人気の高いグラフィックスです。

下表が各ゲームベンチマークのスコアです。なお、グラフィックドライバーバージョンは、執筆時点で最新の「359.06」です。

スコアを見ると、標準的なグラフィック設定なら、快適にプレイできるゲームが多いです。

ゲームベンチマーク
製品名 マウスコンピューター
m-Book W
スペック Core i7-6700HQ
GeForce GTX 960M(2GB)
ファイナルファンタジー XIV 蒼天のイシュガルド (DirectX 11)
標準品質 ★ 9478 (非常に快適)
高品質 6397 (とても快適)
最高品質 4378 (快適)
ファイナルファンタジー XIV
キャラクター編
標準品質 ★ 13224 (非常に快適)
最高品質 6375 (とても快適)
ドラゴンズドグマオンライン
低品質 7874 (とても快適)
標準品質 7726 (とても快適)
最高品質 7022 (とても快適)
ファンタシースターオンライン2 ver.2 描画:3 24079 (快適)
描画:5 15946 (快適)
バイオハザード6 RANK S (6422)
モンスターハンターフロンティア 第三弾(大討伐) 9236
ドラゴンクエストX 標準 13446 (すごく快適)
最高 12044 (すごく快適)
GRID Autosport ウルトラロー 195 fps
ミディアム 132 fps
ウルトラ 52 fps
トゥームレイダー LOW 157 fps
HIGH 71 fps
ULTIMATE 35 fps
Metro Last Light Low 76 fps
High 48 fps
Very High 39 fps
スリーピングドッグス 130 fps
53 fps
最高 24 fps
ドラゴンエイジ:インクイジション 低品質 72 fps
高品質 33 fps
最高品質 22 fps
★デスクトップPCの場合は「標準品質(デスクトップPC)」と「高品質(デスクトップPC)」、ノートPCの場合は「標準品質(ノートPC)」と「高品質(ノートPC)」の設定にしています。
※フレームレート(fps)の掲載値は、平均値です。最小値や最大値ではありません
※CPUやメモリなどの環境によってスコアが変わる点はご了承ください。
※ファイナルファンタジー XIV 蒼天のイシュガルドは、約7700スコアで平均60fps(当サイト調べ)
※ファイナルファンタジー XIV 新生エオルゼアは、約7000スコアで平均60fps(当サイト調べ)
※ドラゴンズドグマオンラインは、約5800スコアで平均60fps(当サイト調べ)
※ファンタシースターオンライン2 ver.2は、約2700スコアで平均60fps(当サイト調べ)
※バイオハザード6は、約9000スコアで平均60fps(当サイト調べ)
※モンスターハンターフロンティア 第三弾(大討伐)は、約6000スコアで平均60fps(当サイト調べ)
※ドラゴンクエストXは、約5500スコアで平均60fps(当サイト調べ)
※通常の液晶ディスプレイは60Hz駆動であるため、ゲームを快適にプレイするには最低でも平均60fpsは欲しいです。ただし、平均fpsが60でも最小fpsはもっと小さいため、60fpsを切らないようにプレイするには平均80~100fpsは欲しいです。また、120Hz駆動の液晶ディスプレイを使用している方は、最低でも平均120fpsは欲しいです。

GPU-Zで確認したGeForce GTX 960Mの情報は次の通りです。


GeForce GTX 960Mのグラフィックカードのスペック

 

ベンチマークスコアについては「ゲームノートパソコンの比較」も参考にして下さい。他のグラフィックスでのベンチマーク結果や、他のゲームのベンチマーク結果も掲載しています。

特徴2 - PCIe x4 - NVMe接続のSSDを選択可

本製品は、 PCIe x4 - NVMe接続のM.2 SSDを選択することが可能です。

今回は、256GBのSSDを搭載しており、CrystalDiskMarkのベンチマーク結果は次のようになっています。シーケンシャルリードおよびライトが2000MB/sを超えており非常に高速です。


M.2 SSD(PCIe x4 - NVMe接続)のCrystalDiskMarkの実行結果

 

この他に、2.5インチのストレージも搭載しており、SSD+HDDの構成にすることが可能です。


2.5インチストレージの他に、M.2 SSD(PCIe x4 - NVMe)ストレージを搭載可能

液晶ディスプレイのチェック

液晶ディスプレイのチェックです。

視野角はそれほど良くありません。


視野角(斜めから見たときの見やすさ)

 

カラーマネージメントツールによるガンマ"補正"曲線を確認すると、青色が下げ調整になっているため、寒色系の画面であることが分かります。



※見方の詳細については、miyahan.com様、DOS/V Power Report様のページをご確認ください

 

色域は、ノートパソコンとしては広めです。


ガモット図
※ i1 Display PROでICCプロファイルを作成後、MacのColorSyncユーティリティでグラフを作成

 

画素形状は次の通りです。ギラつきはあまり感じません。


キーボードおよびタッチパッドのチェック

キーボードとタッチパッドのチェックです。

実測で、キーピッチは縦:約19mm、横:約19mm、キーストロークは約2.0mmで十分な数値です。キートップはわずかに湾曲しており滑りにくい素材で、指のフィット感は良好です。押し始めは適度な抵抗があり、底は柔らかく、たわみもなく、押しやすいです。テンキーのキーピッチはやや狭くなりますが、それでも横:約18mmはあります。また、パームレストが、マットで柔らかい素材で出来ており、肌触りが良いです。

非常に押しやすいキーボードですので、文書作成などの作業なども快適です。


キーボード全体図


キーの拡大図1


キーの拡大図2

 

タッチパッドの操作性は普通です。クリックボタンは軽い力で押せます。


タッチパッド

 

キーボードバックライトです。明るさは5段階まで調整することができます。




キーボードバックライト

 

プリインストールされている「Flexikey」のソフトを使用すれば、複数のキー入力やアプリケーションの起動など、好きなキーにマクロを設定することができます。


 

また、「CONTROL CENTER」のソフトを使用すれば、左ウィンドウズキーの無効化が可能です。さらに、ヘッドホンの設定、ファン速度の調整なども可能です。


パフォーマンスのチェック

パフォーマンスのチェックです。

4コアCPUに、GeForce GTXシリーズの中ではミドルスペックのGTX 960M、PCI Express x4接続のSDDを搭載し、高い処理性能です。

Core i7-6700HQ、GeForce GTX 960M、16GB メモリ、256GB M.2 SSDの構成でのベンチマーク結果は次の通りです。

PassMark Performance Test 8.0

3DMark


※ FIRE STRIKE:高性能GPU向け、SKY DIVER:ミドルレンジGPU向け、
CLOUD GATE:一般ノート向け、ICE STORM:タブレットやスマホ等のモバイル向け

PCMark 8 - Home accelerated

動画のエンコード時間

注意:2015年10月24日より、エンコードのテスト内容を変更しました。

TMPGEnc Video Mastering Works 6によるエンコード時間
  Core i7-6700HQ
x265でエンコード (※1) 23分05秒
x264でエンコード (※2) 10分01秒
NVENCでエンコード (※3) 6分21秒
QSVでエンコード (※4)
XAVC Sの動画(約5分、4K)をMP4(FHD)へ変換。x265はH.265/HEVC、それ以外はH.264/AVCへ変換
※1 4Kや8Kにも対応したx264の後継のエンコーダー。エンコードは遅いが、出力ファイル容量は従来の約半分
※2 H.264エンコーダーの中で、現在人気の高いエンコーダー。ほどほどの速度で高画質
※3 NVIDIAのKeplerコア以降のGPUに搭載される最新ハードウェアエンコーダー。従来のCUDAより速度、画質とも向上
※4 CPU内蔵のハードウェアエンコーダー。エンコードが高速

ストレージのベンチマーク

256GB M.2 SSD 1TB HDD

SDカードのベンチマーク


UHS-Ⅰ対応カード

 

 


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