G-Tune フルタワーモデルの実機レビュー

更新日:
サイズ フルタワー
CPU Core i9-13900KF
Core i7-13700KF
Core i7-12700K
Core i7-12700KF
Ryzen 9 7900X
Ryzen 7 7700X
GPU GeForce RTX 4090
GeForce RTX 4080
GeForce RTX 4070 Ti
GeForce RTX 3070 Ti
GeForce RTX 3070
メモリ 最大 128GB
価格 29万円台~
デザイン性もスペックも高い

G-Tune フルタワーモデルは、デザイン性と性能に優れたハイエンド向けのゲーミング・デスクトップPCです。

G-Tuneの中でも最上位のフラッグシップモデルとなります。

フロントパネルには光沢感のある強化ガラス素材で、高級感があります。

グラフィックスには、最大で、最新かつハイエンドのGeForce RTX 4090が選択可能です。冷却性能も高く、4Kや高リフレッシュレートモニターでも、安定したゲームができることでしょう。

CPUクーラーはすべて冷却性能を重視した水冷式となっており、長時間のゲームも安心です。

公式サイトはこちら

 

レビュー機は、メーカーからの貸出機です。今回は次の構成でレビューをしています。

レビュー機の構成

G-Tune PP-Z-3070Ti

Core i7-12700KF、GeForce RTX 3070 Ti、メモリ32GB、850W電源

 

このページをご覧の方だけに

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目次

お忙しい方は、「G-Tune フルタワーモデルの特徴」のみお読みください。

 

G-Tune フルタワーモデルの特徴

光沢感のあるフロントパネルがかっこいい

G-Tune フルタワーモデルは、光沢感のあるダーククロム強化ガラスを採用したフロントパネルがかっこいいゲーミングPCです。右側にはヘアライン処理が施された赤色のアルミパネルがアクセントとなっており、ブラックのボディとよく合います。

フロント側には5.25インチや3.5インチオープンベイは一切なく、光学ドライブはスロットイン方式のものが右側に配置されています。フロントに設置するドライブの拡張性は一切ありませんが、その代わり、磨き上げられたフロントはオブジェのように美しいです。

強化ガラスを採用したフロントパネル

 

最もサイズと重量のあるフルタワーケース

G-Tune フルタワーモデルは、その名の通り、G-Tuneのラインナップの中でも最もケースサイズの大きいフルタワーサイズとなっています。寸法は公式にもある通り、横220mm×高さ501mm×奥行き490mmとなっており、重量は約17kg~とかなりのものです。

そのため、テーブル上ではなく、床に直置きというのが本製品の配置となると思いますが、底面のインシュレーターがしっかりしていてクッション性があるので、PCの駆動音も床に響きません。また、写真のように、床に直置きでも部屋のインテリアを損なわない、高級感のあるデザインとなっています。

重量と振動にも耐えうるクッション性のある大きめのインシュレーター

 

裏面配線でスッキリしたケース内部

G-Tune フルタワーモデルは裏面配線されており、また内部が広くてスッキリしています。エアフローの妨げになるものも無いため、冷却効率も上がります。

広くスッキリしたケース内部

 

フルタワーにしては拡張性は少なめ

本製品は、フルタワーサイズのケースの割には、2.5インチシャドウベイが2つ、3.5インチシャドウベイが1つと、拡張性は少ないです。

ただ、マザーボードにM.2 SSDを接続できる空きスロットがもあるので、通常使用であれば、ストレージのドライブ数が不足することはないと思います。

3.5インチベイが1つ
2.5インチベイが2つ、M.2スロットが1つのみ

 

どの構成もCPUクーラーは標準で水冷式を採用

現在G-Tune フルタワーモデルはどの構成でも、CPUクーラーは標準で水冷式になりました。構成によってラジエーターのサイズは変わります。空冷ファンよりは冷却性に優れているので、長時間におよぶゲームやエンコードを行っても、熱の心配がありません。ただ、グラフィックカードも水冷式のダブル水冷モデルが無くなってしまったのは残念です。

標準で水冷式CPUクーラーを採用

 

パフォーマンスのチェック

ゲームに付属のベンチマーク機能のスコア、または実際にゲームをし、Afterburnerで計測したフレームレートを掲載します。

CPUにはCore i7-12700KFを搭載していますが、デフォルトのPL1設定は125Wとなっています。

PL1の値はデフォルトの125W、今回、190Wにしたときも計測

 

CPU

ここでは、デフォルトのPL1=125Wのときと、PL1を190WにしたときのCINEBENCH R23のスコアを掲載します。

下記の通りCINEBENCH R23は、マルチコアだけでなく、シングルコアのスコアも非常に高いです。ゲーミング性能が高く、さらにクリエイティブなソフトなども快適に動く性能です。

また、PL1を190Wにすると、さらにマルチコアのスコアが伸びます。本製品は水冷式CPUクーラーを採用しているので、PL1を少し上げて運用してもいいかと思います。

CINEBENCH R23
~ CPU性能の評価 ~
Core i7-12700KF
他のCPUとの比較(マルチコア)
Core i9-13900K(KF) 36658 [PL1:253W]
Core i7-13700KF 29800 [PL1:253W]
27763 [PL1:180W]
Ryzen 9 7900X 29007
Core i9-12900K 26530 [PL1:241W]
23108 [PL1:125W]
Ryzen 9 5950X 25000
Core i7-12700KF 22657 [PL1:190W]
20993 [PL1:125W]
Core i7-12700K 20623 [PL1:125W]
Ryzen 9 5900X 20251
Ryzen 7 7700X 19085
Core i5-12600K 約17500
Ryzen 7 5800X 15646
Core i9-11900K 15513
Core i7-11700K 12958
Ryzen 7 3700X 12273
Core i5-12400F 12164 [PL1:100W]
11505 [PL1:65W]
Core i5-11600K 11277
Ryzen 5 3600 9412
Core i5-11400 8025
Ryzen 5 3500 6421
他のCPUとの比較(シングルコア)
Core i9-13900K(KF) 2242
Core i7-13700KF 2130 [PL1:253W]
2129 [PL1:180W]
Core i9-12900K 2022 [PL1:241W]
2003 [PL1:125W]
Ryzen 9 7900X 2010
Ryzen 7 7700X 1982
Core i7-12700KF 1951 [PL1:125W]
1942 [PL1:190W]
Core i7-12700K 1921 [PL1:125W]
Core i5-12600K 約1850
Core i5-12400F 1715 [PL1:100W]
1715 [PL1:65W]
Core i9-11900K 1672
Ryzen 9 5950X 1650
Ryzen 9 5900X 1611
Ryzen 7 5800X 1604
Core i7-11700K 1564
Core i5-11600K 1564
Core i5-11400 1398
Ryzen 7 3700X 1276
Ryzen 5 3600 1253
Ryzen 5 3500 1183
 :本製品で選択できるプロセッサー
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)

 

グラフィックス

G-Tune フルタワーモデルで搭載できるグラフィックカードは以下の通りです。ハイクラスからハイエンドクラスのグラフィックスを搭載することができ、フルHDから4Kまで幅広くゲームをすることが可能です。

3DMark Time Spy
~ グラフィックス(ゲーム向け)性能の評価 ~
GeForce RTX 3070 Ti
他のグラフィックスとの比較(Graphics score)
RTX 4090 36298
RTX 4080 28098
RTX 4070 Ti 22597
RTX 3090 19568
RTX 3080 Ti 18607
RTX 3080 17064
RTX 3070 Ti 14433
RTX 3070 13393
RTX 3060 Ti 10808
RTX 3060 8581
RTX 3050 6140
GTX 1660 SUPER 6000
 :本製品で選択できるグラフィックス
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)

 

メモリ

メモリはDDR4-3200メモリを搭載しています。速度は普通です。

なお、DDR5-4800メモリ搭載するモデルもありますが、メモリの仕様や挿す枚数によってDDR5-4800、DDR5-4400、DDR5-4000、DDR5-3600と実際のメモリクロックが変化するようです。

SiSoftware Sandra 2020
~メモリ性能の評価 ~
32GB DDR4-3200MHz
他のメモリとの比較(帯域のベンチマーク)
DDR5-5200
デュアルチャネル
59.71GB/s
DDR5-4800
デュアルチャネル
56.13GB/s
DDR4-3200
デュアルチャネル
36.89GB/s
 :本製品で選択できるメモリ
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
※実際のデスクトップPCで計測した実測値で、理論的な最大値ではありません

 

ストレージ

ストレージはPCIe Gen4 SSDを搭載しています。速度は非常に高速です。容量は最大で2TBまで増やすことができます。カスタマイズで、M.2 SSDやHDDを追加することもできます。

CrystalDiskMark
~ ストレージ性能の評価 ~
512TB M.2 SSD
他のストレージとの比較(シーケンシャルリード [MB/s] )
PCIe Gen4 SSD 7000
6758
PCIe Gen3 SSD 3500
SATA SSD 550
HDD 170
 :本製品で選択できるストレージ
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)

 

ゲームベンチマーク

ゲームに付属のベンチマーク機能のスコア、または実際にゲームをし、Afterburnerで計測したフレームレートを掲載します。

GeForce RTX 3070 Ti搭載モデルでの各ゲームの平均フレームレートは下表の通りです。フルHDとWQHD解像度なら、ほとんどのゲームが高いフレームレートで動作します。DLSSを有効にすることで、4K解像度でも高めのフレームレートが出るゲームが多いので、幅広い環境や設定でゲームができると思います。

レイトレーシング環境でも、WQHDでならDLSSとの併用で割と高いフレームレートが出ます。ただし、レイトレーシング環境および4K解像度では、フレームレートが下がり重く感じます。このような環境であれば、RTX 4070 Tiなどの上位のグラフィックスを搭載したモデルがいいと思います。

以下のゲームのフレームレートについて
表示しているのは平均フレームレートです
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアはCore i9-11900K搭載PCで計測した代表値)
重い部類のゲーム
サイバーパンク2077(DX12)
品質 解像度 RTX 3070 Ti
Core i7-12700KF
ウルトラ 1920x1080 103 fps
2560x1440 67 fps
3840x2160 32 fps
レイトレ : ウルトラ 1920x1080 76 fps
2560x1440 62 fps
3840x2160 40 fps
ベンチマークスコアの比較(1920x1080、ウルトラ)
RTX 3090 134 fps
RTX 3080 Ti 134 fps
RTX 3080 120 fps
RTX 3070 Ti 103 fps
RTX 3070 96 fps
RTX 3060 Ti 83 fps
RTX 3060 66 fps
重い部類のゲーム
Forza Horizon 5(DX12)
品質 解像度 RTX 3070 Ti
Core i7-12700KF
エクストリーム 1920x1080 109 fps
2560x1440 94 fps
3840x2160 68 fps
ベンチマークスコアの比較(1920x1080、エクストリーム)
RTX 3090 131 fps
RTX 3080 Ti 128 fps
RTX 3080 122 fps
RTX 3070 Ti 109 fps
RTX 3070 107 fps
RTX 3060Ti 96 fps
RTX 3060 75 fps
重い部類のゲーム
ウォッチドッグス レギオン(DX12)
品質 解像度 RTX 3070 Ti
Core i7-12700KF
品質:最大 1920x1080 100 fps
2560x1440 77 fps
3840x2160 47 fps
レイトレ :最大
DLSS : 高性能
1920x1080 86 fps
2560x1440 76 fps
3840x2160 53 fps
ベンチマークスコアの比較(1920x1080、最大)
RTX 3090 122 fps
RTX 3080 Ti 120 fps
RTX 3080 115 fps
RTX 3070 Ti 100 fps
RTX 3070 95 fps
RTX 3060 Ti 82 fps
RTX 3060 64 fps
重い部類のゲーム
ワンダーランズ ~タイニー・ティナと魔法の世界(DX12)
品質 解像度 RTX 3070 Ti
Core i7-12700KF
ウルトラ 1920x1080 137 fps
2560x1440 98fps
3840x2160 55 fps
ベンチマークスコアの比較(1920x1080、ウルトラ)
RTX 3090 165 fps
RTX 3080 Ti 161 fps
RTX 3080 152 fps
RTX 3070 Ti 137 fps
RTX 3070 121 fps
RTX 3060Ti 103 fps
RTX 3060 78 fps
重い部類のゲーム
ファイナルファンタジー 15(DX11)
品質 解像度 RTX 3070 Ti
Core i7-12700KF
高品質 1920x1080 145 fps
2560x1440 111 fps
3840x2160 66 fps
ベンチマークスコアの比較(1920x1080、高品質)
RTX 3090 170 fps
RTX 3080 Ti 170 fps
RTX 3080 161 fps
RTX 3070 Ti 145 fps
RTX 3070 131 fps
RTX 3060Ti 115 fps
RTX 3060 91 fps
中程度の重さのゲーム
PSO2 ニュージェネシス(DX11)
品質 解像度 RTX 3070 Ti
Core i7-12700KF
最高 1920x1080 148 fps
2560x1440 116 fps
3840x2160 65 fps
ベンチマークスコアの比較(1920x1080、最高)
RTX 3090 157 fps
RTX 3080 Ti 155 fps
RTX 3080 153 fps
RTX 3070 Ti 148 fps
RTX 3070 139 fps
RTX 3060 Ti 131 fps
RTX 3060 105 fps
中程度の重さのゲーム
シャドウオブザトゥームレイダー(DX12)
品質 解像度 RTX 3070 Ti
Core i7-12700KF
最高 1920x1080 178 fps
2560x1440 129 fps
3840x2160 71 fps
ベンチマークスコアの比較(1920x1080、最高)
RTX 3090 204 fps
RTX 3080 Ti 203 fps
RTX 3080 201 fps
RTX 3070 Ti 178 fps
RTX 3070 172 fps
RTX 3060Ti 152 fps
RTX 3060 122 fps
中程度の重さのゲーム
ファイナルファンタジーXIV: 暁月のフィナーレ(DX11)
品質 解像度 RTX 3070 Ti
Core i7-12700KF
最高 1920x1080 195 fps
2560x1440 153 fps
3840x2160 85 fps
ベンチマークスコアの比較(1920x1080、最高)
RTX 3090 210 fps
RTX 3080 Ti 210 fps
RTX 3080 207 fps
RTX 3070 Ti 195 fps
RTX 3070 185 fps
RTX 3060 Ti 174 fps
RTX 3060 148 fps
中程度の重さのゲーム
フォートナイト(DX 12)
品質 解像度 RTX 3070 Ti
Core i7-12700KF
最高設定 1920x1080 150 fps
2560x1440 107 fps
3840x2160 58 fps
※バトルラボで計測
軽い部類のゲーム
Apex Legends(DX11)
品質 解像度 RTX 3070 Ti
Core i7-12700KF
高設定 1920x1080 288 fps
2560x1440 211 fps
3840x2160 120 fps
※トレーニングモードで計測
軽い部類のゲーム
PUBG: BATTLEGROUNDS
品質 解像度 RTX 3070 Ti
Core i7-12700KF
ウルトラ 1920x1080 337 fps
2560x1440 220 fps
3840x2160 112 fps
※トレーニングモードで計測

 

その他のゲームのベンチマーク

上に掲載した以外のゲームのフレームレートについては、下を参考にしてください。

 

クリエイターソフトの処理時間

各クリエイターソフトの処理速度を計測したときの結果を掲載します。高性能パーツを搭載しているため、いずれも高速です。

Adobe Lightroom Classic CCによるRAW現像時間
Core i7-12700KF
RTX 3070 Ti
22秒 ※GPU書き出し
Core i9-12900K 30秒
Ryzen 9 5900X 32秒
Core i5-12400
RTX 3060 Ti
32秒 ※GPU書き出し
Core i7-12700K 42秒
Ryzen 5 5600X 42秒
Ryzen 7 5800X 44秒
Core i5-12500 46秒
Core i5-12400F 46秒
Core i7-11700K 65秒
Ryzen 5 3500 85秒
Core i5-11400 90秒
※プロファイル補正を適用した100枚のRAWファイル(1枚あたり約45MB)を同じ書き出し設定でjpegに書き出し、所要時間を計測
※ 2020年6月から、GPU書き出しが使えるようになりました。また、8GB以上のGPU RAMがある場合は、書き出しの GPU アクセラレーションがデフォルトで有効になります。
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
Adobe Premiere Pro CCによる書き出し時間

Core i9-12900K/32GB
GeForce RTX 3070 Ti
3分00秒
Core i9-11900K/16GB
GeForce RTX 3090
3分12秒
Core i9-11900K/16GB
GeForce RTX 3080
3分15秒
Core i7-12700K/16GB
GeForce RTX 3060
3分19秒
Core i7-12700K/32GB
GeForce RTX 3070 Ti
3分22秒
Core i7-12700K/16GB
GeForce RTX 3070 Ti
3分23秒
Core i9-11900K/16GB
GeForce RTX 3070 Ti
3分23秒
Core i5-12500/16GB
GeForce RTX 3070 Ti
3分26秒
Core i7-11700K/16GB
GeForce RTX 3070 Ti
3分33秒
Ryzen 7 5800X/16GB
GeForce RTX 3070 Ti
3分34秒
Core i9-11900K/16GB
GeForce RTX 3070
3分34秒
Core i9-11900K/16GB
GeForce RTX 3060
3分45秒
Core i5-12400F/16GB
GeForce RTX 3070 Ti
3分48秒
Ryzen 5 5600X/16GB
GeForce RTX 3060 Ti
4分19秒
Ryzen 7 3700X/16GB
Radeon RX 6700XT
5分03秒
Core i9-10900K/16GB
GeForce GTX 1660
5分32秒
Ryzen 5 3500/16GB
GeForce GTX 1660
6分05秒
Core i9-11900K/16GB
GeForce GTX 1650
6分22秒
※ 4K/30p動画(約10分)に、「テキスト」+「露光量」+「自然な彩度」+「トランジション」のエフェクトおよびBGMとなるオーディオを加え、H.264形式、YouTube 2160p 4K Ultra HDのプリセットで書き出したときの時間
※ グラフィックスは全てデスクトップPC用
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
TMPGEnc Video Mastering Works 7 によるエンコード時間
x265でのエンコード時間
Core i9-12900K 4分25秒 [PL1=241W]
5分03秒 [PL1=125W]
Ryzen 9 5900X 5分20秒
Core i7-12700KF 5分35秒
Core i7-12700K 5分36秒
Core i9-11900K 7分00秒
Ryzen 7 5800X 7分08秒
Core i7-11700K 8分40秒
Ryzen 7 3700X 8分56秒
Core i5-12500 9分18秒 [PL1:65W]
Core i5-12400F 9分31秒 [PL1:65W]
Ryzen 5 5600X 10分06秒
Core i5-11400 11分00秒 [PL1:100W]
13分00秒 [PL1:65W]
Ryzen 5 3500 13分58秒
XAVC Sの動画(約2分、4K)をH.265/HEVCへ変換したときの時間
※1 "4K"や"8K"にも対応したx264の後継のエンコーダー。エンコードは遅いが画質が綺麗
※2 NVIDIAのKeplerコア以降のGPUに搭載されるハードウェアエンコーダー
※3 CPU内蔵のハードウェアエンコーダー
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
Blender Benchmark
OptiXで実行した時のスコア

 

パーツの温度のチェック

各パーツの温度のチェック結果です。もし、あまりにも温度が高いと、パーツの寿命や動作の安定性に影響します。

今回は、デフォルトのPL1=125Wのときの計測結果を掲載します。

Prime95実行時のCPU温度

Prime95で全CPUコアの使用率が100%になる高い負荷をかけたときのCPU電力およびCPU温度の推移を確認します。

CPU電力は125Wで推移し、CPU温度は65℃前後で推移しており、低めの温度です。 水冷CPUクーラーなので、冷却性能は高いです。

CPU電力
CPU温度

 

ゲーム時のCPU、GPU温度

ファイナルファンタジー15のゲームベンチマーク実行中のCPUおよびGPU温度は下図の通りです。

CPU温度は平均で約60℃、最大でも71℃台後半です。GPU温度も70℃前後で推移しており、こちらも低めの温度です。

CPU温度
GPU温度

 

静音性のチェック

本機の動作音(静音性)のチェックです。もし動作音が大きいと、作業に集中しづらいです。

ゲーミングデスクトップPCとしては普通の騒音値です。

騒音値
  アイドル時 エンコード時 FF XIV実行時
(fps制限なし)
Core i7-12700KF
RTX 3070 Ti
約40dB 約43dB 約45dB
計測機器:リオン NL-42K
部屋を極力無音にしたときの騒音値:20.0dB
※無響室で測定したわけではないので、数値は不正確です
※CPU使用率およびGPU使用率は平均値です
【PCの状態】
左から1番目:アイドル時(何も操作していない状態)
左から2番目:TMPGEnc Video Mastering Works でエンコードした時(x265)
左から3番目:FF14 紅蓮ベンチマーク ループ実行 60fps制限なし(最高品質(デスク)、1920x1080)

 

参考までに、当サイトで使用している騒音計が表示する騒音値の目安を掲載します。

使用計器の騒音値の目安

 

消費電力のチェック

消費電力のチェック結果です。数値は変動しますが、確認できた最も高い数値を掲載しています。

高性能パーツを搭載しているので、消費電力はそれなりに高いです。

消費電力
  アイドル時 エンコード時 FF XIV実行時
(fps制限なし)
Core i7-12700KF
RTX 3070 Ti
約57W 約224W 約480W
測定機器:ワットチェッカー TAP-TST8
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです
※確認できた中で、最も高い消費電力を掲載しています

 

外観のチェック

外観のチェックです。
シンプルながらもフロントパネルがかっこいいデザインです。

 

フロント面の電源ボタンです。ボタンは固めで押し込むには少し力が要ります。赤いところはヘアライン処理が施されたアルミパネルとなっています。

 

光学ドライブはスロットイン方式になっており、ディスクの挿入や取り出しがやりやすいです。

 

フロントパネルはダーククロム強化ガラスで、高級感があります。

 

天面はフラットです。

 

側面です。サイドパネルはオプションにてライトスモーク強化ガラスに変更することができます。

 

両面のサイドパネルにはハニカム状の吸気口があり、デザイン面が優れています。

 

背面のインターフェースです。

 

底面には防塵フィルターがあり、スライドして着脱させることが可能です。

 

ケース内部のチェック

右側面ケース内部

右側面ケース内部です。ケーブル類はここで綺麗にまとめられています。

 

電源ユニットは上にあります。

 

左側面ケース内部

ケース内部です。内部は広くすっきりしており、エアフローも確保されています。

また、モデルによってラジエーターのサイズやファンの数、搭載位置が変わります。サイドパネルから吸気し、背面から排気する仕組みになっています。

 

MSIのマザーボードですが型番は不明です。

 

ラジエーターサイズは240mmです。隣に内部の熱を逃がす120mmのケースファンが設置されています。

 

G-Tune PP-Z-3070Tiで搭載されていた、GeForce RTX 3070 Tiのグラフィックカードです。MSIの「GeForce RTX 3070 Ti VENTUS 3X 8G」が搭載されていました。

 

M.2 SSDにはヒートシンクが装着されています。サムスン製のSSDが搭載されていました。

 

下には1つの空きスロットがあります。

 

斜めから見た画像

斜めから見た画像はご覧のようになっています。

 

まとめ

以上が、マウスコンピューター G-Tune フルタワーモデルのレビューです。

ケースサイズは最も大きいフルタワーで、重量もありますが、冷却性に優れ、グラフィック性能も高いゲーミングPCです。

光沢感のある強化ガラスを採用したフロントパネルがかっこよく、スロットイン式の光学ドライブ以外のオープンベイが一切なく、非常にスッキリとした高級感あるデザインです。

グラフィックスは、最大でGeForce RTX 4090の構成を選択することができ、非常に高い性能です。

どの構成もCPUクーラーは標準で水冷式となっており、冷却性が高く、長時間のゲームやエンコードにも安心です。

フルタワーサイズにしては、ドライブベイの数が少ないですが、空きスロットはM.2スロットが1つ、2.5インチベイが2つ、3.5インチベイが1つあるので、通常使用なら足りるでしょう。

 

デザイン性もスペックも高い

マウスコンピューター G-Tune フルタワーモデル

特徴

  • 強化ガラスのフロントパネルがかっこいい
  • 最大 RTX 4090のハイエンドな構成も可能
  • 長時間のゲーミングにも耐えうる優れた冷却性能

こんなあなたに

  • ハイスペックなPCが欲しい方
  • 長時間ゲームをする方
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