mouse F5シリーズの実機レビュー

更新日:2020年1月26日
APU Core i7-8565U
Core i5-8265U
Core i3-8145U
Celeron 4205U
メモリ 8GB~32GB
ストレージ SSD / SSD+HDD
液晶サイズ 15.6インチ
液晶種類 FHD 非光沢
質量 約2.1kg
バッテリー 約7.2時間
価格[税別] 5万円台~
5万円台から買える光学ドライブ付ノートPC

mouse F5は、5万円台(税別)から購入できる15.6型ノートPCです。

5万円台でも、メモリは8GB、SSDは240GBと十分な容量があります。5万円台で買えるのはCeleronのCPUとなってしまいますが、SSDを搭載していることで比較的ストレスなく作業できます。

Core i5などのモデルもラインナップされており、こちらなら多くの作業が快適でしょう。

また、光学ドライブを搭載しており、光学ドライブが必須な方にもおすすめです。

公式サイトはこちら

 

レビュー機は、メーカーからの貸出機です。今回は次の構成でレビューをしています。

レビュー機の構成

Celeron 4205U、8GBメモリ、240GB SSD

 

 

このページをご覧の方だけに

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目次

お忙しい方は、「mouse F5シリーズの特徴」のみお読みください。

 

mouse F5シリーズの特徴

十分なメモリ、SSD容量で5万円台~

mouse F5シリーズは、十分なメモリ容量、十分なSSD容量を確保しながら、5万円台(税別)で購入できる点が特徴です。CPUについては、Celeronから第8世代Core i7まで選択可能です。

Celeronの場合、CPU性能はそれほどよくありませんが、SSDを搭載することで、遅さをカバーできます。Web閲覧、メールチェック、Officeの使用程度なら、(やや遅さは感じますが)それほどストレスなく使用できると思います。

軽量15.6型ノート

 

光学ドライブを搭載

最近は搭載していないPCも多いですが、mouse F5は光学ドライブを搭載しています。また、DVDスーパーマルチドライブからブルーレイディスクドライブまで選択可能です。

光学ドライブ搭載

 

デュアルストレージ構成が可能

mouse F5は、M.2 SSDと2.5インチストレージの合わせて2つのストレージを搭載することが可能です。1つをシステム領域、1つをデータ領域などに分けることが可能です。また、ストレージの価格が安く、大容量のSSDも選択できます。

M.2 SSDと2.5インチストレージを搭載

 

安心の保証

mouse F5はサポート内容も充実しています。無料で24時間365日対応のサポートが付属し、専用ダイヤルでのサポートやピックアップ修理などオプションも選択可能で、価格も安いです。

サポート内容

 

LTEモジュールを追加可能

15.6インチ/2.1kgのノートパソコンでLTEが必要な方は少ないかもしれませんが、mouse F5は、カスタマイズ画面でLTEモジュールを選択することも可能です。

LTEモジュール搭載可能

 

気になるところ

気になる点としては、液晶の視野角が狭く、やや青みが強い画面である点です。最近の液晶としては、あまり見やすいとは言えません。

 

液晶ディスプレイのチェック

色域が狭く、視野角も狭いので、それほど見やすくはありません。最大輝度は当サイトの計測では209cd/m2と普通です。色域が狭いうえに視野角も狭いので、全体的に薄い感じの色に見えます。せめて視野角の良い液晶にして欲しかったです。以下詳細を記載します。

  • 色域
  • RGB
    発色特性
  • 視野角
  • 画素・
    ギラつき
  • 映り込み
  • フリッカー

色域は狭いです。当サイトの計測ではsRGBカバー率は60.4%、sRGB比は60.5%でした。

ガモット図
※ i1 Display PROでICCプロファイルを作成後、MacのColorSyncユーティリティでグラフを作成

カラーマネージメントツールによるガンマ補正曲線を確認すると、寒色系の画面であることが分かります

ガンマ補正曲線
※ i1 Display Proで計測。目標値は輝度:120、白色点:CIEイルミナントD65、ガンマ値:2.2

視野角が狭いので、画面の角度が悪いと見にくく感じます。

視野角(斜めから見たときの見やすさ)

画素形状です。ギラつきはほとんど気になりません。

画面拡大

非光沢液晶ですので、映り込みは低減されています。

画面への映り込み

正確な確認方法ではありませんが、フリッカーは感じませんでした。

フリッカーのテスト
※カメラのシャッタースピードを1/2000秒にして撮影したときの画面

 

キーボードおよびタッチパッドのチェック

キーピッチは約19mmと標準的です。キーストロークは約1.8mmと最近のノートPCとしては十分な数値です。ただし、Backspaceキーがやや小さくなっています。キートップはほぼフラットです。

総合的にみて普通のキーボードです。

キーボード全体図
キーの拡大図

 

パフォーマンスのチェック

パフォーマンスのチェックです。

CPU

CeleronからCore i7まで、CPUの選択肢は広いです。スタンダードなのはCore i5-8265U、軽作業のみ行うならCore i3-8145U、多少遅さを感じても良ければCeleron 4205Uがいいでしょう。Core i7-8565Uは、Core i5-8265Uと性能はほぼ変わらないのに1万円高くなるのでコスパが悪いです。

CPU性能の目安
~ CINEBENCH R20 マルチコア ~
Celeron 4205U
他のCPUとの比較(マルチコア)
Core i9-9980HK 3552
Core i7-9750H 2640
Core i7-10710U 2211
Core i5-9300H 1880
Core i7-10510U 1459
Ryzen 5 3500U 1419
Core i5-10210U 1418
Core i7-8565U 1268
Core i5-8265U 1252
Core i3-8145U 952
Celeron 4205U 304 [レビュー機で計測]
Celeron 3867U 294
※緑色のバーが、本製品で選べるCPUです
※[レビュー機で計測]と書かれたCPU以外は、他のPCで計測した代表値です

 

ストレージ

ストレージは選択肢が広く、しかも安く、最大2基搭載可能です。大容量ストレージが必要な方に、mouse F5はおすすめです。

ストレージ性能
~ CrystalDiskMark ~
240GB SATA SSD
他のストレージとの比較(Seq Q32T1 Read [MB/s] )
PCIe SSD 約1500~3000
SATA SSD 538 [レビュー機で計測]
HDD 140
※緑色のバーが、本製品で選べるストレージです
※[レビュー機で計測]と書かれたストレージ以外は、他のPCで計測した代表値です

 

質量のチェック

PC本体の質量は普通です。ACアダプターは比較的軽いです。

質量の計測結果(当サイトによる実測値)
  質量
PC本体 2.030kg
ACアダプター 214g

 

バッテリー駆動時間のチェック

バッテリー容量は、31.68Whと大容量です。ただし、ソフトウェア上で確認したので誤差があるかもしれません。容量は少ないので、バッテリー駆動時間はそれほど長くないです。モバイル向けのノートPCではありません。

バッテリー駆動時間
  バッテリー駆動時間
(1) JEITA2.0測定方法 ※1 約7.2時間
(2) 動画再生時 ※2 4時間51分
(3) PCMark 8 Work テスト ※3
※画面輝度は約120cd/m2、電源モードは高パフォーマンス
※1 メーカー公表値
※2 ローカルディスクに保存した動画(解像度:720x480)を連続再生
※3 ブラウザでのショッピング/大量の画像閲覧、文書作成、表計算、ビデオチャットなどを実行

 

 


 

 

以下、静音性、パーツの温度、表面温度、消費電力を計測していますが、搭載するパーツの種類によって結果は変わります。

静音性のチェック

動作音(静音性)のチェック結果です。

アイドル時では無音です。今回、低性能のCeleronということもあり、高い負荷をかけても、動作音は静かでした。

騒音値
計測機器:リオン NL-42K
部屋を極力無音にしたときの騒音値:20.0dB
※無響室で測定したわけではないので、数値は不正確です
※CPU使用率およびGPU使用率は平均値です
【PCの状態】
左から1番目:アイドル時(何も操作していない状態)
左から2番目:TMPGEnc Video Mastering Works でエンコードした時(x265)

 

参考までに、当サイトで使用している騒音計が表示する騒音値の目安を掲載します。

使用計器の騒音値の目安

 

パーツの温度のチェック

各パーツの温度のチェック結果です。もし、あまりにも温度が高いと、パーツの寿命や動作の安定性に影響します。

今回、Celeronということもあり、温度は低めでした。

各パーツの温度
測定環境:室内温度 約26℃、 測定ソフト:HWMonitor
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです

 

表面温度のチェック

本体の表面温度のチェック結果です。もし、表面温度が高すぎると、作業中に手のひらが熱くなり、不快になります。

今回は低めですが、Core i5などを搭載するともっと高くなるでしょう。

PC本体の表面温度
サーモグラフィー:FLIR ONE PRO
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです

 

消費電力のチェック

消費電力のチェック結果です。数値は変動しますが、確認できた最も高い数値を掲載しています。

今回はCeleronということで、低めの消費電力でした。

消費電力
測定機器:ワットチェッカー TAP-TST7
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです
※確認できた中で、最も高い消費電力を掲載しています

 

外観のチェック

外観のチェックです。

狭額ベゼルを採用したシンプルなデザインです。素材はおそらく樹脂です。

 

天板です。

 

スピーカーは底面に配置されています。音質はあまり良くなく、10点満点で3~4点といったところです(5点が普通です。音質についての評価はあくまで主観です。ご了承下さい)。

 

液晶が開く最大の角度です。

 

インターフェースは、LAN、VGA、HDMI、USB、USB Type-Cと充実しています。USB Type-CはPowerDeliveryにも対応していますが、Thunderbolt 3および映像出力には非対応です。

 

底面です。

 

底面カバーを取り外したときの画像です。底面カバーは一部のみが外れるようになっており、メモリやストレージの換装がしやすくなっています(ただし換装は自己責任でお願いします)。

 

メモリスロットは2つです。

 

今回は空いていますが、M.2スロットの画像です。

 

ACアダプターは小型で持ち運びやすいです。容量は45Wです。

 

まとめ

mouse F5は、比較的価格が安いスタンダードな構成の15.6型ノートパソコンです。

Celeronのモデルでも、8GBメモリ、240GB SSDを搭載しており、使いやすい構成です。しかも価格が5万円台(税別)からと安いです。

光学ドライブも搭載しており、CDやDVDをレンタルして取り込んでいる方におすすめです。

底面カバーも外しやすく、メモリやストレージの増設・感想が比較的容易です(ただし、認識しないケースもありますし、サポート対象外となるため、自己責任でお願いします)。

ただし、液晶の視野角が狭かったのは残念です。

5万円台から買える光学ドライブ付きノートPC

mouse F5

特徴

  • 比較的安い
  • 光学ドライブを搭載
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