MSI GS66 Stealth 10Uの実機レビュー

更新日:2021年2月15日

第11世代インテルCPUを搭載した後継機種が発売されました。

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MSI GS66 Stealth 11Uの実機レビュー

CPU Core i7-10870H
Core i9-10980HK
GPU RTX 3070 Laptop 8GB
RTX 3080 Laptop 16GB
メモリ 最大64GB
ストレージ 最大2TB NVMe SSD
(もう1基追加可能)
液晶サイズ 15.6インチ
液晶種類 4K
FHD 240Hz
FHD 300Hz
質量 約2.1kg
バッテリー 99.9Whバッテリー
価格[税込] 24万円台~
薄型・軽量のGeForce RTX 30シリーズ搭載ゲーミングノート

MSI GS66 Stealth 10Uは、次世代ノート用グラフィックスGeForce RTX 30シリーズに、300Hzの超高リフレッシュレート液晶を搭載した高性能ゲーミングノートPCです。

DLSSとの併用でレイトレーシング環境もプレイでき、中程度の重さのアクションゲームなら120 fpsでのプレイも可能です。

また、薄型・コンパクトボディで、質量も比較的軽く、屋内での移動も楽です。本格的なゲーミング環境を持ち運びたい方におすすめです。

公式サイトはこちら
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レビュー機は、メーカーからの貸出機です。今回は以下の構成でレビューをしています。

レビュー機の構成

Core i7-10870H、16GBメモリ、GeForce RTX 3070 8GB、1TB NVMe SSD

 

にじさんじとのコラボ実施中

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目次

お忙しい方は、「MSI GS66 Stealth 10Uの特徴」のみお読みください。

 

MSI GS66 Stealth 10Uの特徴

次世代ノート用グラフィックス「RTX 30シリーズ」を搭載

GS66 Stealth 10Uは、次世代のAmpereノート用グラフィックス「RTX 30シリーズ」を搭載しています。

今回、レビューで使用している機材は、GeForce RTX 3070 Laptopを搭載しており、基本スペックは下記の通りです。旧世代のノート用RTX 2070と比較すると、CUDAコア数は2倍以上になり、ブーストクロック数も引き上げられています。グラフィックス性能を測るベンチマークソフト「3DMark Time Spy」のスコアでは、RTX 3070はRTX 2070よりも18%ほどスコアが向上しています。

ノートPC向け GeForce RTX 3070と2070の仕様比較
  GeForce
RTX 3070
GeForce
RTX 2070
CUDAコア数 5120 2304
ブーストクロック 1290 - 1620 MHz 1125 - 1455 MHz
GPU Subsystem Power (W) 80 - 125W 80 - 115W
メモリタイプ GDDR6
メモリ容量 8GB 8GB
メモリバス幅 256 bit 256 bit
ノート用グラフィックスとの性能比較
3DMark Time Spy(DX12) - Graphics score
ハイエンド RTX 3080 16GB 11361
RTX 3080 8GB 10258
RTX 2080 9456
ミドルハイ RTX 3070 9220
RTX 2070 SUPER 8322
RTX 2080 Max-Q 8068
RTX 2070 7778
RTX 2070 Max-Q 7216
ミドルレンジ RTX 2060 6163
RTX 2060 Max-Q 5676
GTX 1660Ti 5667
エントリー GTX 1650Ti 3700
GTX 1650 3494

 

高負荷なレイトレーシング環境も快適に動作

次世代のノート用グラフィックス「RTX 3070」を搭載した本製品なら、負荷の重い最新のゲーム「サイバーパンク2077」も、ウルトラ設定で平均62 fps、さらにDLSSと併用することで平均90 fpsになり、快適にプレイすることが可能です。

また、これまでノートPCでは高負荷過ぎて厳しかったレイトレーシングも、DLSSと併用することで、平均60 fps以上で快適にプレイすることが可能です。同じく負荷の重い「ウォッチドッグス レギオン」でも、平均60 fps以上で快適にプレイすることが可能です。

サイバーパンク2077も快適に動作
重い部類のゲーム
サイバーパンク2077
品質ウルトラ 62 fps
品質ウルトラ
DLSSパフォーマンス
90 fps
品質レイトレーシング:ウルトラ
DLSSパフォーマンス
62 fps
解像度:1920x1080
表示しているのは平均フレームレートです。
重い部類のゲーム
ウォッチドッグス レギオン
品質最大 65 fps
品質最大
DLSS高性能
83 fps
品質最大
DLSS高性能
レイトレーシング最大
64 fps
解像度:1920x1080
表示しているのは平均フレームレートです。

 

高い性能でも軽量・薄型

GS66 Stealth 10Uは、このように非常に高い性能ですが、約2.1kgと軽く、約19.8mmと薄く、持ち運びに便利です。ただし、ACアダプターを含めた質量は約3kgとなり、そこそこ重くなります。ゲーミングノートの場合、ACアダプターも一緒に持ち歩くことが多いため、そのあたりも考慮するといいでしょう。

2.1kgと軽く、約19.8mmと薄い

 

99.9WhのノートPC最高峰の大容量バッテリー

航空会社に許可なく航空機に持ち込めるリチウム電池の容量は100Wh以下となっていますが、GS66 Stealth 10Uのバッテリー容量は99.9Whとなっており、許可なく持ち込めるギリギリまで大きくした容量となっています。ノートPCとしては最高峰のバッテリー容量です。CPUおよびグラフィックス性能が高く消費電力も高いため、バッテリー駆動状態ではそれほど動くわけではありませんが、負荷の低い作業なら、5~6時間程度もたせることができます。

99.99Whのバッテリーを搭載

 

トリプルファンで強力に冷却

このパソコンは、GS66 Stealth用に開発された、冷却ファンを3基、ヒートパイプを7本搭載している「Cooler Boost Trinity+」を採用し、19.8mmという薄いボディでありながら、高い冷却性能を実現しています。

ファイナルファンタジー15のベンチマークを実行したときの温度を計測しても、CPU温度は90℃前後とやや高めであるものの、GPU温度は70℃前後で推移しており、薄型のボディに高性能パーツを搭載している割には、よく冷却されているのではないかと思います。

トリプルファンで冷却

 

2.5Gbpsの有線LANとWi-Fi 6Eの無線LAN

従来のノートPCは、最大1Gbpsの有線LANがスタンダードでした。一方、GS66 Stealthの有線LANは、Killer Ethernet E3100Xを搭載し、最大2.5Gbpsと高速です。標準でKiller Control Centerのソフトがインストールされており、ネットワーク帯域の制御やAIによるネットワーク速度の最適化も行えます。

また、無線LANについては、次世代規格のWi-Fi 6Eに対応しており、通信速度が大きく向上。無線LANにおいても安定した通信が見込まれます。なお、Wi-Fi 6E対応ルーターは、国内では2021年以降に登場が見込まれています。

有線LANも無線LANも高速
ネットワーク帯域をコントロール可能

 

300Hzの超高リフレッシュレートパネルを搭載

ゲーミングノートPCではもはや120Hz液晶を搭載したモデルが当たり前となってきましたが、本製品では120Hzを大きく超える300Hzの超高リフレッシュレート液晶を搭載しています。300Hz液晶では通常の60Hzの5倍映像を描写するので、素早い動作や視点移動でも滑らかでヌルヌル動き、精密なエイム動作も素早く行うことができます。特に競技性の高いeスポーツタイトルにおいてはかなり優位になります。

300Hzの超高リフレッシュレートパネルでゲームを優位に

 

300Hzを最大限発揮するには常時300 fpsをキープするのが理想ですが、さすがにそれはデスクトップPCでも不可能です。本製品でどの程度フレームレートを維持できるのか、実際にPUBGのマッチプレイにて計測した結果を下に掲載します。1マップ、ソロでの測定なので、あくまでも参考程度にご覧ください。

グラフィック品質を最低にしても、最小フレームレートはもとより、平均フレームレートも300 fpsを超えることはありませんが、それでも高めのフレームレートを維持しているので、高リフレッシュレートの特性を活かした映像で、優位にプレイができると思います。

軽い部類のゲーム
PLAYERUNKNOWN'S BATTLEGROUNDS
最大フレームレート 248 fps
平均フレームレート 170 fps
最小フレームレート 95 fps
グラフィック品質:最低
※ERANGEL、ソロで計測

 

デュアルSSDの構成が可能

GS66 Stealth 10Uは、M.2 SSDを2基搭載できる点も特徴です。

パソコンショップアークであれば、そこまで高くない価格で、2つ目のSSDを追加して購入できるのでおすすめです。

デュアルSSDの構成が可能

 

凄みを感じるブラックボディ

GS66 Stealth 10Uは、ゲーミングノートにしては派手すぎない、オールブラックのシンプルなデザインとなっています。

ブラックの中でもシックな黒色で、高級感と凄みを感じ、どこか大人な雰囲気が漂うデザインです。天板のドラゴンのエンブレムも黒色で主張し過ぎていません。

PCを開くと点灯するRGBキーボードが唯一ゲーミングPCらしさを残しています。

シックな黒色で高級感溢れるデザイン

 

SteelSeries製キーボードを搭載

GS66 Stealth 10Uは、有名なゲーミングデバイスのメーカーでも知られるSteelSeries製のキーボードを採用しています。ゲームに適したキーボードで、快適にゲームを楽しめます。実際にいくつかゲームをこのキーボードでプレイしてみましたが、変なクセがなく操作のしやすいキーボードだと思います。

また、キーボードにはLEDイルミネーションが搭載されており、7種類の発光パターンや、単キーひとつひとつに好きな色を設定することも可能です。

SteelSeries製キーボードを搭載

 

MSI Dragon Center 2.0

MSI製ノートPCにプリインストールされている「Dragon Center」ソフトの「User Scenario(ユーザーシナリオ)」の項目からは、パフォーマンスモードを管理することができます。

パフォーマンスモードは、「Extreme Performance」「Balanced」「Silent」「Super Battery」「User」の5つのモードをそれぞれ用途に応じて切り替えることができます。また、GPUのオーバークロックも可能です。

Dragon Center
※クリックすると拡大できます。

 

他の機種との比較

RTX 3070 Laptop搭載モデル「ASUS TUF Dash F15」との比較です。どちらも約2.1kgの質量で、GeForce RTX 30シリーズを搭載しています。

GS66 Stealth 10Uの方が、最大でRTX 3080を搭載し、CPU性能も高く、ストレージ容量や、メモリ容量も多く搭載できます。性能はGS66 Stealth 10Uのほうが高いです。同じGeForce RTX 3070を搭載していても、ゲームのフレームレートはややGS66 Stealth 10Uの方が高かったです。

一方、GS66 Stealth 10UはACアダプターの容量が大きくパフォーマンスが出やすい分、ACアダプターが重くなっています。ACアダプターとPC本体の総重量は、ASUS TUF Dash F15のほうが軽いです。また、最低価格もASUS TUF Dash F15のほうが安くなっています。

ライバル機種との比較
  MSI GS66 Stealth 10U
ASUS TUF Dash F15
画像
サイズ 15.6型
GPU RTX 3070
RTX 3080
RTX 3070
CPU Core i7-10870H
Core i9-10980HK
Core i7-11370H
液晶種類 4K
FHD 240Hz
FHD 300Hz
FHD 240Hz
sRGBカバー率(※2) 96.8%(※2) 99.3%(※2)
メモリ 最大64GB
16GB
NVMe SSD 最大2TB+2TB 最大1TB
質量(PC本体) 約2.1Kg
質量(ACアダプター) 894g(※2) 589g(※2)
バッテリー容量 99.9Wh 76Wh
ACアダプター容量 230W 200W
価格[税込] (※1) 26万円台~ 19万円台~
レビュー記事 レビュー
※1 2021年2月15日時点の価格
※2 当サイトによる計測値

 

各用途の快適度

GS66 Stealth 10Uの各用途の快適度は次のように考えます。もちろん、細かい用途や、ソフトによっても快適具合は変わってきますので、参考程度にご覧下さい。

各用途の快適度
用途 快適度 コメント
Web閲覧
Office作業
十分なスペックでサクサク動くでしょう。
動画鑑賞 見やすい液晶で、スペックも十分です。スピーカー音は普通だと思います。
オンライン会議 オンライン会議に特化した機能は特にありませんが、Webカメラの画質は1280x720で、マイクを搭載し、普通に行うことができます。
RAW現像
画像編集
液晶の色域は広い方です。当サイトの計測ではsRGBカバー率が96.8%と、Web用の編集になら使えると思います。DTP用には色域がやや足りません。
動画編集 CPUおよびグラフィックス性能は十分高く、快適に動画編集ができます。
ゲーム 次世代高性能グラフィックスRTX 3070に、300Hzの超高リフレッシュレートを搭載し、高負荷なゲームも快適にできます。

 

ゲームベンチマーク&フレームレート

ここでは、最も高いパフォーマンスが出る「Extreme Performance」のモードで、ゲームの平均フレームレートを掲載します。

eスポーツタイトルのフレームレート

国内で人気の高いeスポーツタイトルの平均フレームレートを掲載します。すべて同じバージョン、同じ状況で計測しているわけではないので、あくまで参考値としてご覧ください。

いずれもフレームレートはかなり高いです。低設定だと、平均170 fps~200 fpsは安定して出るので、144 Hzの液晶よりやや優位に戦えると思います。

以下のゲームのフレームレートについて
表示しているのは平均フレームレートです。
グラフは、ノート用グラフィックスのみ掲載しています 。
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
軽い部類のゲーム
Apex Legends(DX11)
1920x1080 低設定 250 fps
高設定 170 fps
他のGPUとの比較(1920×1080、高設定)
RTX 3080 16GB 196 fps
RTX 2080 190 fps
RTX 3080 8GB 177 fps
RTX 3070 170 fps
RTX 2070 SUPER 163 fps
RTX 2080 SUPER Max-Q 144 fps
RTX 2070 138 fps
RTX 2060 123 fps
GTX 1660Ti 113 fps
GTX 1650Ti 76 fps
GTX 1650 70 fps
※トレーニングモードで計測
軽い部類のゲーム
VALORANT
1920x1080 低設定 300 fps(最大)
高設定 270 fps
他のGPUとの比較(1920×1080、高設定)
RTX 2070 SUPER 300 fps
RTX 3080 16GB 275 fps
RTX 3080 8GB 272 fps
RTX 3070 270 fps
RTX 2060 250 fps
RTX 2060 Max-Q 194 fps
GTX 1650Ti 180 fps
※プラクティス 最大300fpsで計測
軽い部類のゲーム
フォートナイト
1920x1080 低設定 175 fps
高設定 155 fps
最高設定 142 fps
他のGPUとの比較(1920×1080、最高設定)
RTX 3080 16GB 159 fps
RTX 2070 SUPER 151 fps
RTX 3080 8GB 145 fps
RTX 3070 142 fps
RTX 2060 110 fps
Radeon RX 5500M 103 fps
RTX 2060 Max-Q 93 fps
GTX 1650Ti 78 fps
GTX 1650 74 fps
※バトルラボで計測
軽い部類のゲーム
PLAYERUNKNOWN'S BATTLEGROUNDS
1920x1080 非常に低い 196 fps
190 fps
ウルトラ 183 fps
他のGPUとの比較(1920×1080、ウルトラ)
RTX 3080 8GB 185 fps
RTX 3070 183 fps
RTX 3080 16GB 170 fps
RTX 2070 SUPER 167 fps
RTX 2080 SUPER Max-Q 163 fps
RTX 2080 160 fps
RTX 2070 134 fps
RTX 2060 122 fps
GTX 1660Ti 110 fps
GTX 1650Ti 82 fps
GTX 1650 69 fps
※トレーニングモードで計測

 

その他のゲームタイトルのフレームレート

その他のゲームのベンチマークスコアを下の表に掲載します。

こちらもかなり高いフレームレートです。前述の通り、負荷の重い「サイバーパンク2077」や「ウォッチドッグス レギオン」も最高設定で60 fps以上で快適に動作します。中程度の重さのゲームでは設定を落とすことで、120 fps以上も出るため、高リフレッシュレートの特徴を活かすことができるでしょう。

以下のゲームのフレームレートについて
表示しているのは平均フレームレートです。
グラフは、ノート用グラフィックスのみ掲載しています 。
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
重い部類のゲーム
サイバーパンク2077(DX12)
1920x1080 100 fps
67 fps
ウルトラ 62 fps
他のGPUとの比較(1920×1080、ウルトラ)
RTX 3080 16GB 71 fps
RTX 3080 8GB 65 fps
RTX 3070 62 fps
重い部類のゲーム
ウォッチドッグス レギオン(DX12)
1920x1080 106 fps
90 fps
最大 65 fps
他のGPUとの比較(1920×1080、最大)
RTX 3080 16GB 75 fps
RTX 3080 8GB 73 fps
RTX 3070 65 fps
重い部類のゲーム
Horizon Zero Dawn(DX12)
1920x1080 118 fps
94 fps
最高 85 fps
他のGPUとの比較(1920×1080、最高)
RTX 3080 16GB 101 fps
RTX 3080 8GB 88 fps
RTX 3070 85 fps
重い部類のゲーム
ボーダーランズ3(DX12)
1920x1080 114 fps
94 fps
ウルトラ 78 fps
他のGPUとの比較(1920×1080、ウルトラ)
RTX 3080 16GB 99 fps
RTX 3080 8GB 84 fps
RTX 3070 78 fps
RTX 2070 SUPER 77 fps
RTX 2060 52 fps
Radeon RX 5500M 44 fps
RTX 2060 Max-Q 43 fps
GTX 1650Ti 29 fps
重い部類のゲーム
ファイナルファンタジー 15(DX11)
1920x1080 軽量品質 128 fps
標準品質 112 fps
高品質 87 fps
他のGPUとの比較(1920×1080、高品質)
RTX 3080 16GB 102 fps
RTX 3080 8GB 95 fps
RTX 2080 95 fps
RTX 2070 SUPER 88 fps
RTX 3070 87 fps
RTX 2070 81 fps
GTX 1660Ti 63 fps
RTX 2060 61 fps
GTX 1650Ti 43 fps
GTX 1650 40 fps
中程度の重さのゲーム
シャドウオブザトゥームレイダー(DX12)
1920x1080 最低 128fps
115 fps
最高 108 fps
他のGPUとの比較(1920×1080、最高)
RTX 3080 8GB 115 fps
RTX 3080 16GB 108 fps
RTX 3070 108 fps
RTX 2070 SUPER 104 fps
RTX 2080 101 fps
RTX 2070 88 fps
RTX 2060 77 fps
GTX 1660Ti 72 fps
GTX 1650Ti 50 fps
GTX 1650 46 fps
中程度の重さのゲーム
ファークライ ニュードーン(DX11)
1920x1080 低品質 110 fps
高品質 100 fps
最高品質 95 fps
他のGPUとの比較(1920×1080、最高品質)
RTX 3080 8GB 97 fps
RTX 3070 95 fps
RTX 2070 SUPER 95 fps
RTX 2080 SUPER Max-Q 93 fps
RTX 2080 Max-Q 91 fps
RTX 3080 16GB 85 fps
RTX 2070 84 fps
RTX 2070 Max-Q 83 fps
GTX 1660Ti 80 fps
RTX 2060 78 fps
RTX 2060 Max-Q 75 fps
GTX 1650Ti 61 fps
GTX 1650 56 fps
中程度の重さのゲーム
ファイナルファンタジー 14 漆黒のヴィランズ(DX11)
1920x1080 標準(ノート) 19794 / 170 fps
高(ノート) 18743 / 156 fps
最高品質 16839 / 129 fps
他のGPUとの比較(1920×1080、最高品質)
RTX 3080 8GB 137 fps
RTX 3080 16GB 135 fps
RTX 3070 129 fps
RTX 2070 SUPER 127 fps
RTX 2080 SUPER Max-Q 118 fps
RTX 2080 Max-Q 117 fps
RTX 2070 110 fps
RTX 2070 Max-Q 98 fps
GTX 1660Ti 96 fps
RTX 2060 95 fps
GTX 1650Ti 73 fps
GTX 1650 64 fps
軽い部類のゲーム
ドラゴンクエストX
1920x1080 最高品質 21160(すごく快適)
※約5500で60fps

 

レイトレーシングとDLSSのフレームレート

レイトレーシングを有効にしたときと、さらにDLSSを有効にしたときのベンチマークです。GeForce RTX 30シリーズでは、第2世代「RTコア」によりレイトレーシング機能も強化されています。

レイトレーシングを有効にすると大きくフレームレートが下がりますが、DLSS設定を有効にすることで、多くのゲームは60 fpsを超えてきます。ただし、VRAMが8GBだと足りないタイトルもあるので、レイトレーシング環境でしっかりとプレイしたい方は、RTX 3080 16GBモデルか、デスクトップ用でプレイすることをおすすめします。

重い部類のゲーム
サイバーパンク2077
品質レイトレーシング:ウルトラ
DLSSオフ
30 fps
品質レイトレーシング:ウルトラ
DLSSパフォーマンス
62 fps
解像度:1920x1080
他のGPUとの比較(DLSS:パフォーマンス)
RTX 3080 16GB 72 fps
RTX 3080 8GB 65 fps
RTX 3070 62 fps
重い部類のゲーム
ウォッチドッグス レギオン
レイトレーシング最大
DLSSオフ
42 fps
レイトレーシング最大
DLSS高性能
64 fps
解像度:1920x1080
グラフィック品質:最大
他のGPUとの比較(DLSS:高性能)
RTX 3070 64 fps
RTX 3080 16GB 62 fps
RTX 3080 8GB 60 fps
重い部類のゲーム
Bright Memory Infinite Ray Tracing Benchmark
RTXHigh
DLSSOff
36 fps
RTXHigh
DLSSPerformance
87 fps
解像度:1920x1080
他のGPUとの比較(DLSS:Performance)
RTX 3080 16GB 105 fps
RTX 3080 8GB 94 fps
RTX 3070 87 fps

 

その他のゲーム

上に掲載していない他のゲームのフレームレートについては、下を参考にしてください。

 

ディスプレイのチェック

GS66 Stealth 10Uのディスプレイの詳細なチェックです。

本製品は300Hzの超高リフレッシュレートに対応しており、色域もゲーミングノートにしては広い方です。その他の特性については以下のタブをクリックしてご覧ください。なお、最大輝度は、当サイトの計測では259cd/m2と普通です。

  • 色域
  • RGB
    発色特性
  • 視野角
  • 映り込み・
    ギラつき
  • フリッカー

色域は広いです。当サイトの計測ではsRGBカバー率は96.8%、sRGB比は97.3%でした。

ガモット図
※ i1 Display PROでICCプロファイルを作成後、MacのColorSyncユーティリティでグラフを作成

ガンマ補正曲線を確認すると、ややズレがあるものの、どの色もほぼ1:1の直線となっており、比較的自然な発色であることが分かります。

ガンマ補正曲線
※ i1 Display Proで計測。目標値は輝度:120、白色点:CIEイルミナントD65、ガンマ値:2.2

視野角は広いです。

視野角(斜めから見たときの見やすさ)

非光沢液晶ですので、映り込みは低減されています。ややギラつきを感じますが、それほど気にはなりません。

画面への映り込み

輝度を下げてもフリッカーは確認できませんでした。

PWM調光の有無の確認
※フォトディテクターにオシロスコープを繋げて計測

 

遅延

キーを押してから、メモ帳に文字が表示されるまでの時間(表示遅延)をハイスピードカメラで撮影し計測したところ、約24msでした。他の一般的なノートPCで計測したところ80ms前後が多かったので、遅延はかなり少ないと思います。なおこれは、液晶だけでなくPC全体の遅延となります。

 

残像

本製品の液晶パネル(300Hz)について「UFO Test」のサイトの左から右へ移動するUFOを1/2000のシャッタースピードで撮影し、普通のノートPCの液晶パネル(60Hz)と比較しました。普通のノートPCは2フレーム前くらいまで残像が表示されていましたのに対し、本製品は、表示されるフレームが5倍多いにも関わらず、3~4フレーム前までの残像しか表示されていませんでした。ゲーム中に気を散らす残像を抑えることができます。

「UFO Test」のサイトのGhosting Testを実行( 画面のリフレッシュレートに合わせてUFOが左から右へ移動)し、速いシャッタースピード(1/2000)で撮影したときの画像。

 

キーボードおよびタッチパッドのチェック

キーボードとタッチパッドのチェックです。

実測でキーピッチは約19x19mm、キーストロークは約1.4mmです。キーストロークはそこまで深くありませんが、キーピッチは十分で、「Enter」や「Backspace」キーも大きく、普通にタイピングできると思います。

キーボード全体図
キーの拡大図

 

タッチパッドは横幅が広く、操作範囲が広いです。指の動かしやすさは普通です。ただし、横に広すぎて、タイピングしていると右の手のひらだけがタッチパッドに乗ります。手が乗っても、マウスカーソルが意図せず動くことは少ないですが、手の平の感触にやや違和感があります。


タッチパッド

 

キーボードにはLEDバックライトが搭載しています。明るさは4段階で調整できます。

キーボードバックライト

 

RGBキーボードのバックライトの調整は、SteelSeriesの専用ソフトウェア 「SteelSeries Engine」から行います。明るさは4段階で調整ができ、発光パターンは7種類あります。キーマクロも組むことができます。また、ゲーミングヘッドセットなどの、その他のSteelSeriesの製品を使用する場合は、このソフトウェアから一括管理することができます。


RGBキーボードバックライト

 

パフォーマンスのチェック

パフォーマンスのチェックです。ここでは、いくつかある動作モードのうち、デフォルトの「Balanced」と最も高いパフォーマンスが出る「Extreme Performance」でベンチマークなどを計測しました。

CPU

CPUにはCore i9-10980HKまたはCore i7-10870Hを搭載しており、非常に高いパフォーマンスです。今回は、Core i7-10870HでCINEBECH R23のスコアを計測します。「Extreme Performance」だと、シングルコアのスコアは変わりませんが、マルチコアのスコアが上がっています。ノートPCとしては、非常に高いパフォーマンスです。

Core i9-10980HKでCINEBENCH R23を実行したことはありませんが、Core i7-10875Hよりも10%くらい高いスコアになると思います。

CINEBENCH R23
~ CPU性能の評価 ~
Core i7 10870H
他のCPUとの比較(マルチコア)
Core i7-10875H 10369
Core i7-10870H 8940 [Extreme Performance]
7736 [Balanced]
Core i7-11370H 7123
Core i7-10750H 6839
Ryzen 7 4700U 6499
Core i7-1185G7 6229
Ryzen 5 4500U 4764
Core i7-1165G7 4720
Core i5-1135G7 4000
Core i7-1065G7 3965
Core i3-1115G4 2643
他のCPUとの比較(シングルコア)
Core i7-11370H 1519
Core i7-1185G7 1517
Core i7-1165G7 1447
Core i7-10875H 1306
Core i5-1135G7 1294
Core i7-10750H 1277
Core i3-1115G4 1275
Ryzen 7 4700U 1214
Core i7-10870H 1190
Ryzen 5 4500U 1142
Core i7-1065G7 1126
 :本製品で選択できるプロセッサー
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)

 

メモリ

メモリはDDR4-3200のデュアルチャネルで、最近のノートPCとしては普通の速度です。

SiSoftware Sandra 2020
~メモリ性能の評価 ~
16GB(8GBx2)メモリ
他のメモリとの比較(帯域)
LPDDR4X-4266
デュアルチャネル
最大 約68.2GB/s (34.1GB/s x2)
DDR4-3200
デュアルチャネル
最大 約51.2GB/s (25.6GB/s x2)
27.4GB/s
DDR4-2666
デュアルチャネル
最大 約42.6GB/s (21.3GB/s x2)
 :本製品で選択できるメモリ
 :レビュー機で計測したスコア

 

グラフィックス

グラフィックスにはGeForce RTX 3070 Laptopを搭載しています。下に、3DMark Time Spyのスコアを掲載します。

スコアはかなり高いです。「Balanced」だとGeForce RTX 2070 SUPERと同等のスコアでしたが、「Extreme Performance」だとGeForce RTX 2080に迫るスコアでした。

3DMark Time Spy
~ グラフィックス性能の評価 ~
GeForce RTX 3070
他のグラフィックスとの比較(Graphics score)
デスクトップ用
RTX 3080
17064
デスクトップ用
RTX 3070
13393
デスクトップ用
RTX 3060Ti
11526
RTX 3080 16GB 11361
RTX 3080 8GB 10258
RTX 2080 9456
RTX 3070 9220 [Extreme Performance]
8226 [Balanced]
RTX 2070
SUPER
8322
RTX 2080
Max-Q
8068
RTX 2070 7778
RTX 2070
Max-Q
7216
RTX 2060 6163
RTX 2060 Max-Q 5676
GTX 1660Ti 5667
GTX 1650Ti 3700
GTX 1650 3494
 :本製品で選択できるグラフィックス
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
その他の3DMARKスコア
    RTX 3070
Port Royal Graphics score 5566
DirectX Raytracing feature test Average fps 23.90
NVIDIA DLSS feature test DLSS on 62.18
DLSS off 25.63
※Extreme Performanceで計測

 

GPU-Zで確認したGeForce RTX 3070 Laptop GPUの情報は次の通りです。

本製品のグラフィックカードのスペック

 

ストレージ

ストレージには、デフォルトで1TBのNVMe SSDを搭載しています。ゲームをプレイする分には十分な速度と、余裕のある容量です。

CrystalDiskMark
~ ストレージ性能の評価 ~
1TB NVMe SSD
他のストレージとの比較(シーケンシャルリード [MB/s] )
PCIe Gen4 SSD 7000
 PCIe Gen3 SSD 3500
3376
SATA SSD 550
2.5インチHDD 150
 :本製品で選択できるストレージ
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)

 

クリエイターソフトの処理時間

各クリエイターソフトの処理時間を掲載します。ここでは、「Extreme Performance」 モードで計測した結果のみ掲載します。CPUもグラフィック性能も高いので、いずれも速い書き出し時間です。

Adobe Lightroom Classic CCによるRAW現像時間
Core i9-10980HK
32GBメモリ
68秒
Core i7-10875H
16GBメモリ
70秒
Core i7-11370H
16GBメモリ
72秒
Core i7-10870H
16GBメモリ
73秒
Core i9-9980HK
16GBメモリ
77秒 (MacBook Pro 16)
Core i7-10750H
16GBメモリ
80秒
Apple M1 (Rosetta 2)
16GBメモリ
80秒 (MacBook Pro 13 M1)
Ryzen 9 4900HS
16GBメモリ
87秒
Core i7-1165G7
16GBメモリ
89秒
Ryzen 7 4700U
16GBメモリ
91秒
Ryzen 5 4500U
32GBメモリ
91秒
Ryzen 7 4800H
16GBメモリ
94秒
Core i7-10710U
16GBメモリ
96秒
Core i7-10510U
16GBメモリ
109秒
※プロファイル補正を適用した100枚のRAWファイル(1枚あたり約45MB)を同じ書き出し設定でjpegに書き出し、所要時間を計測
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
Lightroomにおすすめノートパソコン」の記事も興味があればご覧ください
Adobe Premiere Pro CCによる書き出し時間
Core i9-10980HK
RTX 2080 Super Max-Q
4分18秒
Core i7-10750H
GeForce RTX 2060
4分51秒
Core i7-10870H
RTX 3070
5分15秒
Core i5-10300H
GeForce GTX 1650Ti
5分18秒
Core i7-10750H
GeForce GTX 1650
6分34秒
Core i9-9980HK
Radeon Pro 5500M 8GB
8分15秒 (MacBook Pro 16)
Core i5-10300H
GeForce GTX 1650
8分21秒
Apple M1 (Rosetta 2) 11分3秒 (MacBook Pro 13 M1)
Core i7-1165G7
Intel Iris Xe
14分12秒
Core i5-1135G7
Intel Iris Xe
20分00秒
Core i7-1065G7
Intel Iris Plus
27分23秒
※ 4K/30p動画(約10分)に、「テキスト」+「露光量」+「自然な彩度」+「トランジション」のエフェクトおよびBGMとなるオーディオを加え、H.264形式、YouTube 2160p 4K Ultra HDのプリセットで書き出したときの時間
※ グラフィックスは全てノートPC用
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
DaVinci Resolve Studio 17 Betaによる書き出し時間
Core i7-10870H
GeForce RTX 3080 8GB
4分30秒
Core i7-10870H
GeForce RTX 3070
4分38秒
Core i7-10870H
GeForce RTX 2060
4分54秒
Ryzen 9 5900HX
RTX 3080 16GB
5分10秒
Core i7-10875H
GeForce GTX 1650Ti
6分53秒
Core i9-9980HK
Radeon Pro 5500M 8G
7分11秒 (MacBook Pro 16)
Apple M1 8分27秒 (MacBook Pro 13 M1)
Core i7-1165G7 17分35秒
Ryzen 7 4700U 33分05秒
※ 4K/30p動画(約10分)に、「テキスト」+「明るさ(カーブ)の変更」+「彩度の変更」+「トランジション」のエフェクトおよびBGMとなるオーディオを加え、MP4、H.264、2160p 4K Ultra HD、29.97 fpsで書き出したときの時間
※ MacBook以外(Windowsノート)は、エンコーダーに、QSV、NVIDIA、AMD等を選択
TMPGEnc Video Mastering Works 7 によるエンコード時間
  エンコード時間
x265でエンコード (※1) 12分31秒
NVENCでエンコード (※2) 3分00秒
QSVでエンコード (※3) 1分02秒
VCEでエンコード(※4)
XAVC Sの動画(約2分、4K)をH.265/HEVCへ変換したときの時間
※1 "4K"や"8K"にも対応したx264の後継のエンコーダー。エンコードは遅いが画質が綺麗
※2 NVIDIAのKeplerコア以降のGPUに搭載されるハードウェアエンコーダー
※3 CPU内蔵のハードウェアエンコーダー
※4 AMD APU内蔵のハードウェアエンコーダー(AMD Media SDK)
x265でのエンコード時間
Core i7-10875H 10分44秒
Ryzen 9 4900HS 10分55秒
Core i7-10870H 12分31秒
Ryzen 5 4600H 13分10秒
Core i7-10750H 13分29秒
Core i7-11370H 14分06秒
Ryzen 7 4700U 15分44秒
Core i7-10710U 19分05秒
Ryzen 5 4500U 19分49秒
Core i7-1165G7 24分17秒
Ryzen 3 4300U 25分22秒
Core i5-1135G7 26分03秒
Core i7-10510U 28分32秒
Core i3-10110U 42分20秒
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
SPECviewperf 13
GeForce RTX 3070
Blender Benchmarkによるレンダリング時間

Blenderでは非常に速いレンダリング時間です。ランキングも上位4%でした。

OptiXでの実行したときのランキング
他のスペックとの比較
Core i7-10870H
RTX 3080 8GB
6分40秒
Core i7-10870H
RTX 3070
7分15秒
Core i7-11370H
RTX 3070
7分24秒
Xeon W-10885M
RTX 2080 Max-Q
10分56秒
Core i7-10875H
Quadro RTX 3000
15分38秒
Core i7-10875H
RTX 2060
15分53秒
Core i7-10750H
GTX 1660Ti
27分11秒

 

USB Type-C / HDMIの動作テスト

USB Type-Cの動作チェック

USB Type-Cポートの動作チェック結果を掲載します

Thunderbolt 3、Power Deliveryに対応しています。Power Deliveryについては、今回試した限りでは、90Wの充電器と、Thunderbolt 3ドックのみ動作しました。なお、90Wの充電器でも、付属の230WのACアダプターに比べると容量が小さいので、高いフレームレートは出ません。ご了承下さい。

USB Type-C充電器/ドックの動作テスト
  充電 モニター
出力
有線LAN
ドック ThinkPad USB Type-C ドック ×
ThinkPad Thunderbolt 3 ドック
PD充電器
※1
90W RAVPower GaN充電器
61W RAVPower GaN充電器 ×
45W Lenovoウルトラポータブル ×
30W RAVPower GaN充電器 ×
18W cheero充電器 ×
モニター
※2
EIZO ColorEdge CS2740 ×
Philips 258B6QUEB/11 ×
※1 Power Delivery対応の充電器
※2 Type-Cケーブルで接続し、PCへの給電も出来るモニター

 

また、USB Type-Cポートに、4Kのカラーマネジメントモニターを接続したところ、(Intel Xe Graphicsではなく)外部グラフィックスからモニターへ出力されており、10ビット表示ができました。なお、10ビット表示するには、NVIDIAコントロールパネルから、色の深度を10bpcにする必要があります。

4Kカラーマネジメントモニター(EIZO ColorEdge CS2740)へ接続したときの詳細

 

HDMIの動作チェック

4KテレビへHDMIで接続したときの詳細です。ご覧のように4K、60Hz、8ビット、RGBで出力出来ていました。

4Kテレビ(ビエラ TH-55CX800)へ接続したときの詳細

 

質量のチェック

質量のチェックです。

メーカーサイトには「約2.1kg」と記載されていますが、当サイトで計測した質量は次の通り、公表値よりも若干ですが重かったです。ACアダプターは894gとそれほど軽くはありません。

質量の計測結果(当サイトによる実測値)
  質量
PC本体 2.140kg
ACアダプター 894g

 

バッテリー駆動時間のチェック

バッテリー駆動時間のチェックです。

バッテリー容量はメーカー公表値では99.9Whとなっており、ゲーミングノートにしては大きい容量です。バッテリー駆動時間は公表されていません。

当サイトにて計測したバッテリー駆動時間は次のようになります。GPUを使用するゲームでは稼働時間は短いですが、負荷が低めの作業であれば、まずまずの稼働時間だと思います。

バッテリー駆動時間の計測結果(当サイトによる実測値)
  バッテリー駆動時間
(1) JEITA2.0測定方法
(2) PCMark 10 Modern Office 5時間31分
(2) 動画再生時 6時間55分
(4) PCMark 10 Gaming 1時間21分
※画面輝度は約120cd/m2、電源モードは高パフォーマンス
(1) メーカー公表値
(2) 文書作成、ブラウジング、ビデオ会議といった事務作業。アイドル時も多く軽めの処理
(2) ローカルディスクに保存した動画(解像度:720x480)を連続再生
(4) PCMark 10 Battery内のゲームを実行。NVIDIAの設定で最大30fpsに制限

 

パーツの温度のチェック

各パーツの温度のチェック結果です。もし、あまりにも温度が高いと、パーツの寿命や動作の安定性に影響します。

エンコード時の温度の詳細

下図は、CPU使用率がほぼ100%になるエンコード時のCPU温度の詳細です。Balancedモードでは90℃前後で推移していますが、Extreme Performanceでは90℃を超えて推移しています。いずれもCPU温度はやや高めです。

  • Balanced
  • Extreme Performance
CPU温度
CPU温度

 

ゲーム時の温度の詳細

ファイナルファンタジー15のゲームベンチマーク実行中のCPU/GPU温度は下図の通りです。CPU温度ではどちらのモードも90℃を超え、高めの温度です。GPU温度ではどちらのモードでも70℃台まで上昇しますが、Extreme Performanceモードの方が冷却ファンが強力に稼働するためか、やや温度が低いです。GPU温度は問題ない温度です。

  • Balanced
  • Extreme Performance
CPU温度
GPU温度
CPU温度
GPU温度

 

静音性のチェック

動作音(静音性)のチェック結果です。

ゲーム中はパーツ温度によって段階的にファン速度が変化しているように感じました。Extreme Performanceモードでは最大で52dBまで高くなるので、ゲーム実況などをしていると、マイクで拾ってしまうレベルの騒音値です。

騒音値
計測機器:リオン NL-42K
部屋を極力無音にしたときの騒音値:20.0dB
※無響室で測定したわけではないので、数値は不正確です
※CPU使用率およびGPU使用率は平均値です
【PCの状態】
左から1番目:アイドル時(パフォーマンス時)
左から2番目:FF15 ベンチマーク実行(高品質、1920x1080、ウィンドウ) (Balanced時)
左から3番目:同上 (Extreme Performance時)

 

参考までに、当サイトで使用している騒音計が表示する騒音値の目安を掲載します。

使用計器の騒音値の目安

 

表面温度のチェック

本体の表面温度のチェック結果です。もし、表面温度が高すぎると、作業中に手のひらが熱くなり、不快になります。

薄型設計かつ、高性能なパーツを搭載しているので、全体的に表面温度は高めです。パームレスト部分も手を置いていると暖かく感じます。夏場にクーラーをつけずにゲームをすると、熱く感じてくるのではないかと思います。

PC本体の表面温度
サーモグラフィー:FLIR ONE PRO
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです

 

消費電力のチェック

消費電力のチェック結果です。確認できた最も高い数値を掲載していますが、数値は変動するため参考程度にご確認下さい。

高性能なパーツを搭載しているので高めの消費電力です。アイドル時は外部GPUが動作していないので、低めの消費電力です。

消費電力
測定機器:ワットチェッカー TAP-TST7
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです
※確認できた中で、最も高い消費電力を掲載しています

 

外観のチェック

GS66 Stealth 10Uの外観のチェックです。

黒で統一したボディが高級感があってとてもかっこいいです。また、全体的にマットな質感です。


 

天板のドラゴンのエンブレムも黒色で目立ちません。

 

ヒンジ部分です。

 

キーボード上部には通気口があります。

 

スピーカーは左右のパームレストの端にあります。最大音量は大きいですが、音質は普通です。ノートPC基準で、10点満点で採点すると5点くらいです(普通が5点。あくまで筆者独自の判断です)。

 

閉じた時の画像です。厚み19.8mm のスリムボディです。

 

側面のポートです。主要なポートは揃っています。

 

液晶が開く最大の角度です。

 

底面です。

 

ネジの1つに「FACTORY SEAL」が貼られています。このシールを剥がすと、保証対象外となります。メモリやSSDなどのパーツは自分で換装することもできますが、保証外となるため、できればカスタマイズ時に増設しておいたほうがいいです。

 

爪が外れにくいので、底面カバーはやや外しにくいです。冷却ファンは3基、ヒートパイプは7本もあります。

 

メモリは2スロットあります。

 

M.2スロットは2つあります。

 

ACアダプターは薄型です。

 

電源コネクタはサイドに配置されており、排熱口に当たる形になります。

 

ACアダプターは230Wです。

 

まとめ

以上が、MSI GS66 Stealth 10Uのレビューです。

次世代グラフィックスRTX 30 Laptopシリーズに、Core i7-10870Hを搭載しており、非常に高いパフォーマンスのゲーミングノートPCです。

この高いスペックであるにも関わらず、筐体自体も薄型かつ軽量なので、持ち運びもしやすいです。

300 Hzの超高リフレッシュレートを搭載し、ほとんどのeスポーツタイトルにおいて、144Hz液晶よりも優位に戦えます。

「サイバーパンク2077」や「ウォッチドッグス レギオン」などの高負荷なゲームも、高設定以上で快適にプレイが可能です。DLSSと併用することでレイトレーシング環境も堪能することができます。

ただし、薄型のボディであるため、表面温度はやや高めかなと思います。

 

薄型・軽量のRTX 30シリーズ搭載ゲーミングノート

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