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パソコン工房 Level∞ S-Class の実機レビュー(2)
以下、静音性、パーツの温度、表面温度、消費電力を計測していますが、搭載するパーツの種類によって、結果が変わります。
静音性のチェック
本機の動作音(静音性)のチェック結果です。
今回、吸音シートが貼られているPCケースを使用しており、高負荷時の騒音値は若干低めです。ただし、アイドル時などはそれほど低い動作音というわけでもありません。
どのパーツがうるさいのか確認したところ、やはりHDDの動作音がうるさいため、SSDに換装してみました。その結果、下図まで騒音値が下がりました。
同上
さらに、グラフィックカードの動作音もやや高めだったため、アイドル時はファンが停止するPalit GeForce GTX 960 JetStream (NE5X960H1041-2061J 2GB)へ換装しました。その結果が下表の通りで、特に低負荷時の騒音値が下がりました。なお、このカードは、本製品のカスタマイズ時に選択することはできません。
同上
パーツの温度のチェック
各パーツの温度のチェック結果です。もし、あまりにも温度が高いと、パーツの寿命や動作の安定性に影響します。
CPUにCore i5を選択したこともありCPU温度は低めです。GPU温度は普通の数値です。
消費電力のチェック
消費電力のチェック結果です。搭載するパーツによって結果は変わるため、参考程度にご覧ください。
外観のチェック
外観のチェックです。
フロント面のインターフェースです。
電源ボタンとリスタートボタンです。
フロント面の「LEVEL ∞」のロゴです。
側面には吸気口があります。
天面にはファンを装着することのできる排気口があります。
この排気口は塞ぐこともできます。塞ぐことでより静音性を高めることが可能です。
フロントドアを開いたときの画像です。吸気ファンの正面のフィルターは片手で簡単に外すことができ、掃除が楽です。
底面です。
電源の底面には、ほこりの侵入を防ぐフィルターが装着されており、これも片手で簡単に取り外すことができます。
ゴム足です。
背面と側面です。 映像ポート類は搭載するグラフィックカードによって異なります。
ケースの内部とエアフローのチェック
ケース内部とエアフローです。
たくさんのメッシュで通気をよくするタイプではなく、サイドパネルに吸気口は無く、フロントからリアへ真っ直ぐに空気を長し効率的に冷却するタイプのPCケースです。
裏面配線が可能です。
ただし、裏面配線の奥行きはやや狭いです。
今回搭載した「COOLER MASTER Hyper 212 EVO」のCPUクーラーです。冷却性に優れ、静音性も高いです。
グラフィックカードです。ミニタワーでも奥行きに余裕があるため、長いカードを搭載可能です。
500W 80PLUS SILVERの電源です。PCケース内のエアフローを妨げないように、底面から吸気し背面へ排気しています。
5.25インチと3.5インチのオープンベイです。
3.5インチベイです。HDDが2台しか入らないので、あまり大きくはないです。
下図は、PCケースメーカーのサイトからの抜粋ですが、2.5インチストレージは、下図のように4つ取り付け可能です。
フロントの吸気ファンです。
斜めから見たケース内部の画像です。
反対側の斜めから見た画像です。
まとめ
以上が、Level∞ S-Class(静音ゲームパソコン)のレビューです。
吸音シートが取りつけてある静音性に優れたPCケースを採用しています。ただし、いくら吸音シートが貼られていると言っても、絶大な効果があるわけではないため、CPUクーラーやストレージも、静音性が高いパーツを選択したほうが良いです。
静音仕様のグラフィックカード、ケースファン、電源などを選択できたら、さらに良かったと思います。ちなみに、VSPECのハーキュリーズブランドでは、価格が高いですが、同じPCケースを用いたより静音性の高いPCを発売しています。静音性にこだわるなら、このようなPCも良いでしょう。
VSPECの製品に比べ、本製品は、それほど価格は高くないため、"コストパフォーマンスの高い静音ゲームパソコン"という位置付けかなと思います。
なお、静音性を重視しているからと言って、低性能なCPUやグラフィックカードしか選べないわけではなく、高性能なパーツを選択可能で、GeForce GTX 980Tiなどを選択すれば重いゲームも、高グラフィック設定で快適にプレイ可能です。
メーカー直販サイト:パソコン工房(LEVEL∞ S-Class) |