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VAIO C(14型ワイド) の実機レビュー

女性が喜びそうなPC
VAIO C(14型ワイド)は、「ピンク」、「レッド」、「エレガントフラワー」など沢山のカラーが用意されたノートパソコンです。全部で9種類のカラーから選択できます。
デザインだけなだけでなく、1600x900の解像度の液晶を選択できる点も特徴です。表示領域が広くなるため、エクセルなどの作業がしやすくなります。サイズも14型とコンパクトです。
豊富なカラーとコンパクトさから、女性も喜びそうなパソコンではないかと思います。
メーカーHP:ソニーストア
目次
1 VAIO C(14型ワイド) の基本スペック | 2 特徴1 - 全9種類のカラーバリエーション |
3 特徴2 - 14型ワイドで1600x900の解像度 | 4 液晶ディスプレイのチェック |
5 キーボードとタッチパッドのチェック | 6 総合ベンチマーク |
7 動画のエンコード時間のチェック | 8 ゲームベンチマーク |
9 バッテリ駆動時間のチェック | 10 カードリーダー/ライターのチェック |
11 静音性のチェック | 12 パーツの温度のチェック |
13 表面温度のチェック | 14 消費電力のチェック |
15 外観のチェック | 16 まとめ |
VAIO C(14型ワイド) の基本スペック
VAIO C(14型ワイド)の基本スペックを紹介します。※2012年3月23日に確認した情報です。なお、レビューしている製品は2011年秋冬モデル(VPCCA3AJ)です。最新の2012年春モデルは、2011年秋冬モデルの継続モデルであるため外観・構成はほとんど変わりませんが、CPUの枝番など一部スペックが異なる点もありますのでご了承下さい。
CPU Core i3からCore i7まで幅広く選択可能です。本機は、Core i3-2330Mです。 |
グラフィックカード インテル HD グラフィックス 3000または、Radeon HD 6470Mです。本機は、Radeon HD 6470Mです。 |
液晶ディスプレイ 14.0型ワイドの光沢です。解像度は1366x768または1600x900から選択できます。本機は、1600x900です。 |
メモリ メモリは容量を選択可能です。本機の容量は4GBです。 |
ハードディスク 選択可能です。本機は5400rpmの320GBのHDDです。 |
SSD SSDは選択できません。 |
光学ドライブ DVDスーパーマルチ、ブルーレイROM、ブルーレイドライブから選択可能です。本機はDVDスーパーマルチドライブを搭載しています。 |
バッテリー |
特徴1 - 全9種類のカラーバリエーション
VAIO Cシリーズは、9種類ものカラーバリエーションが用意されている点が特徴です。天板だけではなく、パームレスト、側面までカラーリングされます。特に女性が好みそうな「ピンク」、「レッド」、「エレガントフラワー」のカラーも存在します。
またオレンジ・レッド・グリーン・ピンクについては、天板とパームレストに集光材を採用し、フチ周りが光ります。
筆者の妻は「ピンク」の本製品を見て「かわいいー。欲しいー。」と言っていました。
特徴2 - 14型ワイドで1600x900の解像度
店頭で売られている多くのパソコンは、1366x768の解像度を採用した液晶が主流です。しかし、1366x768の解像度では表示範囲が狭く、エクセルやWebページを開いたときに見づらい場合があります。
一方、VAIO Cは、1600x900の解像度の液晶を搭載することができ、表示領域が広くなっています。さらに、本機は14型ワイドの液晶であるため、ボディサイズもコンパクトです。
下図は1600x900の液晶で当サイトを開いたときの画像です。表示できる範囲が随分違うことが分かります。その分、文字は小さくなりますが、ほとんどの方は気にならないと思います。

1366x768の解像度と1600x900の解像度
液晶ディスプレイのチェック
1600x900のパネルを搭載した液晶ディスプレイの画質面のチェックです。
まず、感想としては、色域が狭く全体的に色が薄い印象を持ちます。ただし、ギラつきはありません。
なお、本機に搭載されていたパネルは、AUO製B140RW02-V0でした。

正面からの画像
詳細を確認していきます。
視野角はそれほど良くありません。一般的なノートPCと同等程度です。

視野角(斜めから見たときの見やすさ)
光沢液晶であるため、画面への映り込みがあります。
画面への映り込み
カラーマネージメントツールによるガンマ補正曲線を確認すると、青色が下方へ補正され、逆に赤色が情報へ補正されています。そのため実際の画面はやや青白い画面になっています。ただし、日本人は、青白い画面が好きな人が多いため、気にならない人が多いとは思います。
※同じメーカーのパネルが搭載されるとは限りませんのでご了承ください
色域のチェックです。それほど広い色域ではありません。そのため、鮮やかさが足りないように感じます。


画素の拡大図です。
画素の形はシンプルな形状です。光沢液晶ということもあり、ギラつきは感じません。高解像度の割にはやや粒状感(ザラつき)を感じます。


キーボードとタッチパッドのチェック
キーボードのチェックです。
オーソドックスなキー配列です。キーピッチは約19mm、キーストロークは約2mmと十分な広さです。キートップは湾曲しており、滑りにくい素材であるため押しやすいです。
本機は14型ワイドのPCですが、VAIO Cには15.5型ワイドのPCも存在します。15.5型ワイドのPCはテンキーも搭載されています。
キーボード全体図
キーボード拡大図
タッチパッドは、写真では分かりづらいですが、点字のように凹凸があります。動かしやすさは普通です。クリックボタンは、押したときの音がやや大きいですが、軽くて押しやすいです。
なお、タッチパッドを無効にしたい場合は、Fn+F1キーを押して下さい。
タッチパッドとクリックボタン
総合ベンチマーク
Core i3-2330M、Radeon HD 6470Mを搭載したVAIO C(14型ワイド)のベンチマークスコアです。
今回CPUは、それほど性能の良いものを選択しなかったため、スコアもそれほど良くありません。実際に使ってみても、ややモッサリ動くことあるので、Core i5以上のCPUの搭載をおすすめします。
VAIO C(14型ワイド)は、1600x900の液晶を選択すると、GPUがRadeon HD 6470Mになります。ただし、このGPUはそれほど性能の良いものではありません。スコアもそれほど良くはありません。おまけ程度に考えましょう。
Windows エクスペリエンス インデックス
PassMark Performance Test 7.0
3DMark06(1.2.0 1901)
1280x720で実行
PCMARK7 v1.0.4
動画のエンコード時間のチェック
ペガシス TMPGEnc Video Mastering Works 5
人気のペガシス TMPGEnc Video Mastering Works 5を使った動画エンコード時間のチェックです。
このエンコードソフトは、Radeon HD 6470MのGPGPUに対応していないため、今回はx264によるエンコード時間のみ記載します。
結果は、下の表の通りです。
今回、Core i3-2330MのCPUだったので、エンコード時間はそれほど速くありません。エンコードを考えているなら、もっと性能の良いCPUが良いでしょう。
なお、Radeon HD 6470MでGPGPUを使いたければ、別のエンコードソフトを使いましょう。または液晶パネルを1366x768にすれば、GPUがインテル HD グラフィックス 3000になるため、GPGPU(クイック・シンク・ビデオ)を使えるようになります。エンコード方法 | エンコード時間 |
---|---|
x264でエンコード | 43分12秒 |

ゲームベンチマーク
Radeon HD 6470Mを搭載した本機でのゲームベンチマークの結果を掲載します。
軽めのゲームならプレイできるものもあります。ただ、ゲーム目的なら別のPCのほうが良いです。
製品名 | SONY VAIO C(14型ワイド) |
||
基本スペック | Core i3-2330M Radeon HD 6470M |
||
重めの ゲーム |
ロストプラネット 2(テストB) | 1280*720 | 未実施 |
ファイナルファンタジー XIV | 1280*720 | 1145(動作困難) | |
中程度の ゲーム |
バイオハザード5(テストB) | 1280*720 | RANK C(29.5 fps) |
モンスターハンターフロンティア 第三弾(大討伐) | 1280*720 | 2002 | |
モンスターハンターフロンティア 第二弾(絆) | 1280*720 | 2044 | |
THE LAST REMNANT | 1280*720 | 28.38 fps | |
軽めの ゲーム |
デビルメイクライ4 | 1280*720 | RANK B |
リアル彼女(ハイクオリティ) | 1280*720 | RANK A(22 REAL) | |
カスタムメイド3D | 1280*720 | 6184(とても快適) |
バッテリ駆動時間のチェック
動画再生のバッテリ駆動時間は3時間10分
本機をバッテリ駆動させ、休止状態になるまでの駆動時間を計測しました。バッテリ駆動中は、HDDに保存したDVD画質相当の動画を再生させ、輝度は中間値にしました。
計測の結果、バッテリ駆動時間は3時間10分でした。
映画一本なら、余裕でバッテリ駆動できます。
カードリーダー/ライターのチェック
SDカード挿入後の外観
内蔵カードリーダー/ライターの対応カードと速度のチェックです。
スロットは本体の手前にあります。カードの出し入れはしやすいです。
対応しているカードは次の通りです。
対応カード | SD(SDHC、SDXC)、 メモリースティック Duo(PRO-HG、マジックゲート) |
カードリーダー/ライターの速度の結果は次の通りです。今回、読取り最大95MB/sのSDカードを使用しましたが、22MB/s程度の速度しか出ませんでした。UHS-Iには対応していなさそうです。


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