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VAIO C(14型ワイド) の実機レビュー

更新日:2012年3月23日

女性が喜びそうなPC

VAIO C(14型ワイド)は、「ピンク」、「レッド」、「エレガントフラワー」など沢山のカラーが用意されたノートパソコンです。全部で9種類のカラーから選択できます。

デザインだけなだけでなく、1600x900の解像度の液晶を選択できる点も特徴です。表示領域が広くなるため、エクセルなどの作業がしやすくなります。サイズも14型とコンパクトです。

豊富なカラーとコンパクトさから、女性も喜びそうなパソコンではないかと思います。

メーカーHP:ソニーストアicon

目次

VAIO C(14型ワイド) の基本スペック

VAIO C(14型ワイド)の基本スペックを紹介します。※2012年3月23日に確認した情報です。なお、レビューしている製品は2011年秋冬モデル(VPCCA3AJ)です。最新の2012年春モデルは、2011年秋冬モデルの継続モデルであるため外観・構成はほとんど変わりませんが、CPUの枝番など一部スペックが異なる点もありますのでご了承下さい。

CPU
Core i3からCore i7まで幅広く選択可能です。本機は、Core i3-2330Mです。
グラフィックカード
インテル HD グラフィックス 3000または、Radeon HD 6470Mです。本機は、Radeon HD 6470Mです。
液晶ディスプレイ
14.0型ワイドの光沢です。解像度は1366x768または1600x900から選択できます。本機は、1600x900です。
メモリ
メモリは容量を選択可能です。本機の容量は4GBです。
ハードディスク
選択可能です。本機は5400rpmの320GBのHDDです。
SSD
SSDは選択できません。
 
光学ドライブ
DVDスーパーマルチ、ブルーレイROM、ブルーレイドライブから選択可能です。本機はDVDスーパーマルチドライブを搭載しています。

バッテリー
メーカーの仕様では4~5時間(付属バッテリ)です。実測値は後述します。

特徴1 - 全9種類のカラーバリエーション

VAIO Cシリーズは、9種類ものカラーバリエーションが用意されている点が特徴です。天板だけではなく、パームレスト、側面までカラーリングされます。特に女性が好みそうな「ピンク」、「レッド」、「エレガントフラワー」のカラーも存在します。

またオレンジ・レッド・グリーン・ピンクについては、天板とパームレストに集光材を採用し、フチ周りが光ります。

筆者の妻は「ピンク」の本製品を見て「かわいいー。欲しいー。」と言っていました。

特徴2 - 14型ワイドで1600x900の解像度

店頭で売られている多くのパソコンは、1366x768の解像度を採用した液晶が主流です。しかし、1366x768の解像度では表示範囲が狭く、エクセルやWebページを開いたときに見づらい場合があります。

一方、VAIO Cは、1600x900の解像度の液晶を搭載することができ、表示領域が広くなっています。さらに、本機は14型ワイドの液晶であるため、ボディサイズもコンパクトです。

下図は1600x900の液晶で当サイトを開いたときの画像です。表示できる範囲が随分違うことが分かります。その分、文字は小さくなりますが、ほとんどの方は気にならないと思います。


1366x768の解像度と1600x900の解像度

液晶ディスプレイのチェック

1600x900のパネルを搭載した液晶ディスプレイの画質面のチェックです。

まず、感想としては、色域が狭く全体的に色が薄い印象を持ちます。ただし、ギラつきはありません。

なお、本機に搭載されていたパネルは、AUO製B140RW02-V0でした。


正面からの画像

 

詳細を確認していきます。

視野角はそれほど良くありません。一般的なノートPCと同等程度です。


視野角(斜めから見たときの見やすさ)

 

光沢液晶であるため、画面への映り込みがあります。


画面への映り込み

カラーマネージメントツールによるガンマ補正曲線を確認すると、青色が下方へ補正され、逆に赤色が情報へ補正されています。そのため実際の画面はやや青白い画面になっています。ただし、日本人は、青白い画面が好きな人が多いため、気にならない人が多いとは思います。

※同じメーカーのパネルが搭載されるとは限りませんのでご了承ください



※見方の詳細については、miyahan.com様、DOS/V様のページをご確認ください

色域のチェックです。それほど広い色域ではありません。そのため、鮮やかさが足りないように感じます。


 

画素の拡大図です。

画素の形はシンプルな形状です。光沢液晶ということもあり、ギラつきは感じません。高解像度の割にはやや粒状感(ザラつき)を感じます。


キーボードとタッチパッドのチェック

キーボードのチェックです。

オーソドックスなキー配列です。キーピッチは約19mm、キーストロークは約2mmと十分な広さです。キートップは湾曲しており、滑りにくい素材であるため押しやすいです。

本機は14型ワイドのPCですが、VAIO Cには15.5型ワイドのPCも存在します。15.5型ワイドのPCはテンキーも搭載されています。


キーボード全体図


キーボード拡大図

 

タッチパッドは、写真では分かりづらいですが、点字のように凹凸があります。動かしやすさは普通です。クリックボタンは、押したときの音がやや大きいですが、軽くて押しやすいです。

なお、タッチパッドを無効にしたい場合は、Fn+F1キーを押して下さい。


タッチパッドとクリックボタン

総合ベンチマーク

Core i3-2330M、Radeon HD 6470Mを搭載したVAIO C(14型ワイド)のベンチマークスコアです。

今回CPUは、それほど性能の良いものを選択しなかったため、スコアもそれほど良くありません。実際に使ってみても、ややモッサリ動くことあるので、Core i5以上のCPUの搭載をおすすめします。

VAIO C(14型ワイド)は、1600x900の液晶を選択すると、GPUがRadeon HD 6470Mになります。ただし、このGPUはそれほど性能の良いものではありません。スコアもそれほど良くはありません。おまけ程度に考えましょう。

Windows エクスペリエンス インデックス

PassMark Performance Test 7.0

3DMark06(1.2.0 1901)


1280x720で実行

PCMARK7 v1.0.4

動画のエンコード時間のチェック


ペガシス TMPGEnc Video Mastering Works 5

人気のペガシス TMPGEnc Video Mastering Works 5を使った動画エンコード時間のチェックです。

このエンコードソフトは、Radeon HD 6470MのGPGPUに対応していないため、今回はx264によるエンコード時間のみ記載します。

結果は、下の表の通りです。

今回、Core i3-2330MのCPUだったので、エンコード時間はそれほど速くありません。エンコードを考えているなら、もっと性能の良いCPUが良いでしょう。

なお、Radeon HD 6470MでGPGPUを使いたければ、別のエンコードソフトを使いましょう。または液晶パネルを1366x768にすれば、GPUがインテル HD グラフィックス 3000になるため、GPGPU(クイック・シンク・ビデオ)を使えるようになります。
TMPGEnc Video Mastering Works 5 によるエンコード時間
エンコード方法 エンコード時間
x264でエンコード 43分12秒

ゲームベンチマーク

Radeon HD 6470Mを搭載した本機でのゲームベンチマークの結果を掲載します。

軽めのゲームならプレイできるものもあります。ただ、ゲーム目的なら別のPCのほうが良いです。

ゲームベンチマーク
製品名 SONY
VAIO C(14型ワイド)
基本スペック Core i3-2330M
Radeon HD 6470M
重めの
ゲーム
ロストプラネット 2(テストB) 1280*720 未実施
ファイナルファンタジー XIV 1280*720 1145(動作困難)
中程度の
ゲーム
バイオハザード5(テストB) 1280*720 RANK C(29.5 fps)
モンスターハンターフロンティア 第三弾(大討伐) 1280*720 2002
モンスターハンターフロンティア 第二弾(絆) 1280*720 2044
THE LAST REMNANT 1280*720 28.38 fps
軽めの
ゲーム
デビルメイクライ4 1280*720 RANK B
リアル彼女(ハイクオリティ) 1280*720 RANK A(22 REAL)
カスタムメイド3D 1280*720 6184(とても快適)

バッテリ駆動時間のチェック


動画再生のバッテリ駆動時間は3時間10分

本機をバッテリ駆動させ、休止状態になるまでの駆動時間を計測しました。バッテリ駆動中は、HDDに保存したDVD画質相当の動画を再生させ、輝度は中間値にしました。

計測の結果、バッテリ駆動時間は3時間10分でした。

映画一本なら、余裕でバッテリ駆動できます。

カードリーダー/ライターのチェック


SDカード挿入後の外観

内蔵カードリーダー/ライターの対応カードと速度のチェックです。

スロットは本体の手前にあります。カードの出し入れはしやすいです。

対応しているカードは次の通りです。

対応カード SD(SDHC、SDXC)、
メモリースティック Duo(PRO-HG、マジックゲート)

カードリーダー/ライターの速度の結果は次の通りです。今回、読取り最大95MB/sのSDカードを使用しましたが、22MB/s程度の速度しか出ませんでした。UHS-Iには対応していなさそうです。


 

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