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VAIO Z Canvasの展示機レビュー
2015年5月21日、ソニーから、VAIO Z Canvasが発表されました。発売日は5月29日で、現在予約受付中です。今回は展示場にて実機を確認して参りましたので、簡易的にレビューします。
本製品の特徴は次の通りです。デジタイザーペンでイラストを描くことに特化した製品です。
(1)角度を無段階に変えられ、手を置いても倒れないスタンド
(2)ペンで描画するときに視差が少ない
(3)タブレットとしてはずば抜けて高性能なCore i7-4770HQのCPU
(4)縦の比率が高い2560x1704ドット液晶
(5)PCI Express x4接続対応のSSDを選択可能
触ってみて最初に驚いたのがスタンドです。どちらかというと小さめのスタンドですが、テーブルと水平に近いところまで傾けることができます。テーブルに水平に置くと照明が映り込んでイラストが描きづらいことがありますが、少し角度をつけることによって照明の映り込みを回避することができ、少し角度をつけたほうがイラストも描きやすいです。
下図のように手を液晶にのせても、液晶が傾くことはありません(強く押すと傾きます)。
また、液晶を傾けた状態から引き上げる(テーブルと垂直に近くする)と、スタンドはテーブルに付いたままで、スタンドを手動で開く必要がありません。
↑VAIO Z Canvasのスタンド開閉の様子
ペンの描きやすさをチェックするために、最初に線を引いて、次にその線をなぞる作業をしてみました。なぞった線は、最初に描いた線とほぼ一緒で、普通のペン感覚で、比較的思い通りに描くことができる感じます。
次に、出来るだけ間隔を狭くして、平行な線をいくつも描いてみましたが、こちらも思い通り描けました。筆者はイラスト描きについては素人なので、プロの方がどう感じる方は分かりませんが、少なくとも今まで使ったことのあるタブレットよりは線が描きやすいと感じました。
スタンドの拡大写真です。液晶に手を置いてもスタンドが閉じないようになっている代わりに、手動で開閉するときはやや力が必要です。
タブレットの右側面です。電源ボタンと音量ボタンがあります。
タブレットの左側面です。USB、SDカード、Mini DisplayPort、HDMI、そしてLANポートがあります。タブレットとしてはかなり種類が豊富です。普通のモバイルノートパソコンよりもポートの種類は多いと思います。
背面です。
ワイヤレスキーボードの写真です。メーカーの仕様を確認すると、キーピッチが約19mm、キーストロークが約1.35mmです。十分な数値です。実際に打ってみると、キーボード全体がややたわみます。
ワイヤレスキーボードと液晶を重ねたときの写真です。マグネットで吸着するようになっています。
デジタイザースタイラスペンです。
全体の写真です。
最後に仕様を掲載します。
スペックはかなり高いです。CPU性能が特に高く、タブレットはもちろん普通のノートパソコンよりも処理性能は上です。ストレージも、PCI Express x4接続のSSDを搭載し、こちらもかなり高性能です。イラスト制作はもちろん、動画編集や画像編集なども快適に行えるスペックです。
重量は、約1210gとタブレットとしてはかなり重いです。iPadの2倍以上はあります。本製品はタブレットというよりも、キーボードが取れるノートパソコンと考えるべき商品だと思います。
VAIO Z Canvas | |
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液晶 | 12.3型(2560x1704)静電式タッチパネル搭載 |
液晶表面処理 | フィルムが貼られておりハーフグレアに近い |
プロセッサー | Core i7-4770HQ |
メモリ | 8GB/16GB |
ストレージ | 256GB SSD 512GB SSD(PCI Express x4接続) 1TB SSD(PCI Express x4接続) |
重量 | 本体:約1210g、キーボード:約340g |
バッテリー駆動時間 | 約6.7~7.6時間(JEITA2.0) |
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メーカーサイト:ソニーストア(VAIO Z Canvas)
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