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Watch Dogsのフレームレート(fps)、ベンチマーク結果
はじめに
最高峰グラフィック「Watch Dogs」はやはりPCでプレイしたい
「Watch Dogs」公式サイト:http://www.ubisoft.co.jp/wd/
5月27日(国内では6月26日)に世界で発売されてから、UBIソフトの新規タイトルとしてかなりの好調ぶりを見せるWatch Dogs。
近未来を舞台とした本作は、リアルで美しいシカゴの景観をこれでもかと表現しており、現時点での箱庭ゲームの中ではまさしく、グラフィックは最高峰と言える作品でしょう。
箱庭ゲームはプレイする内容が単調で、飽きやすい印象もありますが、本作はマルチプレイによるオンラインハッキングが熱く、また今月末には新たな主人公(T-Bone Grady)を描くDLC第1弾の配信を控えており、まだまだ熱は冷まさせません。
さらに、PC版のWatch Dogsではファンユーザーの手によって、グラフィック表現をリアルにする"SweetFX"や"TheWorse"などの高画質化MODが作られており、現在も次々に改良されつつあります。PC版のゲームは、グラフィックが綺麗なだけではなく、これらのMODを駆使して"遊びを広げる"ことができるのが、大きな強みでもあります。
各種グラフィックスでフレームレートを計測
しかし、次世代のゲームだけあって、PCでプレイするには高いスペックが必要になります。特にどのグラフィックスでどれほど動作するのかわかりにくいところです。またノートパソコンでも動作はするのかという疑問もあります。
そこで、今回、ノートパソコン用の各種グラフィックスと、デスクトップパソコン用各種グラフィックスで、実際にゲームをプレイしてフレームレートを計測し、表にまとめてみました。
動作検証には全体の画質設定(プリセット)の「低」「中」「高」「最大」の4つのグラフィック設定で、ひと通り街を散歩し、「Fraps Version 3.5.99」を使って平均fpsと最小fpsを計測しました。画面表示設定では、垂直同期はオフ、テクスチャは初期設定の「高」に設定しています。解像度は1280×720ドットと、1920×1080ドットの2つで検証。
テストに用いた画面表示設定
テストに用いたグラフィック設定は低から最大
フレームレート計測結果
ノートパソコン用の各種グラフィックスと、デスクトップパソコン用各種グラフィックスで、実際にゲームをプレイしてフレームレートを計測した結果を掲載します。まだ未計測のグラフィックスは空欄となってますが、随時追記していく予定です。
本作は箱庭ゲームで、街中の交通量やオブジェクト、行き交う人の数、車両での移動によってフレームレートが大きく変動するので、当記事での検証数値はあくまでも参考程度となりますが、快適にプレイするとなると、目安としては括弧内の最小fpsが60以上、平均fpsならば70以上は欲しいです。
ゲーム用ノートパソコンのフレームレート
グラフィックス | GTX 980M | GTX 970M | GTX 870M(3GB) | GTX 860M | GTX 850M | 840M | ||
テストに使用したPC |
ガレリア QF980HG | ガレリア QF970HE | マウス NEXTGEAR-NOTE i791 | ガレリア QF860HE | マウス m-Book K | ガレリア QF840HE |
||
1920×1080 | 低 | 121(105) | 107(98) | 68(57) | 60(52) | 44(39) | 28(26) | |
中 | 104(94) | 85(71) | 55(47) | 46(41) | 35(32) | 21(16) | ||
高 | 75(68) | 60(56) | 40(38) | 32(30) | 24(22) | 14(12) | ||
最大 | 64(59) | 50(46) | 30(20) | 26(19) | 19(15) | 10(4) | ||
1280×720 | 低 | 84(71) | 80(71) | 72(65) | 54(51) | |||
中 | 75(61) | 62(57) | 60(54) | 38(33) | ||||
高 | 60(51) | 50(41) | 42(39) | 24(19) | ||||
最大 | 40(22) | 38(27) | 30(23) | 18(14) | ||||
※fpsの掲載値は平均値です。また、括弧内は最小値です。 |
GTX 850Mなら、1280x720の解像度&低設定で快適にプレイ可能でしょう。1920x1080の解像度の場合、GTX970M以上のグラフィックスが必要になるでしょう。
ゲーム用デスクトップパソコンのフレームレート
グラフィックス | Radeon R9 Fury X |
GTX 980 | GTX 970 | GTX 780 | GTX 960 | GTX 760 | GTX 750Ti | |
テストに使用したPC |
NEXTGEAR-MICRO | NEXTGEAR | NEXTGEAR | NEXTGEAR-MICRO | パソコン工房 PASSANT | |||
1920×1080 | 低 | 144 | 166(149) | 156(141) | 140(127) | 112 | 104(95) | 56 |
中 | 145(132) | 126(117) | 105(93) | 78(73) | ||||
高 | 102 | 105(98) | 88(81) | 73(67) | 65 | 52(49) | 34 | |
最大 | 86 | 90(80) | 76(70) | 60(50) | 45 | 43(38) | 24 | |
1280×720 | 低 | 145(126) | 134(122) | |||||
中 | 133(111) | 115(103) | ||||||
高 | 106(90) | 79(74) | ||||||
最大 | 85(74) | 61(54) | ||||||
※fpsの掲載値は平均値です。また、括弧内は最小値です。 |
1920x1080の解像度&最大設定といった高いグラフィック設定にする場合、GeForce GTX970以上のグラフィックカードが必要になりそうです。「中」設定であれば、GeForce GTX 760 でも大丈夫でしょう。
Dynamic Super Resolution 4K 有効時のフレームレート
また、GeForce GTX 900シリーズより新たに追加された新機能、GPU処理で4K映像をダウンスケールする「Dynamic Super Resolution(DSR)」も試してみました。
グラフィックス | GTX 980 | GTX 970 | |
テストに使用したPC |
NEXTGEAR | NEXTGEAR | |
3840x2160 | 低 | 68(61) | 56(52) |
中 | 51(47) | 42(38) | |
高 | 37(34) | 29(27) | |
最大 | 34(32) | 28(24) | |
※fpsの掲載値は平均値です。また、括弧内は最小値です。 |
GeForce GTX 970の性能を持ってしても、平均フレームレートは60 fpsを超えませんでした。GeForce GTX 980でもグラフィック品質を「低」にしなければ60 fpsを超えませんでした。SLI構成のGPUのほうが良さそうです。
各グラフィックス設定での画質比較
ここでは、解像度を1920x1080にしたときの各グラフィックス設定での画質を比較します。
例1:晴れ日の比較
ゲーム内時間は朝、天候は晴れです。低設定から最大設定になるにつれて、影や輪郭が徐々に深くなったり、道路の亀裂が深くなったりと、よりリアルになっていくのがわかりますが、この様な昼の明るいシーンだと、パッと見た感じではそれほど差は感じません。大きな画面でプレイすると、画質の差が分かりやすくなりますが、画面の小さいノートパソコンでプレイする場合は、低設定でも十分綺麗に見えると思います。
例2:雨の日の比較
次に、昼間の雨の降るシーンで、低設定から最大設定のスクリーンショットを比較します。昼の明るいシーンとは違い、雨の降る暗いシーンだと画質の差は歴然です。最大設定だと地面の濡れた表現や、水溜まりからの反射表現、車のボディのテカリ感などがリアルに表現されていますが、低設定ではそういった表現がなく、どこか物足りない感じがします。
例3:雨の日の比較2
最後は、夜の雨の降るシーンで、低設定から最大設定のスクリーンショットを比較します。こちらも、昼のシーンとは違い、雨の降る夜のシーンだと、光源処理や反射の表現が違っているのが分かります。低設定だと、ライトの光加減や反射加減が少なく、車や建物人など全体的にやや暗めに感じますが、最大設定になるにつれて、光の表現が膨らみ、だんだん明るくなっているのが分かると思います。
以上のスクリーンショットを参考に、どのあたりのグラフィック設定で妥協できるかを判断してもらえたら幸いです。
三度の飯よりゲームが好き。 面白ければどんなゲームもプレイするが、中でも好きなジャンルは2D格闘ゲーム。2009年からSteamでPCゲーム漁りを始めてからゲーミングPCに興味を持ち、ライター業を経てレビュアーへ。これまで300台以上のゲーミングPCを実機でテストし、レビュー記事を執筆。おじいちゃんになってもPCゲーマーでありたい。
1975年生まれ。電子・情報系の大学院を修了。
2000年にシステムインテグレーターの企業へ就職し、主にサーバーの設計・構築を担当。2006年に「the比較」のサイトを立ち上げて運営を開始し、2010年に独立。
毎年、50台前後のパソコンを購入して検証。メーカーさんからお借りしているパソコンを合わせると、毎年合計約150台のパソコンの実機をテストしレビュー記事を執筆。
関連ページ
ゲーム用パソコンの比較・レビュー
ゲーム推奨PC
ドスパラ - GALLERIA Watch Dogs 推奨PC(外部リンク)
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ウォッチドックス公式サイト
Watch Dogs - ウォッチドッグス | トップページ | Ubisoft(外部リンク)