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パソコン工房 PASSANT i7AH9N76 の実機レビュー

更新日:2014年10月8日

人気PCケース「CM 690 III」採用

PASSANT i7AH9N76は、人気のPCケース「CM 690 III」を採用したミドルタワーデスクトップPCです。

2.5インチから3.5インチへとサイズを変えられるシャドウベイや、口径20cmの大型ファン、防塵フィルターなどを搭載し、拡張性や冷却性に優れています。

本体サイズはやや大きいですが、裏面配線可能で、シャドウベイもツールレスとなっており、メンテナンス性も高いです。

高性能なグラフィックカード、CPU、ストレージも選択できます。

下にパソコン工房への製品ページを掲載しておきますが、PASSANTは、Faithブランドの製品であるため、Faithでも販売しています。

※レビュー機はメーカーからの借用品です

目次

PASSANT i7AH9N76の基本スペック

PASSANTシリーズ iconは、ミドルレンジ~ハイエンドのグラフィックスを搭載したゲーミングPCです。いくつかモデルが用意されており、モデルによってCPUやグラフィックスなどの構成が異なります。

ここでは、PASSANTシリーズの中でも、Core i7、GeForce GTX 760を基本構成としたPASSANT i7AH9N76 のモデルiconの基本スペックを確認します。なお、時期が経つと選択できるパーツは異なる可能性があります。詳細はメーカーサイトでお確かめ下さい。

CPU
第4世代インテルCPUのCore i7を選択可能です。本機はCore i7-4790です。
マザーボード
ASUS H97-PLUSのマザーボードを搭載しています。インテル H97 チップセット です。
グラフィックカード
ミドル~ハイクラスのGPUを選択できます。本機はGeForce GTX 760(2GB)です。
メモリ
最大で32GBのメモリを選択できます。本機は8GBです。
M.2 SSD
高速アクセス可能なM.2のSSDを選択可能です。本機は非搭載です。
ハードディスク/SSD
合計3台選択可能です。後述しますが空きベイはもっとあります。本機は500GB HDD搭載。
光学ドライブ
DVDスーパーマルチドライブまたはブルーレイドライブを選択できます。
電源
最大860Wで、本機は700Wです。口径12cmで低負荷時にFAN停止するFANも選択可能です。

特徴1 - 人気PCケース「CM 690 III」を採用

本製品は、人気のPCケース「Cooler Master製 CM 690 III」を採用し、拡張性、冷却性、メンテナンス性に優れています。

以下に、このPCケースの特徴を紹介します。

2.5インチ/3.5インチのコンボドライブベイ採用

まず面白いのが、ベイサイズを変えられる2.5インチ/3.5インチコンボドライブベイを採用している点です。本体前面に、3.5インチベイが3つ、2.5インチベイが4つありますが、2.5インチベイは側板の場所を変更することで、3.5インチベイとして使用することが可能です。

また、この側板は取り外すこともでき、かなり長いグラフィックカードを搭載することも可能になります。またファンからグラフィックカードまで遮るものがなくなるため、グラフィックカードへ直接風を送ることができるようになります。


2.5インチ/3.5インチコンボドライブベイ

 

ドライブベイへ挿入するトレイも可変で、3.5インチのストレージと2.5インチのストレージの両方に対応しています。


SSD/HDD コンボトレイ

大口径20cmファンを搭載

本製品は、前面に20cmの巨大な吸気ファンを搭載し、冷却性と静音性が高いです。なお、ケースの仕様としては、左側面と上部にも20cmファンを搭載することが可能です。ただし、左側面と上部のファンは、メーカーのカスタマイズ画面からは選択できないため、取り付けたい場合は、別途自分で行う必要があります。

本製品は、この口径20cmのファンと背面の排気ファンの合計2台のケースファンを搭載していますが、ケースの仕様としては合計9か所にファンを搭載可能です。ただし、こちらもメーカーのカスタマイズ画面からは選択できません。


20cmファン搭載

裏面配線

メーカーオリジナルのPCケースの場合、裏面配線出来ない(もしくは出来てもしていない)製品が多いですが、本製品は、裏面配線が可能で、出荷時も綺麗に裏面配線されています。


裏面配線

スライド着脱式の防塵フィルターを底面に搭載

底面には電源の吸気ファンが見えますが、ここにホコリが入らないように、スライド着脱式の防塵フィルターを装着しています。パソコンを立てたまま取り出すことができるため、掃除も楽です。


スライド着脱式の防塵フィルター

飽きのこないデザイン

サイドにシルバーのアクセントをあしらった丸みを帯びたケースに、メッシュのフロント面は、派手さはないものの、地味でもなく飽きのこないデザインです。


飽きのこないPCケース

特徴2 - 高性能グラフィックスでゲームが快適

PASSANTシリーズは、多くのグラフィックスを搭載したモデルがあり、今回レビューしているPASSANT i7AH9N76のモデルは、GeForce GTX 760、770、780 Ti を選択可能です。

本機は、GeForce GTX 760を搭載しており、このときのゲームベンチマークを下に掲載します。なお、グラフィックスドライバーバージョンは、執筆時点で最新の「344.11」です。高めのグラフィック品質設定でも快適にプレイ可能です。

ゲームベンチマーク
製品名 パソコン工房
PASSANT i7AH9N76
基本スペック Core i7-4790
GeForce GTX 760(2GB)
ファイナルファンタジー XIV 新生エオルゼア
キャラクター編
標準品質 ★ 18884 (非常に快適)
最高 9712 (非常に快適)
ファンタシースターオンライン2 ver.2 描画:3 47979 (快適)
描画:5 29089 (快適)
バイオハザード6 RANK S (9827)
モンスターハンターフロンティア 第三弾(大討伐) 14789
ドラゴンクエストX 標準 18272 (すごく快適)
最高 17646 (すごく快適)
GRID Autosport ウルトラロー 325 fps
ミディアム 163 fps
ウルトラ 75 fps
トゥームレイダー LOW 208 fps
HIGH 115 fps
ULTIMATE 47 fps
Metro Last Light Low 100 fps
High 68 fps
Very High 56 fps
スリーピングドックス 186 fps
81 fps
最高 59 fps
★デスクトップPCの場合は「標準品質(デスクトップPC)」、ノートPCの場合は「標準品質(ノートPC)」の設定にしています。
※fpsの掲載値は、平均値です。最小値や最大値ではありません
※CPUやメモリなどの環境によってスコアが変わる点はご了承ください。
※ファイナルファンタジー XIV 新生エオルゼア は、約7000スコアで平均60fps(当サイト調べ)
※ファンタシースターオンライン2 ver.2は、約2700スコアで平均60fps(当サイト調べ)
※バイオハザード6は、約9000スコアで平均60fps(当サイト調べ)
※モンスターハンターフロンティア 第三弾(大討伐)は、約6000スコアで平均60fps(当サイト調べ)
※ドラゴンクエストXは、約5500スコアで平均60fps(当サイト調べ)
※通常の液晶ディスプレイは60Hz駆動であるため、ゲームを快適にプレイするには最低でも平均60fpsは欲しいです。ただし、平均fpsが60でも最小fpsはもっと小さいため、60fpsを切らないようにプレイするには平均80~100fpsは欲しいです。また、120Hz駆動の液晶ディスプレイを使用している方は、最低でも平均120fpsは欲しいです。

 

GPU-Zで確認したGeForce GTX 760の情報は次の通りです。


GeForce GTX 760のグラフィックカードのスペック

 

他のゲームのフレームレートや、他のグラフィックスのベンチマーク結果を確認したいときは、ゲームパソコンの比較のページをご覧ください。

パフォーマンスのチェック

PASSANTシリーズは、多くのパーツの中からCPUやGPU、ストレージを選択できますが、今回は、Core i7-4790、8GB メモリ、GeForce GTX 760、500GB HDDといった構成になっており、このときのベンチマーク結果を下に掲載します。

PassMark Performance Test 8.0

3DMark


※ FIRE STRIKE:高性能GPU向け、SKY DIVER:ミドルレンジGPU向け、
CLOUD GATE:一般ノート向け、ICE STORM:タブレットやスマホ等のモバイル向け

PCMark 8 - Accelerated

ストレージのベンチマーク


500GB HDD

 

 

 

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