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フォーオナー のベンチマークとおすすめPC
2017.2.15 初稿 ベータ版でのベンチマーク、プレイ内容などを掲載
2017.2.23 製品版でベンチマークを計測しなおしたものを掲載
2017.3.04 ノートPC用GTX 1080のベンチマークを追記
2017.3.16 ノートPC用GTX 1050のベンチマークを追記
For Honorをプレイ
ユービーアイソフトの放つ新作剣戟アクション
2月16日にユービーアイソフトの完全新作「フォーオナー(For Honor)」が発売されました。フォーオナーはユービーアイソフトの放つ新規タイトルで、プレイヤーは「ナイト」「ヴァイキング」「侍」の3つの勢力に分かれて戦場で争う剣戟アクションとなっており、プレイヤー対プレイヤーが主な、競技性のあるゲームデザインです。
熱い読み合いと駆け引き
対戦型マルチプレイの剣戟アクションと言えば、個人的には1対1では「ダークソウル」リーズ、攻城戦では「Chivalry: Medieval Warfare」や「Mount&Blad」を思い浮かべますが、このゲームは「ダークソウル」と「Mount&Blad」をかけ合わせた感じと言いましょうか。まず一対一の対戦では左、上、右の構えがあり、相手が左の構えから攻撃してくると、こちらも左に構えていればガードが成立します。この三すくみによるじゃんけんに加え、回避、投げ、パリィなどの読み合いがあります。ちなみに、キーボードとマウスよりもゲームパッドの方がやりやすいです。
行動はダークソウルのようにスタミナ依存となっており、攻撃や回避、ガードでスタミナが減ります。もちろん強攻撃をぶんぶん降れば即座にスタミナが切れて相手の格好の的なので、スタミナ管理も大事になってくるわけですね。つまり、格闘ゲームのような読み合いに加え、スタミナとの駆け引きも重要になってきます。相手のモーションや判定を覚える必要もありますが、読み合いが分かってくると、楽しくなってきます。対戦型アクションとしては完成度は高いと思います。剣を振るモーションや走り方も、「ナイト」「ヴァイキング」「侍」それぞれ特徴があって、とてもかっこいいですね。
対戦ルールではドミニオン、ブロウル、デュエル、スカーミッシュ、エリミネーションの5つのマルチプレイモードがあり、最もオーソドックスなのがドミニオン。4人対4人の2チームに分かれて、3つのエリアを奪い合うモードで、バトルフィールドで言うとこのコンクエストみたいなものでしょうか。個人的には3ラウンド制の2人対2人で決闘をおこなうプロウルが好きです。フレンドとボイスチャットで掛け合いながら対戦するのも面白いですね。
ドミニオンでは、プレイヤー自体は4人対4ですが、兵士であるミニオンが大勢いるため、疑似的な攻城戦みたいになります。プレイヤーはこのミニオンからすると、将軍的な位置に辺り、相手のミニオンをバッタバッタと倒し、自軍のミニオンの勢力(ライン)を押し上げていき、エリアを奪い合います。こういう所はリーグ・オブ・レジェンズやDOTA2などのRTSに近いところがあります。途中プレイヤー同士での対戦も勃発しますが、プレイヤー同士が熱く一騎打ちしていると、横からズバズバ切られることもあるので、スタミナ管理と自軍ミニオンの数、仲間の位置など、戦場での立ち回りもかなり重要になってきます。
一騎打ちでは駆け引きが大事
ミニオンを倒し自軍のラインを押し上げる
選択できる3つの勢力と戦闘スタイル
プレイヤーはまず「ナイト」「ヴァイキング」「侍」の3つの勢力から自身に合ったヒーローを選択します。選択した勢力でシーズンとラウンド区切りで成績を争うのですが、もちろんヒーローによっても役職が別れています。侍だと、刀を持った剣聖、棍棒を持った守護鬼、忍者のような大蛇など、それぞれ戦闘スタイルも異なり、戦場で発揮する能力も変わります。
また装備もゲーム内で取得できるマネーからトレジャーボックスのようなものを購入でき、刀や鎧なども自由にカスタマイズすることができます。能力の高いレアな装備もあるので、ついついやり込みたくなるゲーム設計です。
どのヒーローも鎧のディテールが作り込まれており、美しいですね。個人的には脳筋が好きなので、「ヴァイキング」がお気に入りですが、マルチプレイではダントツで「侍」が人気でした。海外でも侍は人気なのでしょうか。
マルチプレイ面ではルールによってはまだまだ調整不足や不満な点も感じますが、何よりこれまでのマルチプレイゲームとは一風変わった、攻城戦や読み合いや駆け引きを楽しめる、全く新しい剣戟アクションということで、楽しめると思います。
各勢力に分かれてシーズンとラウンド区切りで対戦
武器や防具のカスタマイズも
フォーオナー のベンチマークとおすすめPC
最低動作環境と推奨動作環境
最低動作環境と推奨動作環境は、海外Ubisoftのブログにて公開されています。最低動作環境はおそらく、720p、30fpsを想定されており、推奨動作環境は、1080p、60fps、High設定を想定していると思います。下記の通り、推奨動作環境でも求められるグラフィックカードは思っていた以上に低く、サポートされるNVIDIAビデオカードも幅広いです。
最低動作環境 | 推奨動作環境 | ||
---|---|---|---|
OS |
Windows 7/Windows 8.1/Windows 10 (各64ビット版) |
Windows 7/Windows 8.1/Windows 10 (各64ビット版) |
|
CPU |
Intel Core i3-550、AMD Phenom II X4 955 相当 | Intel Core i5-2500K、AMD FX-6350 相当 | |
メモリ | 4GB | 8GB | |
GPU | NVIDIA GeForce | GTX660/GTX750ti/GTX950/GTX1050 (2GB VRAM)以上 |
GTX680/GTX760/GTX970/GTX1060 (2GB VRAM)以上 |
AMD Radeon | HD6970/HD7870/R9 270/R9 370/RX460 (2GB VRAM)以上 |
R9 280X/R9 380/RX470 (2GB VRAM)以上 |
グラフィック設定画面
垂直同期はオフにすることができ、フレームレートは60fps以上出すことが可能です。グラフィック設定では品質プリセットが低、標準、高、超高とあり、使用しているグラフィックカード(グラフィックメモリ)に応じて、推奨設定を教えてくれます。また本作にはベンチマーク機能が付いています。
ディスプレイ設定画面
グラフィック設定画面
ベンチマーク機能
ベンチマークでは本作が快適に動作するかのテストをゾーンごとにフレームレートを計測してくれます。ゾーンでは開けたマップから大量の兵士たちによる乱戦、爆発シーンなど、負荷によってシーンが別れています。ベンチマークが終わると最後に結果が表示されるので、ここで最小フレームが30fpsを割らず、総合平均フレームが60以上なら快適に動作します。実際に人気のグラフィックカードで計測してみたので、下記を参考にどうぞ。
ベンチマーク計測中
ベンチマーク計測結果画面
フォーオナー のベンチマーク結果
記載しているスコアは総合の平均フレームになります。結果は下記の通り、高設定でもGeForce GTX1050Tiだと平均fpsは60fps以上とかなり負荷の軽いゲームです。グラフィックはとても綺麗で、表示する兵士も多いのですが、これほど負荷を抑えているのは凄いですね。
目安としては、GeForce GTX1050Tiだと、ゾーンによっては一部60fpsを下回っていたので、現状ではデスクトップ、ノートともに、GeForce GTX1060(3GB)のグラフィックカードが快適にプレイする上でベストだと思います。GTX 1070以上のカードになると、フルHD以上の解像度でのプレイも視野に入れることができます。
グラフィックス | GeForce GTX1080 |
GeForce GTX1070 |
GeForce GTX 1060 (6GB) |
GeForce GTX 1050Ti (2GB) |
GeForce GTX 1050 |
GeForce GTX 965M |
GeForce GTX 960M |
|
使用したPC |
NEXTGEAR -NOTE i7901 |
デル ALIENWARE 15 | デル ALIENWARE 17 | GALLERIA GKF1050TNF | FRONTIER NZ |
デル ALIENWARE 15 | マウス m-Book W |
|
1920x1080 | 低 |
268 fps | 174 fps | 148 fps | 103 fps | 82 fps | 68 fps | 58 fps |
標準 |
191 fps | 149 fps | 104 fps | 68 fps | 55 fps | 47 fps | 41 fps | |
高 | 182 fps | 143 fps | 100 fps | 64 fps | 52 fps | 45 fps | 38 fps | |
超高 | 134 fps | 106 fps | 74 fps | 46 fps | 37 fps | 31 fps | 27 fps | |
3840x2160 | 低 |
96 fps | - | - | - | - | - | |
標準 |
60 fps | - | - | - | - | - | ||
高 | 57 fps | - | - | - | - | - | ||
超高 | 41 fps | - | - | - | - | - |
グラフィックス | TITAN X | GeForce GTX1080 |
GeForce GTX1070 |
GeForce GTX1060 (6G) |
GeForce GTX1060 (3G) |
GeForce GTX1050Ti |
GeForce GTX1050 |
|
使用したPC | ドスパラ GALLERIA | |||||||
1920x1080 | 低 |
263 fps | 237 fps | 210 fps | 170 fps | 159 fps | 107 fps | 98 fps |
標準 |
221 fps | 188 fps | 156 fps | 115 fps | 107 fps | 70 fps | 64 fps | |
高 | 212 fps | 180 fps | 149 fps | 109 fps | 102 fps | 65 fps | 61 fps | |
超高 | 160 fps | 133 fps | 108 fps | 78 fps | 72 fps | 47 fps | 43 fps | |
3840x2160 | 低 |
113 fps | 94 fps | 76 fps | - | - | - | - |
標準 |
73 fps | 60 fps | 48 fps | - | - | - | - | |
高 | 69 fps | 57 fps | 46 fps | - | - | - | - | |
超高 | 49 fps | 41 fps | 33 fps | - | - | - | - |
画質を比較してみる
品質プリセットの低設定と超高設定での画質比較です。テクスチャはもちろんのこと、草木の表示量、影の品質が大きく異なります。グラフィックは負荷に反してとても綺麗なので、プレイする際は超高設定がおすすめです。
画質比較
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三度の飯よりゲームが好き。 面白ければどんなゲームもプレイするが、中でも好きなジャンルは2D格闘ゲーム。2009年からSteamでPCゲーム漁りを始めてからゲーミングPCに興味を持ち、ライター業を経てレビュアーへ。これまで300台以上のゲーミングPCを実機でテストし、レビュー記事を執筆。おじいちゃんになってもPCゲーマーでありたい。
1975年生まれ。電子・情報系の大学院を修了。
2000年にシステムインテグレーターの企業へ就職し、主にサーバーの設計・構築を担当。2006年に「the比較」のサイトを立ち上げて運営を開始し、2010年に独立。
毎年、50台前後のパソコンを購入して検証。メーカーさんからお借りしているパソコンを合わせると、毎年合計約150台のパソコンの実機をテストしレビュー記事を執筆。
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