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HP Pavilion Gaming 15-ak000の実機レビュー
非光沢IPS液晶のゲームノート
HP Pavilion Gaming 15-ak000は、非光沢のIPSパネルを搭載した15.6型ゲーミングノートパソコンです。
グラフィックスには、GeForce GTX 950Mを搭載しています。
黒を基調として、アクセントカラーにグリーンを用いた配色は、ゲーミングPCらしい特徴的なデザインです。
SSD+HDDのデュアルストレージモデルもあります。
メーカー直販サイト:HP公式サイト
※レビュー機は当サイトでの購入品です
目次
HP Pavilion Gaming 15-ak000の基本スペック
HP Pavilion Gaming 15-ak000の基本スペックをチェックします。特徴的な部分は赤字にしています。※2015年11月13日時点の情報です。時期が経つと選択できるパーツは異なる可能性があります。詳細はメーカーサイトでお確かめ下さい。
CPU 第6世代インテルCPUのCore i7-6700HQを搭載しています。 |
グラフィックカード NVIDIAの GeForce GTX 950M(4GB)を搭載しています。Optimus対応です。 |
液晶ディスプレイ 15.6型ワイドの非光沢のIPS液晶です。解像度は1920×1080です。 |
メモリ 最大16GBまで選択できます。本機は8GBを搭載しています。 |
ストレージ 1TB HDDまたは、128GB M.2 SSD+1TB HDDです。本機は後者です。 |
光学ドライブ DVDスーパーマルチまたはブルーレイドライブを選択可能です。 |
バッテリー駆動時間 約7時間です。 |
その他 重量は約 2.40kg、薄さは24.5~30.9 mmです。 |
特徴1 - GeForce GTX 950M搭載
本製品は、GeForce GTX 950Mを搭載したゲーミングノートPCです。
GeForce GTXシリーズの中では下位モデルのグラフィックスです。ただし、通常、GeForce GTX 950Mのメモリは2GBですが、本製品は4GBのメモリを搭載しています。
ゲームベンチマーク結果は下表の通りです。なお、グラフィックスドライバーバージョンは、最新の「353.54」です。解像度を1920x1080に設定した場合、グラフィック品質を"低め~普通"の設定にすると快適にプレイできるゲームが多いです。ただ、メモリを4GB搭載しているGeForce GTX 950Mの割には、それほどスコアは高くありませんでした。
製品名 | HP Pavilion Gaming 15-ak000 | |||
スペック | Core i7-6700HQ GeForce GTX 950M(4GB) |
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ファイナルファンタジー XIV 蒼天のイシュガルド (DirectX 11) |
標準品質 ★ | 5275 (とても快適) | ||
高品質 | 3687 (快適) | |||
最高品質 | 2677 (やや快適) | |||
ファイナルファンタジー XIV キャラクター編 |
標準品質 ★ | 8632 (非常に快適) | ||
最高品質 | 3500 (快適) | |||
ドラゴンズドグマオンライン |
低品質 | 5936 (快適) | ||
標準品質 | 5773 (快適) | |||
最高品質 | 5063 (快適) | |||
ファンタシースターオンライン2 ver.2 | 描画:3 | 12395 (快適) | ||
描画:5 | 6791 (快適) | |||
バイオハザード6 | ― | RANK A (4919) | ||
モンスターハンターフロンティア 第三弾(大討伐) | ― | 5743 | ||
ドラゴンクエストX | 標準 | 10418 (すごく快適) | ||
最高 | 8791 (とても快適) | |||
GRID Autosport | ウルトラロー | 124 fps | ||
ミディアム | 76 fps | |||
ウルトラ | 34 fps | |||
トゥームレイダー | LOW | 110 fps | ||
HIGH | 40 fps | |||
ULTIMATE | 22 fps | |||
Metro Last Light | Low | 46 fps | ||
High | 29 fps | |||
Very High | 24 fps | |||
スリーピングドッグス | 低 | 78 fps | ||
高 | 33 fps | |||
最高 | 15 fps | |||
ドラゴンエイジ:インクイジション | 低品質 | 46 fps | ||
高品質 | 22 fps | |||
最高品質 | 15 fps | |||
★デスクトップPCの場合は「標準品質(デスクトップPC)」と「高品質(デスクトップPC)」、ノートPCの場合は「標準品質(ノートPC)」と「高品質(ノートPC)」の設定にしています。 ※フレームレート(fps)の掲載値は、平均値です。最小値や最大値ではありません ※CPUやメモリなどの環境によってスコアが変わる点はご了承ください。 ※ファイナルファンタジー XIV 蒼天のイシュガルド は、約7700スコアで平均60fps(当サイト調べ) ※ファイナルファンタジー XIV 新生エオルゼア は、約7000スコアで平均60fps(当サイト調べ) ※ドラゴンズドグマオンラインは、約5800スコアで平均60fps(当サイト調べ) ※ファンタシースターオンライン2 ver.2は、約2700スコアで平均60fps(当サイト調べ) ※バイオハザード6は、約9000スコアで平均60fps(当サイト調べ) ※モンスターハンターフロンティア 第三弾(大討伐)は、約6000スコアで平均60fps(当サイト調べ) ※ドラゴンクエストXは、約5500スコアで平均60fps(当サイト調べ) ※通常の液晶ディスプレイは60Hz駆動であるため、ゲームを快適にプレイするには最低でも平均60fpsは欲しいです。ただし、平均fpsが60でも最小fpsはもっと小さいため、60fpsを切らないようにプレイするには平均80~100fpsは欲しいです。また、120Hz駆動の液晶ディスプレイを使用している方は、最低でも平均120fpsは欲しいです。 |
GPU-Zで確認したGeForce GTX 950Mの情報は次の通りです。
GeForce GTX 950Mのグラフィックカードのスペック
ベンチマークスコアについては「ゲームノートパソコンの比較」も参考にして下さい。他のグラフィックスでのベンチマーク結果や、他のゲームのベンチマーク結果も掲載しています。
特徴2 - SSD+HDDのデュアルドライブを選択可能
本製品は、128GB SSDと1TB HDDの両方を搭載したモデルがあります。
SSDを搭載することで、ゲームのロード時間が速くなり、快適です。欲を言えば、もう少し容量の大きいSSDを選択できても良かったと思います。
SSD+HDDを搭載したモデルあり
特徴3 - グリーンのアクセントを配色したボディ
好みが分かれるデザインだとは思いますが、本製品は黒を基調とし、グリーンのアクセントを配色したゲーミングノートらしいボディをしています。
グリーンのカラーをアクセントに配色したデザイン
特徴4 - 非光沢IPS液晶を搭載
本製品は、15型クラスの液晶には意外に少ない非光沢のIPS液晶を搭載しています。特に、光学ドライブおよび非光沢IPS液晶を搭載したパソコンは、ほとんどありません。「光学ドライブ+非光沢IPS液晶」は、自宅で使うには最もベストな構成だと思います。
ただし、次の項目で説明しますが、色域がやや狭いのが残念です。
非光沢で映り込みが少ない
液晶ディスプレイのチェック
液晶ディスプレイのチェックです。
IPS液晶であるため、視野角は非常に良いです。
視野角(斜めから見たときの見やすさ)
カラーマネージメントツールによるガンマ補正曲線を確認すると、緑色が下げ調整です。そのため実際の画面は、緑色がやや強めに発色しています。
色域があまり広くないのが残念です。本来の色を再現しきれておらず、実際の色とはやや異なって見えるときがあります。非光沢IPS液晶ということで期待していただけに残念です。ただし、従来より多く使われている15.6型HD(1366x768)の色域とほぼ変わりませんので、気にならない方も多いと思います。
ガモット図
※ i1 Display PROでICCプロファイルを作成後、MacのColorSyncユーティリティでグラフを作成
画素形状はシンプルです。ノングレアの処理面もなだらかで、ギラつきは感じません。
キーボードおよびタッチパッドのチェック
キーボードとタッチパッドのチェックです。
メーカー仕様表を確認すると、キーピッチは約18.7 x 18.7mm、キーストロークは約1.5mmです。キートップはほぼフラットで、滑りにくい素材です。普通の打ちやすさだと思います。
キーボード全体図
キーの拡大図1
キーの拡大図2
タッチパッドの指の動かしやすさも普通です。クリックボタンは、やや固い(押すときに力が必要)です。
タッチパッド
キーボードバックライトです。明るさは一段階しかありませんが、明る過ぎず、暗過ぎず、鮮やかに照らしてくれます。カラーもハイブリッドグリーンでかっこいいです。
キーボードバックライト
パフォーマンスのチェック
パフォーマンスのチェックです。
Core i7-6700HQ、8GBメモリ、GeForce GTX 950Mを搭載しています。ストレージは1TB HDDか128GB SSD + 1TB HDDを選べますが、本機は後者です。処理性能は高めです。
ベンチマーク結果は次の通りです。
PassMark Performance Test 8.0
3DMark
※ FIRE STRIKE:高性能GPU向け、SKY DIVER:ミドルレンジGPU向け、
CLOUD GATE:一般ノート向け、ICE STORM:タブレットやスマホ等のモバイル向け
PCMark 8 - Home accelerated
動画のエンコード時間
2015年10月24日より、エンコードのテスト内容を変更しましたので、ご注意ください。
Core i7-6700HQ、GeForce GTX 950M | |
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x265でエンコード (※1) | 24分46秒 |
x264でエンコード (※2) | 10分58秒 |
NVENCでエンコード (※3) | 7分16秒 |
QSVでエンコード (※4) | 7分55秒 |
※1 4Kや8Kにも対応したx264の後継のエンコーダー。エンコードは遅いが、出力ファイル容量は従来の約半分
※2 H.264エンコーダーの中で、現在人気の高いエンコーダー。ほどほどの速度で高画質
※3 NVIDIAのKeplerコア以降のGPUに搭載される最新ハードウェアエンコーダー。従来のCUDAより速度、画質とも向上
※4 CPU内蔵のハードウェアエンコーダー。エンコードが高速
ストレージのベンチマーク
M.2接続 128GB SSD (CrystalDiskMark 5 で計測) |
1TB HDD (CrystalDiskMark 5 で計測) |
カードリーダー/ライターのチェック
内蔵カードリーダー/ライターのチェックです。
スロットは本体の左側面にあります。挿入後のSDカードの出っ張りはほとんどありません。
SDカード挿入後の外観
カードリーダー/ライターのCrystalDiskMarkのベンチマーク結果は次の通りです。
SDカードのベンチマーク(UHS-Ⅰのカードで測定)