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HP Pavilion Gaming 15-ak000の実機レビュー

更新日:2015年11月13日

後継機が発売されました

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HP Pavilion Gaming 15の実機レビュー

非光沢IPS液晶のゲームノート

HP Pavilion Gaming 15-ak000は、非光沢のIPSパネルを搭載した15.6型ゲーミングノートパソコンです。

グラフィックスには、GeForce GTX 950Mを搭載しています。

黒を基調として、アクセントカラーにグリーンを用いた配色は、ゲーミングPCらしい特徴的なデザインです。

SSD+HDDのデュアルストレージモデルもあります。

メーカー直販サイト:HP公式サイト


※レビュー機は当サイトでの購入品です

目次

HP Pavilion Gaming 15-ak000の基本スペック

HP Pavilion Gaming 15-ak000の基本スペックをチェックします。特徴的な部分は赤字にしています。※2015年11月13日時点の情報です。時期が経つと選択できるパーツは異なる可能性があります。詳細はメーカーサイトでお確かめ下さい。

CPU
第6世代インテルCPUのCore i7-6700HQを搭載しています。
グラフィックカード
NVIDIAの GeForce GTX 950M(4GB)を搭載しています。Optimus対応です。
液晶ディスプレイ
15.6型ワイドの非光沢IPS液晶です。解像度は1920×1080です。
メモリ
最大16GBまで選択できます。本機は8GBを搭載しています。
ストレージ
1TB HDDまたは、128GB M.2 SSD+1TB HDDです。本機は後者です。
光学ドライブ
DVDスーパーマルチまたはブルーレイドライブを選択可能です。
バッテリー駆動時間
約7時間です。
 
その他
重量は約 2.40kg、薄さは24.5~30.9 mmです。

特徴1 - GeForce GTX 950M搭載

本製品は、GeForce GTX 950Mを搭載したゲーミングノートPCです。

GeForce GTXシリーズの中では下位モデルのグラフィックスです。ただし、通常、GeForce GTX 950Mのメモリは2GBですが、本製品は4GBのメモリを搭載しています。

ゲームベンチマーク結果は下表の通りです。なお、グラフィックスドライバーバージョンは、最新の「353.54」です。解像度を1920x1080に設定した場合、グラフィック品質を"低め~普通"の設定にすると快適にプレイできるゲームが多いです。ただ、メモリを4GB搭載しているGeForce GTX 950Mの割には、それほどスコアは高くありませんでした。

ゲームベンチマーク
製品名 HP Pavilion Gaming 15-ak000
スペック Core i7-6700HQ
GeForce GTX 950M(4GB)
ファイナルファンタジー XIV 蒼天のイシュガルド (DirectX 11)
標準品質 ★ 5275 (とても快適)
高品質 3687 (快適)
最高品質 2677 (やや快適)
ファイナルファンタジー XIV
キャラクター編
標準品質 ★ 8632 (非常に快適)
最高品質 3500 (快適)
ドラゴンズドグマオンライン
低品質 5936 (快適)
標準品質 5773 (快適)
最高品質 5063 (快適)
ファンタシースターオンライン2 ver.2 描画:3 12395 (快適)
描画:5 6791 (快適)
バイオハザード6 RANK A (4919)
モンスターハンターフロンティア 第三弾(大討伐) 5743
ドラゴンクエストX 標準 10418 (すごく快適)
最高 8791 (とても快適)
GRID Autosport ウルトラロー 124 fps
ミディアム 76 fps
ウルトラ 34 fps
トゥームレイダー LOW 110 fps
HIGH 40 fps
ULTIMATE 22 fps
Metro Last Light Low 46 fps
High 29 fps
Very High 24 fps
スリーピングドッグス 78 fps
33 fps
最高 15 fps
ドラゴンエイジ:インクイジション 低品質 46 fps
高品質 22 fps
最高品質 15 fps
★デスクトップPCの場合は「標準品質(デスクトップPC)」と「高品質(デスクトップPC)」、ノートPCの場合は「標準品質(ノートPC)」と高品質(ノートPC)の設定にしています。
※フレームレート(fps)の掲載値は、平均値です。最小値や最大値ではありません
※CPUやメモリなどの環境によってスコアが変わる点はご了承ください。
※ファイナルファンタジー XIV 蒼天のイシュガルド は、約7700スコアで平均60fps(当サイト調べ)

※ファイナルファンタジー XIV 新生エオルゼア は、約7000スコアで平均60fps(当サイト調べ)
※ドラゴンズドグマオンラインは、約5800スコアで平均60fps(当サイト調べ)
※ファンタシースターオンライン2 ver.2は、約2700スコアで平均60fps(当サイト調べ)
※バイオハザード6は、約9000スコアで平均60fps(当サイト調べ)
※モンスターハンターフロンティア 第三弾(大討伐)は、約6000スコアで平均60fps(当サイト調べ)
※ドラゴンクエストXは、約5500スコアで平均60fps(当サイト調べ)
※通常の液晶ディスプレイは60Hz駆動であるため、ゲームを快適にプレイするには最低でも平均60fpsは欲しいです。ただし、平均fpsが60でも最小fpsはもっと小さいため、60fpsを切らないようにプレイするには平均80~100fpsは欲しいです。また、120Hz駆動の液晶ディスプレイを使用している方は、最低でも平均120fpsは欲しいです。

GPU-Zで確認したGeForce GTX 950Mの情報は次の通りです。


GeForce GTX 950Mのグラフィックカードのスペック

 

ベンチマークスコアについては「ゲームノートパソコンの比較」も参考にして下さい。他のグラフィックスでのベンチマーク結果や、他のゲームのベンチマーク結果も掲載しています。

特徴2 - SSD+HDDのデュアルドライブを選択可能

本製品は、128GB SSDと1TB HDDの両方を搭載したモデルがあります。

SSDを搭載することで、ゲームのロード時間が速くなり、快適です。欲を言えば、もう少し容量の大きいSSDを選択できても良かったと思います。


SSD+HDDを搭載したモデルあり

特徴3 - グリーンのアクセントを配色したボディ

好みが分かれるデザインだとは思いますが、本製品は黒を基調とし、グリーンのアクセントを配色したゲーミングノートらしいボディをしています。


グリーンのカラーをアクセントに配色したデザイン

特徴4 - 非光沢IPS液晶を搭載

本製品は、15型クラスの液晶には意外に少ない非光沢のIPS液晶を搭載しています。特に、光学ドライブおよび非光沢IPS液晶を搭載したパソコンは、ほとんどありません。「光学ドライブ+非光沢IPS液晶」は、自宅で使うには最もベストな構成だと思います。

ただし、次の項目で説明しますが、色域がやや狭いのが残念です。


非光沢で映り込みが少ない

液晶ディスプレイのチェック

液晶ディスプレイのチェックです。

IPS液晶であるため、視野角は非常に良いです。


視野角(斜めから見たときの見やすさ)

 

カラーマネージメントツールによるガンマ補正曲線を確認すると、緑色が下げ調整です。そのため実際の画面は、緑色がやや強めに発色しています。



※見方の詳細については、miyahan.com様、DOS/V Power Report様のページをご確認ください

 

色域があまり広くないのが残念です。本来の色を再現しきれておらず、実際の色とはやや異なって見えるときがあります。非光沢IPS液晶ということで期待していただけに残念です。ただし、従来より多く使われている15.6型HD(1366x768)の色域とほぼ変わりませんので、気にならない方も多いと思います。


ガモット図
※ i1 Display PROでICCプロファイルを作成後、MacのColorSyncユーティリティでグラフを作成

 

画素形状はシンプルです。ノングレアの処理面もなだらかで、ギラつきは感じません。


キーボードおよびタッチパッドのチェック

キーボードとタッチパッドのチェックです。

メーカー仕様表を確認すると、キーピッチは約18.7 x 18.7mm、キーストロークは約1.5mmです。キートップはほぼフラットで、滑りにくい素材です。普通の打ちやすさだと思います。


キーボード全体図


キーの拡大図1


キーの拡大図2

 

タッチパッドの指の動かしやすさも普通です。クリックボタンは、やや固い(押すときに力が必要)です。


タッチパッド

 

キーボードバックライトです。明るさは一段階しかありませんが、明る過ぎず、暗過ぎず、鮮やかに照らしてくれます。カラーもハイブリッドグリーンでかっこいいです。




キーボードバックライト

パフォーマンスのチェック

パフォーマンスのチェックです。

Core i7-6700HQ、8GBメモリ、GeForce GTX 950Mを搭載しています。ストレージは1TB HDDか128GB SSD + 1TB HDDを選べますが、本機は後者です。処理性能は高めです。

ベンチマーク結果は次の通りです。

PassMark Performance Test 8.0

3DMark


※ FIRE STRIKE:高性能GPU向け、SKY DIVER:ミドルレンジGPU向け、
CLOUD GATE:一般ノート向け、ICE STORM:タブレットやスマホ等のモバイル向け

PCMark 8 - Home accelerated

動画のエンコード時間

2015年10月24日より、エンコードのテスト内容を変更しましたので、ご注意ください。

TMPGEnc Video Mastering Works 6によるエンコード時間
  Core i7-6700HQ、GeForce GTX 950M
x265でエンコード (※1) 24分46秒
x264でエンコード (※2) 10分58秒
NVENCでエンコード (※3) 7分16秒
QSVでエンコード (※4) 7分55秒
XAVC Sの動画(約5分、4K)をMP4(FHD)へ変換。x265はH.265/HEVC、それ以外はH.264/AVCへ変換
※1 4Kや8Kにも対応したx264の後継のエンコーダー。エンコードは遅いが、出力ファイル容量は従来の約半分
※2 H.264エンコーダーの中で、現在人気の高いエンコーダー。ほどほどの速度で高画質
※3 NVIDIAのKeplerコア以降のGPUに搭載される最新ハードウェアエンコーダー。従来のCUDAより速度、画質とも向上
※4 CPU内蔵のハードウェアエンコーダー。エンコードが高速

ストレージのベンチマーク


M.2接続 128GB SSD
(CrystalDiskMark 5 で計測)

1TB HDD
(CrystalDiskMark 5 で計測)

カードリーダー/ライターのチェック

内蔵カードリーダー/ライターのチェックです。

スロットは本体の左側面にあります。挿入後のSDカードの出っ張りはほとんどありません。


SDカード挿入後の外観

 

カードリーダー/ライターのCrystalDiskMarkのベンチマーク結果は次の通りです。


SDカードのベンチマーク(UHS-Ⅰのカードで測定)

 

 


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