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マウスコンピューター m-Book B504Eの実機レビュー
SSDを搭載しながら5万円を切るフルHDノート
m-Book B504Eは、240GBのSSDを搭載しつつ、5万円を切る価格を実現したコストパフォーマンスの高いノートパソコンです。
しかも、安いPCは、HD(1366x768)の液晶解像度が多いですが、本製品はフルHD(1920x1080)と高解像度です。
CPUはCeleron N3450とやや低スペックですが、SSDを搭載することで、HDD搭載時に比べて体感速度はかなり向上しています。
乃木坂46が出演するマウスコンピューターのCM公開記念モデルとなっており、台数は10,800台限定です。
標準構成で、Celeron N3450、メモリ4GB、240GBのSSDを搭載しており、動画閲覧やネットサーフィンなどの軽作業向きの構成となっています。BTOカスタマイズも可能となっています。
CPU | Celeron N3450 |
メモリ | 4GB(最大8GB) |
ストレージ | SSD / HDD (同時搭載可能) |
液晶サイズ | 15.6型ワイド |
液晶種類 | FHD グレア |
質量 | 約2.0kg |
バッテリー | 最大 約5.4時間 |
光学ドライブ | 非搭載 |
価格 | 49,800円~(税別) |
レビュー機は、メーカーからの貸出機です。今回は次の構成でレビューをしています。
- Celeron N3450、4GBメモリ、240GB SATA SSD
このページをご覧の方だけに
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目次
お忙しい方は、「1」の特徴のみお読みください。
1 m-Book B504Eの特徴 | |
2 液晶ディスプレイのチェック | 3 キーボードおよびタッチパッドのチェック |
4 パフォーマンスのチェック | 5 USB Type-C 充電器 / ドックの動作テスト |
6 質量のチェック | 7 バッテリー駆動時間のチェック |
8 静音性のチェック | 9 パーツの温度のチェック |
10 表面温度のチェック | 11 消費電力のチェック |
12 外観のチェック | 13 まとめ |
m-Book B504Eの特徴
低価格なのに、240GBのSSDを搭載
m-Book B504Eの特徴は、SSDを搭載しながら、49,800円(税別)から購入できる安さです。
CPUがCeleron N3450とやや低スペックではありますが、SSDを搭載することで、体感速度はグンと向上します。さすがに動画編集や画像編集などの用途には不向きですが、Web閲覧や動画鑑賞程度の用途であれば、それほど遅さを感じず使うことができるでしょう。
また、最小構成時でもSSDの容量は240GBもあります。動画をたくさん保存しない限りは、この容量でも十分足りることでしょう。
240GB SSD搭載で49,800円
ダブルストレージ構成が可能
ストレージについては、初期構成時に選択されている2.5インチ 240GB SSDに加え、M.2 SSDも追加することが可能です。
M.2 SSD+SSDという2台のSSDを搭載した贅沢な構成にすることが可能です。2.5インチ 240GB SSDはHDDへ変更することも可能で、この場合、M.2 SSD + HDDの構成となり、高速起動かつ大容量のストレージ環境を実現することが可能です。
なお、M.2 SSDを追加した場合、OSはM.2 SSD側にインストールされます。
ダブルストレージ構成が可能
ボディは、m-Book B504Hやm-Book B503Sとほぼ一緒
筐体は、上位機種のm-Book B504Hとほぼ同じです。仕様を確認する限り、本製品(m-Book B504E)はバックライトキーボードが無いくらいの違いしかありません。色やデザイン、インターフェースは一緒です。
また、旧モデルのm-Book B503Sとも、バックライトの有無くらいの違いで、ほぼ同じ筐体です。しかもCPUも一緒で、異なるのは初期構成時のメモリ容量とストレージ構成くらいです。
m-Book B504Eはキーボードバックライト非搭載
フルHDだがグレア液晶
m-Book B504Eは、安価なモデルではありますが15.6型のフルHD液晶を搭載しています。ただし、表面は映り込みのあるグレア(光沢)液晶となっています。
また、m-Book B504EのディスプレイはIPS方式ではないようです。ただ、この性能と低価格のPCにそこまで求めることは酷かもしれません。
15.6型グレア液晶
エントリーモデルでもUSB Type-Cポートを搭載。ただし光学ドライブはなし
m-Book B504Eは、インターフェイスとして、USB Type-Cを1ポート、通常のType-A USBポートを3ポート備えています。既存の周辺機器を問題なく接続できますし、最新のType-C USB機器にも対応できます。
他にも、HDMI出力やVGA端子も備えており、インターフェイスに不足を感じることはなさそうです。
ただし、光学ドライブは搭載していません。ここはデメリットに感じる方もいると思います。
左右のインターフェイス構成
リフトアップ構造で、快適なキー入力が可能なフルサイズキーボード
m-Book B504Eは、ディスプレイを大きく開くと本体後部が約4.8mmせり上がるようなリフトアップ構造となっています。このため、キーボードに自然な傾斜がつき、快適なキーボード入力が可能となっています。
リフトアップ構造
乃木坂46出演のCMに出ているPC
下の乃木坂46出演のCMで、最後の方に出てくるPCが、本製品です。このCMは30秒のロングバージョンです。
乃木坂46マウスバンド(?)がマウスコンピューターのパソコンを紹介している特設サイトはこちらです。
液晶ディスプレイのチェック
液晶ディスプレイのチェックです。
液晶型番は「N156HGE_EBB」です。
視野角は、あまり良くありません。
視野角(斜めから見たときの見やすさ)
カラーマネージメントツールによるガンマ補正曲線です。寒色系の画面になっています。
色域は狭いです。
ガモット図
※ i1 Display PROでICCプロファイルを作成後、MacのColorSyncユーティリティでグラフを作成
画素形状は下図の通りです。ギラつきはありません。
画素の拡大図
光沢液晶であるため、画面への映り込みはあります。
画面への映り込み
キーボードおよびタッチパッドのチェック
キーボードとタッチパッドのチェックです。
メーカーサイトを確認すると、キーピッチは18mm、キーストロークは1.8mmとなっており、十分な数値だと思います。
キートップはフラットですが滑りにくい素材です。軽い力で押せるキーで、底付きの衝撃も少ないです。
配列は特に変わったところはありません。
普通に打てるキーボードだと思います。
なお、キーボードバックライトは搭載されていません。
タッチパッド&クリックボタン共に普通に使えます。
タッチパッド
パフォーマンスのチェック
m-Book B504Eのパフォーマンスのチェックです。
CPU
m-Book B504Eは、Celeron N3450を搭載しており、CPU性能はそれほど良くなりません。ただし、ネット閲覧や動画鑑賞程度なら問題なくできると思います。なお、話題のドンキ MUGA ストイックPCよりはやや高性能なCPUです。
CPUの選び方(筆者の独自判断)
※灰色のバーのパーツは、本製品では選択できません
ストレージ
SSDまたはHDDを選択可能です。容量も選べます。上位機種のm-Book B504Hでは、PCIe SSDも選択できましたが、本製品は選択できません。
ストレージの選び方(筆者の独自判断)
※灰色のバーのパーツは、本製品では選択できません
m-Book B504Eで計測したベンチマーク
以下、Celeron N3450、4GBメモリ、240GB SATA SSDの構成の実機で計測したベンチマークスコアを掲載します。
(CPU性能の評価)
Celeron N3450
(CPU性能の評価)
Celeron N3450
(主にグラフィックス、CPU性能の評価)
Celeron N3450、インテル HD グラフィックス 500
(x265がCPU性能の評価、NVENC、QSVが主にグラフィックス性能評価)
Celeron N3450 | |
---|---|
x265でエンコード (※1) | 1分55分34秒 |
NVENCでエンコード (※2) | ー |
QSVでエンコード (※3) | 13分5秒 |
※1 "4K"や"8K"にも対応したx264の後継のエンコーダー。エンコードは遅いが画質が綺麗
※2 NVIDIAのKeplerコア以降のGPUに搭載されるハードウェアエンコーダー
※3 CPU内蔵のハードウェアエンコーダー
(ストレージの評価)
240GB SATA SSD(ADATA SP600)
(SDカードスロットの評価)
UHS-Ⅰ対応カード
USB Type-C 充電器 / ドックの動作テスト
USB Type-Cポートを利用して、他の充電器やドックで充電などができるかを試しましたが、充電や映像出力はできませんでした。
充電できるか? | 外部ディスプレイ、 LANの拡張 |
|
---|---|---|
ThinkPad USB Type-C ドック | NG | LANだけOK |
ThinkPad Thunderbolt 3 ドック | NG | NG |
Helper 充電器(60W) | NG | ― |
ZHOULX 充電器(65W) | NG | ― |
質量のチェック
m-Book B504Eの質量は下表の通りです。
メーカー仕様値は約2.0kgで、当サイトの計測値はさらに軽い1.918kgでした。ACアダプターも209gと軽量でした。
モバイルノートパソコンのように軽くはないですが、15.6型ノートPCとしては比較的軽く、ACアダプターも軽いので、持ち運びには割と便利だと思います。
質量 | |
---|---|
PC本体 | 1.918kg |
ACアダプター | 209g |
バッテリー駆動時間のチェック
バッテリー駆動時間をチェックします。
メーカー仕様表を確認すると、最大 約5.4時間と書かれています(JEITA2.0測定法)。
バッテリー容量は32 Whです。一般的には40Wh台のバッテリーが多く搭載されているので、やや少なめのバッテリー容量かなと思います。
バッテリー容量
以下、静音性、パーツの温度、表面温度、消費電力を計測していますが、搭載するパーツの種類によって結果は変わります。
静音性のチェック
m-Book B504Eの動作音(静音性)のチェック結果です。
アイドル時はほぼ無音です。負荷をかけたときの動作音は普通だと思います。
なお、温度を計測するHWMonitorを起動しているだけで、CPU負荷が3%消費しています。
騒音値の計測結果
計測機器:リオン NL-42K、部屋を極力無音にしたときの騒音値:20.0dB
パーツの温度のチェック
m-Book B504Eの温度のチェック結果です。もし、あまりにも温度が高いと、パーツの寿命や動作の安定性に影響します。
CPU温度は普通です。
表面温度のチェック
表面温度のチェック結果です。もし、表面温度が高すぎると、作業中に手のひらが熱くなり、不快になります。
表面温度は低めで、不快に感じることはないでしょう。
消費電力のチェック
消費電力のチェック結果です。数値は変動しますが、確認できた最も高い数値を掲載しています。
低性能なCPUだけあって、高負荷時の消費電力は低めです。
外観のチェック
m-Book B504Eの外観のチェックです。
清潔感のあるボディです。上位機種のm-Book B504Hとは、キーボードの刻印の色がやや異なるだけで、あとは同じであるため外観については「m-Book B504Hの実機レビュー」をご参照下さい。なお、スピーカーも同じ性能です。
内部画像
内部画像については、m-Book B504Hと若干違うので、下に掲載します。
M.2 SSDスロットの画像です
2.5インチストレージの画像です。
メモリスロットは2つで、換装可能です。
まとめ
以上が、m-Book B504Eのレビューです。
240GBのSSDを搭載しながら、4万円台で購入可能な製品です。
CPUはCeleronであるため、性能はやや低めですが、それを高速なSSDでカバーしています。ライトな作業であれば、体感速度はそれほど遅くありません。
また、安くても、フルHD液晶を搭載しています。
ただし、液晶の視野角は悪いです。また、光学ドライブは搭載されていないためご注意下さい。
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1975年生まれ。電子・情報系の大学院を修了。
2000年にシステムインテグレーターの企業へ就職し、主にサーバーの設計・構築を担当。2006年に「the比較」のサイトを立ち上げて運営を開始し、2010年に独立。
毎年、50台前後のパソコンを購入して検証。メーカーさんからお借りしているパソコンを合わせると、毎年合計約150台のパソコンの実機をテストしレビュー記事を執筆。
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