MSI GP66 Leopard 11Uの実機レビュー

更新日:
CPU Core i7-11800H
GPU RTX 3080 Laptop 8GB
メモリ 16GB(最大64GB)
ストレージ NVMe SSD
(最大2基搭載可能)
液晶サイズ 15.6インチ
液晶種類 FHD 非光沢 144Hz
質量 約2.38kg
バッテリー 65Wh
価格[税込] 24万円台~
ハイエンドゲーミングノートが24万円台~

MSI GP66 Leopard 11Uは、GeForce RTX 3080を搭載したハイエンド性能のゲーミングノートPCを、現時点で最安クラスとなる24万円台~購入できる機種です。

しかも、CPUには最新のインテルの第11世代Core i7-11800Hを搭載しています。

ただし、液晶の色域は狭いので、クリエイター向けではありません。

重めのゲームを高めの画質で快適にプレイしたい方におすすめの機種です。

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レビュー機は、メーカーからの貸出機です。今回は以下の構成でレビューをしています。

レビュー機の構成

Core i7-11800H、16GBメモリ、GeForce RTX 3080 8GB、512GB NVMe SSD

 

目次

お忙しい方は、「MSI GP66 Leopard 11Uの特徴」のみお読みください。

 

MSI GP66 Leopard 11Uの特徴

RTX 3080搭載のハイエンドゲーミングノートが24万円台

GP66 Leopard 11Uは、ハイエンドとなるGeForce RTX 3080 Laptopを搭載しながら、24万円台で購入できるのが、大きな特徴です。

ハイエンドゲーミングノートが24万円台~

 

下表では、RTX 3080搭載のハイエンドゲーミングノートPCの価格を比較しています。GP66 Leopard 11Uが搭載するRTX 3080は、VRAMが8GBではありますが、筆者が調べたところでは、RTX 3080を搭載した機種としては、現時点では最安でした。しかも、CPUはインテルの第11世代Core i7-11800Hです。第11世代Core i7-11800H + RTX 3080の構成だと、通常30万円を超えるので、GP66 Leopard 11Uの価格は安いです。

ハイエンド性能のゲーミングノートPCを、リーズナブルな価格で入手したい方におすすめの機種です。

RTX 3080搭載のハイエンドゲーミングPCとの価格比較
  CPU
GPU 価格
MSI GP66 Leopard 11U [本機器] Core i7-11800H RTX 3080 8GB 249,800円
Legion 760 Ryzen 7 5800H RTX 3080 16GB 273,126円
ASUS ROG Zepyurus G15 Ryzen 7 5800HS RTX 3080 8GB 299,800円
ASUS ROG Strix SCAR 15 Ryzen 7 5800H RTX 3080 8GB 299,800円
MSI GS66 Stealth 11U Core i9-11900H RTX 3080 16GB 399,800円
MSI GE76 Raider 11U Core i9-11980HK RTX 3080 16GB 422,800円
※2021年8月1日現在の価格です。価格は変動する可能性があります。

 

RTX 3080の最大グラフィックスパワーは135W

MSI GP66 Leopard 11Uは、ゲーミングノートPC用のグラフィックスとしては現時点で最高レベルとなる、GeForce RTX 3080を搭載しています。なお、RTX 30シリーズでは、メーカーが機種ごとに設定する最大グラフィックスパワーによって、実際のグラフィックス性能に差がでます。

MSI GP66 Leopard 11Uの搭載するRTX 3080は、最大グラフィックスパワー135Wとなっています。

NVIDIAのシステム情報で確認した最大グラフィックスパワー

 

RTX 3080 Laptopの仕様では、GPUサブシステム電力が80~150+Wとなっているので、最大グラフィックスパワー135Wというのは、高めの設定です。3DMark Time Spyの結果のグラフを確認してみても、ハイエンドのゲーミングノートPCとして十分高いスコアが出ていました。

3DMark Time Spy(DX12) - Graphics score
ハイエンド RTX 3080 16GB 12077 (165W)
RTX 3080 16GB 11361 (130W)
RTX 3080 8GB 11229 (135W)
RTX 3070 10327 (130W)
RTX 3080 8GB 10258 (105W)
RTX 2080 9456
ミドルハイ RTX 3070 9220 (95W)
RTX 2070 SUPER 8322
RTX 3060 8302 (130W)
RTX 2080 Max-Q 8068
RTX 2070 7778
RTX 3060 7519 (95W)
RTX 2070 Max-Q 7216
ミドルレンジ RTX 3060 6984 (75W)
RTX 2060 6163
RTX 2060 Max-Q 5676
GTX 1660Ti 5667
エントリー GTX 1650Ti 3700
GTX 1650 3494
 :GeForce RTX 3080 Laptop
 :レビュー機で計測したスコア
括弧()内は最大グラフィックスパワー

 

また、実際に、重い部類のゲームを最高画質、DLSSオンにした時のフレームレートを見ても、高いフレームレートが出ていました。重い部類のゲームでも、高画質で快適にプレイできます。

重い部類のゲーム
サイバーパンク2077
解像度 品質 DLSS 平均fps
1920x1080 レイトレ:ウルトラ パフォーマンス 105 fps
重い部類のゲーム
ウォッチドッグス レギオン
解像度 品質 レイトレ DLSS 平均fps
1920x1080 最大 最大 高性能 81 fps

 

CPUにはCore i7-11800Hを搭載

GP66 Leopard 11Uの搭載するCPUは、インテルの第11世代Core i7-11800Hです。

これは、8コア/16スレッド、cTDP:35-45Wという仕様のTiger Lake-H45シリーズのCPUです。Core i7-11370Hのような、4コア/8スレッド、cTDP:28-35Wという仕様のTiger Lake-H35シリーズよりもパフォーマンスが高いです。

最近は、Ryzen搭載のゲーミングノートPCも多いですが、やっぱりインテルCPUの方がいいというユーザーへの訴求ポイントとなります。

 

外部GPUからの直接出力を選択できる

GP66 Leopard 11Uでは、グラフィックスの出力元を切り替える、「GPU Switch」という機能を備えています。

通常、ゲーミングノートPCでは、「Optimus」テクノロジーを活用し、作業の内容に合わせて、CPU内蔵グラフィックスと、外部GPUを自動的に切り替えて使用しています。この場合、外部GPUを使用する場合でも、CPU内蔵グラフィックスを経由しての出力となります。

しかし、GP66 Leopard 11Uでは、CPU内蔵グラフィックスを経由せずに、外部GPUから直接グラフィックスを出力するモードに変更することができます。外部GPUから直接出力することにより、CPU内蔵グラフィックスを経由することによる遅延やオーバーヘッドが発生しないため、より安定することと、ゲームのフレームレートがアップするというメリットがあります。

この「GPU Switch」機能は、DRAGON CENTERアプリで使用できます。下の画像の、「Discrete Graphics Mode」(ディスクリートグラフィックスモード)が、外部GPUから直接グラフィックスを出力できるモードです。

GPU Switch機能

 

実際に、今回試した全てのゲームにおいて、ディスクリートグラフィックスモード(Discrete Graphics Mode)時は、フレームレートがアップしていました。一部のゲームでの結果を紹介していますが、ファンタシースターオンライン ニュージェネシスや、ウォッチドッグス レギオンでは8~9%前後、VALORANTでは40%以上もフレームレートがアップしていました。

軽い部類のゲーム
VALORANT
RTX 3080 8GB 135W 404 fps [ディスクリート]
RTX 3080 8GB 135W 279 fps [MSHybrid]
1920x1080・高設定
重い部類のゲーム
ファンタシースターオンライン ニュージェネシス
RTX 3080 8GB 135W 123 fps [ディスクリート]
RTX 3080 8GB 135W 113 fps [MSHybrid]
1920x1080・最高品質
重い部類のゲーム
ウォッチドッグス レギオン(DX12)
RTX 3080 8GB 135W 81 fps [ディスクリート]
RTX 3080 8GB 135W 75 fps [MSHybrid]
1920x1080・最大品質

 

なお、高いグラフィックス性能を必要としない場合、例えば、ウェブ閲覧やOfficeソフトの使用などであれば、「MSHybride Graphics Mode」の方が省電力です。高いグラフィックス性能が必要な時、特に、重めのゲームで、少しでもフレームレートを上げて快適にプレイしたい場合などに、ディスクリートグラフィックスモードを使用するといいでしょう。

ただし、モードの変更には、再起動が必要なので、やや待たされます。 

 

GPUオーバークロックが可能

GP66 Leopard 11Uでは、MSI Centerの機能を使用してGPUオーバークロックが可能です。

下の画像のように、GPUコアクロック、VRAMクロックを設定することができ、限界を超えてGPUのパフォーマンスを引き上げることが可能です。

ただし、GPUオーバークロックによる故障は、製品保証対象外です。不用意なオーバークロックは、故障の原因となりますし、デスクトップPCほど冷却性能も高くないので、基本的には止めたほうがいいです。

GPUオーバークロックに対応

 

144Hz駆動のFHD液晶を搭載

GP66 Leopard 11Uは、標準的なFHD解像度の液晶を搭載しています。リフレッシュレートは144Hzです。画面を1秒間に最大144回書き換えることができ、滑らかな映像でゲームをプレイすることができます。

ただし、ハイエンドクラスとなるRTX 3080を搭載したゲーミングノートPCでは、解像度が高めのWQHD/165Hz液晶や、リフレッシュレートがより高いFHD/300Hz液晶を搭載した機種が多く、これらの機種と比べるとコストダウンのためにやや性能が抑えられている感じがします。また、色域が狭めなので、クリエイティブな作業には適していません。

とはいえ、ゲーム専用で、競技用や、勝ちにこだわるプロレベルのプレイでなければ、十分な液晶でしょう。また、色域広めの外部ディスプレイを接続すれば、クリエイティブな作業にも使用できるようになります。

FHD/144Hz液晶を搭載

 

アークでの購入であればカスタマイズも可能

GP66 Leopard 11Uは、標準状態では、メモリは16GB、ストレージは512GB PCIe Gen3 SSDとなっています。

しかし、アークで購入する場合は、メモリやストレージのカスタマイズも可能です。メモリは最大64GBを選択することができます。また、ストレージには、最大2TB SSDや、速度の速いPCIe Gen4 SSDも選択でき、さらに2nd SSDの追加も可能です。

メモリのカスタマイズ画面
初期ストレージのカスタマイズ画面
追加SSDのカスタマイズ画面

 

SteelSeriesのゲーミングキーボード

GP66 Leopard 11Uは、ゲーミングデバイスのブランドであるSteelSeriesのゲーミングキーボードを採用しています。ただ、見た感じは一般のキーボードに近い感じです。

「ENTER」キーの左側にもう一列キーが配置されているタイプなので、通常のタイピングでは少し使いにくく感じる方もおられるかもしれません。また、矢印キーのサイズは大きいですが、他キーと同じように配置されているので、押し間違えそうです。矢印キーが一段下がって配置されていたら、使いやすかったと思います。

キーボード

 

Cooler Boost 5でしっかり冷却

GP66 Leopard 11Uは、2基のファンと、6本のヒートパイプ、4か所の排気口を備えた、強力な冷却システム「Cooler Boost 5」を搭載しています。また、ボディの背面が後ろに出っ張っており、放熱しやすくなっています。

Core i7-11800H + RTX 3080というハイエンド構成なので、ゲーム時は温度が高めにはなりますが、このCooler Boost 5による冷却で、しっかりコントロールされているようです。十分高めのパフォーマンスを、長時間安定して発揮することができていました。

4方向からの排気
背面が出っ張ったデザイン

 

高速通信が可能

GP66 Leopard 11Uは、有線LANは2.5Gbps対応、無線LANはWi-Fi 6E対応となっています。速度の速い回線と、対応ルーターを使用することで、有線、無線共に高速での通信が可能です。

ゲームのダウンロードにかかる時間を短縮できますし、オンラインゲームも快適にプレイできるでしょう。なお、Wi-Fi 6E対応ルーターは、現時点ではまだ出回っていないので、実際にWi-Fi 6Eで接続できるのは少し先になります。

 

やや残念なところ

GP66 Leopard 11Uは、高性能のインテルCPUと、RTX 3080を搭載することで、画像・動画編集~3DCG作成など幅広いクリエイター向けソフトも快適に動かせるスペックを備えています。ただ、液晶の色域が狭いので、クリエイター向けソフトの使用にはあまり適していないのが残念です。外部ディスプレイを使用すれば、クリエイティブな作業にも使用できますが、せめて100% sRGBクラスの色域広めの液晶を搭載していると、よかったです。

なお、今回、メーカーからお借りしたサンプル機でのテストとなります。実際に売られているモデルは、もしかすると、色域がもう少し広い可能性もあります。 

 

各用途の快適度

GP66 Leopard 11Uの各用途の快適度は次のように考えます。もちろん、細かい用途や、ソフトによっても快適具合は変わってきますので、参考程度にご覧下さい。

各用途の快適度
用途 快適度 コメント
Web閲覧
Office作業
十分なスペックでサクサク動くでしょう。
動画鑑賞 スピーカー音がよく、普通に動画を視聴できます。ただし、液晶の色鮮やかさはほどほどです。
オンライン会議 標準的なHDカメラ、マイクを搭載しています。問題なくオンライン会議が出来ます。
RAW現像
画像編集
高性能のインテルCPUを搭載し、スペックには申し分ありません。ただ、液晶の色域が狭いです。
動画編集 CPUおよびグラフィックス性能は十分高いです。ただし、こちらも液晶の色域が狭いのがネックです。色調整をしないのであれば問題なく作業できます。
ゲーム GeForce RTX 3080に、144Hzの高リフレッシュレートを搭載し、多くのタイトルを快適にプレイできます。

 

ゲームベンチマーク&フレームレート

動作モード

ゲームに付属のベンチマーク機能のスコア、または実際にゲームをプレイしFrapsで計測したフレームレートを掲載します。

なお、サーマル管理の画面で動作モードを選択できますが、ここでは「Extreme Performance」モードにして計測しています。

MSI製ノートPCにプリインストールされている「Dragon Center」ソフトの「User Scenario(ユーザーシナリオ)」の項目からは、パフォーマンスモードを管理することができます。

パフォーマンスモードは、「Extreme Performance」「Balanced」「Silent」「Super Battery」「User」5つのモードをそれぞれ用途に応じて切り替えることができます。

MSI Center

 

eスポーツタイトルのフレームレート

国内で人気の高いeスポーツタイトルの平均フレームレートを掲載します。すべて同じバージョン、同じ状況で計測しているわけではないので、あくまで参考値としてご覧ください。

今回試した全てのタイトルで、高画質設定でも144 fpsを超えるフレームレートが出ていました。144Hz駆動液晶を十分に活かして、滑らかな映像でeスポーツタイトルをプレイできます。

VALORANTでは、ディスクリートモードにすると、フレームレートが40%以上アップしましたが、軽い部類のeスポーツタイトルであれば、MSHybridモードでも十分なフレームレートが出ます。

以下のゲームのフレームレートについて
グラフは、ノート用グラフィックスのみ掲載しています。
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
W(ワット):最大グラフィックスパワー(max TGP)
軽い部類のゲーム
Apex Legends(DX11)
解像度 品質 平均fps
1920x1080 低設定 297 fps
高設定 206 fps
※MSHybridグラフィックモードで計測したスコア
他のGPUとの比較(1920×1080、高設定)
RTX 3080 16GB
※ディスクリートモード
165W 239 fps
RTX 3080 8GB
※ディスクリートモード
135W 236 fps [ディスクリート]
RTX 3080 16GB 165W 235 fps
RTX 3080 16GB 140W 222 fps
RTX 3080 8GB 135W 206 fps [MSHybrid]
RTX 3080 16GB 130W 196 fps
RTX 3070 130W 193 fps
RTX 3080 8GB 105W 177 fps
RTX 3070 95W 170 fps
RTX 3060 130W 164 fps
RTX 3060 95W 159 fps
RTX 3060 75W 143 fps
GTX 1660Ti   113 fps
RTX 3050Ti 60W 113 fps
RTX 3050Ti 40W 95 fps
RTX 3050 65W 85 fps
GTX 1650Ti   76 fps
GTX 1650   70 fps
※トレーニングモードで計測
軽い部類のゲーム
VALORANT
解像度 品質 平均fps
1920x1080 低設定 330 fps
高設定 279 fps
※MSHybridグラフィックモードで計測したスコア
他のGPUとの比較(1920×1080、高設定)
RTX 3080 8GB
※ディスクリートモード
135W 404 fps [ディスクリート]
RTX 3080 16GB
※ディスクリートモード
165W 390 fps
RTX 3080 16GB 165W 326 fps
RTX 3070 130W 300 fps
RTX 3080 8GB 135W 279 fps [MSHybrid]
RTX 3060 130W 276 fps
RTX 3080 16GB 130W 275 fps
RTX 3080 8GB 105W 272 fps
RTX 3080 16GB 140W 271 fps
RTX 3070 95W 270 fps
RTX 3060 75W 260 fps
RTX 3060 95W 242 fps
RTX 3050Ti 60W 238 fps
GTX 1650Ti   180 fps
RTX 3050Ti 40W 145 fps
RTX 3050 65W 102 fps
※プラクティスで計測
軽い部類のゲーム
フォートナイト
解像度 品質 平均fps
1920x1080 低設定 343 fps
高設定 205 fps
最高設定 179 fps
※MSHybridグラフィックモードで計測したスコア
他のGPUとの比較(1920×1080、最高設定)
RTX 3080 16GB
※ディスクリートモード
165W 191 fps
RTX 3080 16GB 140W 190 fps
RTX 3080 8GB
※ディスクリートモード
135W 185 fps [ディスクリート]
RTX 3080 8GB 135W 179 fps [MSHybrid]
RTX 3080 16GB 165W 167 fps
RTX 3080 16GB 130W 159 fps
RTX 3070 130W 150 fps
RTX 3080 8GB 105W 145 fps
RTX 3070 95W 142 fps
RTX 3060 130W 140 fps
RTX 3060 95W 127 fps
RTX 3060 75W 127 fps
RTX 3050Ti 60W 108 fps
RTX 3050Ti 40W 87 fps
GTX 1650Ti   78 fps
RTX 3050 65W 75 fps
GTX 1650   74 fps
※バトルラボで計測
軽い部類のゲーム
PLAYERUNKNOWN'S BATTLEGROUNDS
解像度 品質 平均fps
1920x1080 非常に低い 193 fps
中型 193 fps
ウルトラ 183 fps
※MSHybridグラフィックモードで計測したスコア
他のGPUとの比較(1920×1080、ウルトラ)
RTX 3080 8GB
※ディスクリートモード
135W 236 fps [ディスクリート]
RTX 3080 16GB
※ディスクリートモード
165W 229 fps
RTX 3080 16GB 140W 186 fps
RTX 3070 130W 186 fps
RTX 3080 8GB 105W 185 fps
RTX 3080 16GB 165W 183 fps
RTX 3080 8GB 135W 183 fps [MSHybrid]
RTX 3070 95W 183 fps
RTX 3080 16GB 130W 170 fps
RTX 3060 95W 158 fps
RTX 3060 130W 157 fps
RTX 3060 75W 156 fps
RTX 3050Ti 60W 124 fps
RTX 3050Ti 40W 96 fps
GTX 1650Ti   82 fps
RTX 3050 65W 76 fps
GTX 1650   69 fps
※トレーニングモードで計測

 

その他のゲームタイトルのフレームレート

その他のゲームのベンチマークスコアを下の表に掲載します。

重い部類のゲームでも、最高画質で 60 fpsを超える、高めのフレームレートが出ています。多くのタイトルを高画質で快適にプレイすることができます。

ディスクリートモードで、さらにDLSSをONにすると、サイバーパンク2077や、ウォッチドッグス レギオンといったかなり重いゲームでも、高いフレームレートが出ていました。中程度から重い部類のゲームをプレイするときは、ディスクリートモードを使用すると、快適さがアップしそうです。

以下のゲームのフレームレートについて
グラフは、ノート用グラフィックスのみ掲載しています。
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
W(ワット):最大グラフィックスパワー(max TGP)
重い部類のゲーム
サイバーパンク2077(DX12)
解像度 品質 DLSS 平均fps
1920x1080 オフ 137 fps
オフ 95 fps
ウルトラ オフ 79 fps
自動 105 fps
ディスクリート時
112 fps
他のGPUとの比較(1920×1080、ウルトラ、DLSS:オフ)
RTX 3080 16GB
※ディスクリートモード
165W 83 fps
RTX 3080 16GB 140W 82 fps
RTX 3080 8GB
※ディスクリートモード
135W 82 fps [ディスクリート]
RTX 3080 8GB 135W 79 fps [MSHybrid]
RTX 3070 130W 72 fps
RTX 3080 16GB 130W 71 fps
RTX 3080 16GB 165W 70 fps
RTX 3060 130W 67 fps
RTX 3080 8GB 105W 65 fps
RTX 3070 95W 62 fps
RTX 3060 95W 53 fps
RTX 3060 75W 50 fps
RTX 3050Ti 60W 32 fps
RTX 3050 65W 26 fps
RTX 3050Ti 40W 23 fps
重い部類のゲーム
ウォッチドッグス レギオン(DX12)
解像度 品質 DLSS 平均fps
1920x1080 オフ 97 fps
オフ 89 fps
最大 オフ 75 fps
高性能 81 fps
ディスクリート時
90 fps
他のGPUとの比較(1920×1080、最大、DLSS:オフ)
RTX 3080 8GB
※ディスクリートモード
135W 81 fps [ディスクリート]
RTX 3080 16GB
※ディスクリートモード
165W 78 fps
RTX 3080 8GB 135W 75 fps [MSHybrid]
RTX 3080 16GB 130W 75 fps
RTX 3080 16GB 165W 74 fps
RTX 3070 130W 74 fps
RTX 3080 16GB 140W 73 fps
RTX 3080 8GB 105W 73 fps
RTX 3070 95W 65 fps
RTX 3060 95W 58 fps
RTX 3060 130W 40 fps
RTX 3050Ti 60W 31 fps
重い部類のゲーム
ボーダーランズ3(DX12)
解像度 品質 平均fps
1920x1080 116 fps
100 fps
ウルトラ 92 fps
他のGPUとの比較(1920×1080、ウルトラ)
RTX 3080 16GB
※ディスクリートモード
165W 101 fps
RTX 3080 16GB 130W 99 fps
RTX 3080 8GB
※ディスクリートモード
135W 99 fps [ディスクリート]
RTX 3080 16GB 165W 96 fps
RTX 3080 8GB 135W 92 fps [MSHybrid]
RTX 3080 16GB 140W 92 fps
RTX 3070 130W 88 fps
RTX 3080 8GB 105W 84 fps
RTX 3070 95W 78 fps
RTX 3060 130W 74 fps
RTX 3060 95W 70 fps
RTX 3060 75W 62 fps
RTX 3050Ti 60W 45 fps
RTX 3050 65W 37 fps
RTX 3050Ti 40W 35 fps
GTX 1650Ti   29 fps
重い部類のゲーム
ファイナルファンタジー 15(DX11)
解像度 品質 平均fps
1920x1080 軽量品質 152 fps
標準品質 141 fps
高品質 107 fps
他のGPUとの比較(1920×1080、高品質)
RTX 3080 16GB
※ディスクリートモード
165W 116 fps
RTX 3080 8GB
※ディスクリートモード
135W 113 fps [ディスクリート]
RTX 3080 16GB 140W 108 fps
RTX 3080 16GB 165W 107 fps
RTX 3080 8GB 135W 107 fps [MSHybrid]
RTX 3080 16GB 130W 102 fps
RTX 3070 130W 99 fps
RTX 3080 8GB 105W 95 fps
RTX 3070 95W 87 fps
RTX 3060 130W 86 fps
RTX 3060 95W 77 fps
RTX 3060 75W 73 fps
RTX 3050Ti 60W 55 fps
RTX 3050Ti 40W 47 fps
RTX 3050 65W 43 fps
GTX 1650Ti   43 fps
GTX 1650   40 fps
重い部類のゲーム
ファンタシースターオンライン ニュージェネシス
解像度 品質 平均fps
1920x1080 最低 48993 / 171 fps
32454 / 133 fps
ウルトラ 23786 / 113 fps
他のGPUとの比較(1920×1080、ウルトラ)
RTX 3080 16GB
※ディスクリートモード
165W 127 fps
RTX 3080 8GB
※ディスクリートモード
135W 123 fps [ディスクリート]
RTX 3080 16GB 140W 114 fps
RTX 3080 8GB 135W 113 fps [MSHybrid]
RTX 3080 16GB 165W 109 fps
RTX 3070 100W 91 fps
RTX 3060 130W 82 fps
RTX 3050Ti 40W 48 fps
RTX 3050 65W 35 fps
中程度の重さのゲーム
シャドウオブザトゥームレイダー(DX12)
解像度 品質 平均fps
1920x1080 最低 132 fps
130 fps
最高 123 fps
他のGPUとの比較(1920×1080、最高)
RTX 3080 8GB
※ディスクリートモード
135W 133 fps [ディスクリート]
RTX 3080 16GB
※ディスクリートモード
165W 130 fps
RTX 3080 8GB 135W 123 fps [MSHybrid]
RTX 3080 16GB 165W 121 fps
RTX 3070 130W 119 fps
RTX 3080 8GB 105W 115 fps
RTX 3080 16GB 130W 108 fps
RTX 3070 95W 108 fps
RTX 3060 130W 97 fps
RTX 3060 75W 92 fps
RTX 3080 16GB 140W 91 fps
RTX 3060 95W 91 fps
RTX 3050Ti 60W 69 fps
RTX 3050Ti 40W 54 fps
GTX 1650Ti   50 fps
GTX 1650   46 fps
中程度の重さのゲーム
ファイナルファンタジー 14 漆黒のヴィランズ(DX11)
解像度 品質 平均fps
1920x1080 標準(ノート) 192 fps
高(ノート) 175 fps
最高品質 144 fps
他のGPUとの比較(1920×1080、最高品質)
RTX 3080 16GB
※ディスクリートモード
165W 153 fps
RTX 3080 8GB
※ディスクリートモード
135W 148 fps [ディスクリート]
RTX 3080 16GB 140W 144 fps
RTX 3080 8GB 135W 144 fps [MSHybrid]
RTX 3080 16GB 165W 140 fps
RTX 3070 130W 138 fps
RTX 3080 8GB 105W 137 fps
RTX 3080 16GB 130W 135 fps
RTX 3070 95W 129 fps
RTX 3060 75W 111 fps
RTX 3060 95W 108 fps
RTX 3060 130W 107 fps
RTX 3050Ti 60W 96 fps
RTX 3050Ti 40W 78 fps
GTX 1650Ti   73 fps
GTX 1650   64 fps
中程度の重さのゲーム
ファイナルファンタジー 14 暁月のフィナーレ(DX11)
解像度 品質 平均fps
1920x1080 標準(ノート) 23098 / 172 fps
高(ノート) 21742 / 161 fps
最高品質 19787 / 146 fps
他のGPUとの比較(1920×1080、最高品質)
RTX 3080 8GB
※ディスクリートモード
135W 153 fps [ディスクリート]
RTX 3080 8GB 135W 146 fps [MSHybrid]
RTX 3080 16GB 165W 134 fps
RTX 3060 130W 118 fps
RTX 3050 65W 73 fps
GTX 1650Ti   68 fps
GTX 1650   63 fps
軽い部類のゲーム
ドラゴンクエストX
解像度 品質 平均fps
1920x1080 最高品質 22825(すごく快適)
ディスクリート時
22847(すごく快適)
※約5500で60fps

 

レイトレーシング&DLSS有効時のフレームレート

リアルタイムレイトレーシングを有効にし、さらにDLSSを有効にしたときのフレームレートを下に掲載します。

VRAMは8GBですが、重い部類のゲームで、レイトレを最高設定にしても、高いフレームレートが出ていました。また、ディスクリートモードにすると、わずかながらフレームレートがアップします。レイトレをONにして、映像にこだわってゲームをプレイしたい方にも適していると思います。

以下のゲームのフレームレートについて
グラフは、ノート用グラフィックスのみ掲載しています。
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
W(ワット):最大グラフィックスパワー(max TGP)
重い部類のゲーム
サイバーパンク2077
解像度 品質 DLSS 平均fps
1920x1080 レイトレ:中 パフォーマンス 81 fps
レイトレ:ウルトラ パフォーマンス 80 fps
他のGPUとの比較(1920x1080、"レイトレ:ウルトラ"、DLSS:パフォーマンス)
RTX 3080 8GB
※ディスクリートモード
135W 85 fps [ディスクリート]
RTX 3080 8GB 135W 80 fps [MSHybrid]
RTX 3080 16GB 165W 77 fps
RTX 3080 16GB
ディスクリートモード
165W 74 fps
RTX 3060 130W 73 fps
RTX 3080 16GB 130W 72 fps
RTX 3070 130W 72 fps
RTX 3080 8GB 105W 65 fps
RTX 3070 95W 62 fps
RTX 3060 95W 54 fps
RTX 3060 75W 53 fps
RTX 3050Ti 60W 30 fps
RTX 3050 65W 21 fps
RTX 3050Ti 40W 20 fps
重い部類のゲーム
ウォッチドッグス レギオン
解像度 品質 レイトレ DLSS 平均fps
1920
x
1080
最大 最大 高性能 59 fps
ディスクリート時
62 fps

 

その他のゲーム

上に掲載していない他のゲームのフレームレートについては、下を参考にしてください。

 

ディスプレイのチェック

GP66 Leopard 11Uのディスプレイの詳細なチェックです。

搭載されていたパネルは「BOE CQ NV156FHM NX4」でした。

144Hzの高リフレッシュレートに対応した液晶です。色域は狭めなので、クリエイター向けソフトの使用にはあまり適していません。その他の特性については以下のタブをクリックしてご覧ください。なお、最大輝度は、当サイトの計測では240cd/m2と普通です。

  • 色域
  • RGB
    発色特性
  • 視野角
  • 映り込み・
    ギラつき
  • フリッカー

色域は狭いです。当サイトの計測ではsRGBカバー率は62.7%でした。

ガモット図
※ i1 Display PROでICCプロファイルを作成後、MacのColorSyncユーティリティでグラフを作成

ガンマ補正曲線を確認すると、青色がわずかに強く発色していることが分かり、実際の画面もそうですが、それほど気にはならないです。

ガンマ補正曲線
※ i1 Display Proで計測。目標値は輝度:120、白色点:CIEイルミナントD65、ガンマ値:2.2

視野角は広いです。

視野角(斜めから見たときの見やすさ)

非光沢液晶なので、画面への映り込みは抑えられています。ギラつきは、ほとんど感じません。

画面への映り込み

フリッカーは確認できませんでした。

PWM調光の有無の確認
※フォトディテクターにオシロスコープを繋げて計測

 

遅延

キーを押してから、メモ帳に文字が表示されるまでの時間(表示遅延)をハイスピードカメラで撮影し計測したところ、約42msでした。他の一般的なノートPCで計測したところ80ms前後が多かったので、遅延は少ないと思います。なおこれは、液晶だけでなくPC全体の遅延となります。

 

残像

「UFO Test」のサイトの左から右へ移動するUFOを1/2000のシャッタースピードで撮影し、普通のノートPCの液晶パネル(60Hz)と比較しました。普通のノートPCは2フレーム前くらいまで残像が表示されていたのに対し、本製品は144Hz(1秒間に144フレームを表示)のディスプレイで、2フレーム前くらいまでしかなく、本製品の液晶は残像は少ないと思います。

「UFO Test」のサイトのGhosting Testを実行( 画面のリフレッシュレートに合わせてUFOが左から右へ移動)し、速いシャッタースピード(1/2000)で撮影したときの画像。

 

キーボードおよびタッチパッドのチェック

GP66 Leopard 11Uのキーボードのチェックです。

実測で、キーピッチは横:19mm、縦:19mm、キーストロークは約1.5mmです。

「ENTER」キーの右側にもう一列キーが配置されていたり、矢印キーに押し出されて、右「SHIFT」キーが「ENTER」キーの真下でなくなるなど、キー配置が少し変則的な部分があります。また、「全角/半角」キーなど、一部サイズが小さいキーがあります。ただし、アルファベットキーは小さいものがなく、キーを押したときの底付きの衝撃も少なく、キー自体は割と押しやすいと思います。

総合的に見ると、普通の打ちやすさのキーボードだと思います。

タッチパッドも、普通の使いやすさです。

キーボード全体図
※画像をクリックすると拡大できます
キーの拡大図

 

キーボードバックライトも搭載しています。Per-Key RGBなので、各キーのライティングを設定できます。

キーボードバックライト

 

パフォーマンスのチェック

パフォーマンスのチェックです。ここでは、いくつかある動作モードのうち、デフォルトの「Balanced」と最も高いパフォーマンスが出る「Extreme Performance」でベンチマークなどを計測しました。

MSI Center

 

CPU

GP66 Leopard 11Uは、Core i7-11800Hを搭載しています。

8コア/16スレッド・cTDP:35-45Wの高性能CPUなので、マルチコア、シングルコアともに高い処理性能です。特に、マルチコアスコアでは、同じCore i7-11800Hを搭載した別機種で測定した時よりも高いスコアが出ていました。

CINEBENCH R23
~ CPU性能の評価 ~
Core i7-11800H
他のCPUとの比較(マルチコア)
Ryzen 9 5900HX 13382
Core i9-11900H 13266
Ryzen 7 5800H 12604
Core i7-11800H 11989 [Extreme Performance]
11316 [Balanced]
10593
Core i7-10875H 10579
Core i7-10870H 10139
Core i9-11980HK 10083
Core i5-11400H 8514
Ryzen 7 5700U 8445
Ryzen 7 5800U 8086
Core i7-11370H 7123
Core i7-10750H 6839
Core i5-10500H 6805
Ryzen 5 5500U 6250
Core i7-1185G7 6229
Core i7-1165G7 4720
Core i5-1135G7 4424
Core i3-1115G4 3149
他のCPUとの比較(シングルコア)
Core i9-11900H 1570
Core i7-11370H 1519
Core i7-1185G7 1517
Core i7-11800H 1507
1497 [Extreme Performance]
1489 [Balanced]
Ryzen 9 5900HX 1463
Core i9-11980HK 1450
Core i7-1165G7 1447
Core i5-11400H 1442
Ryzen 7 5800H 1435
Ryzen 7 5800U 1382
Core i7-10875H 1306
Core i5-1135G7 1294
Core i7-10750H 1277
Ryzen 7 5700U 1264
Core i3-1115G4 1217
Core i7-10870H 1212
Ryzen 5 5500U 1185
Core i5-10500H 1162
 :本製品で選択できるプロセッサー
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)

 

メモリ

メモリはDDR4-3200で普通の速さです。なお、スロットメモリなので換装もできそうです。

SiSoftware Sandra 2020
~メモリ性能の評価 ~

今回、SiSoftware Sandra 2020のソフトでメモリの速度を計測しようとすると、ブルースクリーンになってしまうので、計測はしていません。

他のメモリとの比較(帯域)
LPDDR4X-4266
デュアルチャネル
最大 約68.2GB/s (34.1GB/s x2)
DDR4-3200
デュアルチャネル
最大 約51.2GB/s (25.6GB/s x2)
DDR4-2666
デュアルチャネル
最大 約42.6GB/s (21.3GB/s x2)
DDR4-3200
シングルチャネル
最大 約25.6GB/s
 :本製品で選択できるメモリ

 

グラフィックス

グラフィックスについては、ハイクラスとなるGeForce RTX 3080 Laptop 8GBを搭載しています。

最大グラフィックスパワーが135Wと高いため、ベンチマークでも高いスコアが出ていました。

なお、動作モードを変えても、グラフィックス性能には大きな差がありませんでした。

3DMark Time Spy
~ グラフィックス性能の評価 ~
GeForce RTX 3080 Laptop 8GB
他のグラフィックスとの比較(Graphics score)
デスクトップ用
RTX 3080
  17064
デスクトップ用
RTX 3070
  13393
RTX 3080 16GB 140W 11552
RTX 3080 16GB 130W 11361
RTX 3080 8GB 135W 11569 [Extreme ディスクリート]
11229 [Extreme Performance]
11164 [Balanced]
RTX 3070 130W 10327
RTX 3080 8GB 105W 10258
RTX 2080   9456
RTX 3070 95W 9220
RTX 2070 SUPER   8322
RTX 3060 130W 8302
RTX 2070   7778
RTX 3060 95W 7519
RTX 3060 75W 7047
RTX 2060   6163
GTX 1660Ti   5667
RTX 3050Ti 60W 5292
RTX 3050Ti 40W 4560
RTX 3050 65W 4560
GTX 1650Ti   3700
GTX 1650   3494
 :本製品で選択できるグラフィックス
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
W(ワット):最大グラフィックスパワー

 

GPU-Zで確認したGeForce RTX 3080 Laptop 8GBの情報は次の通りです。動作モードを変えても、GPUクロック等は変化しませんでした。

本製品のグラフィックカードのスペック

 

ストレージ

ストレージには、PCIe-NVMe SSDを搭載しています。速度は普通です。

CrystalDiskMark
~ ストレージ性能の評価 ~
512GB PCIe-NVMe SSD
他のストレージとの比較(シーケンシャルリード [MB/s] )
PCIe Gen4 SSD 7000
 PCIe Gen3 SSD 3500
1984
SATA SSD 550
2.5インチHDD 150
 :本製品で選択できるストレージ
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)

 

質量のチェック

質量のチェックです。

メーカーサイトには「約2.38kg」と記載されています。当サイトで計測した質量は次の通りで、公表値よりも少し軽かったです。それでも、ACアダプターと合わせると、3kg超の質量となり、15.6型のゲーミングノートとしては重い部類に入ります。持ち運びには適しません。

質量の計測結果(当サイトによる実測値)
  質量
PC本体 2.299kg
ACアダプター 1055g

 

バッテリー駆動時間のチェック

バッテリー駆動時間のチェックです。

バッテリー容量はメーカー公表値では65Whとなっており、ゲーミングノートPCとしては普通~やや多めの容量です。バッテリー駆動時間は公表されていません。

当サイトにて計測したバッテリー駆動時間は次のようになります。ゲーミングノートとしては標準的な駆動時間です。高性能CPUとGPUを搭載しているので、バッテリー駆動での使用にはあまり向いていません。

バッテリー駆動時間の計測結果(当サイトによる実測値)
  バッテリー駆動時間
(1) JEITA2.0測定方法
(2) PCMark 10 Modern Office 3時間44分
(2) 動画再生時
(4) PCMark 10 Gaming 1時間
※画面輝度は約120cd/m2、電源モードは高パフォーマンス
(1) メーカー公表値
(2) 文書作成、ブラウジング、ビデオ会議といった事務作業。アイドル時も多く軽めの処理
(2) ローカルディスクに保存した動画(解像度:720x480)を連続再生
(4) PCMark 10 Battery内のゲームを実行。NVIDIAの設定で最大30fpsに制限

 

パーツの温度のチェック

各パーツの温度のチェック結果です。もし、あまりにも温度が高いと、パーツの寿命や動作の安定性に影響します。

なお、このパーツ温度のチェックと、以下の静音性、表面温度、消費電力のチェックは、いずれもMSHybridのモードで計測しています。

CPUクロック&電力
CPU温度

ゲーム時のGPU温度の詳細

ファイナルファンタジー15のゲームベンチマーク実行中のCPU/GPU温度は下図の通りです。

どちらのモードも、高めの温度ではありますが、Extreme Performanceの方がファンが高速に回るため、少し温度が低いです。

ゲーム時は、Extreme Performanceモードがいいと思います。

  • Balanced
  • Extreme Performance
CPU温度
GPU温度
CPU温度
GPU温度

 

静音性のチェック

動作音(静音性)のチェック結果です。

アイドル時はほぼ無音です。

FF15ベンチマーク実行時においては、Balancedモードでもゲーム中は少しうるさく感じます。Extreme Performanceだと、ファンの回転速度が上がるため、さらに騒音値が上がります。

騒音値
計測機器:リオン NL-42K
部屋を極力無音にしたときの騒音値:20.0dB
※無響室で測定したわけではないので、数値は不正確です
※CPU使用率およびGPU使用率は平均値です
【PCの状態】
左から1番目:アイドル時
左から2番目:FF15 ベンチマーク実行(高品質、1920x1080、ウィンドウ)
左から3番目:同上 (Extreme Performance時)

 

参考までに、当サイトで使用している騒音計が表示する騒音値の目安を掲載します。

使用計器の騒音値の目安

 

表面温度のチェック

本体の表面温度のチェック結果です。もし、表面温度が高すぎると、作業中に手のひらが熱くなり、不快になります。

キーボード面の温度は上がり、やや熱く感じますが、パームレスト部分の温度は、それほど熱くなりません。ゲーム時でも、それほど不快感はないと思います。

PC本体の表面温度
サーモグラフィー:FLIR ONE PRO ※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです

 

消費電力のチェック

消費電力のチェック結果です。確認できた最も高い数値を掲載していますが、数値は変動するため参考程度にご確認下さい。

アイドル時は、低めの消費電力です。高性能CPUと、最大グラフィックスパワー135Wで動作するRTX 3080 Laptopを搭載しているため、FF15ベンチマークを実行しているときは、高めの消費電力となります。

消費電力
測定機器:ワットチェッカー TAP-TST7
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです
※確認できた中で、最も高い消費電力を掲載しています

 

外観のチェック

GP66 Leopard 11Uの外観のチェックです。

ブラックのボディで、精悍なイメージです。

 

天板です。天板もMSIエンブレムもマットなブラックでかっこいいです。また、ヒンジ部分のデザインもアクセントになっています。

 

閉じた時の画像です。厚さは23.4mmと、ゲーミングノートとしては普通の薄さです。

 

スピーカーは左右のサイドの手前側に搭載しています。音質も比較的いいです。ノートPC基準で、10点満点で採点すると6点くらいです(普通が5点。あくまで筆者独自の判断です)。

 

Webカメラは標準的なHD解像度で、画質も普通です。なお、顔認証には対応していません。

 

側面のポート類です。側面には、フルサイズのUSB3.2を3ポート、背面には、LAN、HDMI出力、Mini Displayポートを備えています。最近のノートPCとしては珍しく、USB-Cポートはありません。

 

液晶が開く最大の角度はご覧の通りです。

 

底面です。2基の冷却ファンと、6本のヒートパイプを備えています。

 

ACアダプターは、280W(20V、14A)と大容量です。

 

まとめ

以上が、MSI GP66 Leopard 11Uのレビューです。

ゲーミングノートPCとしては、ハイエンドクラスとなるGeForce RTX 3080を搭載し、最大グラフィックスパワーも135Wと高めで、高いグラフィックス性能を発揮します。

GPU Switch機能を使用し、外部GPUから直接出力する「ディスクリートモード」を選択することができます。ディスクリートモードでは、ゲームのフレームレートが向上するのがメリットで、今回試したゲームタイトルでは、数%~最大40%以上もアップしていました。

CPUには、第11世代Core i7-11800Hを搭載し、外部ディスプレイを使用すれば、クリエイター向けソフトを使った作業も快適に対応できます。

ただし、液晶は、FHD/144Hz液晶で、色域も狭く、やや抑えめな性能です。MSI GP66 Leopard 11U単体でのクリエイティブな作業にはあまり向いていません。

通常は30万円台を超えそうなハイエンド構成ながら、24万円台~から購入できるのは大きな魅力です。予算ゆえに、ハイエンドゲーミングノートPCに手が出せなかった方でも、憧れのスペックを入手できるかもしれない機種です。

 

Core i7-11800H + RTX 3080のハイエンド構成が24万円台~と安い

MSI GP66 Leopard 11U

特徴

  • RTX 3080搭載で、ディスクリートモードも選択可
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