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レッツノート(Let's Note) W8の評価レビュー
最新の レッツノート S9 が発売されました。 最新機種のレビューをご覧になりたいかたは、下記をクリックしてください。 レッツノート S9 の評価レビュー |
ここがすごい! レッツノート(Let's Note) W8
モバイルパソコンって壊れやすいですよね? 落として壊れたり、電車で押されて壊れたり、水をこぼして壊れたり、乱暴に扱ってヒンジが壊れたり。
でも、レッツノートは違います。 落としても、ぶつけても、こぼしても壊れにくいかなり頑丈なモバイルパソコンです。 パソコンが故障する原因の多くを、レッツノートは対策済みです。 しかも、軽量で長時間バッテリを兼ね備えており、モバイルノートPCとしての要件のほとんどをクリアしています。 お金が十分にあるならレッツノートがおすすめです。 こんなレッツノートを実際に使って体験したので感想を記載します。
パナソニック レッツノート(Let's Note) W8の総合評価
※あくまで私個人の評価であることをご了承ください。 |
ここがすごい! - 100kg加圧試験、76cm落下試験等クリア
頑丈さは、モバイルパソコンの中で、最も優れていると言ってよいでしょう(ただし、業務用のタフブック等は除外します)。 多少、押されても、落としても、ぶつけても、水をこぼしても平気です。
押されても平気な理由は、左図のように、天板がボンネット構造になっているためです。車のボンネットをイメージすればわかりやすいと思います。100kg加圧試験にもクリアしています。電車の中で押されたりしても平気です。
落としても、ぶつけても平気な理由は、カドが丈夫な作りになっていたり、ハードディスクを衝撃緩衝材で保護していたり、ケース底面には低反発ダンパーをセッしていたりしているためです。一般的なデスクの高さの76cmからの落下試験にもクリアしています。 電源コードに足を引っかけて落としても、カバンごと壁にぶつけても平気です。
水をこぼしても平気な理由は、キーボード部分に防水シートを敷いていることと、侵入した水を、裏面の穴から逃がす構造になっているためです。これにより内部の基盤への浸食を防ぎ本体を保護しています。
ここがすごい! - 見た目より全然軽い
軽さは、1.249kgと、片手で持ち上げられるくらい軽いです。
見た目が「金属っう」って感じで、「重そう・・・」という印象があるのですが、持ってみると意外な軽さに驚きます。 軽さの秘密は、パーツやボードの徹底的な軽量化です。左図の左側は、DVDスーパーマルチドライブですが、たった50.5gしかありません。右側はファンですが、従来よりも40%軽量化し、35gしかありません。
ここがすごい! - 1日使っても平気な11時間稼働するバッテリ
バッテリ駆動時間は、11時間もあります。 一日、外出先で使っていても大丈夫なほどバッテリ駆動時間は長いです。
ここがすごい! - 日経 パソコン満足度ランキングNo.1
サポートの評価は高いです。 日経パソコンの「パソコン満足度ランキング(ノート部門)」で1位を獲得しています。また同ランキングの「サポートランキング」でも2位を獲得しています。
サポートが良い理由は、うっかりの事故による破損や、火災・落雷、台風・洪水、水濡れなどの天災、さらには盗難までも保証してくれるサービスがあることです。また、PCの外観から中身までの点検が受けられるリフレッシュサービスもあります。メーカー保証も3年まで受けられます。
その他の評価 - パフォーマンスは普通
他社のモバイルパソコンと比較して普通のスペックです。
冬モデルのレッツノートは、CPUがCore 2 Duo 超低電圧版SU9300、無線LANがDraft 11nに対応し、パフォーマンスが上がりました。 ハードディスクではなくSSDにも対応していれば申し分なかったのですが、モバイルPCとしては満足のスペックです(ただし10.4型ディスプレイのR8はSSD対応しています)。
その他の評価 - 目が疲れないノングレア液晶
他社のモバイルパソコンと比較して普通の見やすさです。
ディスプレイは、12.1型のノングレア液晶(非光沢液晶)です。一般的な15.4型のディスプレイよりも小さいため、見にくくなるのは仕方ありませんが、流行りのミニノートPCと比べると画面が大きいです。 モバイルとしてはちょうど良い大きさです。
少し暗い感じもしますが、左の図のように視野角が広いため、斜めから見ても見やすいです。
動画を見るなら光沢液晶のほうが色合い等が良いと思いますが、作業をするなら映り込みが少ないレッツノートようなノングレア液晶のほうが良いです。目の疲れも少ないため、長時間作業する方におすすめです。
その他の評価 - モバイルPCにしては厚め
薄さは、モバイルパソコンとしては厚めです。
厚さは、最薄部が24.9mm で 最厚部が45.3mmです。 レッツノート(Let's Note)は頑丈さを売りにしているので、このくらい厚くなってしまうのは仕方がありません。でも、普通の15.4型のノートパソコンに比べたら薄いです。
その他の評価 - キーピッチは十分だが縦幅が短い
キーボードの打ちやすさは普通です。
キーピッチは19mmと十分ですが、縦幅が少し短いです。また軽量化をはかっているため、キーボードが少し薄く、押したときに軽さを感じます。
でも、打ちづらいというほどではありません。
その他の評価 - 表面温度は普通
表面温度は普通です。
以前のレッツノートは、ファンレスだったので熱いイメージがありましたが、前モデルからファンがなくなり、冷却性は良くなりました。
表面温度を計測してみましたが、室内の温度や、負荷などによって大きく左右されるため、参考程度にしてください。尚、Panasonic商品説明会場と、家電量販店の2箇所で計測しました。 両者で4度も違いがありますが、触ってみた感覚では、それほど熱くありませんでした。
ここが残念・・・
ここでは、ちょっと残念な点をまとめます。 製品を買うときは、そういう部分も理解しておくことが大切なためです。
1つ目は、価格です。 価格は、どんなに安く構成しても20万円以上し、高価です。 しかし、高価なだけあって、商品の品質は素晴らしいです。 レッツノート(Let's Note)は、誰にでもおすすめできる製品ではなく、頑丈さ・軽さ・長時間バッテリを望み、ある程度お金を出せる方のための高品質モバイルパソコンです。
2つ目は、それほど薄くなく、天板がボコボコしてるので、書類などと一緒に持ち運ぶときに、少し持ちづらい点です。 でも、レッツノートは頑丈さを重視しているので、その点は仕方のないところです。
3つ目は、キーボードの縦幅が短いところです。右下にCDドライブがある関係で、キーボードが上のほうに密集するため、キーの縦幅が小さくなっています。 これも、頑丈さと軽量を重視しているので、仕方がありません。
まとめ
レッツノート(Let's Note)は、次のような特徴があります。
レッツノート(Let's Note) は、次のような方に向いています。
尚、購入は直販の「マイレッツ倶楽部」がおすすめです。 Panasonicの直販店だけに、安心して購入することができます。 さらに、ここでしか買えないオリジナルモデルや、3年保証や盗難保証など、ここでしか受けられないサービスもあります。
※現在、レッツノート W8 の後継は、Sシリーズとなっています。