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サイコム Silent-Master Pro Z270-Mini の実機レビュー(2)
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以下、静音性、パーツの温度、表面温度、消費電力を計測していますが、搭載するパーツの種類によって結果は変わります。
静音性のチェック
本機の動作音(静音性)のチェック結果です。
静音PCとうたっているだけあって、低めの動作音です。
また、前のページでも紹介しましたが、このPCの電源とPCケースをセミファンレス化してみました。詳細はこちらの記事をご覧ください。

騒音値の計測結果
計測機器:リオン NL-42K、部屋を極力無音にしたときの騒音値:20.0dB

パーツの温度のチェック
各パーツの温度のチェック結果です。もし、あまりにも温度が高いと、パーツの寿命や動作の安定性に影響します。
静音性が高いにも関わらず、CPU温度、CPU・GPU共に低めの温度です。


消費電力のチェック
消費電力のチェック結果です。数値は変動しますが、確認できた最も高い数値を掲載しています。
専用グラフィックカードを搭載していない機種に比べると高い消費電力です。ゲーミングPCとしては、エントリー向けのGeForce GTX 1050Tiを搭載していることもあり低めの消費電力です。


外観のチェック
外観のチェックです。冷却と静音性に優れたMicro-ATXケース「Nanoxia Deep Silence 4」を採用しています。
フロントのドアには5.25インチオープンベイと、ファンコントローラーのスライド式スイッチがあります。
フロントパネルは、光沢とつや消しの間くらいの加工です。
天面に電源ボタンや、ヘッドホン、USBポートなどがあります。天面の排気口は塞がれています。
電源を投入すると、電源ボタンは緑色に光ります。
側面には吸気口はなく、フロントからリアへのみ空気を流します。
底面です。
インシュレータ―はそれほど大きくはないですが、安いミニタワーに比べるとしっかりした作りで、振動による騒音を防ぎます。
底面の吸気口には取り外し可能なフィルターがあります。ここは電源ユニットの吸気口となっています。
フロントドアを開くと、防音シートが貼られており、光学ドライブの騒音を低減しています。
フロントパネルの内側にも防音シートが貼られています。
フロントパネルと同様に、サイドパネルの内側にも防音シートが貼られています。
天面の内側にも防音シートがあります。
背面です。
今回搭載したマザーボード「ASUS PRIME H270M-PLUS」の入出力ポートです。
今回搭載したGeForce GTX 1050Tiのグラフィックカード「STRIX-GTX1050TI-O4G-GAMING」の映像出力ポートです。
ケースの内部のチェック
ケース内部とエアフローです。
側面および天面に吸・排気口はなく、前面から吸気し、直線的に空気を送って背面から排気します。
裏面配線が可能です。綺麗にまとめられています。
CPUファン、フロントケースファン、リアケースファンのいずれもNoctua製です。CPUファンの口径は12cmですが、14cmのものへ変更することも可能です。
フロントのケースファンには、Noctua製の12cmファン「Noctua NF-S12A」を搭載しています。
リアケースファンには、フロントと同じNoctua製の12cmファン「Noctua NF-S12A」を搭載しています。CPUファンにはNoctua製の「Noctua NH-U12S」のファンを搭載しています。
3.5シャドウベイは6つあり、ミニタワーでも拡張性は十分です。
マザーボードは、今回ASUS PRIME H270M-PLUSを選択しています。
M.2 スロットは2つあります。
メモリスロットは4つです。
今回搭載したGeForce GTX1050TiのASUS製STRIXシリーズのグラフィックカード「STRIX-GTX1050TI-O4G-GAMING」です。
今回搭載した電源「Fractal Design Integra M 550W」の画像です。
斜めから見たケース内部の画像です。
反対側の斜めから見た画像です。
まとめ
以上が、Silent-Master Pro Z270-Miniのレビューです。
防音シートが貼られたPCケースに、静音性の高いファンなどを搭載し、動作音が静かなミニ―タワーPCです。
他のミニタワーよりも静かであるにも関わらず、他のミニタワーよりも冷却性に優れており、高い品質の製品です。
また、サイコムは3年保証が他社と比べて安いです。8万円以下は4,000円、それより高い場合は商品金額の5%となっているので、長く使う方は3年保証がおすすめです。
ただし、Silent-Master Proシリーズのミドルタワーと比較すると、動作音は高くなります。より静音性を気にするなら、サイズは大きくなってしまいますが、ミドルタワーのほうが良いと思います(現在のミドルタワー最新モデルはSilent-Master Pro Z270)。
また、本製品を購入するにしても、静音性を重視するならセミファンレスの電源ユニットにしたほうが良いと思います。
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