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SONY VAIO Tシリーズ15 の実機レビュー

更新日:2013年2月24日

タッチパネル+フルHD液晶搭載ウルトラブック

VAIO Tシリーズ15は、タッチパネルを搭載した15.5型ウルトラブックです。

フルHD液晶を選択することも可能です。タッチパネル+フルHD液晶を搭載したウルトラブックは珍しいです。

デュアルチャネルメモリ、最大512GB SSD、ブルーレイディスクドライブを選択することも可能で、ウルトラブックの中ではスペックも高いです。

アルミ素材のボディを採用し、高い堅牢性と高級感があると共に、触っても指紋が付きにくく実用性もあります。

別途ナスネを利用すれば、ワイヤレスでテレビを視聴することも可能です。

メーカー直販サイト:VAIO Tシリーズ15 icon

※レビュー機は当サイトでの購入製品です

目次

VAIO Tシリーズ15の基本スペック

VAIO Tシリーズ15の基本スペックをチェックします。特徴的な部分は赤字にしています。※2013年2月23日時点の情報です。時期が経つと選択できるパーツは異なる可能性があります。詳細はメーカーサイトでお確かめ下さい。

CPU
Core i3からCore i7までのCPUを選択可能です。本機はCore i3-3227Uです。
グラフィックカード
CPU内蔵(インテル HD グラフィックス 4000)です。
液晶ディスプレイ
タッチパネル対応の15.5型ワイドです。1366x768の光沢液晶または1920x1080の光沢液晶から選択できます。本機は後者です。
メモリ
容量は選択式です。本機は4GBです。
 
ハードディスク/SSD
単体SSD、HDD+キャッシュ用SSDから選択できます。本機は320GB HDD+キャッシュ用SSDです。
光学ドライブ
DVDスーパーマルチやブルーレイディスクドライブなどを選択可能です。本機はDVDスーパーマルチドライブを搭載しています。
バッテリ駆動時間
メーカー公表値で約6.5時間です。実測値は後述します。
テレビチューナー
内蔵のテレビチューナーは搭載していません。ただし、ナスネを利用すればTV視聴可能です。

特徴1 - タッチパネル+フルHD液晶選択可能

VAIO Tシリーズ15は、タッチパネルを搭載したウルトラブックです。またフルHD液晶を選択することも可能です。

タッチパネル+フルHDの液晶を搭載したノートパソコンは数少なく、15型クラスのウルトラブックに限定すれば本機だけだと思います。

ただ、画面が大きく薄い液晶であるためタッチすると、やや液晶が揺れます。普通の操作なら問題ないですが、ゲームなど連続でタップする必要があるときは、もう片方の手で支えると良いでしょう。


タッチパネル搭載

特徴2 - ナスネを使えばテレビ視聴可能

ナスネを別途購入し、VAIO Tシリーズ15にVAIO TV with nasne(※)をインストールすれば、ナスネ経由でテレビを視聴することが可能です。※無料、VAIO製品のみインストール可

VAIOパソコンからナスネを利用したときのレビュー記事については、「ナスネ(nasne)の実機レビュー」をご覧ください。


ナスネも購入すれば、テレビ視聴や録画・再生が可能

液晶ディスプレイのチェック

液晶ディスプレイのチェックです。

視野角はそれほど良くないです。


視野角(斜めから見たときの見やすさ)

 

カラーマネージメントツールによるガンマ補正曲線を確認すると、青色が下方向へ補正されているため、寒色系の画面です。テレビを視聴するには良いでしょう。



※見方の詳細については、miyahan.com様、DOS/V Power Report様のページをご確認ください

 

色域は、ノートパソコンとして標準的な広さです。


 

画素は、シンプルな形状です。ギラつきはありません。


キーボードおよびタッチパッドのチェック

キーボードとタッチパッドのチェックです。

打った感想としてはキーストロークの浅さがやや気になります。もっと深く押せるほうが好みですが、最近の多くのノートパソコンはキーストロークが浅い傾向にあります。長く使えば慣れるでしょう。

キーピッチは縦:19mm、横:19mmと十分な広さです。キーストロークは1.2mmです。キートップはほぼフラットですが滑りにくい素材です。半角/全角キーがやや狭いのが気になります。


キーボード全体図


キーの拡大図1


キーの拡大図2

バックライト搭載

タッチパッドの操作性のチェックです。指の滑りやすさは良好でジェスチャー操作など問題なくできます。クリックボタンは独立していないものの、軽い力で押せるため、押しにくいとは感じません。


タッチパッド

パフォーマンスのチェック

パフォーマンスのチェックです。

CPUは超低電圧版です。メモリは2枚装着可能で、その場合デュアルチャネルで動作できます。ストレージも最大512GBのSSDを選択可能です。ウルトラブックの中では高いスペックだと思います。

今回は、Core i3-3227U、4GBメモリ、320GB+キャッシュ用SSDという構成です。この構成でのベンチマーク結果は次の通りです。

Windows エクスペリエンス インデックス

PassMark Performance Test 8.0

PCMARK7 v1.0.4

3DMark


※ ICE STORM:Direct 9相当ベンチ、CLOUD GATE:Direct 10相当ベンチ、FIRE STRIKE:Direct 11ベンチ

動画のエンコード時間のチェック


ペガシス TMPGEnc Video Mastering Works 5

ペガシス TMPGEnc Video Mastering Works 5 による動画のエンコード時間のチェックです。

今回は、Core i3-3227Uという性能が低めのCPUであるため、エンコード時間もやや長めです。

ただし、エンコードをよくするなら、超低電圧版CPUしか選択できないVAIO Tシリーズ15よりも、クアッドコアCPUを選択できるVAIO Eシリーズ15や、VAIO Sシリーズ15の方が良いと思います。


TMPGEnc Video Mastering Works 5 によるエンコード時間
  Core i3-3227U
x264でエンコード 45分41秒
クイック・シンク・ビデオでエンコード 19分36秒
AVCHDの動画(ファイルサイズ:1.54GB、再生時間:約13分、解像度:1920x1080)を、
iPhone 4で視聴可能なMPEG-4 AVC(解像度:1280x720)へ変換

重量のチェック

重量のチェックです。

重量の実測値は次の通りです。

タッチパネルを搭載すると、重量が重くなりますが、本機はタッチパネル搭載15型クラスノートPCの中では軽いと思います。また、ACアダプターも軽いです。


重量の実測結果

薄さのチェック


ゴム足を含めた高さの実測は約28mm

薄さのチェックです。

メーカー仕様表を確認すると、薄さは22.8 mmとなっています。この薄さではウルトラブックの定義を満たさないと思うのですが、、、ウルトラブックにカテゴリされています。ウルトラブックの定義が変わったのかもしれません。

また、筆者がゴム足を含めて計測した結果は、約28mmでした。

バッテリ駆動時間のチェック


動画再生時のバッテリ駆動時間は3時間45分

バッテリ駆動時間のチェックです。

ローカルディスクに保存した動画(解像度:720x480)を再生させてバッテリ駆動時間を計測しました。輝度は中間値です。

上記方法で計測した結果、バッテリ駆動時間は3時間45分でした。

PC起動・シャットダウン時間のチェック

PCの起動・シャットダウン時間の計測結果です。

キャッシュ用SSDを搭載しているため、ハードディスク搭載PCに比べたら速いです。ただし、単体SSDよりは遅い起動・シャットダウン時間です。

PC起動時間など
テスト内容 時間
PC起動時間 約18秒
PCシャットダウン時間 約15秒
PC起動時間は、ハイブリッドブート時の時間。電源ボタンを押してからタイル画面が表示されるまでを計測

デバイスマネージャーでのディスク情報

デバイスマネージャーで搭載されているディスクを確認しました。下図の通りです。なお、高速化ソフトは、Express Cacheを使用していました。


デバイスマネージャーでのディスク情報

カードリーダー/ライターのチェック

内蔵カードリーダー/ライターの対応カードと速度のチェックです。

スロットは本体の手前側にあります。挿入後、SDカードの出っ張りはほとんどありません。


SDカード挿入後の外観

 

カードリーダー/ライターのCrystalDiskMarkのベンチマーク結果は次の通りです。あまり速くはありません。


 

 


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