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SONY VAIO Tシリーズ15 の実機レビュー

タッチパネル+フルHD液晶搭載ウルトラブック
VAIO Tシリーズ15は、タッチパネルを搭載した15.5型ウルトラブックです。
フルHD液晶を選択することも可能です。タッチパネル+フルHD液晶を搭載したウルトラブックは珍しいです。
デュアルチャネルメモリ、最大512GB SSD、ブルーレイディスクドライブを選択することも可能で、ウルトラブックの中ではスペックも高いです。
アルミ素材のボディを採用し、高い堅牢性と高級感があると共に、触っても指紋が付きにくく実用性もあります。
別途ナスネを利用すれば、ワイヤレスでテレビを視聴することも可能です。
メーカー直販サイト:VAIO Tシリーズ15
※レビュー機は当サイトでの購入製品です
目次
1 VAIO Tシリーズ15 の基本スペック | 2 特徴1 - タッチパネル+フルHD液晶選択可能 |
3 特徴2 - ナスネを使えばテレビ視聴可能 | 4 液晶ディスプレイのチェック |
5 キーボードおよびタッチパッドのチェック | 6 パフォーマンスのチェック |
7 動画のエンコード時間のチェック | 8 重量のチェック |
9 薄さのチェック | 10 バッテリ駆動時間のチェック |
11 PC起動・シャットダウン時間のチェック | 12 カードリーダー/ライターのチェック |
13 静音性のチェック | 14 パーツの温度のチェック |
15 表面温度のチェック | 16 消費電力のチェック |
17 外観のチェック | 18 まとめ |
VAIO Tシリーズ15の基本スペック
VAIO Tシリーズ15の基本スペックをチェックします。特徴的な部分は赤字にしています。※2013年2月23日時点の情報です。時期が経つと選択できるパーツは異なる可能性があります。詳細はメーカーサイトでお確かめ下さい。
CPU Core i3からCore i7までのCPUを選択可能です。本機はCore i3-3227Uです。 |
グラフィックカード CPU内蔵(インテル HD グラフィックス 4000)です。 |
液晶ディスプレイ タッチパネル対応の15.5型ワイドです。1366x768の光沢液晶または1920x1080の光沢液晶から選択できます。本機は後者です。 |
メモリ 容量は選択式です。本機は4GBです。 |
ハードディスク/SSD 単体SSD、HDD+キャッシュ用SSDから選択できます。本機は320GB HDD+キャッシュ用SSDです。 |
光学ドライブ DVDスーパーマルチやブルーレイディスクドライブなどを選択可能です。本機はDVDスーパーマルチドライブを搭載しています。 |
バッテリ駆動時間 メーカー公表値で約6.5時間です。実測値は後述します。 |
テレビチューナー 内蔵のテレビチューナーは搭載していません。ただし、ナスネを利用すればTV視聴可能です。 |
特徴1 - タッチパネル+フルHD液晶選択可能
VAIO Tシリーズ15は、タッチパネルを搭載したウルトラブックです。またフルHD液晶を選択することも可能です。
タッチパネル+フルHDの液晶を搭載したノートパソコンは数少なく、15型クラスのウルトラブックに限定すれば本機だけだと思います。
ただ、画面が大きく薄い液晶であるためタッチすると、やや液晶が揺れます。普通の操作なら問題ないですが、ゲームなど連続でタップする必要があるときは、もう片方の手で支えると良いでしょう。

タッチパネル搭載
特徴2 - ナスネを使えばテレビ視聴可能
ナスネを別途購入し、VAIO Tシリーズ15にVAIO TV with nasne(※)をインストールすれば、ナスネ経由でテレビを視聴することが可能です。※無料、VAIO製品のみインストール可
VAIOパソコンからナスネを利用したときのレビュー記事については、「ナスネ(nasne)の実機レビュー」をご覧ください。

ナスネも購入すれば、テレビ視聴や録画・再生が可能
液晶ディスプレイのチェック
液晶ディスプレイのチェックです。
視野角はそれほど良くないです。

視野角(斜めから見たときの見やすさ)
カラーマネージメントツールによるガンマ補正曲線を確認すると、青色が下方向へ補正されているため、寒色系の画面です。テレビを視聴するには良いでしょう。
色域は、ノートパソコンとして標準的な広さです。


画素は、シンプルな形状です。ギラつきはありません。


キーボードおよびタッチパッドのチェック
キーボードとタッチパッドのチェックです。
打った感想としてはキーストロークの浅さがやや気になります。もっと深く押せるほうが好みですが、最近の多くのノートパソコンはキーストロークが浅い傾向にあります。長く使えば慣れるでしょう。
キーピッチは縦:19mm、横:19mmと十分な広さです。キーストロークは1.2mmです。キートップはほぼフラットですが滑りにくい素材です。半角/全角キーがやや狭いのが気になります。
キーボード全体図
キーの拡大図1
キーの拡大図2
バックライト搭載
タッチパッドの操作性のチェックです。指の滑りやすさは良好でジェスチャー操作など問題なくできます。クリックボタンは独立していないものの、軽い力で押せるため、押しにくいとは感じません。
タッチパッド
パフォーマンスのチェック
パフォーマンスのチェックです。
CPUは超低電圧版です。メモリは2枚装着可能で、その場合デュアルチャネルで動作できます。ストレージも最大512GBのSSDを選択可能です。ウルトラブックの中では高いスペックだと思います。
今回は、Core i3-3227U、4GBメモリ、320GB+キャッシュ用SSDという構成です。この構成でのベンチマーク結果は次の通りです。
Windows エクスペリエンス インデックス
PassMark Performance Test 8.0
PCMARK7 v1.0.4
3DMark
※ ICE STORM:Direct 9相当ベンチ、CLOUD GATE:Direct 10相当ベンチ、FIRE STRIKE:Direct 11ベンチ
動画のエンコード時間のチェック
ペガシス TMPGEnc Video Mastering Works 5
ペガシス TMPGEnc Video Mastering Works 5 による動画のエンコード時間のチェックです。
今回は、Core i3-3227Uという性能が低めのCPUであるため、エンコード時間もやや長めです。
ただし、エンコードをよくするなら、超低電圧版CPUしか選択できないVAIO Tシリーズ15よりも、クアッドコアCPUを選択できるVAIO Eシリーズ15や、VAIO Sシリーズ15の方が良いと思います。
Core i3-3227U | |
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x264でエンコード | 45分41秒 |
クイック・シンク・ビデオでエンコード | 19分36秒 |
iPhone 4で視聴可能なMPEG-4 AVC(解像度:1280x720)へ変換
重量のチェック
重量のチェックです。
重量の実測値は次の通りです。
タッチパネルを搭載すると、重量が重くなりますが、本機はタッチパネル搭載15型クラスノートPCの中では軽いと思います。また、ACアダプターも軽いです。
重量の実測結果
薄さのチェック
ゴム足を含めた高さの実測は約28mm
薄さのチェックです。
メーカー仕様表を確認すると、薄さは22.8 mmとなっています。この薄さではウルトラブックの定義を満たさないと思うのですが、、、ウルトラブックにカテゴリされています。ウルトラブックの定義が変わったのかもしれません。
また、筆者がゴム足を含めて計測した結果は、約28mmでした。
バッテリ駆動時間のチェック
動画再生時のバッテリ駆動時間は3時間45分
バッテリ駆動時間のチェックです。
ローカルディスクに保存した動画(解像度:720x480)を再生させてバッテリ駆動時間を計測しました。輝度は中間値です。
上記方法で計測した結果、バッテリ駆動時間は3時間45分でした。
PC起動・シャットダウン時間のチェック
PCの起動・シャットダウン時間の計測結果です。
キャッシュ用SSDを搭載しているため、ハードディスク搭載PCに比べたら速いです。ただし、単体SSDよりは遅い起動・シャットダウン時間です。
テスト内容 | 時間 |
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PC起動時間 | 約18秒 |
PCシャットダウン時間 | 約15秒 |
デバイスマネージャーでのディスク情報
デバイスマネージャーで搭載されているディスクを確認しました。下図の通りです。なお、高速化ソフトは、Express Cacheを使用していました。
デバイスマネージャーでのディスク情報
カードリーダー/ライターのチェック
内蔵カードリーダー/ライターの対応カードと速度のチェックです。
スロットは本体の手前側にあります。挿入後、SDカードの出っ張りはほとんどありません。
SDカード挿入後の外観
カードリーダー/ライターのCrystalDiskMarkのベンチマーク結果は次の通りです。あまり速くはありません。


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