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パソコン工房 Level∞ M-Class の実機レビュー
6万円台からのゲーミング・デスクトップ
パソコン工房 Level∞ M-Classは、6万円台から購入可能なゲーミング・デスクトップPCです。
グラフィックカードは、GeForce GTX 750TiからGTX 980Tiまで選択することが可能です。
ミニタワーPCケースを採用し、ミドルタワーPCに比べると省スペースです。
ヘアライン加工が施されたメタリックな質感のフロントパネルに、赤のアクセントを入れた格好いいデザインです。
メーカー直販サイト:
パソコン工房(LEVEL∞ M-Class)
※レビュー機は当サイトの購入品です
目次
1 Level∞ M-Class の基本スペック | 2 特徴1 - 低価格ゲーミングPC |
3 特徴2 - コンパクトなミニタワー | 4 特徴3 - 高性能グラフィックカード選択可能 |
5 パフォーマンスのチェック | 6 静音性のチェック |
7 パーツの温度のチェック | 8 消費電力のチェック |
9 外観のチェック | 10 まとめ |
Level∞ M-Classの基本スペック
Level∞ M-Classの基本スペックをチェックします。特徴的な部分は赤字にしています。※2016年5月24日時点の情報です。時期が経つと選択できるパーツは異なる可能性があります。詳細はメーカーサイトでお確かめ下さい。
CPU 第6世代インテルCPUを選択可能です。本機はCore i5-6500を搭載しています。 |
マザーボード インテル H170 or H110 Express チップセット のマザーボードです。本機はH170です。 |
グラフィックカード ミドル~ハイエンドのカードを選択可能です。本機はGeForce GTX 960(2GB)です。 |
メモリ DDR3L-1600のメモリです。最大16GBです。本機は4GB×2の8GBです。 |
ハードディスク/SSD HDDやSSDを2台まで選択可能。ただし2台目はHDDのみです。本機は240GB SSDです。 |
M.2 SSD 左の他にM.2 SSDを選択可能です。PCIe 2.0 x2の接続インターフェースです。 |
光学ドライブ DVDまたはブルーレイドライブを選択できます。本機はDVDドライブです。 |
電源 本機は500W(80PLUS SILVER)です。 |
拡張性 PCI Express 3.0 x16が1スロット、PCI Express 2.0 x1が1スロット、PCI Express 3.0 x16[x4動作]が1スロットです。構成によって空きは変わります。 |
なお、今回は、「Lev-M015-i5-RM」をベースに、CPUクーラーを「静音CPUクーラー」、ストレージを「240GB SSD」にしています。
特徴1 - 低価格ゲーミングPC
Level∞ M-Classは、6万円台から購入可能なゲーミング・デスクトップPCです。
価格例を下表に掲載します。Pentium G4400だと性能が物足りないですが、Core i3-6100 + GTX 750Tiの構成であれば、低めのグラフィック設定にすれば、快適にゲームをプレイ可能でしょう。
Core i5-6500 + GTX 960のミドルスペックな構成でも9万円台、Core i7-6700 + GTX 970の高めのスペックの構成でも12万円とお買い得です。
構成1 | 構成2 | 構成3 | 構成4 | |
---|---|---|---|---|
CPU | Pentium G4400 | Core i3-6100 | Core i5-6500 | Core i7-6700 |
グラフィックス | GTX 750Ti | GTX 750Ti | GTX 960 | GTX 970 |
価格(税別) | 62,980円~ | 67,980円~ | 97,980円~ | 121,980円~ |
特徴2 - コンパクトなミニタワー
Level∞ M-Classは、コンパクトなミニタワーPCケースを採用しています。
下図は、ミドルタワーPCケースと並べてみた写真ですが、一回り小さいことが分かります。
ミドルタワーPCとの比較
また、同社には「S-Class」という静音ミニタワーPCもラインナップされています。このS-Classよりも、サイズがやや小さくなっています。
「S-Class」との比較
特徴3 - 高性能グラフィックカード選択可能
本製品は、ミニタワーPCでも、最大でGeForce GTX 980Tiの高性能グラフィックスを選択可能です。
なお、恐らく人気が高いのは、GeForce GTX 960のグラフィックカードではないかと思われます。本機も、GeForce GTX 960を搭載していますが、ゲームベンチマークの結果は下表の通りです。なお、グラフィックスドライバーバージョンは、執筆時点で最新の「365.19」です。
GeForce GTX 960の場合、"中~やや高め"のグラフィック設定でも、快適にゲームをすることが可能です。ただ、CPUがCore i5であるためか、GeForce GTX 960搭載PCとしては、ややスコアが低めでした。
製品名 | パソコン工房 Level∞ M-Class | |||
基本スペック | Core i5-6500 GeForce GTX 960(2GB) |
|||
ファイナルファンタジー XIV 蒼天のイシュガルド (DirectX 11) | 標準品質 ★ | 14000 (非常に快適) | ||
高品質 ★ | 8035 (非常に快適) | |||
最高品質 | 7014 (非常に快適) | |||
ドラゴンズドグマオンライン |
低品質 | 10467 (とても快適) | ||
標準品質 | 10444 (とても快適) | |||
最高品質 | 9962 (とても快適) | |||
ファンタシースターオンライン2 EP4 | 描画:3 | 51176 (快適) | ||
描画:6 | 19180 (快適) | |||
バイオハザード6 | ― | RANK S (11116) | ||
モンスターハンターフロンティア 第三弾(大討伐) | ― | 14009 | ||
ドラゴンクエストX | 標準品質 | 17311 (すごく快適) | ||
最高品質 | 16765 (すごく快適) | |||
ライズオブトゥームレイダー | 最低品質 | 97 fps | ||
中品質 | 63 fps | |||
最高品質 | 34 fps | |||
ファークライ プライマル | 低い | 71 fps | ||
高い | 53 fps | |||
最高 | 36 fps | |||
ドラゴンエイジ:インクイジション | 低品質 | 91 fps | ||
高品質 | 43 fps | |||
最高品質 | 28 fps | |||
GRID Autosport | ウルトラロー | 246 fps | ||
ミディアム | 144 fps | |||
ウルトラ | 80 fps | |||
Metro Last Light | Low | 99 fps | ||
High | 78 fps | |||
Very High | 63 fps | |||
スリーピングドッグス | 低品質 | 104 fps | ||
高品質 | 54 fps | |||
最高品質 | 35 fps | |||
★デスクトップPCの場合は「標準品質(デスクトップPC)」と「高品質(デスクトップPC)」、ノートPCの場合は「標準品質(ノートPC)」と「高品質(ノートPC)」の設定にしています。 ※フレームレート(fps)の掲載値は、平均値です。最小値や最大値ではありません ※CPUやメモリなどの環境によってスコアが変わる点はご了承ください。 ※ファイナルファンタジー XIV 蒼天のイシュガルドは、約7700スコアで平均60fps(当サイト調べ) ※ドラゴンズドグマオンラインは、約5800スコアで平均60fps(当サイト調べ) ※ファンタシースターオンライン2 EPISODE4は、約4500スコアで平均60fps(当サイト調べ) ※バイオハザード6は、約9000スコアで平均60fps(当サイト調べ) ※モンスターハンターフロンティア 第三弾(大討伐)は、約6000スコアで平均60fps(当サイト調べ) ※ドラゴンクエストXは、約5500スコアで平均60fps(当サイト調べ) ※通常の液晶ディスプレイは60Hz駆動であるため、ゲームを快適にプレイするには平均60fpsは欲しいです。ただし、平均fpsが60でも最小fpsはもっと小さいため、60fpsを切らないようにプレイするには平均80~100fpsは欲しいです。また、120Hz駆動の液晶ディスプレイを使用している方は、平均120fpsは欲しいです。 |
Oculus Riftの動作チェック結果です(下図)。Oculus Riftの推奨グラフィックカードがGeForce GTX 970以上であるため、GTX 960を搭載した本製品では「×」という結果になります。Oculus Riftをいずれしたいと考えている方は、GTX 970以上を選択しましょう。間もなく発売されるGeForce GTX 1080や1070も良いと思います。
Oculus Riftの動作チェック結果
GPU-Zで確認した、GeForce GTX 960の情報は次の通りです。
GeForce GTX 960のグラフィックカードのスペック
その他のグラフィックカードや、その他のゲームのフレームレートについては、下のページを参考にしてください。
パフォーマンスのチェック
パフォーマンスのチェックです。
構成によって性能は変わります。Core i5-6500、8GB メモリ、GeForce GTX 960、240GB SSDを搭載したときのベンチマーク結果は次の通りです。
PassMark Performance Test 8.0
3DMark v2
※FIRE STRIKE:ハイパフォーマンス・ゲーミングPC向けのテスト
※SKY DIVER:ミドルレンジ・ゲーミングPC向けのテスト
※CLOUD GATE:一般的なパソコン向けのテスト(今回は省略)
PCMark 8
動画のエンコード時間
Core i5-6500 | |
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x265でエンコード (※1) | 21分24秒 |
x264でエンコード (※2) | 10分54秒 |
NVENCでエンコード (※3) | 5分59秒 |
QSVでエンコード (※4) | ― |
ストレージのベンチマーク
240GB SSD(Samsung SSD 750 EVO)