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ファークライ プライマルのベンチマークとおすすめPC
2016.07.23 GeForce GTX 1060のフレームレートを追記
2016.11.01 ノートPC用GeForce GTX 1070のフレームレートを追記
2017.3.04 ノートPC用GTX 1080のベンチマークを追記
2017.3.16 ノートPC用GTX 1050のベンチマークを追記
PC版 ファークライ プライマルが発売!
紀元前一万年のイカれた石器時代を生き延びろ!
4月7日に「ファークライ」シリーズ最新作となる「ファークライ プライマル」が発売となりました。これまでのファークライシリーズではアフリカの荒野や孤島、ヒマラヤ山地と、あくまで現代設定でしたが、今作の舞台はなんと、紀元前1万年前の石器時代。巨大なマンモスはもちろん、サーベルタイガーなどの猛獣が闊歩する中、かつて人間がまだ捕食対象であったこの時代に、木材や石を集め、火をおこし、武具を作りながら狩りをして生き抜いていくというサバイバルアクションアドベンチャーゲームになっています。
最新のグラフィックで表現される欝蒼とした石器時代の世界は、非常に美しく、これからどんな冒険が待っているのかと考えるだけでワクワクします。この石器時代を描いたオープンワールドを舞台に、濃厚なストーリーが繰り広げられ、獰猛な猛獣や野蛮な他の部族と戦いながら生き抜いていくことになります。
今作の舞台はなんと、紀元前1万年前の石器時代
これはただのサバイバルゲームではない!
サバイバルゲームと言えば、『ARMA2』のModから誕生した『DayZ』を筆頭に突如ブームになり、『Don't starve』や『H1Z1』、『Rust』や『ARK』など凄い勢いでたくさんのサバイバルゲームが登場しました。「ファークライ プライマル」では木材や葉、石を集めて武具を作ったり、火を起こしてキャンプしたりなど、サバイバルゲームとしての基本はありますが、残念ながらマルチプレイヤー要素や家や船を作るといった巨大なクラフティング要素はありません。
しかし誰も見たことのない石器時代の世界をこれほど緻密に表現したゲームは本作が初めてではないでしょうか。少し探索するだけでもまるで石器時代にタイムスリップしたかのようで妙な感覚に襲われます。またかつて私達の先祖がやってきた巨大なマンモスを狩るという体験ができるのも本作ならではだと思います。現代ゲームの銃弾とは違い、投げる槍にも、射る矢にも棍棒にも数に限りがあるため、多用はできません。しかし生きるためには猛獣たちが蔓延る中、狩りをして食料を確保しなければなりません。そのため狩りも命がけで行います。ゲームをしながらでも、石器時代の人たちはこんな世界を生き延びてきたのかとある意味感心感心。。。
野生動物を狩り、食料を確保するのもこのゲームの肝
石器時代に還ろう
今作のファークライはシステムも非常に面白いです。主人公タカールは野生動物を手懐けることのできる「ビーストマスター」という能力を持っており、手懐けたサーベルタイガーの背中に乗って高速で移動したり、クマに敵を襲わせたり、フクロウに偵察させたりと、動物たちのサポートは非常に強力。むしろ動物たちの力を借りないことには、この世界を生き残るのは不可能に近いでしょう。また敵地を制圧し、各地に行方不明となったウィンジャ族を救い出し、村を発展させていきます。仲間になった同胞たちには新たなスキルやクラフトを教わることができ、村が発展すればするほど、木材や葉、石を集めて槍、棍棒、弓など、様々な武器をクラフトすることができるようになります。
ただのサバイバルゲームでは物足りない!という強者にはミニマップなし、暗く危険な夜、限られたスタミナなど厳しい条件下でのプレイができるサバイバーモードや、死亡した時点で即ゲームオーバーというなんともハードコアなパーマデスモードもプレイ開始時に選択することができるので、是非挑戦してみましょう。
他の部族との争いも耐えない弱肉強食の世界を生き抜く
ファークライ プライマルのベンチマーク
動作環境とグラフィック設定画面
公開されている動作環境は下記の通り。最低動作環境はGeForce GTX 460以上と低いですが、推奨動作環境はGeForce GTX 780 以上と急に高くなります。メモリも最低4GBと必要となっており、求められるスペックはかなり高めです。
最低動作環境 | 推奨動作環境 | |
---|---|---|
OS |
Windows 7, Windows 8.1, Windows 10 (64-bitのみ) | Windows 7, Windows 8.1, Windows 10 (64-bitのみ) |
CPU |
Intel Core i3-550, AMD Phenom II X4 955 以上 | Intel Core i7-2600K 以上 AMD FX-8350 以上 |
メモリ | 4GB 以上 | 8GB RAM以上 |
GPU | NVIDIA GeForce GTX 460 (1GB) 以上 AMD Radeon HD 5770 (1GB) 以上 |
NVIDIA GeForce GTX 780 以上 AMD Radeon R9 280X 以上 |
HDD空き容量 | 20 GB | 20 GB |
DirectX | DirectX 11 | DirectX 11 |
これまでファークライシリーズにはベンチマーク機能はなかったのですが、今作ではベンチマーク機能が搭載されていたので、人気のGPUを搭載したノートパソコン、デスクトップPCでスコアを計測しました。
グラフィック設定画面は下記の画像の通りです。グラフィックプリセット(画質の設定)は、「低い」「ノーマル」「高い」「とても高い」「最高」の5種類。垂直同期であるV-Syncはオフにし、画面解像度は1920×1080、ハイエンドGPUのみ4K画質でのベンチマークも計測しています。
4月12日に行われたver1.3のアップデートパッチではHDテクスチャパックが追加され、グラフィック設定画面でHDテクスチャパックを適用するか、切り替えることができるようになっています。ただし、このHDテクスチャパックをオンにしても、ゲームの負荷はそれほど変わりません。変わってもfps2~fps4程度なので、ベンチマーク計測にはHDテクスチャパックをオフにしています。
「Farcry Primal」のグラフィック設定画面
ベンチマークの様子
ファークライ プライマルのベンチマーク結果
ベンチマーク結果は以下の通りです。
ノートPCの場合、GTX980Mを搭載したPCでも、ノーマル設定で66fpsと負荷は高めです。
デスクトップPCだとノーマル設定以上で安定してプレイするには最低でもGTX 970が必要と、要求するスペックは高いです。オープンワールド系のゲームはどうしても負荷が高くなってしまいがちですが、今作では草木の表現が非常に多く、野生動物や巨大なマンモスなども多く登場するため、これまでのゲームに比べてどうしても負荷は高くなってしまうのかもしれません。ちなみに4K画質でプレイするとなると、SLI構成が必要になると思います。
グラフィックス | GeForce GTX1080 | GeForce GTX1070 |
GeForce GTX1060 | GeForce GTX 1050Ti |
GeForce GTX 1050 |
GeForce GTX960M |
GeForce GTX950M |
|
使用したPC |
マウス NG-NOTE i7900 | ガレリア QSF1070HGS |
ガレリア QSF1060HGS |
ガレリア GKF1050TNF |
FRONTIER NZ |
マウス m-Book W | HP Pavilion Gaming 15-ak000 |
|
1920x1080 | 低い | 150 fps | 113 fps | 100 fps | 72 fps | 60 fps | 42 fps | 26 fps |
ノーマル |
134 fps | 103 fps | 87 fps | 62 fps | 52 fps | 36 fps | 23 fps | |
高い | 120 fps | 92 fps | 77 fps | 56 fps | 47 fps | 32 fps | 18 fps | |
とても高い | 112 fps | 87 fps | 65 fps | 46 fps | 38 fps | 26 fps | 14 fps | |
最高 | 104 fps | 81 fps | 59 fps | 42 fps | 33 fps | 23 fps | 11 fps |
グラフィックス | TITAN X | GeForce GTX1080 |
GeForce GTX1070 |
GeForce GTX1060 6GB |
GeForce GTX1060 3GB |
GeForce GTX1050Ti |
GeForce GTX1050 |
GeForce GTX750Ti |
|
1920 x 1080 |
低い |
152 fps | 127 fps | 128 fps | 116 fps | 108 fps | 70 fps | 66 fps | 44 fps |
ノーマル |
- | 119 fps | 114 fps | 98 fps | 91 fps | - | - | 38 fps | |
高い | 122 fps | 104 fps | 103 fps | 87 fps | 81 fps | 53 fps | 51 fps | 34 fps | |
とても高い | - | 101 fps | 93 fps | 73 fps | 67 fps | - | - | 27 fps | |
最高 | 113 fps | 96 fps | 86 fps | 66 fps | 61 fps | 39 fps | 37 fps | 24 fps | |
3840 x 2160 |
低い |
76 fps | 61 fps | 48 fps | 35 fps | - | - | - | - |
ノーマル |
- | 52 fps | 41 fps | 31 fps | - | - | - | - | |
高い | 60 fps | 48 fps | 38 fps | 28 fps | - | - | - | - | |
とても高い | - | 43 fps | 35 fps | 26 fps | - | - | - | - | |
最高 | 52 fps | 41 fps | 33 fps | 24 fps | - | - | - | - |
画質を比較してみる
下は、画質設定を「低い」と「最高」にしたときの比較画像です。「低い」の設定にした場合、例えば滝の右側の岩がややのっぺりしていますが、差は分かりにくいと思います。特に影の品質やテクスチャが変わっているのですが、ver1.3のアップデートパッチで追加されたHDテクスチャパックに関しても、オンとオフではほとんど差は感じられませんでした。
画質の比較
オススメPC
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三度の飯よりゲームが好き。 面白ければどんなゲームもプレイするが、中でも好きなジャンルは2D格闘ゲーム。2009年からSteamでPCゲーム漁りを始めてからゲーミングPCに興味を持ち、ライター業を経てレビュアーへ。これまで300台以上のゲーミングPCを実機でテストし、レビュー記事を執筆。おじいちゃんになってもPCゲーマーでありたい。
1975年生まれ。電子・情報系の大学院を修了。
2000年にシステムインテグレーターの企業へ就職し、主にサーバーの設計・構築を担当。2006年に「the比較」のサイトを立ち上げて運営を開始し、2010年に独立。
毎年、50台前後のパソコンを購入して検証。メーカーさんからお借りしているパソコンを合わせると、毎年合計約150台のパソコンの実機をテストしレビュー記事を執筆。
関連ページ
STEAMストアページ:http://store.steampowered.com/app/371660/
Far Cry Primal 公式サイト:http://www.ubisoft.co.jp/primal/(18歳以上のみ)
ゲーム用ノートパソコン比較:ゲームノートパソコンの比較 - the比較
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