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NEXTGEAR-NOTE i5320 の実機レビュー

更新日:2017年5月7日

ゲームPC入門機

NEXTGEAR-NOTE i5320は、GeForce GTX 10シリーズの中では、エントリー向けのGeForce GTX 1050を搭載した15.6型ゲーミングノートPCです。

エントリー向けといっても、"中程度"のグラフィック品質設定でプレイできるゲームが多いです。

SSD+HDDの構成も可能で、CPUはCore i7-7700HQを搭載しており、グラフィックス以外のスペックも十分です。

マウスコンピューターのPCはサポートの内容もよく価格も安いため、初心者でも安心です。


※レビュー機はメーカーからの貸出機です

 

このページをご覧の方だけに

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目次

NEXTGEAR-NOTE i5320の基本スペック

NEXTGEAR-NOTE i5320の基本スペックをチェックします。特徴的な部分は赤字にしています。※2017年5月5日時点の情報です。時期が経つと選択できるパーツは異なる可能性があります。詳細はメーカーサイトでお確かめ下さい。

CPU
第7世代インテルCore i プロセッサー(HQシリーズ)のCore i7-7700HQを搭載しています。
グラフィックカード
NVIDIA GeForce GTX 1050(2GB)を搭載。Optimus対応です。
液晶ディスプレイ
15.6型ワイドの非光沢液晶です。解像度はフルHD(1920×1080)です。
メモリ
最大で32GBのメモリを選択できます。本機は16GB(8GB×2)を搭載しています。
M.2 SSD
SATA接続またはPCIe接続のM.2 SSDを選択可能です。本機はSATAの256GB SSDです。
2.5インチ ストレージ
HDDを選択できます。本機は1TBのHDDを搭載しています。
光学ドライブ
内蔵光学ドライブは搭載していません。
 
その他
バッテリー駆動時間は約6.6時間、重量は約2.2kgです。

エントリー向けGeForce GTX 1050搭載

NEXTGEAR-NOTE i5320は、GeForce GTX 10シリーズの中ではエントリー向けのGeForce GTX 1050を搭載しています。エントリー向けと言っても性能は高く、フルHD解像度なら"中程度"のグラフィック品質で、多くのゲームが快適にプレイ可能でしょう。

当サイトで計測したゲームベンチマークスコアは次の通りです。なお、グラフィックドライバーバージョンは、最新の「381.89」です。

ゲームベンチマーク(1920 x 1080)
製品名 マウスコンピューター
NEXTGEAR-NOTE i5320
基本スペック Core i7-7700HQ
GeForce GTX 1050(2GB)
ファイナルファンタジー XIV 紅蓮のリベレーター 標準品質 ★ 11994 (非常に快適) 84 fps
高品質 ★ 9680 (非常に快適) 66 fps
最高品質 6456 (とても快適) 44 fps
ファイナルファンタジー XIV 蒼天のイシュガルド 標準品質 ★ 13920 (非常に快適)
高品質 ★ 9434 (非常に快適)
最高品質 6493 (とても快適)
ドラゴンズドグマオンライン
標準品質 9170 (とても快適)
最高品質 8836 (とても快適)
ファンタシースターオンライン2 EP4 描画:3 34732 (快適)
描画:6 13866 (快適)
モンスターハンターフロンティア 第三弾(大討伐) 13442
ドラゴンクエストX 標準品質 17267 (すごく快適)
最高品質 16046 (すごく快適)
ゴーストリコン ワイルドランズ 58 fps
33 fps
超高 16 fps
フォーオナー 91 fps
56 fps
超高 40 fps
STEEP 最低 61 fps
40 fps
超高 28 fps
ライズオブトゥームレイダー 最低品質 85 fps
中品質 53 fps
最高品質 35 fps
ファークライ プライマル 低い 62 fps
高い 47 fps
最高 34 fps
GRID Autosport ウルトラロー 203 fps
ミディアム 130 fps
ウルトラ 79 fps
★デスクトップPCの場合は「標準品質(デスクトップPC)」と「高品質(デスクトップPC)」、ノートPCの場合は「標準品質(ノートPC)」と「高品質(ノートPC)」の設定にしています。
※フレームレート(fps)の掲載値は、平均値です。最小値や最大値ではありません
※CPUやメモリなどの環境によってスコアが変わる点はご了承ください。
※ファイナルファンタジー XIV 蒼天のイシュガルドは、約7700スコアで平均60fps(当サイト調べ)
※ドラゴンズドグマオンラインは、約5800スコアで平均60fps(当サイト調べ)
※ファンタシースターオンライン2 EPISODE4は、約4500スコアで平均60fps(当サイト調べ)
※モンスターハンターフロンティア 第三弾(大討伐)は、約6000スコアで平均60fps(当サイト調べ)
※ドラゴンクエストXは、約5500スコアで平均60fps(当サイト調べ)
※通常の液晶ディスプレイは60Hz駆動であるため、ゲームを快適にプレイするには平均60fpsは欲しいです。ただし、平均fpsが60でも最小fpsはもっと小さいため、60fpsを切らないようにプレイするには平均80~100fpsは欲しいです。また、120Hz駆動の液晶ディスプレイを使用している方は、平均120fpsは欲しいです。

 

GPU-Zで確認したGeForce GTX 1050の情報は次の通りです。標準的な仕様です。


GeForce GTX 1050のグラフィックカードのスペック

 

GeForce GTX 1050のその他のゲームのフレームレートや、その他のグラフィックスのフレームレートについては、下のページを参考にしてください。

PCゲームベンチマーク一覧

特徴2 - SSD+HDD構成が可能

本製品は、M.2スロットと2.5インチベイを備え、M.2 SSD + 2.5インチハードディスクの構成にすることが可能です。

また、M.2 SSDは、3,000MB/sを超える超高速なPCIe-NVMe SSDを選択することも可能で、しかも価格も割と安いです。


SSD+HDD構成が可能

特徴3 - 安心の24時間365日電話サポートなど

マウスコンピューターのパソコンは、サポート内容が充実しています。

まず、24時間365日対応可能な電話サポートが標準でついてきます。対応してくれるのは日本人です。


24時間365日電話サポートが標準でついてくる
※サービス内容・価格は変わる可能性があります

 

また、「安心パックサービス」というのに加入すると、下のようなサービスを受けられます。このサービス内容でも、1年保証ならわずか3,000円の追加料金です。


安心パックサービス
※センドバック・・・ユーザーからメーカーへ商品を発送(送付時の送料はユーザー負担)
※ピックアップ・・・業者がユーザー宅へ引き取り(ユーザーの送料負担はなし)
※サービス内容・価格は変わる可能性があります

液晶ディスプレイのチェック

液晶ディスプレイのチェックです。

視野角は狭いです。


視野角(斜めから見たときの見やすさ)

 

カラーマネージメントツールによるガンマ補正曲線を確認すると、寒色系の画面であることがわかります。



※見方の詳細については、miyahan.com様、DOS/V Power Report様のページをご確認ください

 

色域は狭いです。画面が"薄いな"とか"白っぽいな"とか感じるかもしれません。


ガモット図
※ i1 Display PROでICCプロファイルを作成後、MacのColorSyncユーティリティでグラフを作成

 

画素形状です。ギラつきは少しありますが、ほとんど気になりません。


キーボードおよびタッチパッドのチェック

キーボードとタッチパッドのチェックです。

キーピッチは横:約18mm、縦:約19mm、キーストロークは約1.8mmです。キートップはほぼフラットで、スペースキー辺りがややたわみますが、普通に打てるキーボードだと思います。


キーボード全体図


キーの拡大図1


キーの拡大図2

 

タッチパッドの指の動かしやすさは普通です。クリックボタンは独立しており軽い力で押せるため、クリックしやすいです。


タッチパッド

 

明るさを5段階で調整できるキーボードバックライトも搭載しています。




キーボードバックライト

 

プリインストールされている「Flexikey」のソフトを使用すれば、複数のキー入力やアプリケーションの起動など、好きなキーにマクロを設定することができます。


Flexikey

 

「CONTROL CENTER」のソフトを使用すれば、左ウィンドウズキーの無効化や、タッチパッドの無効化などの設定も可能です。




CONTROL CENTER

パフォーマンスのチェック

パフォーマンスのチェックです。

本製品は、いくつかの種類の中からパーツを選択できるため、構成によってパフォーマンス(処理性能)は変わります。以下に各パーツの選び方を簡単に記載します。

CPU

CPUにはゲーミングノートPCとしては標準的なCore i7-7700HQを搭載しており、処理性能は十分です。


CPUの選び方(筆者の独自判断)
※灰色のバーのCPUは選択できません

グラフィックス

上述した通りグラフィックスにはGeForce GTX 1050を搭載しています。中程度のグラフィック品質設定でプレイできるゲームが多いでしょう。


グラフィックスの選び方(筆者の独自判断)
※灰色のバーのグラフィックスは選択できません

ストレージの選び方

ストレージは、下図のようなものを選択できます。速度面ではSATA接続のSSDでも十分高速ですが、本製品はPCIe-NVMe SSDのほうが安かったりするので、こちらを選んだほうがお得でしょう。


ストレージの選び方(筆者の独自判断)

NEXTGEAR-NOTE i5530で計測したベンチマーク

以下、Core i7-7700HQ、メモリ 16GB、GeForce GTX 1050、256GB SATA SSDのレビュー機で計測したベンチマーク結果を掲載します。

PassMark Performance Test 9.0 CPU MARK
(CPU性能の評価)

Core i7-7700HQ
PassMark Performance Test 9.0 3D GRAPHICS MARK
(グラフィックス性能の評価)

GeForce GTX 1050
3DMark
(主にグラフィックス、CPU性能の評価)



Core i7-7700HQ、GeForce GTX 1050
VRMark
(VRが快適に動作するかの評価)
※Target frame rateを超えれていれば快適に動作
Core i7-7700HQ、GeForce GTX 1050
TMPGEnc Video Mastering Works 6によるエンコード時間
(x265がCPU性能の評価、NVENC、QSVが主にグラフィックス性能評価)
  Core i7-7700HQ
GeForce GTX 1050
x265でエンコード (※1) 20分41秒
NVENCでエンコード (※2) 1分32秒
QSVでエンコード (※3) 6分29秒
XAVC Sの動画(約2分、4K)をH.265/HEVCへ変換
※1 "4K"や"8K"にも対応したx264の後継のエンコーダー。エンコードは遅いが画質が綺麗
※2 NVIDIAのKeplerコア以降のGPUに搭載されるハードウェアエンコーダー
※3 CPU内蔵のハードウェアエンコーダー
CrystalDiskMark
(ストレージの評価)

256GB M.2 SSD
CrystalDiskMark 5.1.2
(SDカードスロットの評価)

UHS-Ⅰ対応カード

質量のチェック

メーカー仕様表には、約2.2kgと書かれてあります。

当サイトで計測した質量は次の通りでした。

質量(当サイトによる計測値)
  質量
PC本体 2.349kg
ACアダプター 573g

バッテリー駆動時間のチェック

メーカー仕様表によるバッテリー駆動時間(JEITA2.0)は、約6.6時間です。なお、バッテリー駆動時間は用途によって大きく変わります。例えば、バッテリー状態でゲームをした場合、1~2時間の駆動時間になります。

また、当サイトにて確認したバッテリー容量は、約45Whでした。

 

 

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