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パソコン工房 Level∞ C-Class の実機レビュー
コンパクトでも高性能GPU搭載
パソコン工房 Level∞ C-Classは、ミニタワーよりも一回り小さいコンパクトタワーケースを採用したゲーミングPCです。
コンパクトなPCケースでありながら、シングルGPU最高峰のGeForce GTX 1080を搭載することもできる製品です。
CPUには水冷式CPUクーラーを搭載することも可能です。
ゲーミングPCが欲しいけど、でかいタワーPCを設置するスペースがないような場合に最適です。
メーカー直販サイト:
パソコン工房(LEVEL∞ R-Class)
※レビュー機はメーカーからの借用品です
目次
1 Level∞ C-Class の基本スペック | 2 特徴1 - コンパクトなボディ |
3 特徴2 - コンパクトでも水冷式CPUクーラーを搭載可能 | 4 コンパクトでも高性能グラフィックスを選択可能 |
5 パフォーマンスのチェック | 6 静音性のチェック |
7 パーツの温度のチェック | 9 消費電力のチェック |
10 外観のチェック | 11 ケースの内部とエアフローのチェック |
12 まとめ |
Level∞ C-Classの基本スペック
Level∞ C-Classは、選択できるパーツが幅広いため、基本スペックは割愛します。
なお、今回は、次のような構成になっています。
- Core i7-6700、8GB メモリ、1TB HDD、GeForce GTX 1080(8GB)、H110 Expressチップセット
特徴1 - コンパクトなボディ
本製品は、高性能なグラフィックカードを搭載可能でありながら、非常にコンパクトなゲーミングPCです。
パソコン工房のゲーミングPC「Level ∞シリーズ」のボディサイズを比較したのが下の図です。左から本製品であるコンパクトタワーの「C-Class」、ミニタワーの「M-Class」、ミドルタワーの「R-Class」となっています。高さ、幅、奥行きといずれも短くなっており、省スペースです。
コンパクトタワー(C-Class)、ミニタワー(M-Class)、ミドルタワー(R-Class)の比較
特徴2 - コンパクトでも水冷式CPUクーラーを搭載可能
コンパクトなボディだと、パーツの発熱が気になりますが、本製品はCPUに水冷式クーラーを選択可能です。なお、2016年8月23日時点ではCore i7以上を選択すると、標準で水冷式CPUクーラーが搭載されます。
「パーツの温度のチェック」で記載していますが、水冷式CPUクーラー搭載時のCPU温度はとても低く、安心して作業ができます。また、GPU温度も計測しましたが、コンパクトボディでも普通の温度でした。
水冷式CPUクーラーを選択可能
コンパクトでも高性能グラフィックスを選択可能
本製品は、コンパクトでも高性能なグラフィックスを搭載することが可能です。2016年8月23日時点で、最大でGeForce GTX 1080のカードを搭載することが可能です。
本製品は、GeForce GTX 1080のカードを搭載しており、ベンチマークスコアは下表のとおりです。なお、グラフィックドライバーバージョンは、執筆時点で最新の「372.54」です。
ベンチマークスコアは非常に高いです。どのゲームも、1920x1080の解像度なら、グラフィック設定を"最高品質"にしても快適にプレイ可能です。少しグラフィック品質を下げれば、4K液晶やマルチ画面でのプレイも可能です。
製品名 | パソコン工房 Level∞ C-Class | |||
基本スペック | Core i7-6700 GeForce GTX 1080(8GB) |
|||
ファイナルファンタジー XIV 蒼天のイシュガルド (DirectX 11) | 標準品質 ★ | 19902 (非常に快適) | ||
高品質 ★ | 16522 (非常に快適) | |||
最高品質 | 16195 (非常に快適) | |||
ドラゴンズドグマオンライン |
低品質 | 10681 (とても快適) | ||
標準品質 | 10652 (とても快適) | |||
最高品質 | 10337 (とても快適) | |||
ファンタシースターオンライン2 EP4 | 描画:3 | 73441 (快適) | ||
描画:6 | 52833 (快適) | |||
バイオハザード6 | ― | RANK S (21070) | ||
モンスターハンターフロンティア 第三弾(大討伐) | ― | 43648 | ||
ドラゴンクエストX | 標準品質 | 19574 (すごく快適) | ||
最高品質 | 19225 (すごく快適) | |||
ライズオブトゥームレイダー | 最低品質 | 167 fps | ||
中品質 | 136 fps | |||
最高品質 | 113 fps | |||
ファークライ プライマル | 低い | 120 fps | ||
高い | 97 fps | |||
最高 | 90 fps | |||
ドラゴンエイジ:インクイジション | 低品質 | 194 fps | ||
高品質 | 148 fps | |||
最高品質 | 109 fps | |||
GRID Autosport | ウルトラロー | 308 fps | ||
ミディアム | 159 fps | |||
ウルトラ | 118 fps | |||
Metro Last Light | Low | 140 fps | ||
High | 130 fps | |||
Very High | 119 fps | |||
スリーピングドッグス | 低品質 | 224 fps | ||
高品質 | 170 fps | |||
最高品質 | 136 fps | |||
★デスクトップPCの場合は「標準品質(デスクトップPC)」と「高品質(デスクトップPC)」、ノートPCの場合は「標準品質(ノートPC)」と「高品質(ノートPC)」の設定にしています。 ※フレームレート(fps)の掲載値は、平均値です。最小値や最大値ではありません ※CPUやメモリなどの環境によってスコアが変わる点はご了承ください。 ※ファイナルファンタジー XIV 蒼天のイシュガルドは、約7700スコアで平均60fps(当サイト調べ) ※ドラゴンズドグマオンラインは、約5800スコアで平均60fps(当サイト調べ) ※ファンタシースターオンライン2 EPISODE4は、約4500スコアで平均60fps(当サイト調べ) ※バイオハザード6は、約9000スコアで平均60fps(当サイト調べ) ※モンスターハンターフロンティア 第三弾(大討伐)は、約6000スコアで平均60fps(当サイト調べ) ※ドラゴンクエストXは、約5500スコアで平均60fps(当サイト調べ) ※通常の液晶ディスプレイは60Hz駆動であるため、ゲームを快適にプレイするには平均60fpsは欲しいです。ただし、平均fpsが60でも最小fpsはもっと小さいため、60fpsを切らないようにプレイするには平均80~100fpsは欲しいです。また、120Hz駆動の液晶ディスプレイを使用している方は、平均120fpsは欲しいです。 |
HTC Vive(SteamVR)およびOculus RiftのVRの動作チェック結果です(下図)。GeForce GTX 1080であれば、もちろんVRも楽々動作します。なお、VRの動作にはGeForce GTX 970以上が推奨されており、人気のGeForce GTX 1060でもVRは動作可能です。
Oculus Riftの動作チェック結果
GPU-Zで確認した、GeForce GTX 1080の情報は次の通りです。
GeForce GTX 1080のグラフィックカードのスペック
その他のグラフィックカードや、その他のゲームのフレームレートについては、下のページを参考にしてください。
パフォーマンスのチェック
パフォーマンスのチェックです。
搭載するパーツによってパフォーマンスは変わります。今回、Core i7-6700、8GB メモリ、1TB HDD、GeForce GTX 1080(8GB)という構成であるため、高いベンチマークスコアになっています。さらにゲームロード時間などを短くしたいなら、HDDではなくSSDにしたほうがなお良いと思います。
PassMark Performance Test 8.0
3DMark v2
PCMark 8
動画のエンコード時間
Core i7-6700 1TB HDD |
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x265でエンコード (※1) | 17分05秒 |
x264でエンコード (※2) | 08分22秒 |
NVENCでエンコード (※3) | 05分12秒 |
QSVでエンコード (※4) | ― |
ストレージのベンチマーク
1TB HDD